「政治学概論」の版間の差分

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==== 科学的方法 ====
科学的に政治を理論化する研究はカール・マルクスによって最初になされ、史的唯物論の立場に立った歴史的事例の研究からある「法則」に基づいた将来予測が論じられた。科学的分析に対する政治学者たちの注目は19世紀から端を発しており、1870年代にはオックスフォード大学、パリ大学、コロンビア大学で「政治科学」科が設置された。1906年にはアメリカ政治科学誌(American Political Science Review)が発行された。1950年代から1960年代にかけてアメリカでは盛んに科学的方法による政治分析が行われ、特に行動主義に基づいた研究が進められた。この時代にデイヴィッド・イーストンは政治学でも自然科学のような整然とした説明が可能であると明言した。確かに行動主義に基づいた分析は投票行動の領域などで成果を挙げていたものの、自由や正義、権利などの規範的な諸概念の価値がジョン・ロールズやロバート・ノージックなどの研究によって再評価されるようになる。また行動主義が本当に価値中立的であるかについて議論が提出され、仮に観察可能な政治的行動を分析したとしても、実際の政治的な秩序が守られたかについて明らかにすることは困難であることが認識されるようになった。
 
== 政治イデオロギー論 ==
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