Google スプレッドシート
はじめに
[編集]Google スプレッドシートは、クラウド型の表計算ソフトです。無料で利用でき、ブラウザ上で動作するため、インストール不要で簡単に利用することができます。
Google スプレッドシートを使うと、以下のようなことができます。
- 表計算を作成・編集する
- データ分析を行う
- グラフを作成する
- 複数人で同時に編集する
- データを共有する
このチュートリアルでは、Google スプレッドシートの基本的な操作を習得し、表計算やデータ分析を効率的に行えるようになることを目指します。
- チュートリアルに必要な準備
-
- Google アカウント
- ウェブブラウザ
- 対象読者
- このチュートリアルは、Google スプレッドシートを初めて利用する初心者向けです。
- 所要時間
- 約110分
基本操作
[編集]ワークシートの作成と編集
[編集]- Google ドライブにアクセスします。 ( https://www.google.com/drive/ )
- 左上の 新規 ボタンをクリックします。
- Google スプレッドシート を選択します。
- ワークシートの名前を入力して 作成 ボタンをクリックします。
ワークシートを編集するには、以下のことができます。
- セルを選択して、文字列や数値を入力する
- セルの書式を設定する（フォント、文字色、背景色など）
- セルに数式を入力して計算を行う
- 行や列を挿入・削除する
- ワークシートをコピー・貼り付けする
セルの操作
[編集]セルは、表計算ソフトの基本的な単位です。セルを選択するには、以下の方法があります。
- マウスでセルをクリックする
- 矢印キーでセルを移動する
- セルの名前を入力する
セルの書式を設定するには、以下の方法があります。
- メニューバーから 書式 を選択する
- 右クリックメニューから 書式設定 を選択する
セルのサイズを変更するには、以下の方法があります。
- セルの境界線をドラッグする
- メニューバーから 書式 > 列幅 または 行高 を選択する
データの入力
[編集]セルにデータを入力するには、以下の方法があります。
- セルを選択して、キーボードから入力する
- セルをダブルクリックして、入力フィールドを開く
- コピー＆ペーストを使用する
データの種類によって、入力方法が異なります。
- 文字列データ: 文字を入力します。
- 数値データ: 数字を入力します。
- 日付と時刻: 日付と時刻を入力します。
- 画像: 画像ファイルをアップロードします。
- 動画: 動画ファイルをアップロードします。
書式設定
[編集]セルの書式を設定するには、以下のことができます。
- フォントを変更する
- 文字の色を変更する
- セルの背景色を変更する
- 罫線を設定する
- セルの配置を変更する
書式設定を行うことで、表をより見やすくすることができます。
数式と関数
[編集]数式を使って、セル間の計算を行うことができます。
基本的な数式には、以下のものがあります。
- 足し算:
=を使用します。 - 引き算:
-を使用します。 - 掛け算:
*を使用します。 - 割り算:
/を使用します。
関数を使って、より複雑な計算を行うことができます。
よく使用される関数には、以下のものがあります。
- SUM: セルの範囲の合計を計算します。
- AVERAGE: セルの範囲の平均値を計算します。
- COUNT: セルの範囲のデータ件数をカウントします。
- IF: 条件に応じて値を返します。
グラフの作成
[編集]グラフを使って、データを視覚的に表現することができます。
グラフを作成するには、以下の手順を行います。
- グラフを作成したいデータを選択します。
- メニューバーから 挿入 > グラフ を選択します。
- グラフの種類を選択します。
- グラフのタイトルと軸ラベルを設定します。
- グラフの書式を設定します。
印刷
[編集]ワークシートを印刷するには、以下の手順を行います。
- 印刷したいワークシートを選択します。
- メニューバーから ファイル > 印刷 を選択します。
- 印刷設定を変更します。
- 印刷 ボタンをクリックします。
応用
[編集]データ分析
[編集]Google スプレッドシートを使って、データ分析を行うことができます。
データ分析を行うには、以下のことができます。
- データをフィルタリングする
- データをソートする
- 集計を行う
- 統計分析を行う
データ分析を行うことで、データから有益な情報を見つけることができます。
ピボットテーブル
[編集]ピボットテーブルを使って、データを簡単に分析することができます。
ピボットテーブルを作成するには、以下の手順を行います。
- ピボットテーブルを作成したいデータを選択します。
- メニューバーから 挿入 > ピボットテーブル を選択します。
- ピボットテーブルの行、列、値を設定します。
- ピボットテーブルのフィルターを設定します。
- ピボットテーブルの集計を設定します。
ピボットテーブルを使って、以下のことができます。
- データの集計を行う
- データの比較を行う
- データの傾向を分析する
マクロ
[編集]マクロは、一連の操作を自動的に実行するプログラムです。
マクロを使って、以下のことができます。
- 繰り返し作業を自動化する
- 複雑な操作を自動化する
- 時間を節約する
マクロを作成するには、以下の手順を行います。
- ツール > スクリプトエディタ を開きます。
- マクロのコードを入力します。
- マクロに名前を付けて保存します。
マクロを実行するには、以下の方法があります。
- メニューバーから ツール > スクリプト を選択します。
- マクロの名前をクリックします。
- ショートカットキーを使用します。
共有とコラボレーション
[編集]Google スプレッドシートは、複数人で同時に編集することができます。
ワークシートを共有するには、以下の手順を行います。
- ワークシートを開きます。
- 右上の 共有 ボタンをクリックします。
- 共有方法を選択します。
- 共有する人のメールアドレスを入力します。
- 共有権限を設定します。
- 送信 ボタンをクリックします。
共有されたワークシートは、以下のことができます。
- 閲覧する
- 編集する
- コメントする