HTML Living Standard/tr
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tr 要素
[編集]<tr>
要素は、表(<table>
)内の「行」を定義するために使用されます。行ごとにセル(<td>
または <th>
)を配置することで、表のデータを構成します。
基本構造
[編集]<tr>
要素は、通常、以下のような親要素の中で使用されます:
また、<tr>
要素内には、以下の子要素を配置できます:
使用例
[編集]以下は、<tr>
要素を使用した表の例です:
<!DOCTYPE html> <html lang="en"> <head> <meta charset="UTF-8"> <title>Table Row Example</title> </head> <body> <table border="1"> <thead> <tr> <th>商品名</th> <th>価格</th> <th>在庫状況</th> </tr> </thead> <tbody> <tr> <td>ノートパソコン</td> <td>100,000円</td> <td>在庫あり</td> </tr> <tr> <td>スマートフォン</td> <td>80,000円</td> <td>在庫なし</td> </tr> </tbody> </table> </body> </html>
属性
[編集]<tr>
要素は、以下のグローバル属性を使用することができます:
class
: CSS クラス名を指定します。id
: 一意の識別子を指定します。style
: インラインスタイルを指定します。
加えて、以下の属性を利用することで、スタイリングや機能性を向上させることができます:
hidden
: 行を非表示にします。data-*
: カスタムデータ属性。
スタイリングの例
[編集]CSS を使用して特定の行をスタイル設定する例を示します:
<!DOCTYPE html> <html lang="en"> <head> <title>Styled Table Rows</title> <meta charset="UTF-8"> <style> .highlight { background-color: #f0f8ff; font-weight: bold; } tr:hover { background-color: #ffffe0; } </style> </head> <body> <table border="1"> <thead> <tr class="highlight"> <th>名前</th> <th>年齢</th> <th>職業</th> </tr> </thead> <tbody> <tr> <td>田中 太郎</td> <td>30</td> <td>エンジニア</td> </tr> <tr> <td>鈴木 花子</td> <td>25</td> <td>デザイナー</td> </tr> </tbody> </table> </body> </html>
アクセシビリティ
[編集]<tr>
要素を含む表をアクセシブルにするには、以下の点を考慮します:
- ヘッダーセル(
<th>
)を適切に使用し、scope
属性で関連付けを明確にする。 - 行の背景色を調整する場合は、色覚障害のユーザーにも配慮したコントラストを確保する。
関連仕様
[編集]練習問題
[編集]- 練習1:
<tr>
要素を使用して、3行×3列の表を作成してください。 - 練習2: 特定の行を CSS でスタイル設定してください(例:色を変更、太字にするなど)。
- 練習3: ユーザーが行をホバーした際に背景色が変わるように設定してください。