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高等学校工業 機械設計/機械要素と装置/カム

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
回転するカムと、往復運動をするカムフォロワとを示す動画。

カム(cam)は、回転軸に取り付けられる機械要素の一種である。形が非対称な輪郭を持つ板状の物あるいは立体形状の物で、カムを回転させることで、カムに接触したフォロワ(follower)と言われる機械要素に、様々な運動をさせる機械要素である。

カムの側を、他のものを動かすことから、原動節あるいは原節という。フォロワのように他の原動節の動きによって、動きを与えられる側を、従動節あるいは従節という。

カムとフォロワなどをまとめて、カム機構やカム装置などと呼ぶ。カムの輪郭曲線を平面曲線で表せるものを平面カムという。輪郭曲線が平面内に無く、輪郭曲線が3次元曲線になるカムを立体カムという。

平面カムのうち、回転板をカムとした物を板カムという。 フォロワの先端には、摩耗を減らすため、ころを付ける場合がある。

従動節を往復運動させるカム機構を直動カム(translation cam)という。 従動節に特殊形状を持たせたカム機構を反対カム(reverse cam)や逆カムなどという。

立体カム

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  • 円筒カム(cylindrical cam)

円筒に溝を彫ったカム。円柱カムともいう。

  • 円錐カム(conical cam)

円錐に溝を彫ったカム。

  • 球面カム(spherical cam)

球に溝を彫ったカム。

  • 端面カム(end cam)

円筒などの回転体の端面が特殊な形状のカム。

  • 斜板カム(swash cam)

回転軸に対して、斜めに板を取り付けたカム。

カム線図

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カム線図

グラフによって、カムの回転角を横軸の値で表し、フォロワの動きを縦軸の値で表したグラフのことをカム線図(cam diagram)という。左図の場合、線図のT1とT3に対応する時期に、フォロワは動き、T2とT4ではフォロワは静止する。