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PostCSS/parser

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

PostCSSは、CSSを処理するためのツールで、パーサーを使用することでさまざまな構文のサポートを追加できます。 以下は、PostCSSを使用した開発に役立つ有用なパーサー群を紹介します。 これらのパーサーは、PostCSSがCSSを処理する方法を変更するために使用され、特定の構文(例えば、SassやLessの構文)を理解してCSSとして変換することができます。

postcss-scss

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  • 機能: SCSS構文を処理するためのパーサーです。SCSSファイルをPostCSSで扱いたい場合に使用します。これにより、PostCSSプラグインをSCSSファイルに対して適用できるようになります。
  • 使用方法:
    module.exports = {
      parser: require('postcss-scss'),
      plugins: [ /* 他のPostCSSプラグイン */ ]
    };
    
  • インストール:
    npm install --save-dev postcss-scss
    

postcss-less

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  • 機能: Less構文を処理するためのパーサーです。LessファイルをPostCSSで扱いたい場合に使用します。これを使うことで、PostCSSのプラグインをLessファイルにも適用できます。
  • 使用方法:
    module.exports = {
      parser: require('postcss-less'),
      plugins: [ /* 他のPostCSSプラグイン */ ]
    };
    
  • インストール:
    npm install --save-dev postcss-less
    

postcss-markdown

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  • 機能: Markdownの構文を処理するためのパーサーです。MarkdownをCSSに変換したり、Markdown内に埋め込まれたCSSをPostCSSで処理することができます。
  • 使用方法:
    module.exports = {
      parser: require('postcss-markdown'),
      plugins: [ /* 他のPostCSSプラグイン */ ]
    };
    
  • インストール:
    npm install --save-dev postcss-markdown
    

postcss-pug

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  • 機能: Pugテンプレートを処理するためのパーサーです。Pug(旧Jade)構文をCSSに埋め込むために使用します。
  • 使用方法:
    module.exports = {
      parser: require('postcss-pug'),
      plugins: [ /* 他のPostCSSプラグイン */ ]
    };
    
  • インストール:
    npm install --save-dev postcss-pug
    

postcss-stylus

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  • 機能: Stylus構文を処理するためのパーサーです。StylusファイルをPostCSSで処理したい場合に使用します。これにより、StylusコードをPostCSSプラグインで処理できるようになります。
  • 使用方法:
    module.exports = {
      parser: require('postcss-stylus'),
      plugins: [ /* 他のPostCSSプラグイン */ ]
    };
    
  • インストール:
    npm install --save-dev postcss-stylus
    

postcss-html

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  • 機能: HTMLファイル内に埋め込まれたCSSを処理するパーサーです。HTMLの中でスタイルを管理している場合に有用です。
  • 使用方法:
    module.exports = {
      parser: require('postcss-html'),
      plugins: [ /* 他のPostCSSプラグイン */ ]
    };
    
  • インストール:
    npm install --save-dev postcss-html
    

postcss-jsx

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  • 機能: JSX構文を処理するためのパーサーです。ReactのスタイルをJSXコードに埋め込んでいる場合に使用できます。
  • 使用方法:
    module.exports = {
      parser: require('postcss-jsx'),
      plugins: [ /* 他のPostCSSプラグイン */ ]
    };
    
  • インストール:
    npm install --save-dev postcss-jsx
    

postcss-sass

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  • 機能: Sass構文(SCSSではなく、インデントベースのSass)を処理するためのパーサーです。Sassの構文をPostCSSで処理したい場合に使用します。
  • 使用方法:
    module.exports = {
      parser: require('postcss-sass'),
      plugins: [ /* 他のPostCSSプラグイン */ ]
    };
    
  • インストール:
    npm install --save-dev postcss-sass
    

postcss-atomic

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  • 機能: CSSファイルを分割して管理するパーサーです。Atomic CSS(単一責任を持つスタイルルール)を使用して、CSSを分割し、管理しやすくします。
  • 使用方法:
    module.exports = {
      parser: require('postcss-atomic'),
      plugins: [ /* 他のPostCSSプラグイン */ ]
    };
    
  • インストール:
    npm install --save-dev postcss-atomic
    

まとめ

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これらのカスタムパーサーを使うことで、PostCSSはCSS以外の言語や構文を理解できるようになり、さまざまな形式のファイルを効率的に処理することができます。特定の構文やファイル形式を使いたい場合にこれらのパーサーを選択することで、PostCSSを最大限に活用できます。