ASP.NET Core/Entity Framework Core
Entity Framework Coreの概要[編集]
Entity Framework Coreとは何か[編集]
Entity Framework Coreは、Microsoft が提供するオブジェクト関係マッピング (ORM) フレームワークです。データベースのテーブルをオブジェクトでモデル化し、コードからデータベースにアクセスできるようにするツールです。
Entity Framework Coreは、.NET Coreプラットフォーム上で動作する新世代のORMツールで、従来のEntity Frameworkの機能を継承しつつ、パフォーマンスの向上やクロスプラットフォーム対応などの改善が行われています。
Entity Framework Coreの特徴と利点[編集]
Entity Framework Coreの主な特徴と利点は以下の通りです。
- オブジェクトモデル指向のデータアクセス
- データベースのテーブルをクラスでモデル化できるため、オブジェクト指向のデータアクセスが可能
- LINQ to Entitiesによるクエリ操作
- LINQを使ってデータベースに対するクエリを自然な形で記述できる
- クロスプラットフォーム対応
- .NET Coreプラットフォームに対応しているため、Windows、macOS、Linuxなどで利用できる
- 高いパフォーマンス
- メモリ管理の最適化やバッチ処理の改善により、従来のEntity Frameworkと比べてパフォーマンスが向上
- 柔軟なデータベース接続
- SQLServer、MySQL、PostgreSQL、SQLite、Oracle など、さまざまなデータベースプロバイダに対応
- マイグレーション機能
- データモデルの変更に合わせて、データベーススキーマを自動で更新できる
- 豊富な拡張性
- 多数のサードパーティ製ライブラリが存在し、様々な機能を追加できる
Entity Framework CoreとASP.NET Coreの関係[編集]
Entity Framework Coreは、ASP.NET Coreアプリケーションにおいて、データアクセスレイヤーを構築するのに最適なツールです。
ASP.NET CoreはクロスプラットフォームのWebアプリケーションフレームワークですが、データベースとの連携は重要な機能の1つです。Entity Framework Coreは、ASP.NET Coreアプリケーションにおけるデータアクセスの標準的な選択肢となっています。
両者は密接に統合されており、ASP.NET CoreのプロジェクトテンプレートにはEntity Framework Coreの機能が含まれています。これにより、ASP.NET Coreアプリケーションの開発において、シームレスにEntity Framework Coreを活用できるようになっています。
また、ASP.NET Coreのモジュール性の高い設計思想に合わせて、Entity Framework Coreもクリーンな分離と拡張性を持っているのが特徴です。
このように、Entity Framework Coreは、ASP.NET Coreアプリケーションの中核をなすデータアクセス基盤として重要な位置を占めているといえます。
データモデルの定義[編集]
データエンティティクラスの作成[編集]
プロパティの定義とアノテーション[編集]
1対多、多対多のリレーションの定義[編集]
DBコンテキストの作成[編集]
DbContextクラスの実装[編集]
データベース接続設定の構成[編集]
マイグレーション機能の活用[編集]
基本的なCRUD操作[編集]
データの挿入、更新、削除[編集]
データの検索とフィルタリング[編集]
Include/ThenIncludeによる関連データの取得[編集]
高度なクエリ[編集]
LINQ to Entitiesの活用[編集]
-複雑なクエリの記述