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JavaScript/0

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

0 は、JavaScriptにおける数値型(number)の1つで、数値のゼロを表します。数値演算や条件評価など、多くの場面で使用される基本的な値です。

特徴

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  • 0 は数値型のプリミティブ型
  • 数値演算において中立的な値として機能します(加算では結果に影響を与えない)。
  • 真偽値評価ではfalsyと見なされます。
  • IEEE 754規格に基づく浮動小数点数として表現されます。

使用例

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const zero = 0;

console.log(typeof zero); // "number"
console.log(zero + 1);    // 1
console.log(zero === 0);  // true

0の特別な性質

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0には、通常のゼロ(正のゼロ)と負のゼロという特殊な性質があります。JavaScriptでは両者は同じように扱われることが多いですが、特定のケースでは区別されます。

正のゼロ (0) と 負のゼロ (-0)

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  • 正のゼロ (0) と負のゼロ (-0) は、演算結果や文字列変換では通常同一視されます。
  • 区別が必要な場合は、Object.is を使用します。
console.log(0 === -0);        // true
console.log(Object.is(0, -0)); // false
  • 負のゼロは、特定の演算(特に除算)で結果に影響を与える場合があります。
console.log(1 / 0);  // Infinity
console.log(1 / -0); // -Infinity

0と真偽値評価

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JavaScriptにおいて、0falsyとして評価されます。

if (0) {
    console.log("このコードは実行されません");
} else {
    console.log("0はfalsyです"); // 実行される
}

0の型変換

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0 は、コンテキストに応じて他の型に変換されることがあります。

文字列への変換

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  • 数値 0 を文字列に変換すると `"0"` になります。
console.log(String(0)); // "0"

真偽値への変換

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  • 数値 0 を真偽値に変換すると false になります。
console.log(Boolean(0)); // false

注意点

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  • 0false と等価に評価される場合がありますが、厳密比較(`===`)では異なります。
console.log(0 == false);  // true
console.log(0 === false); // false

まとめ

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  • 0 はJavaScriptの数値型の基本的な値であり、計算や条件式に頻繁に利用されます。
  • 正のゼロと負のゼロの違いは、通常は無視されますが、特定の状況では重要です。
  • 真偽値評価ではfalsyとして扱われます。