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高校受験ガイド/男女の別学や共学

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

男女比が普通科の共学でも約1対1とは限らない

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※ 過疎地だと、たまたま地域によっては男子の多い地域とか女子の多い地域とかありうるので、下記は首都圏の話だとします。

普通科でも、たとえば理系の私立大学の付属高校だと、男女比が 男:女 = 2:1  くらいに片寄っている場合もあります。

まあ、理科系の大学の男女比が片寄っているので、それに慣らす意味合いもあるのかもしれません。そういう環境がイヤな人は、理系の私大の付属高校は敬遠したほうが良いでしょう。


そこまで男女比が極端でなくても、公立高校でも理数科に入ると、男性がやや多め(たとえば1.3倍くらい)な場合もあります。

いっぽう、公立高校の共学の普通科だと、あくまで傾向ですが、男女比がほぼ 1:1 に近い傾向があります。男:女 = 1.2:1  とか  男:女=1:1.2  とか、そのくらいに収まることが多いです、

私立だと、たとえ理系私大の付属高校でなくとも、私立だと高校によっては、男女比が 1.6 : 1 くらいに差がある場合もあります。


ただし、公立高校の普通科でも、その高校に商業科や国際科が併設されていると、女子が多い傾向があります。あるいは、その高校に理数科や工業系やスポーツ系の学科が併設されていると、男子が多い傾向があります。

ほか、商業科・国際科の併設があるわけでもないのに、なぜか男女比の片寄っている公立高校もあります[1]


現状は普通科高校の公立校でも、歴史を調べると過去に商業高校だった普通科高校もあり、そういう場合は過去に引きずられて男女比が片寄り気味な場合もありえます。

男女別学

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少子化と共学

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ネットには、あまりにもレベルの低い評論が多い。

公立高校の共学が地方で進んだ原因は、少子化による生徒募集の悪化です。

地方では、少子化が進み、男女別学だと、もう十分な生徒数を確保できずに、教育の質の維持が難しくなった地方もあるのです。


不況による財政問題とか、少子化による生徒数維持による教育水準の維持とか、そういう実務的な問題なのです。2010年くらいまでにもう、地方ではそういう、財政的な結論に達したのです。

これは地方の公立だけでなく、地方の私立も同様です。地方の多くで、私立が、受験生の減少により、かつて男女別学だった高校の共学化が、(私立でも)進行しました。


なのに世間の低レベルなネット上の評論家は、ジェンダー社会学だとか、そういうので公立の共学化が進んでいると思っている、自称リアリストやら、左翼やらが多い事。

左翼は、左翼ぶってるのに、地方の実情とか何も理解していない、偽善で欺瞞(ぎまん)です。

右翼は、右翼ぶってるのに、実務を何も考えてない、地に足のついていない天下国家論を騙るだけのエセ右翼です。

高校の男女別学と私大の男女比

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日本の戦前の大学は、男子しか通えなかったので、男性のほうが大学生の多めの時代がありました。

そこで少なくない私立大学のいくつかが、近年、手っ取り早く自大学の男女比を均等にしたいことから、女子高からの推薦枠を多めにしています。けっして、女子高の学力が伸びているというわけではありません。マーチや関関同立などの私大がすでにそう行動しています。

マスコミが無責任に「女子高校の学力が伸びている」とか言うかもしれませんが、そういう問題ではなく、政治的な問題です。


地方の共学の公立高校に人にとっては、たまったものではありません。

さらに地方人には不愉快なことに、女子高が多いのは、東京・神奈川や、京都・大阪といった地域の話であり、それも私立高校の話です。たとえ首都圏の私立でも、千葉・埼玉の私立は共学が多いために偏差値の割には比較的に冷遇されています。千葉・埼玉にとっては、人口が多くて競争だけは厳しいので、たまったものではありません。

結果的に、早慶マーチは、東京・神奈川の私立の女子高を優遇しています。早慶マーチの文系学部は「多様性」の尊重みたいな理念のフレーズを言いますが、しかし東京の難関私大の考える「多様性」と、地方公立高校および各地の教育委員会の考える「多様性」とは別物です。「多様性」という言葉の中身そのものが多様であり、組織によって、どのような「多様性」を重視するかが千差万別です。

結局、都合の良いときだけ東京に頼る地方の発想が、根本的に成り立たないのです。「高福祉・高負担」の原則と同じです。

共学と男女別学

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戦前の日本では、中学校以上からは男女別学でした。このため、公立高校のうち、戦前から存在する高校は、今でも男女別学な高校が北関東を中心に21世紀でも残っています。

また、日本人の伝統主義的なブランド志向からか、公立高校では戦前からある古い高校ほど偏差値が高い傾向が多いのですが、上述のように戦前の高校教育は男女別学だったので、したがって昭和の時代までは、公立高校で偏差値の高い高校は男女別学の傾向がありました。

しかし、平成になり、男女共学化が各県で進み、令和の今では、北関東などの一部の地域を除き、ほとんどの公立高校が共学になっています。(ただし、国立の高校には、男女別学が残っています。たとえば、筑波大付属駒場は男子校です)

このため、もう全国的に統計を見ると、公立の男女別学の高校は1%くらいしか残っていません[2]

なのにインターネットだと、統計を無視した頭の悪いアマチュア評論家がチラホラいて、まるで日本各地に男子校・女子高の公立高校があるかのような言説で、「子どもたちの選択の自由をうばうな!」みたいな事を言っている頭のわるい評論家もいますが、しかし既にもう北関東以外では男女共学しかないのが実態です。

2003年度に福島県、2010年度に宮城県ですべての県立校が共学化しており、もうこれらの地域では男女別学の県立高校は残っていません[3]。なのに評論家のなかには埼玉県の男子校・女子高を擁護しようと「選択の自由」とか言い出す頭のおかしい評論家もいますが、しかし福島県や宮城県の人は埼玉県の公立高校には通えません。

2023年の時点で、今も別学の公立高校が残っているのは、埼玉のほか、群馬(12校)、栃木(8校)、宮城(1校)、千葉(2校)、和歌山(1校)、島根(1校)、福岡(2校)、鹿児島(5校)だけです[4]

男女別学が良い悪いの問題ではなく、「一部の評論家の、論拠がとてもおかしい(もう共学しかない地方が多いのに、選択の自由を根拠に「埼玉だけ男女別学を残せ」と主張している)」、「論拠のおかしい評論家を支持する、知識の欠けている支持者が少なくない」という話をしています。基本的な統計を無視している頭の悪い人たちの意見は真に受けてはいけませんし、そういう頭のおかしい評論家の支持者も頭がおかしいので、身の安全のため、あまり付き合わないほうが良いでしょう。

どうしても男女別学の必要性を訴えるなら、けっして一部の地域住民にしかメリットの無い「選択の自由」(?)を主張するのではなく、たとえば「比較対象としての実験校になる」とかそういう事を言わなければなりません。あるいは、そんなに選択の自由を主張するなら、男女別学だけ例外的に学区を撤廃して日本全国から生徒を募集するとか主張しないと、他県の選択肢を無視しており理屈が通りません。あるいは、「各県に男女1高校ずつだけ男女別学を設置すべきだ」とか主張しないと理屈が通りません。

なのに、埼玉県の公立男女別学の生徒の意見だけを聞いて男女別学のありかたを考えるとか、他県の受験生の選択肢を無視していて支離滅裂だし、こんな事にも気づけない時点で、残念ながら男女別学の思考レベルは低く失敗していると言わざるを得ないのが実情でしょうか。

ネットには、男女別学の支持者も反対者も低レベルな意見が多く、たとえば(統計無視→)「男女別学に行きたいなら、埼玉県民は私立に行け」とか、統計を無視したデタラメな意見もまかり通っています。

しかし実際の歴史では、埼玉県の私立は、もう1980年代のベビーブームの時代から、ほとんど共学ばかりです。埼玉では公立の進学校は男女別学が多く、私立は進学校でも男女共学、という傾向が歴史的にあります。これはちょうど、昭和の東京の高校が、公立進学校は比較的に男女共学が多く、私立は男女別学が多い、という対比の逆になっています。

少子化とは関係なく、もとから埼玉の私立は1980年代ベビーブーム時代から男女共学の私学が多いのに、「少子化で共学が多くなった埼玉の私立」みたいな東京都と混同している意見もあり、もうインターネット上はデタラメな意見だらけです。

ろくに受験勉強もしなかった大人による知ったかぶりの言説で「学業は共学より男女別学のほうが良い」みたいなバカげた言説もありますが、そういうのは埼玉県の私立の共学で偏差値のとても高い栄東(さかえひがし)高校とか開智(かいち)高校とかの進学実績を見てから言って欲しいものです。「理系なら男女別学」とかいうバカげた言説もネットにありますが、まあ「栄東と開智の進学実績でも見ろ」で瞬殺できるバカ言説です。

ただし埼玉県の場合、私立高校よりも公立高校のほうが合格先の偏差値が高いという傾向があります(東京とは違います)。


共学賛成派のほうにも知ったかぶりデタラメを言っている人はいて、たとえば「埼玉の女子の高校受験は、進学校の選択肢が少ないので、現状では東京都内の女子高に通う必要がある」とか言う妄言です。共学の県立大宮高校や、私立の栄東とか開智とか知らんのかっていうアレ。

おそらく、20世紀の私立中学受験あたりの埼玉の事情と混同している知ったかぶりデタラメだと思います。栄東も開智も、20世紀の昔は高校からだったので。当時は、中受勢は東京の私立中を受験していたので。しかし2020年代にもなってそういうのは、1周遅れどころか、20年くらいは遅れており、周回遅れが酷い。


他にも、頭おかしい人が、「異性に恐怖心のある傷ついた子にも選択肢が必要だ」とか言いますが、意味不明です。そのような子は頭の病気ですので、程度が低いなら本来なら養護学校に通いましょう。『公立特別支援学校のホームページ』 養護学校だと偏差値が低いかもしれませんが、他県の人は養護学校が嫌なら共学の普通科の進学校に通っているのです。なんで公立の市立の女子小学校とか市立の女子中学校とかないのに、高校だけその理屈で正当化できると思っているのか、意味不明です。

なお余談ですが、実は埼玉県での公立高校入試の最難関は、県立浦和高校ではなく、県立の大宮高校の理数科です[5]

なお、大学合格率を見る際の注意として「公立高校からの大学合格率は浪人生が多い」と言っておきます。特に、東大・京大などの難関大学を狙う高校の場合、(東大・京大への)現役合格率が3%とかで、2浪とかがザラです。特に男子校はこの傾向があります。このため、(東大や国公立に限らず)医学部を狙う人は、現役合格率の高い私立を目指す高校があり(医学部は面接で年齢の若さを見られるので)、実際に埼玉県では栄東などがそういう私立になっています。

埼玉県で議論の対象になっているのは12校なのに、浦和・大宮地区の3校だけを見て議論している頭の悪い人もいます。しかもそういう人がそれらの高校の卒業生を名乗っていたりするので、誠に知能が知れて残念です。

ありそうな勘違いで、男女別学の12校どこも進学重点校だと混同している人もいそうですが、しかし実際は違います。埼玉の進学重点校の12校は、男女別学の12校とは独立に決まってます。(動画)『【激動?】公立の地域トップ12校が、〇〇に選ばれた!【埼玉県公立高校が動き出す】』 2023/05/20 浦和・大宮地区の3校はどれも進学重点校ですが、しかし他地域の男女別学は必ずしも進学重点校とは限りません。

男女別学と同じくらいの偏差値の共学があるのは、それは浦和・大宮地区の話。男子校と女子高の偏差値が近いのは、それは浦和・大宮地区の話。(地域差別になるので、具体的に偏差値のかけ離れている地域名は出しません。)

現地に住んでても、頭の残念な評論アカウントはSNS。まあ、東大のある東京都心に住んでも、べつに東大に合格できるわけではないのと同じです。アメリカ生まれの日本学者のドナルド・キーンさんが、日本人よりも日本の伝統文化に詳しいのを見習う必要があります。魚よりも、魚類分類学を研究している天皇家のほうが頭いい。


さて他県では、部分的には男女別学が残っている県でも、家からとても遠いなど、事実上、通える地域ではありません。

まあ、男女別学の校舎を共学に作り替えると、トイレの増設などの工事も必要になるので、仕方ないのかもしれません。

ほか、部活動に部室も共学になると男女別々に必要なのが、けっこう敷地的に負担です。


なお、私立でも同様であり、東京や神奈川のように戦前から私学の多かった地域では、私立で高偏差値な高校は男女別学な傾向があります。

たとえば戦前からある慶應義塾高等学校(慶應日吉高)は男子校です。早稲田大学高等学校も男子校です。いっぽう、慶應義塾湘南藤沢高校は1990年代に設立されたので男女共学です。

ほか、「男子御三家」(開成・麻布(あざぶ)・武蔵)、「女子御三家」(桜蔭・女子学院・雙葉(ふたば))なんて言葉もあります。

また、戦前からある古い私学は、校舎が歴史的建造物になってしまっていたり、そういうのもブランド化しているので、簡単に建て替えるわけにもいきません。

高度成長期などの校舎の立て直し

戦前から続くような伝統校でも、実際は建築の立て替え工事を何度もしています。たとえば、戦前からの木造校舎を解体して、戦後の高度成長期や昭和末期とかに鉄筋コンクリートに立てなおしたりしています。立て直しなどの際に、校舎の位置も微妙に移転しています。たとえば、校庭だった場所に新校舎を建てて、校舎だった場所が新校庭になったりとか。

建築史でも、関東大震災を機に、それ以前は木造だった校舎が、震災後は鉄筋コンクリート造になっていった歴史が、都心ではあります(地方はどうか知りません)。


私学は自分たちのカネで運営されてるから良いとして、公立に関しては正直、終戦期にGHQが共学化を原則とするとか言ってたのにかかわらず、昭和も平成も過ぎて2020年代になっても何の手も打ってこなかった低予算の公立高校およびそれを抱える自治体は、ちょっと時代を先読みする能力がアレです。

なお、私立大学は学校によっては何度も移転しています。たとえば法政大学の理工学部は、もともと東京の麻布(あざぶ)にありましたが、現在は東京の東小金井(ひがしこがねい)です。法政大に劣る知名度しかもたないくせに「伝統と格式」とか言ってお上からの共学化とか移転とかの方針に反対している公立高校の卒業生といった地元住民を抱える自治体、国からの税金頼みの住民を抱える自治体は、ちょっとアレですね。


ほか、男女別学の擁護(ようご)の意見で、よくある評論で「男女別学のほうが、女子がリーダーシップを発揮しやすいなど、教育に良い」とか言うのも、一見すると論理が通っていそうですが、しかし、すでに日本の公立の小学校・中学校は日本全国で共学です。高校の男女別学を主張する前にまず、「公立中学校で男女別学の再導入をせよ」とでも主張するべきでしょう(戦前は中学校は男女別学だったので「再」導入)。それに気づけない視野狭窄も、とてもアレです。

あるいは「義務教育の子供には男女別学は相応しくない」として高校以降を区別する論法なら、だったら大学も義務教育ではないので公立大学や国立大学で「男子大学」を主張しないと(国立の女子大はすでに「お茶の水女子大」や「奈良女子大」があるので男子大学を追加しないといけない)理屈が通りません。

あるいは、もし反論として「大学は女子差別是正のアファーマティブ・アクションの一貫で、国公立の男女別学は女子大だけでも良い」というなら、だったら高校の男女別学もそのアフォーマティブ・アクションにより男女同数である必要はなくなってしまい女子高だけ多くても問題なく、したがって公立男子高校の共学化の論拠になってしまいます。

上記の程度の、ちょっと考えれば気づく程度の意見を無視した言説が、ネット上にはあふれており、「プロ」を自称する評論家ですら、この程度のことに気づかない、あるいは気づいて意図的に無視しています。そういう頭の悪い評論家も多いので、ネットの言う教育評論などは真に受けず、中高生は受験勉強をしましょう。


なお、埼玉県だけを見ると、公立高校(都道府県立)の男子校と女子高の校数は、ほぼ1対1ですが(女子高のほうが少しだけ数が多い)、しかし日本全国で見ると、

男子校が15校、女子高が30校と、

ほぼ 1対2 の比率です。なお、国立は入っていません。

  • ニュース
朝日新聞 著『埼玉県の県立高校、共学化「推進」 県教委方針 時期や校名は示さず』 ,2024年8月22日 13時14分(2024年8月22日 19時51分更新) ,
日本経済新聞 著『埼玉県立高校の共学化を推進 県教委、時期・校名示さず』2024年8月22日 18:01 (2024年8月22日 18:20更新)

具体的時期を示さないという事は、埼玉県がその気になれば、共学化の時期は100年後、1000年後でも可能だろう、という事。

「なにか約束事をするさいには、期限を設ける」ということの重要性を示す例である。


埼玉県の浦和・大宮地区って、「公立の女子高が昔、1990年代にも浦和一女以外にもあったような・・・」と言う気がしましたが、専門学科の看護科のトキワ高校だったので、普通科には関係なかった。なお今ではトキワ高は共学化。


県立高校は誰の物か

県立高校は当然ですが、県の共有財産です。けっして、在学生である高校生のものではないのです。在学生は、単に教育を受けているだけです。

たとえば、英検会場で英検を受験して合格できても、会場はあなたの持ち物ではないのと同様です。

なのに、なぜか高校だと、まるで在学生や卒業生の共有財産かのように誤解されます。

しかし英検合格と同様、その高校を卒業したら、その高校の卒業生としての学力・実力を認められる資格があるだけに過ぎません。

在学生の家族以外の同じ県に住んでいる民も、県立高校の税金を負担しています。地域によっては、国からの補助金も受けています。

wikiなんかに言われなくても、高校生は分かっていると思いますが、しかしネットのSNSなどの大人の中には、こういう高校生でも分かる事すら理解できない大人もいるのです。頭が悪いから、いつまでも経っても高校レベルの話しか出来ない大人もいるのです。反面教師にしましょう。

在校生や卒業生などの当事者の意見を尊重するのは、あくまで県民が、親切心で、学生・卒業生の意見参考にして聞いてあげているだけ、です。けっして卒業生の持ち物ではありません。実際、新制大学に移る際の旧制一高のように、卒業生の意見に関わらず国の都合で廃校になった学校は多くあります。

卒業生でない県民の大人も、当事者です。「県税を納めている」という当事者です。在学生・卒業生だけが当事者という発想は、視野狭窄でしょう。


さて、埼玉県が該当の高校の在学生にもアンケートを取った上で、しかし最終的にはアンケート結果ではなく県が判断するとしました。まあ、当然です。

それと、アンケートを取ってキチンと意見を確認しているだけマシなんですよ。「ゆとり教育」の導入の時なんか、当時の学生たちにアンケートをとらずに決められていましたし。

ゆとり教育のとき、wiki著者の一人・Sがちょうど中高生だったわけですが、アンケートなんて何も実施されませんでしたし。

テレビでNHKの教育討論番組を見てみると、どうやって選出されたかも不明な、自称「高校生」 代表の子役芸人どもが、なんか意見(笑)を言ってましたし。

「それ、うちの周囲の高校生の意見と、だいぶ違っているぞ」みたいなツッコミを入れながら見てたら、

我が家の父オヤジが「日本政府はさあ、自分たち政府の意見を、自分じゃなくて都合のいい有権者だけ集めて、有権者の意見として言わせるんだよ。サクラみたいなもん」ってさ。

大人の都合があって、政治家の口からは立場的に言えない意見、官僚に言わせることができない意見、特に当時は「脱・官僚政治」とか政策にしていたのでそういうのは出来ない。

だからまあ、都合のいいスピーカーが必要なわけですね。

たとえるなら、漫才の「ボケとツッコミ」みたいなもんで、実際には筋書きがあって、その筋書きに都合のいいボケ役を演じている子役芸人を管理しているテレビ局なんか都合で、日本の教育が決められては、たまったものではないですよね。迷惑でした。


「デキ公募」というのがあって、国の学問の研究所とか大学とかでの雇用でよくあって、研究機関側ではもう雇用したい研究員が決まっているんだけど、でも法律上、公募をしないといけないから、形式的に公募するっていうのがあります。

なお、「埼玉県」自治体の職員が直接は言えない事を、職員も県民の一人ですので、県内中高生の保護者へのアンケートが実施されれば、職員の家庭に該当する年齢の子供がいれば、職員もアンケートを経由して意見の形式で政策案を言う事も出来るのです。

  1. ^ (動画)行田kokojuken34_ 『【仰天!?】共学校でこんなに違うのか!【男子、女子比率】』 2024/03/09 2024年3月31日に確認.
  2. ^ 『北関東に多い「公立高校の男女別学」は時代錯誤か? 共学化めぐる議論の歴史』、弁護士ドットコムニュース、2022年01月01日 09時33分 2024年3月31日に確認.
  3. ^ 『北関東に多い「公立高校の男女別学」は時代錯誤か? 共学化めぐる議論の歴史』弁護士ドットコムニュース、2022年01月01日 09時33分 2024年3月31日に確認.
  4. ^ 朝日新聞『減りゆく公立高の男女別学校 7割が埼玉・群馬・栃木に集中のなぞ』2023年12月13日 12時00分 2024年3月31日に確認.
  5. ^ 弁護士ドットコムニュース『男子校は女子差別? 共学化論争に欠けた「機会の平等」議論と「東大至上主義」への疑問 おおたとしまささん』, Yahoo ニュース , 6/30(日) 8:04配信