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HTML Living Standard/title

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

title 要素

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<title> 要素は、文書または文書の一部のタイトルを定義します。これは、通常ブラウザのタイトルバーやタブ、ブックマーク、検索エンジンの結果などに表示されます。

概要

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  • カテゴリ: メタデータコンテンツ
  • 使用できる文脈: <head> 要素内で必須
  • 内容モデル: テキストのみ
  • タグの省略: 開始タグと終了タグのどちらも省略できません
  • 属性: グローバル属性をサポート
  • DOMインターフェイス: HTMLTitleElement

意味と用途

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<title> 要素は、文書の主題や内容を簡潔に表現するために使用されます。このタイトルは以下の目的で使用されます:

  1. ブラウザのウィンドウやタブに表示
  2. ブックマークやお気に入りのリストに表示
  3. 検索エンジンの結果ページでのリンクテキストとして表示

注意: 文書には必ず1つの <title> 要素が含まれている必要があります。

使用例

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基本的な使用例
<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
  <title>Example Document</title>
</head>
<body>
  <h1>Welcome to the Example Document</h1>
</body>
</html>

この例では、文書タイトルが「Example Document」と定義されています。このタイトルはブラウザのタブに表示されます。

動的タイトル変更

JavaScriptを使用して、<title> 要素の内容を動的に変更することが可能です:

<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
  <title>Initial Title</title>
</head>
<body>
  <button onclick="document.title = 'Updated Title';">Change Title</button>
</body>
</html>

この例では、ボタンをクリックすると、文書のタイトルが「Updated Title」に変更されます。

アクセシビリティの考慮事項

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  • タイトルは文書の内容を簡潔かつ正確に要約する必要があります。
  • 長すぎるタイトルは切り捨てられることがあるため、50~60文字以内に収めることを推奨します。
  • タイトルが適切でない場合、ユーザーは文書の内容を誤解する可能性があります。

ベストプラクティス

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  1. 簡潔にする: タイトルは短く、内容を正確に反映するものにしましょう。
  2. キーワードの活用: 検索エンジン最適化(SEO)のため、適切なキーワードを含めましょう。
  3. ユニークにする: 同じサイト内でページごとに異なるタイトルを設定することで、混乱を避けることができます。

注意事項

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  • <title> 要素の内容はテキストのみです。HTML要素は使用できません。
  • <head> 内で1つだけ使用する必要があります。複数の <title> 要素が存在すると、最初の要素のみが使用されます。

関連仕様

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