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HTML Living Standard/var

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

VAR要素

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<var>要素は、数式やプログラムコード内で変数を表現するために使用されるインライン要素です。通常、変数の名前や値、プレースホルダーを示すために用いられます。

定義

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<var>要素は、数式やコード内での変数の概念を意味的に表現するための要素です。

使用方法

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以下は、<var>要素の基本的な使用例です。

<p>次の数式で、<var>x</var> の値を求めます: <var>x</var> = 2<var>y</var> + 1</p>

このコードは以下のように表示されます:

次の数式で、x の値を求めます: x = 2y + 1

属性

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<var>要素には特定の属性はありませんが、グローバル属性を使用することが可能です。

使用例

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数式内での変数の表示

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以下の例では、変数を明示的に示しています:

<p>計算式: <var>a</var> = <var>b</var> + <var>c</var></p>

プログラムコード内での変数

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コード内での変数を示す場合にも使用できます:

<p>以下のコードでは、変数 <var>count</var> を使います:</p>
<pre>
let <var>count</var> = 0;
</pre>

プレースホルダーとしての使用

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プレースホルダーの役割としても利用可能です:

<p>関数名: <var>functionName</var>(<var>parameter</var>)</p>

注意事項

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  • <var>要素は意味論的に変数であることを示しますが、デフォルトのスタイル(通常は斜体)はユーザーエージェントに依存します。
  • 数式やコード内で変数を強調したい場合に使用しますが、必要に応じてCSSでスタイルをカスタマイズすることが推奨されます。

アクセシビリティ

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  • <var>要素はスクリーンリーダーに対して特別な意味を提供するわけではありませんが、他の文脈と合わせて使用することで内容が明確になります。
  • 変数の説明や使用例を提供すると、アクセシビリティが向上します。

スタイリング

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<var>要素のデフォルトスタイルは通常、斜体ですが、CSSを使用して変更可能です。以下は例です:

var {
  font-style: italic;
  color: #007BFF;
}

このスタイルは、<var>要素を目立たせるデザインを提供します。

使用上のヒント

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  • 数式やプログラムコードの中で変数を強調したい場合に使用してください。
  • 他の要素(例:<code><kbd>)と組み合わせることで、より明確な表現が可能です。
  • スタイリングを適切に設定し、変数を他のテキストと区別することをおすすめします。

関連項目

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関連仕様

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