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解剖学/頭蓋骨

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

概要

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頭蓋の骨は人体でも特に重要な脳を取り囲むようにして存在する。しかし、脳からはたくさんの脳神経や脳幹も出ているため、頭蓋骨にはそれらに沿って数多くの孔が複雑に存在する。また、脳は頭蓋骨という一つの骨で守られているのではなく、数個の骨が癒合した結果としての頭蓋骨に収まっている。この以前は別の骨だったもの同士の境を縫合というが、これも頭蓋骨の形状を学ぶ上で大切である。ここでは頭蓋内部、外部での孔の位置や、そこから出る脳神経にも焦点を当てていきたい(なお、脳神経の働きについては神経解剖学で解説する)。空間的把握をしっかりと行う事が求められる。


頭蓋骨の解剖

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頭蓋を形作る骨

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顔面頭蓋と脳頭蓋

頭蓋は13種20個(舌骨、口蓋骨を含まない)の骨が縫合により一つに合わさったものである事はすでに述べた。以下はその頭部の骨の名称である。図1のように、頭蓋骨は顔面を形作る顔面頭蓋と脳を保護する脳頭蓋に分けることが出来る。

  • 脳頭蓋
    • 前頭骨(Frontal bone)
    • 蝶形骨(sphenoid bone)
    • 頭頂骨(Parietal bone)(2)
    • 篩骨(Ethmoid)
    • 側頭骨(Temporal bone)(2)
    • 後頭骨(Occipital bone)
  • 顔面頭蓋
    • 頬骨(Zygomatic bone)(2)
    • 涙骨(Lacrimal bone)(2)
    • 鼻骨(Nasal bone)(2)
    • 下鼻甲介(Inferior nasal concha)(2)
    • 鋤骨(Vomer)
    • 上顎骨(Maxilla)(2)
    • 下顎骨(Mandibula)

※顔面頭蓋には他に口蓋骨(Palatine bone)と舌骨(Hyoid bone)が含まれる。

頭蓋の骨の位置は画像一覧解剖学テキストなどのサイトで確認してもらいたい。


画像一覧

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外部リンク

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