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HTML/ラベル

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

LABEL要素の基本

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HTMLのLABEL要素は、フォームコントロール(input要素、textarea要素、select要素など)に関連付けられたラベルを定義します。ラベルはユーザーに対してフォームコントロールの用途や期待される入力を説明する役割を果たします。

LABEL要素の使用例

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以下は、LABEL要素を使用してフォームコントロールにラベルを関連付ける例です。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>LABEL要素の例</title>
</head>
<body>
    <form>
        <label for="username">ユーザー名:</label>
        <input type="text" id="username" name="username"><br><br>

        <label for="password">パスワード:</label>
        <input type="password" id="password" name="password"><br><br>

        <label for="email">メールアドレス:</label>
        <input type="email" id="email" name="email"><br><br>

        <label for="gender">性別:</label>
        <select id="gender" name="gender">
            <option value="male">男性</option>
            <option value="female">女性</option>
            <option value="other">その他</option>
        </select><br><br>

        <label for="subscribe">
            <input type="checkbox" id="subscribe" name="subscribe">
            メールマガジンに登録する
        </label><br><br>

        <button type="submit">送信</button>
    </form>
</body>
</html>

LABEL要素の属性と属性値

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  • for属性: for属性は関連するフォームコントロールのid属性の値を指定します。これにより、ユーザーがラベルをクリックしたときに関連するフォームコントロールがアクティブになります。また、スクリーンリーダーや支援技術が正しく動作するためにも重要です。
<label for="username">ユーザー名:</label>
<input type="text" id="username" name="username">
  • 入れ子の使用: LABEL要素は通常、テキストやフォームコントロールだけでなく、他の要素(たとえばボタンや画像)を包むこともできます。これにより、ユーザーが広範な範囲のインタラクティブな要素を操作できるようになります。

LABEL要素の利点

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  • アクセシビリティの向上: for属性を使用することで、ラベルがフォームコントロールに正しく関連付けられ、スクリーンリーダーや支援技術がより正確に情報を提供できるようになります。
  • クリック領域の拡大: ユーザーがラベルをクリックすると、関連するフォームコントロールがフォーカスされるため、操作が容易になります。
  • デザインと一貫性: フォームの見栄えや操作性を向上させ、一貫したユーザーエクスペリエンスを提供します。

まとめ

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LABEL要素はHTMLフォームで重要な役割を果たし、ユーザーに対して情報を提供し、フォームコントロールの操作を容易にします。正しく使用することで、アクセシビリティの向上とユーザーエクスペリエンスの改善が期待できます。フォームの設計や開発において、LABEL要素の適切な使用を考慮することが重要です。