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高等学校英語 英単語/類義語 3000語レベル サブページ1

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

※ 分割用タイトル

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operate と control

猛烈 tremendous, fierce, intense


control は「管理する」の初等的な表現のニュアンス(東京書籍1800)。だが、「制御する」でcontrolを覚えるのが良いだろう(後述)。

under control で「制御下で」の意味。つまりcontrol には「制御する」のようなニュアンスあり(旺文社1200)。

「銃規制」は gun control である(駿台の単語集)。東京書籍4500の control 項目にも gun control 「銃規制」はある。

あまり他の単語集には「銃規制」が書いてない。


なので機械を操作する場合は operate のほうが望ましい。

※ 高校生の勉強としては、まず operate を覚えよう。

機械のオペレーター operator などの表現も単語集にある。


パソコンのオペレーティング・システム operating system の前半部 operating も、動詞 operate の名詞形です。

OS上で動かす、メモ帳ソフトだとか電卓ソフトなど、個別のソフトウェアのことを アプリーケーション application といいます。桐原4500だと、「コンピュータのアプリケーション」の用法も書いてあります。

一般の英語では application とは「応用」という意味です(東京書籍4500)。1990年後半ごろは、アプリのことを「応用ソフトウェア」などとも訳すこともありました。今ではそのままアプリで通じますし、むしろ応用ソフトでは通じないので、訳すなら「アプリ」または「アプリケーション」と訳すべきです。

なお、東京書籍の例文は、「情報技術の応用」とか、紛らわしい例文です。

OSを90年代の昔は「基本ソフトウェア」などと訳していた時代もありました。しかし、オフィスソフト(OS会社の提供するワープロソフトや表計算ソフトなど)と紛らわしからか、今では operating system はそのまま「オペレーティングシステム」と訳します。

動詞 apply は多義語で、「適用する」「応用する」「応募する(=申し込む)」などの意味があります。

名詞 application も、「摘要」「応用」「応募」などの意味です。


なお、掃除機や冷蔵庫など「家庭用の電気器具」は appliance (アプリアンス)である(ジーニアス、桐原、旺文社)。

特に家庭用であることを強調したい場合、 home appliance あるいは household appliance などとも言う(センチュリー)。


戦後の日本では、平和教育などの理由で gun 「銃」など武器の英語をあまり教えませんが(桐原3000にgunある。しかし東京書籍コーパス3冊にない)、しかしgunなどの単語も学ばなければなりません。

アメリカの場合、銃社会です。

こういう単語、戦前の英語教科書だと教えていたりするのです。少なくとも gun は戦前でも教えています。研究社『英語教科書は<戦争>をどう教えてきたか』などの文献に、戦前の教科書の英文が紹介されており、そこに gun などの単語があります。

べつに自走砲(じそうほう)だの榴弾砲(りゅうだんほう)とかの専門用語まで学ぶ必要はないでしょうが、本来なら、「銃」 gun とか、「戦車」tank とか、「軍艦」warship くらいは学ばないとマズイでしょう。なお、航空兵器は、やや特殊なので、英語を省略します。

なお、桐原3000に、tankは「水槽」「タンク」・「戦車」だと書いてある。

戦前の教科書を見ると、casualties (カジュアルティーズ)「死傷者」とか、戦争以外でも災害などの死傷者を言い表すこともできる単語もあります(研究社『英語教科書は<戦争>をどう教えてきたか』)。wounded 「けがをしている」とかdead「死んでいる」などを習うついでに、高校範囲外ですが casualties も覚えましょう。

なお、「軍艦」warship は「崇拝する」worship とスペルも発音も別ですので、混同しないように。

「旗艦(きかん)」flagship は、英語では現代でも使う表現です。

よく最新のデジタル家電などで、そのメーカーの現時点での一番上級の製品を「フラッグシップ・モデル」などと呼びます。


もともと旗艦とは、海軍において、各方面でのその艦隊(かんたい)の指揮官が登場している中心的な軍艦のことです。

「艦隊」fleet (フリート)も戦前で教えらています(研究社『英語教科書は<戦争>をどう教えてきたか』)。

やや専門的ですが、スペルが簡単なので fleet も覚えてしまいましょう。


英語では旗艦は「旗艦ミカサ(三笠)」flagship Mikasa みたいな言い方をします。三笠とは、日露戦争における日本海軍の旗艦です。


なお、船の沈没は、「沈む」sink の過去分詞 sunk で通用します。

be sunk で「沈没した」の意味です。


敵の軍艦などの兵器を captured したという表現も、覚えたい。

catch だと、つかんでいるようなイメージになってしまいます。

get でも通じるでしょうが、captured のほうが「敵から奪った」というニュアンスも含まれており、なかなか良い言い回しです。


なお、「戦艦」(せんかん)と「軍艦」(ぐんかん)は別物です。「戦艦」とは、軍艦の種類のうちのひとつです。「空母」とか「巡洋艦」とか「戦艦」とか「潜水艦」とか、そういうののうちの一つが「戦艦」にすぎません。空母などの英語は専門的すぎるので省略します。現代では「戦艦」は時代遅れになってしまいました。なので、戦艦についての英語の説明を省略します。

なお、「潜水艦」は submarine です(桐原4500)。「地下鉄」 subway のように、地面や水面の下にあるから冒頭に sub がつきます(桐原4500)。


subway は実はアメリカ英語である(東京3000、桐原3000)。

だが、桐原3000も旺文社1200も、「地下鉄」については subway である、として主に紹介している。

イギリス英語では地下鉄は underground (アンダーグラウンド)や tube (チューブ)と言うが、しかし桐原・旺文社の単語集では独立の項目としては紹介せず、subwayの項目の備考として underground や tube などを派生的に紹介しているだけである。東京書籍では、tube は主に「管」(くだ)の意味で紹介しているのであり、地下鉄 tube は派生的な紹介である。

そもそも underground は「地下」という意味だし、tube は「管」(くだ、かん)という意味である。

地下や管を「地下鉄」とするのは、その位置や形状から考えれば分からなくもないが、まあ同義語が多すぎて不便だろうし、やや飛躍的である。単語集からもそう見なされて、アメリカ英語の subway に紹介が置き換わっているのだろう。

たとえば、地下鉄の近くにあるデバートの地下フロアとか、地下街とか、いったいイギリス人はどう表現するつもりなのか。

地下鉄の工事のために、大きな鉄の管を通しますとか、イギリス人はどう表現するつもりなのか。

もっとも、アメリカ英語のsubwayも、地下subの道wayという構造なので、鉄道の走っていない地下道とまぎらわしい欠点があるが。イギリス英語では、subway とは「道路横断用の地下通路」のこと(ジーニアス)。アメリカ英語では「地下通路」は underpass である(ジーニアス英和 subway)。

なお、「高速道路」をハイウェーというのは和製英語。米英では「高速道路」は別の言い方をする。highwayは「幹線道路」とか「主要道路」の意味である(ジーニアス)。

単語集では、紹介の意味を感じてないのか、まず見当たらない。どこかの単語集にあるのかもしれないが。


さて、general は「将軍」「武将」などの意味もあります。(これも戦前の教科書にある。)

「一般的な」を意味する general と、「将軍」を意味する general は同じスペルです。

第二次世界大戦のあとの戦後の笑い話ですが、アメリカ式の財政制度を日本に輸入するさい、「一般会計」 general account という単語の書かれた英文を読んだ日本の官僚が、「アカウント将軍」というGHQ軍人が来日でもするのかと勘違いして慌てたというジョークもあります。(経済学者の野口悠紀雄の本に書いてある事例。)

「一般な」の意味での general の対義語は specific (東京3000)、または special です(桐原3000、旺文社1200、東京3000)。

general ⇔ specific, special


account は多義語で、色々な意味があります(桐原)。

桐原は、まずは、計算のイメージで account を覚えることを勧めています。

ac-count と分解してみると、後半はカウント count 、つまり数えることです(桐原)。


私たちは、さらに、お金の計算の経理(けいり)・会計(かいけい)のような意味で account の意味をつかみましょう。

桐原いわく、たとえば、account には、なにかの予算の費用などの「明細書」(めいさいしょ)の意味もあります。

桐原いわく、「銀行口座」も account です。SNSなど会員制サイトの「アカウント」など、さらに派生的な意味でも使われています。SNSは2020年以降、中学高校の英語教科書などでもよく題材になるので、こういう account のような英語も覚えるべきでしょう。

上述の意味は、これらすべて、経理や会計の意味から、簡単に連想できます。


いっぽう、東京書籍は「理由」「根拠」などで account を説明しています。

単に「説明する」ことを言いたいだけなら describe などの他の単語でも言い換え可能です。


しかし、自治体のオンブズマン制度的な情報公開などにおける「説明責任」も英語で accountability (アカウンタビリティー)と言います。

こういう背景があるので、account の「説明」の意味も知っておきましょう。

旺文社は、形容詞 accountable を「(説明)責任がある」とだけ紹介しています。オンブズマン制度などの背景があることを知らないと理解しづらいと思います。


なお、「責任」を意味する一般的な語は responsibility (レスポンシビリティー)である。

これは形式的には動詞 response(レスポンス) 「反応する」「対応をする」「返答する」などの名詞形である。

動詞 respond と 名詞 responsibility 「責任」のあいだには、あまり共通性は無く、そのためか、桐原も東京書籍も、別々のページでrespond と responsibility を紹介している。旺文社のみ、動詞と名詞をまとめて紹介している。

形容詞 responsible は、

be responsible for ~ 「~の責任がある」

のように使う(桐原、旺文社)。


a responsible person 「信頼できる人」

a person responsible 「責任者」

というふうに、前置修飾か後置修飾かで意味が異なる。


さて account の「説明する」の意味は、会計によって説明することから、account に「説明する」の意味が出てきたことに由来すると考えれば良いでしょう。


熟語 take account of ~ 「~を考慮する」「~を勘定に入れる」

という熟語があります。

江戸時代、「勘定」(かんじょう)とは今で言う「会計」「経理」の意味です。東京書籍が熟語 take account 訳に「勘定に入れる」という訳も出しています。

江戸時代の勘定奉行(かんじょう ぶぎょう)は、現代でいうなら国の財政を管理する役人のお偉いさんです。

もともと会計のような意味の「勘定」が派生的に、いつしか「考慮に入れる」のような意味になったのです。

account for ~(割合など)  「~の割合を占める」

は、たとえば 

account for 15 % of ~  「(主語が)~の15%を占める」

のように使う(東京、桐原)。

これも、経理の帳簿(ちょうぼ)をつかうことで、費用がどういう割合でどういう部品や原価などに使われているかが分かることを考えれば、 イメージしやすいでしょう。


さて、ことわざ で、

There is no accounting to taste. 「好みの理由を説明することはできない」

というのがあります。

よく、日本のことわざ「たで食う虫も好き好き」に相当すると、昔から受験英語で習います。


さて、tremendous(トリメンダス) 「計りしれない」「途方もない」という単語が、桐原5500にあります。桐原の例文は、なんか抽象的な例文です。

しかし戦前の教科書だと、猛烈な砲火などの「猛烈な」が tremendous です(研究社『英語教科書は<戦争>をどう教えてきたか』)。こういう風に tremendous は使います。

「猛烈な砲火で取り乱す」とでも語呂合わせで覚えてしまいましょう。

tremendous は語そのものにveryのような強調の意味を含むので、tremendousをveryで修飾できない。

同様に、delicious(とてもおいしい)、enormous(とても大きい)、huge(巨大な)、marvelous(すばらしい)、terrible(ひどい)、tremendous(ものすごい)、などの形容詞はveryでは修飾できない。これらの語を修飾するには、reallyやcompletelyなどを使う

形容詞 fierce (フィアース)という単語でも、「気象の荒い」「激しい」「猛烈な」という意味があります。

fierce dog で「猛犬」(もうけん)です(桐原、ジーニアス)。

fierce animal は「どう猛な動物」です(旺文社、センチュリー)。

猛犬の「猛」は、獰猛(どうもう)の「猛」です。

なお、「猛烈な嵐(あらし)」 fierce storm です。


猛烈な戦闘にも fierce を使うことができ(東京書籍、ジーニアス、センチュリー)、 fierce battle 「猛烈な戦闘」(東京)だとか fierce fight 「激闘」(センチュリー)だとか、 fierce attack 「猛烈な攻撃」(ジーニアス)とか言います。

どうも、日本語・漢字の「猛」と、fierce は合いそうです。たぶん明治時代あたりに、英語に合わせて「猛犬」とか日本の誰かが造語したのでしょう。


ほか、範囲外ですが、敵を「全滅させる」 annihilate (エナイエレイト)も、実は戦前の高校で紹介するレベルです。紹介のみですが。

terminate (ターミネイト)「終わりにさせる」とか eliminate (エリミネイト)「(殺すの意味で)消す・片づける」(※ジーニアス「消す」、グランドセンチュリー「片づける」)とかの語彙の知識に、annihilate (エナイエレート)「全滅させる」「絶滅させる」(※センチュリー)も加えましょう。

ハリウッド映画で「ターミネーター」という殺人ロボの実写映画があるので、まあ発音の似ている eliminate は覚えやすいと思います。

範囲外の単語ですが、exterminate 「(害虫や病気などを)絶滅させる」という単語があります。たぶんこれがハリウッド映画の題名の元ネタでしょう。

eliminate が、さぞかし殺伐とした単語だと思いがちですが、(スポーツのトーナメントなどで)「予選落ちにさせる」なんていう、割と牧歌的な意味もあります。elimination match 「予選試合」です。


素粒子を「消滅させる」も英語で annihilate です(ジーニアス)。

わりかし牧歌的な eliminate ではなく、より確実に「絶滅させる」と言いたい場合は annihilate のほうが確実に殺伐さが伝わると思います。

ただし、annihilate でも、相手チームなどを「完敗させる」という意味もあります(グランドセンチュリー、ジーニアス)。


形容詞 extinct 「(動植物などの種が)絶滅した」などとの違い。特に辞書などでは明言されてませんが、annihilate は、殺害するなどして絶滅させる事に、重点があります。要するに、「皆殺しにする」くらいの意味合いが annihilate です。

ネットだと、「虐殺」などと訳している場合もありますは、しかし日本語の「虐殺」は必ずしも相手側の人種や民族が絶滅しているとは限りません。南京大虐殺では、べつに中国人は絶滅していません。

そもそも「虐殺」という言葉の「虐」の字に、大量殺戮という意味はないです。「虐殺」は、虐待するように一方的に殺す、という場合もあります。

annihilate を「絶滅」以外で訳すなら、せめて「大量殺害する」などと訳しましょう。絶滅するくらいに大量殺害する、という意味です。どんなに、むごたらしく一体の人間や動物を殺しても、たった一人では種族や民族は絶滅しないので、 annihilate にはなりません。


虐殺と言えば、範囲外ですが、holocaust 「大虐殺」という単語があります。よく、ナチスドイツがユダヤ人を虐殺したのを、歴史用語でホロコーストと言います。

hol- は、「全体的な」という意味です。辞書には語源が書いてないですが、ネットを調べると、ギリシャ語でホロス「全体の」という語があると言われています。

これ自体は高校範囲外ですが、holistic 「全体的な」が受験英語です。なお、ピナクル単語集が、ホロコーストとホリスティックの語感が共通していると指摘しています。


医学用語で、holistic medicine 「全人的医療」というのがあり、患部の治療だけでなく生活環境や精神的な生き方なども考えて治療にあたろう、という考え方です(旺文社1900)。

「ナチスはユダヤ人の絶滅を目指していたのだがから annihilate ではないか?」と思うかもしれませんが、まあ部隊の全滅などで既に軍事用語でも annihilate を使っているので、区別のために holocaust というのでしょうか。

その他、哲学用語で「全体論」というのがあって、そこでも holistic は使われますが(旺文社1900)、しかし哲学の解説は難しいので省略します。holistic approach 「全体論的な取り組み方」(ピナクル)、「全体論的方法」(旺文社1900)が、単語集ではよくあります。


intense は、程度が「激しい」という意味の形容詞です。

intense heat 「激しい暑さ」(鉄緑、東京書籍)

intense pain 「激しい痛み」(鉄緑、東京書籍)

のように使います。


intense は「猛烈な」と訳される場合もあります(旺文社1900、ジーニアス、グランドセンチュリー)。

日本語でも「猛暑」というでしょ。


派生語で intensive 「集中的な」という語があります。

「集中治療室」の ICU は、intensive care unit の略です(鉄緑、ジーニアス、グランドセンチュリー)。

なお、「緊急治療室」 Emergency room

である(鉄緑)。

ついでに「非常口」 an emergency exit (東京書籍、)


in an emergency 「緊急の場合に」

よくある例文

In an emergency , please call ~「緊急の場合、~に電話してください」(東京書籍、鉄緑 call ではなくdial)


ほか、単語集には無いですが

intensive reading「精読」(ジーニアス、グランドセンチュリー)

intensive course 「(語学などの)集中訓練コース」(ジーニアス、グランドセンチュリー)

などの語句がある。


語源としては、形容詞 tense 「緊張した」などと関係ありそうですが(鉄緑の見解)、しかし、ややintense は tense から飛躍しています。

最終的には、直接的に intense 「激しい」と覚えるしかありません。

参考文献

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