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金沢大対策

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
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ウィキペディア金沢大学の記事があります。

本項は、金沢大学の入学試験対策に関する事項である。

金沢大学は、石川県金沢市にある国立の総合大学である。学生の大半は北陸出身で、1/2が石川県出身である。しかし、旧制六医科大学をルーツに持つ医薬保健学域医学類(いわゆる医学部医学科)は、名門で全国から医学部志望の受験生が押し寄せるため、医学類に合格するには相当な学力を要する。

入試問題には悪問・奇問は出題されず、教科書をベースにした基本的な標準問題が大半を占める。金沢大学に即した模擬試験は地元の育英予備校で「金大模試」が実施されている。母集団が比較的本番に近いので、金沢大受験予定者は受験してみることをお勧めする。

共通テスト

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2022年度現在では、従来ほど共通テストの配点が高くなくなっている。最もセンター比率が低い理工学域機械工学類でも、センター:二次が440:650であったのが900:1350と微増し、(理工学類内での差はなくなった)最もセンター比率が高かった保健学類検査技術科学専攻ではセンター:二次が900:400から900:1600に変わり、完全に2次重視型になっている。従って、2次試験を中心とした対策を行いながら、共通テスト対策を行う必要がある。金沢大学受験にあたっては、学類にもよるが75%は取っておきたい。ただし、医学類(いわゆる医学部医学科)では85~90%、薬学類、創薬科学類(いわゆる薬学部)では80~85%の得点が要求される。

2次試験(前期日程)

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多くの学類では、2次試験として2、3科目の試験を受けることになる。ただし、医学類、薬学類、創薬科学類では「英語」「数学」「物理」「化学」の4科目が課される。医学類ではさらに面接試験が課される。いくつかの科目で最近傾向の変化がみられる。

受験番号を解答用紙に記入するのは試験開始の後である。

英語
90分で3題を解答することになる。問題の内訳は、長文総合問題が2題、自由英作文1題となっている。2016年度から問題傾向が大きく変化し、全ての大問で英問英答形式になった。問題のレベルはどれも国公立大学標準レベルである。ただし、自由英作文を含め全体として英語による記述が中心であり、対策していない受験生としっかり対策している受験生の間で差が出るため、十分に対策しておくこと。英作文の具体的な対策方法としては、1冊の問題集をやり、その解答例や問題文を丸暗記することである。これで標準レベルの英作文には十分に対応できる。何冊もの参考書を中途半端にやることはお勧めしない。平易な語句を用いて文法的に誤りのない英文を書くように心がけよう。

再び2015年度以前のような日本語による説明問題が出題される可能性もある。英問英答形式の問題だけでなく、過去問等を利用して日本語による内容説明や和訳・英訳問題にも取り組んでおこう。

理系数学
120分で4題を解答することになる。スタンダードな問題が大半を占めるが、4題中1題が難問という傾向の年が多い。特に医学類志望者は応用問題にも対応できるように思考力を磨いておくと心強い。大半の大問で丁寧な小問誘導があるが、2018年度では小問誘導の無い大問が一題出題された。年によって求値問題が大半を占める年と、逆に証明問題が大半を占める年とあり、はっきりしない。

1題を解答するのに充てられる時間が30分あり、解答用紙のスペースはかなり広い。丁寧な論述を心がけよう。

目標点数としては、理系一般学部は4題中2題、医学類は4題中3題、できれば4題すべて完答を目標とするべきである。金沢大の問題を解くためには、高等学校で習う基礎事項を網羅し、定型的な解法は一通り使いこなせるようにしておく必要が出てくる。問題集としては「黄チャート」もしくは「青チャート」をお薦めしたい。受験標準レベルの問題が網羅されている。これが済んだら過去問演習に取り組もう。

国語
90分で3題を解答する。評論から1題、古文から1題、漢文から1題出題される。

物理
5題の出題で、理工学域は大問1~5すべて(100分)、人間社会学域と医薬保健学域保健学類は大問1~3の3題(60分)、医薬保健学域医学類・薬学類・創薬科学類は大問3~5の3題(化学と合わせて120分)を解答するよう、指定されている。

万遍なく広い範囲から出題されているので、苦手分野は作らないようにしよう。いずれにしても基本~標準レベルの問題が多いので、基本事項を押さえたら積極的に演習を行い、基礎の定着を図ろう。そして、過去問演習には余裕を持って取り組むこと。

化学
6題の出題で、理工学域は大問1~6すべて(100分)、人間社会学域と医薬保健学域保健学類は大問1~4の4題(60分)、医薬保健学域医学類・薬学類・創薬科学類は大問1~4の4題(物理と合わせて120分)を解答する。問題数はやや多いが、基本から標準レベルの問題ばかりなので、基礎となる知識をしっかりと身につけ、標準レベルの問題が確実に解けるようになっていれば時間的な余裕は出てくるだろう。ここでも重要なのが過去問演習である。

理論・無機・有機分野から満遍なく出題されるが、特に有機化合物の構造決定、平衡定数と平衡移動、電離定数の問題がよく出題されている。また、20字~100字程度で化学現象の理由を記述する問題が出題されるので記述対策もしっかりやっておくこと。

生物
大問数は理工学域が4題、人間社会学域および医薬保健学域は3題で、いずれの学域でも共通の5題から選択する形式となっている。分量、内容ともに標準レベルである。知識問題と考察問題がバランスよく出題されており、特に「刺激の受容と反応」、「生態と環境」、「生物の進化と系統」は例年出題される。教科書や資料集を使って知識を定着させ、標準レベルの問題集を1冊しっかりやり、過去問演習に入ろう。

その他

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受験する際の心構えのひとつとして、ありきたりではあるが模試の判定や偏差値に一喜一憂する必要はあまりないということを明記しておきたい。そもそも得点は入試本番当日の自分のコンディションや問題との相性次第で大幅に変動するものだし、模試と実際の入試とでは難易度や問題の癖が異なるからである。実際、現役浪人関係なく、秋の模試等でC判定やD判定を出してしまった生徒が、直前期で実力が一気に伸びて合格したケースも存在するので、最後まで諦めずに勉強を続ける姿勢をもつことも大切である。また本番当日に風邪をひいたりして実力を出し切れないことがないように体調管理には注意したい。

外部リンク

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