高等学校勉強法
はじめに[編集]
このページについて[編集]
このページでは、高等学校での定期テストに向けた勉強法をまとめています。教科別について知りたい場合は、各教科を選択してください。
教科別[編集]
基本的な勉強法[編集]
そもそも『勉強』とは?[編集]
みなさんは『勉強』というものを、どう考えていますか?
内容を暗記することが勉強?法則を見つけるのが勉強?
多くの方は、『勉強』をするときに行うことが、内容を暗記することが多いです。
授業中に、教科書に線を引いた所だけを勉強したり、授業プリントやノートの内容だけを勉強したりする事は、果たして『勉強』と言い切れるのでしょうか?
そもそも、勉強は、『内容を理解すること』です。内容を暗記することではありません。
例えばみなさんがテスト前に勉強し、テスト範囲の内容を覚えたとしましょう。
では、そのテスト範囲の内容を、何も見ないで、誰かに説明することが出来ますか?
もし、そこで説明が出来ないなら、勉強したとしても理解が足りていないと考えることが出来ます。
つまり、勉強とは、何も見ないで誰かに説明できるまで内容を理解する。これを目標にすれば、十分と言えるでしょう。
そこまで勉強すれば、テストでも基本的に問題は解くことができます。
今一度、あなたの『勉強』という定義は何だったのか考え、その定義は本当に正しいのか考えてみましょう。
いつから勉強すべきか[編集]
みなさんはテストに向けて、いつから勉強しますか?
2週間前にしますか?それとも1週間前にしますか?もしやテスト前日まで勉強しない?
基本的に、勉強は『習った日』から、5分くらいでもいいので家や昼休みに復習してみましょう。
そして、その1時間後に、復習した内容を何も見ずに考えてみましょう。
それを続ければ、テストに近づいても慌てることなく勉強することが出来ます。
つまり、5分だけでも復習すれば、勉強したことになるのです。
授業はどう受けるべきか[編集]
みなさんは授業をどう受けますか?
しっかりノートは書きますか?先生の説明を聞きますか?みんなと会話して騒ぎますか?
授業については、しっかり受けておけば、内容をいくつかは理解できます。
もし授業に寝ている方がいたら、一度寝ないように対策をしてみましょう。
あまりにも眠たいと思ったら、寝ても構いませんが、一度寝ながら先生の説明を聞く手もありです。
また、授業中で先生が話した事以外にも、常に教科書を開いて読んでみましょう。
教科書を使う指示が無くても、授業で学んでいるページを開いて、教科書と読みながら授業に受けると、
内容の理解が早くなるでしょう。
プリント・ノートのまとめ方[編集]
みなさんは授業中、プリントやノートをしっかりとっていますか?
そもそもみなさんはプリントやノートの内容を見やすいように工夫していますか?
ここでみなさんに言いましょう。
100均などに売っているカラーペンを買いましょう。
なぜなら、プリントやノートの内容をまとめるのに、カラーペンはかなり役立つからです。
多くの方は、大事な場所を赤色のペンで書いたり、線を引く方が多いと思います。
でも、1色だけでは、少しわかりづらくありませんか?
色分けをすることで、より見やすいプリントやノートを作れるはずです。
プリントの例[編集]
これはⅡの対数についての説明です。
詳しくは、数学Ⅱのページを参照してください。
これらの画像は例です。公式をプリントに書くとき、どれが一番覚えやすいですか?
- 一番上は、水色、ピンク、黄緑のそれぞれ3色を使って、色分けをしています。
- 真ん中は、赤ペン1色のみで、肝心な場所として書いています。
- 一番下は、色ペンを使わず、シャーペンのみで書いています。プリント全体をシャーペンで書き込むことがほとんどですが、肝心な場所との区別がつきにくくなります。
多くの方は、赤ペン1色で書くと思います。
また、肝心な場所にも関わらず、赤ペンすら使わずにシャーペンを使うと、すべて同じ色になってしまい、より頭に入りにくくなります。
ここで、カラーペンを使って書いてみましょう。
これだと、足し算なのか、引き算なのか、色だけで分かります。
自分の中で、『足し算は水色』『引き算はピンク色』と自分なりのルールを作っておけば、実際に自分が勉強するプリントとしてより見やすくなります。
ノートの例[編集]
みなさんは、どのようにしてノートをとりますか?
この3つの画像は、地理Aの『ケッペンの気候区分』についてです。
地域ごとの気候の特徴を、A,B,C,D,Eなどの記号で表すものです。
実際にはAf、BW、Cfaなど大分類+中分類で表し、場合によっては大分類+中分類+小分類など、アルファベット1文字で表します。
例えばCfaは、Cは『温帯』、fは『1年中雨』、aは『f』の種類を表しています。
詳しくは、地理の記事(未作成)のページを見てください。
みなさんは、3つのうち、どれが一番分かりやすいでしょうか?
- 一番上は、いくつかの色ペンを使って、気候ごとに色を変えています。熱帯は赤、乾燥帯はオレンジ、温帯は黄緑、冷帯は水色、寒帯は青色と、気候の気温に似合う色(暖色・寒色)などと使い分けています。
- 真ん中は、赤ペン1色のみで、肝心な場所として書いています。
- 一番下は、色ペンを使わず、シャーペンのみで書いています。
この場合、カラーペンと使うとより見やすいノートになるでしょう。
まず、地域ごとの気候の特徴を説明する場合、熱帯や乾燥帯など、気温が高い地域は『赤』や『オレンジ』などの暖色を使うと、より見やすくなるでしょう。
熱帯や乾燥帯などを暖色で表現することにより、よりイメージがしやすくなります。
まだ、冷帯や寒帯などの、気温が低い地域は『青』や『紫』などの寒色を使うと、より見やすくなるでしょう。
このように、ジャンルごとに色分けをすることによって、色だけでイメージがしやすくなります。
また、いくつかの色を使うことにより、ジャンル分けされていると一目でわかるので、より頭に入りやすくなります。
また、色分け以外にも工夫をしましょう。
項目ごとに分け、項目のタイトルのインデント(最初の空白)はつけず、タイトルの前に『*』や『○』などの目印をつけましょう。
その後、本文などではインデント(最初の空白)をつけておきましょう。
そうすることにより、より見やすいノートにすることができます。