高等学校世界史B/人類の出現と進化

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先史時代から旧石器時代へ[編集]

人類が地球上に出現してから文字が発生し、記録が残されるまでには長い時間がかかった。 このあいだの時代を先史時代(せんしじだい)と呼ぶ。

人類の進化の順は猿人(えんじん)→原人(げんじん)→旧人(きゅうじん)→新人(しんじん)の順に進化した。

この順序は、入試にも問われやすい。では、覚え方を説明しよう。

  • 暗記法

まず、「猿人が、もっとも古い」ということを覚えよう。生物学でのダーウィンの進化論によれば、人類は猿から進化したのだから、「猿人が、もっとも古い」ということの暗記は、わりと覚えやすいだろう。けっして、まちがえて「原人が、いちばん古い。」(←マチガイ×)とか勘違いしないように。

つぎに、新人が、もっとも新しいことを覚えよう。名前のとおり、「新」人が、いちばん新しい。けっして、まちがえて「原人が新しい」(←マチガイ×)とか勘違いしないように。

この2点さえ覚えれば、あとは、原人と旧人の順序を覚えれば良いだけである。

新人の1つ前が旧人である。「新旧」という熟語どおりの順序なので、覚えやすいだろう。


じゃあ、原人は?

原人は、覚えるしか無い。猿人と、旧人・新人たちの手前である。

こうして、猿人→原人→旧人→新人 の順序を覚えては、どうでしょう。


猿人[編集]

最初の人類である猿人(えんじん)は、約600万年前のアフリカに出現し、直立二足歩行を行い、簡単な打製石器(だせいせっき)を用いるものもいた。代表的なものにはアウストラロピテクスホモ・ハビリスがある。

原人[編集]

ついで約180万年前に登場した原人(げんじん)は、ジャワ原人北京原人が代表であり、ハンドアックスや火、言語を用いて狩猟や採集での生活を営んでいた。

旧人[編集]

約20万年前には旧人(きゅうじん)が出現。代表としてヨーロッパに分布していたネアンデルタール人がいる。 旧人は、現生人類と変わらぬ脳を持ち、死者の埋葬など精神文化において優れていたとされている。

新人[編集]

そして、約20万年前に現生人類に属する新人(しんじん)が出現する。(例:クロマニョン人上洞人)彼らは旧人が生み出した剥片石器を発達させ新たに骨角器(こっかくき)も作り上げた。フランスのラスコーなどに見られる洞穴絵画も新人の残したものである。(ラスコー洞窟) イタリアの地中海の沿岸からはグリマルディ人が発見され、中国大陸の中国の周口店上洞人(しゅうこうてん じょうどうじん)が発見されている。

ここまで人類が打製石器を用いて、狩猟・採集を繰り広げていた時代を旧石器時代(きゅうせっきじだい)と呼ぶ