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Wikijunior:人間の体/肺

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

 人間の(はい)は左右2つに分かれている。気管支(きかんし)の先にある直径0,1~0,2の小さい袋状のものを肺胞(はいほう)という。

 また、肺胞のまわりは毛細血管(もうさいけっかん)がとりまいていて、肺胞はこの毛細血管(もうさいけっかん)のなかにながれている二酸化炭素(にさんかたんそ)をもらって、かわりに酸素(さんそ)を毛細血管(もうさいけっかん)にわたす役目(やくめ)をしている。

 肺胞の数はおよそ、7億個~8億個もあるといわれている。なぜこんなにも肺胞の数が多いかというと、表面積(ひょうめんせき)が多いほうが、沢山の空気を吸えるからだ。

 また、肺は自分の力でふくらんだり、縮んだりすることが出来ないため、ろっ骨(ろっこつ)と横隔膜(おうかくまく)を上下させ、胸の中の広さを変えることで、肺をふくらませたり、ちぢめたりしている。