Wikijunior:太陽系/冥王星
表示
冥王星(めいおうせい)は、かつては太陽系の9番目の惑星でしたが、2006年に準惑星として分類し直されました。冥王星は太陽から非常に遠く、とても寒い世界です。
発見
[編集]冥王星は1930年にクライド・トンボーによって発見されました。ニュー・ホライズンズが到着するまでの長い間、望遠鏡でしか観察できませんでした。
特徴
[編集]- 冥王星は月よりも小さく、直径は約2,377キロメートルです。地球と比べると、およそ6分の1の大きさしかありません。
- 表面は岩石と様々な種類の氷(窒素、メタン、一酸化炭素)でできています
- 1日(自転周期)は約6.4地球日
- 1年(公転周期)は約248地球年
- ニュー・ホライズンズが発見した特徴:
- ハート形の平原(スプートニク平原)があります
- 山、谷、クレーターがあります
- うっすらとした大気があります
- 氷の火山があるかもしれません
冥王星の衛星
[編集]冥王星には5つの衛星があります:
- カロン - 最大の衛星で、冥王星の直径の約半分もあります。冥王星とカロンは「二重準惑星」と呼ばれることもあります。
- ニクス - 不規則な形をした小さな衛星
- ヒドラ - 氷でできていると考えられています
- ケルベロス - 2011年に発見された小さな衛星
- ステュクス - 2012年に発見された最も小さな衛星
ニュー・ホライズンズの大発見
[編集]2015年7月14日、NASAの探査機ニュー・ホライズンズが冥王星に最接近し、たくさんの新しい発見をしました:
- 氷の山々は高さ3,500メートルもあります
- 大気は青く光っています
- 氷が動いている証拠が見つかりました
- 地下に液体の海があるかもしれません
-
冥王星の大気のもや
-
冥王星のクローズアップ
-
スプートニク平原の氷
-
冥王星で検出された水の氷
-
冥王星の衛星
-
冥王星とカロン
-
カロン
おもしろい事実
[編集]- 冥王星の名前(Pluto)は、11歳の少女ベネチア・バーニーが提案しました
- 冥王星の表面温度は約-230℃ととても寒いです
- 冥王星とカロンは、お互いに同じ面を向けあっています
- スプートニク平原は、新しい氷が定期的に補給される活動的な地域です
なぜ準惑星になったの?
[編集]科学者たちが惑星の定義を決め直したとき、冥王星はその条件を満たしませんでした。主な理由は:
- 軌道上の他の天体をきれいに掃除できていない
- 似たような大きさの天体が近くにたくさんある
みんなに聞いてみよう
[編集]- 冥王星が準惑星になったことをどう思いますか?
- もし冥王星に行けるとしたら、何を持って行きますか?
- スプートニク平原のような氷の平原でスケートができるとしたら、どんな感じでしょうか?
- 冥王星の5つの衛星の中で、どれが一番興味深いと思いますか?