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高等学校家庭総合/生活マネジメントの拠点…家庭の機能と労働

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
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家庭の機能

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 あなたにとって、家庭とはどのような場所ですか?

 家庭では、家族が衣食住を中心とした生活を送る場所なので、生活の中心となります。家庭には、個人に対する機能社会に対する機能があります。個人に対する機能では、愛情を注ぎ、衣食住を整え、子育てをしながら、お年寄りを世話します。社会に対する機能では、次世代を育てて、送り出し、働いて社会を支え、消費して経済を支え、ボランティア活動で地域社会を支えます。

家庭の機能の社会化

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 農業や漁業が主な収入源だった時代には、食糧生産、収入、冠婚葬祭、炊事や洗濯、衣服の縫製やお直し、住居建築や子供の教育まで、家族で協力して行いました。ところが、現代では、家族が外で働いてお金を稼ぐ場合が少なくありません。家族はお金と引き換えに、専門機関や公的機関から料理や掃除、教育などを助けてもらいます。このように家事を社会に委ねる仕組みを家庭の機能の社会化といいます。インターネットやAIの普及により、家事の分担がしやすくなり、家事の分担はみるみる減っています。

家庭の機能で変わらないもの

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 家庭の機能が社会進出しても、なぜ、人々は家族を誘って一緒に生活するのでしょうか。

 その理由は、家族の役割全てをお金で賄えないからです。もし、家族の役割が社会に引き継がれたとしても、それぞれのパーソナリティ(人間性)の安定と、社会の支援を受けながら喜怒哀楽を感じながら助け合い、共に生きていこうとするパートナーシップは変わりません。

家庭の機能と労働・時間

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 家庭を支えるには、労働が必要です。労働には、給料を貰う仕事(有償労働)と、給料を貰わない仕事(無償労働)があります。私達は、給料を貰う職業労働をしながら家計を支え、稼いだお金で家事労働などをして生活を支えています。

 労働は時間(生活時間)をかけて行われます。1日24時間は誰にでも同じようにあり、それをどう使うかはその人次第です。しかし、いくらお金を稼いでも、全ての時間が労働に使われたら、豊かな人生とは言えません。

 家族の機能を発揮するために何を必要としているでしょうか?その機能を満たすために、仕事と家事・豊かな暮らしのバランス(ワーク・ライフ・バランス)と生活時間の配分をどのようにしたらよいのでしょうか。