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HTML Living Standard/hgroup

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

hgroup 要素

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<hgroup> 要素は、複数の見出し要素(<h1><h6>)をグループ化して、単一の見出しとして扱うために使用されます。

概要

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  • カテゴリ: フローコンテンツ、ヘディングコンテンツ。
  • 使用できる文脈: フローコンテンツまたはヘディングコンテンツが期待される場所。
  • 内容モデル: 1つ以上の <h1><h6> 要素を子要素として含むこと。
  • タグの省略: 開始タグと終了タグのどちらも省略できません。
  • 属性: グローバル属性をサポート。
  • DOMインターフェイス: HTMLElement

意味と用途

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<hgroup> 要素は、主見出しと補助見出しをグループ化するために使用されます。これにより、複数の見出しを単一の構造として扱うことが可能になります。

使用例

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以下は典型的な <hgroup> の使用例です:

主見出しと補助見出しのグループ化
<hgroup>
  <h1>Main Title</h1>
  <h2>Subtitle or Additional Information</h2>
</hgroup>

この例では、主見出しとして <h1>、補助見出しとして <h2> を使い、それらを単一の意味的なグループとして表現しています。

仕様書のタイトル
<hgroup>
  <h1>Fullscreen API</h1>
  <p>Living Standard — Last Updated 19 October 2015</p>
</hgroup>

ここでは、<h1> 要素が主見出し、補助的な情報が <p> 要素で提供されています。

アクセシビリティの考慮事項

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  • ユーザー補助技術(例:スクリーンリーダー)では、<hgroup> 要素内の最初の見出し要素が主見出しとして解釈されます。
  • 補助的な見出しは、主見出しに関連付けられた追加情報として認識されます。

注意事項

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  1. <hgroup> 要素は複雑な見出し構造を扱う際に有用ですが、最新の実装やブラウザサポートの状況により、使用を避ける場合があります。
  2. 代替手段として、単一の <h1> 要素を使用し、補助情報を別途配置する方法が考えられます。

ベストプラクティス

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  • 見出し要素が複数ある場合にのみ <hgroup> を使用します。
  • 見出しの構造が単純な場合(例:単一の見出し)、<hgroup> を使わずに通常の <h1><h6> 要素を使用することを検討してください。

関連仕様

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