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Wikijunior:太陽系/マケマケ

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
ハッブル宇宙望遠鏡が2016年に撮影したマケマケと衛星

マケマケは2005年に発見された準惑星です。名前はイースター島の創造神「マケマケ」から来ています。表面はメタンの氷でおおわれていて、赤みがかった色をしています。

基本データ

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  • 発見年 2005年3月31日
  • 発見者 マイケル・ブラウン、チャド・トルーヨ、デイビッド・ラビノヴィッツ
  • 直径 約1,430キロメートル(月の約40%)
  • 衛星 S/2015 (136472) 1(愛称:MK 2)
  • 公転周期 約309地球年
  • 自転周期 約22.5時間
  • 表面温度 約-230℃(とっても寒い!)

マケマケの特徴

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  1. 見た目
    • 赤みがかった色
    • 表面は凍ったメタンでおおわれている
    • とても明るく光る(高い反射率)
  2. 軌道
    • 太陽からの平均距離:約45.8 AU(天文単位)
    • カイパーベルトにある
    • 軌道は少し傾いている
  3. 衛星
    • 2016年に発見された小さな衛星がある
    • とても暗い(マケマケの表面より1,300倍も暗い!)
    • 直径は約175キロメートルと推定

マケマケの名前の由来

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  • イースター島の神様の名前
  • 創造神で、人類を作ったとされる
  • 鳥人カルトの儀式で重要な神様

おもしろい事実

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  1. 発見された日がエイプリルフールだった
  2. 発見時のニックネームは「イースターバニー」
  3. ハッブル宇宙望遠鏡を使って、大気がないことがわかった
  4. 冥王星やエリスに比べて、衛星が少ない

マケマケの発見

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発見のきっかけ:

  1. 強力なデジタルカメラを使用
  2. コンピュータで大量の天体写真を分析
  3. 動いている天体を見つけ出した

やってみよう!

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  1. マケマケの大きさを身近なものと比べてみよう
    • 地球、月、校庭などと比較
  2. マケマケの軌道を描いてみよう
    • 太陽を中心に、地球とマケマケの軌道を描く
  3. マケマケの温度を想像してみよう
    • 冷凍庫の中(約-18℃)よりずっと寒い!

クイズ

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  1. マケマケの表面は何でおおわれている?
  2. マケマケの名前は何から来ている?
  3. マケマケの発見時のニックネームは?

みんなで考えてみよう

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  • マケマケにはなぜ大気がないのかな?
  • マケマケの表面は実際どんな感じだろう?
  • マケマケみたいな寒い世界で、何が起こっているんだろう?

もっと知りたい人は

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  1. イースター島の神話について調べてみよう
  2. 準惑星について、図書館で本を探してみよう
  3. インターネットでマケマケの画像を探してみよう

観察のむずかしさ

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マケマケを観察するのは簡単ではありません:

  • とても遠い
  • 小さい
  • 暗い:望遠鏡では見えない

未解決の謎

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マケマケについて、まだわかっていないことがたくさんあります:

  1. 表面の詳しい様子
  2. 内部の構造
  3. どうやってできたのか
  4. 他に衛星はあるのか

探査計画

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  • 現在、マケマケに探査機を送る計画はない
  • とても遠いので、行くまでに長い時間がかかる
  • 将来、新しい技術ができたら探査するかも!

用語集

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Wikipedia
Wikipedia
ウィキペディアマケマケ (準惑星)の記事があります。
カイパーベルト
海王星の軌道の外側にある、氷の天体がたくさんある領域
メタン
とても冷たい温度で凍る気体
反射率
物体が光をはね返す割合