慶應義塾大対策

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
移動: 案内検索
Wikipedia
ウィキペディア慶應義塾大学の記事があります。

本項は、慶應義塾大学の「一般入学試験」対策に関する事項である。

慶應義塾大学ホームページ(入学試験の概要が記載されている)http://www.admissions.keio.ac.jp/index.html

慶應義塾大学(慶應、または慶大)は、東亜最古の段階で高等教育機関となった旧制大学の一つであり、我が国で最初に設立された私立大学である。

概要[編集]

特徴
慶大入試では、難易度の高い問題を素早く解答する力が求められる。合格するには基礎から教科書レベルを超えた知識までしっかりと定着させてから、過去問の演習及び研究を行うことが必要となる。
また、入試形態がやや変則で、受験科目に「国語」を設置しておらず、その代わりに「小論文(論述力・論文テスト)」試験を行っている。小論文試験が国公立の後期日程以外で受験科目に登場すること自体珍しく、一般の受験生が受験勉強として普段から学習するような科目ではないため、勉強法が他の科目ほど確立されていない。しかも、慶大の小論文では、非常に高い読解力・分析力・論述力が求められるため、しっかりと対策しないと得点につながらない。そのため、慶大を第一志望、もしくは併願受験すると決めたら、その時からコツコツと小論文対策をはじめないと、入試直前数か月の対策では対応できない。
私立大学では珍しく、問題の形式・傾向が学部ごとに大きく異なる(例えば、経済学部のようにすべての科目で記述・論述式の問題が多い学部もあれば、法学部のように小論文試験以外の科目はすべてマーク式の学部もある。また、法学部の小論文では、社会科学的な素養に基づいた解答が求められるが、SFCの小論文では、柔軟な発想に基づいた解答が求められる)。そのため、ある学部の過去問演習が他の学部の対策に役立つということは稀で、複数学部を受験する場合、学部ごとに対策をする必要がある。
足切り
経済学部、法学部、総合政策学部、環境情報学部では、一部の科目もしくは問題が一定の点数に達していない場合、残りの科目もしくは問題を採点せず足切り不合格にするため、注意が必要である。

入試情報[編集]

受験状況
一概には言えないが、本学を第一志望にしている人の多くは複数の学部を受験する(例えば、経済学部志願者でも、文学部を受験する者もいる)。中には受験は水物ということを考慮し、4学部以上を受ける者も珍しくない。文系・理系関係なく多数併願してくるので、入試倍率、合格最低点ともに非常に高い。
試験日は学部毎に異なるが、2月中旬に行われる。私立大学としては遅い方であるが、それでも国立大学前期試験とは日程が若干空くので、在京の国立大学との併願を検討している地方の受験者は受験旅行の予定を組む際に注意が必要である。
試験会場
学部毎に試験日は異なるが、試験会場はどの学部も日吉キャンパス(神奈川県横浜市)か三田キャンパス(東京都港区)で行われる。矢上キャンパス、信濃町キャンパス、共立芝キャンパス、湘南藤沢キャンパスで行われることはない。
合格人数・合格状況
慶大を第一志望としている受験生のほかに東京大学をはじめとした国立大学の受験生も併願受験するため、どの学部も募集人員の2倍程度の人数が合格になっている。よって、実質倍率(受験者数÷入学許可者数)は試験前の発表倍率のおよそ半分程度である。例えば、法学部法律学科の試験前の発表倍率は例年10倍程度であるが、実質倍率は6倍程度である。
一学年の定員は全学部合わせて6400名程度(一般入試枠は4000名程度)、男女比率は全学部合計で7:3、看護医療学部と文学部に関しては男性より女性の比率が高い。
模試
慶大対応模試として、代々木ゼミナールの「慶大入試プレ」と、河合塾の「早大・慶大オープン」がある。また、慶大小論文対策として、「全国論文テスト(代ゼミ)」や「全統論文模試(河合塾)」もある。各予備校は慶大の入試傾向を徹底的に分析し、精度の高い予想問題を作成しており、多くの慶大志願者がこれらを受験する。その為、受験すれば本番入試に向けての大きな指針となり、本番の雰囲気にも慣れることになるので、慶大志願者は、これらの模試をできる限り受験するべきだろう。また、慶應医学部受験生は「国公立医学部模試(代ゼミ)」や「全統医進模試(河合塾)」といったハイレベル医学部受験生向けの模試も活用していきたい。これらの模試で出題される問題は慶應医学部の問題と比較すると解きやすい内容ではあるが、受験生のレベルは国公立医学部、もしくは上位私大医学部志望者であるため、その中で自分がどの位置にいるかをはかることが出来る。
模試は厳選された良問ばかりである。模試で出題された=塾講師達が重要と考えている問題=受験生は当然正解すべき問題と解釈できる。また、模試では、判定も同時に出るが気にする必要は無い。というのは、全学部の志望者を同時に試験するため、多分に志望学部の出題傾向とは異なるからである。しかし、不得意な分野についてはしっかりと復習をし、確実に身につける必要がある。判定が悪くても合格するためには、基礎の徹底を怠ってはならない。それには、一度解いたことのある問題を確実に解けるように復習するのが一番の近道である。多くのE、D判定者が逆転合格を果たしているのも事実であり、判定が良い人ほど合格しやすいことも事実である。

学部別対策[編集]

慶大は、問題の形式・傾向が学部ごとに大きく異なるため、ある学部の過去問演習が他の学部の対策に役立つということは稀で、複数学部を受験する場合は学部ごとに対策をする必要がある。

文学部[編集]

一学年の定員は800名程度であり、そのうち一般受験組が7割程度、残りが附属高校推薦入学者、自主公募推薦合格者、帰国生・留学生入試枠合格者である。

慶應文学部では、外国語(150点)・地歴(100点)・小論文(100点)の3科目(計350点満点)が課される。外国語は、英語・ドイツ語・フランス語・中国語の中から1つ選択する。小論文はもちろんのこと、外国語・地歴もほとんどが国公立2次型の記述式である。科目別では、どの科目も難易度は非常に高い。特に外国語に関して言えば、出題される長文読解の難易度は大学入試最高レベルを誇り、内容の深度、単語レベル共に非常に高い。

1年生の間は一般教養科目を中心に、第2学年以降は三田キャンパスで17の専攻から1つを選び、学んでいく体制をとっている。

例年、実質倍率は4倍前後である。


外国語(英語)[編集]

試験時間は120分、配点は150点。慶應文学部の英語とドイツ語では、辞書を使える(ただし電子辞書は一切不可)。大学入試で辞書を許可することは非常に珍しく、言い換えれば、入試問題としては重厚長大な超長文が出題されるということである。英語は抽象度の高い1,000words前後の総合問題2題、もしくは2,000words前後の総合問題1題が出題される。(1977年~2005年、2007年~2010年。2006,2011年度入試では出題形式に変化あり。)和訳や説明、英訳など殆どの設問が記述式なので、過去問・予想問を中心に、国立大学二次試験型の問題に慣れておく必要がある。

文学部はそもそも長文出題が特徴だと言われてきたが、出題テクストの長さや単語数などさしたる意味を持たなく、そもそも文学部は単語数は少ない部類である。なぜなら文学部の英語入試こそはとりわけ「観念の把握」を重視した出題であるからである。文学部だけあり、出題文の抽象度の高さは経済学部や法学部の比ではない。どれだけ入試対策で英単語を理解していようが、辞書を何冊持ち込もうが、背景知識がなく理解出来ない観念はいつまで経っても理解しようがないわけで、テクスト分析に対する素養そのものを求める出題姿勢が伺える。 具体的には、「存在とは」「意識とは」「宇宙とは」「歴史とは」「美学とは」「感情とは」―――――などなど、常日頃の読書における質と量に裏打ちされた哲学的考察と素養を要求される。大学受験問題としては京大や東京藝大楽理科の英語と1・2を争うレベルであり、本学部の長文読解は大学入試トップクラスの難易度を誇っている。

なぜ試験時間が2時間もあるのか、受験生は過去問を吟味しながらよく考えてみるべきだろう。そして、過去問の模範解答そのものも決して唯一の最適解であろうはずもない。受験生一人ひとりがどれだけテクストを読みこなせるか、どこまで的確に概念を把握できるか、そして咀嚼した文意から考察し、どれだけ具体性のある解答を導き出せるかが勝負のカギである。

また、2012年度から超長文2題に加えて和文英訳の問題が出題されているが、難易度は難関大学受験生で英語が苦手でなければ十分に解答できるレベルなので、ボーナスだと思ってしっかり取っておきたい。

世界史[編集]

試験時間は60分、配点は100点。大問が4題出題される。ほぼすべての問題が記述式で、出題時代・地域も多岐に渡る(例えば2013年度の場合、中国史、ウィーン史、アメリカ合衆国史、北アフリカ・インド・イランのイスラーム史がそれぞれ大問で1つずつ出題され、時代も古代~現代史まで出題されている)が、慶應の他学部と比較すると要求される知識量は高くない。しかし標準的な語句からの出題であっても、一般的な問い方とは違う形で問われることが多く、解答に辿り着くことが困難な問題も多い。近年は中国に関連する東洋史からの出題が目立ち、文化史の比重が高い。史料文(漢詩)が提示されることもあり、年代そのものを書かせるものも出題された。更に慶應義塾ではギリシア神話の知識など、常日頃の読書量を試すような出題もなされるため、注意が必要である。

日本史[編集]

試験時間は60分、配点は100点。原始時代が2006年度以後隔年に出題されている他、史料問題が毎年出題される(未見資料が出題されることもある)。政治、社会・経済、外交、文化と広範囲にわたり、記述式の問題が6割程度、選択式の問題が4割程度である。そのため、教科書・用語集で知識の基礎を固めた上で、記述・論述対策をし、過去問研究をする必要がある。特に、論述問題は予備校の問題分析で難問に分類されることが多いくらいに難易度はかなり高いので、しっかりやらないと過去問研究がスムーズにいかなくなってしまうだろう。 ここ最近、出来事の年度を選択式ではなく記述式で書かせる問題が出題されているので、細かな出来事でも年度までしっかり覚えこまないといけない。

小論文[編集]

試験時間は90分、配点は100点。人文科学がテーマの抽象的な文章などで長めの課題文になることが多く、抽象度がかなり高いので難易度の高い小論文の課題文や現代文の問題文を読み慣れておく必要がある。時間と余裕があれば新書や学術文庫などで深めていくと良い。与えられた資料を読み解き、考察とともに要約し、更に自分の意見を述べるという、小論文試験としては基本的な能力を試す良問であるが為に、かえって難問となっている。社会学系の文章から、卑近な時事問題まで、出題分野は毎年多岐に渡るので、油断禁物である。また、文学部は公募推薦(一定の評定平均を満たした高校3年生で同学部を第一志望とする者のみ出願可能)も存在する。長時間での小論文(一部英語の問題等含む)を課す入学試験方式も存在する。

年度によっては90分の制限時間内で読み切るのが不可能な量の課題文が出されることもあるため、読解力に相当の自信がある受験生でも状況に応じて対処していかなければならない。

経済学部[編集]

慶應義塾大学の看板学部。「理財(経済学の旧称)の三田」ともいわれており、他の文系学部に比べると必修科目が多く、忙しいと言われている。

一学年の定員は1,200名程度であり、そのうち750名程度が一般受験組、残りが附属高校推薦入学者、帰国生・留学生入試枠合格者である。

受験方式は数学受験のA方式(定員500名程度)と、地歴受験のB方式(定員250名程度)が存在する。

1990年代に入るまでは数学でしか受けられず、数学または地歴で受けられるようになった今でも数学受験のA方式は募集枠が大きい。入学後も数学(線形代数学、微積分学、マクロ・ミクロ経済学、統計学が必修)を使うので数学を得意にしておく事を勧める。他の大学よりも非常に数学色が濃く、留年率も非常に高いため、数学が苦手であると入学後苦労する可能性がある

A方式(英語・数学・小論文受験)
A方式では、英語(200点)・数学(150点)・小論文(70点)の3科目(計420点満点)が課される。A方式のほうがB方式より募集人数が多いため、数学が得意な者(文転者など)ならA方式の方がずっと受かりやすいが、英語・数学の比重が大きく、徹底した学習が要求される。東大などの国立大学が第一志望ならA方式を勧める。数学の難易度は標準~やや難である。
ちなみに医学部医学科などの理系受験生も併願して受ける事も多い(理工学部や医学部と併願して受ける者も多数存在する)。
商学部A方式(英語・数学・地歴受験)との併願は多いが、学部相性は悪いので、本命をどちらか一方に絞って対策する必要がある。近年ではSFCも英語・数学・小論文という科目で受験できるようになった為、併願が可能となった(ただし出題傾向は異なる)。
B方式(英語・地歴・小論文受験)
B方式では、英語(200点)・地歴(150点)・小論文(70点)の3科目(計420点満点)が課される。地歴は世界史・日本史から1科目選択である(地理の選択は認められていない)。慶應経済受験生のレベルにもなると、地歴・小論文のレベルはかなり高く、これらの科目では差がつきにくいので、実質的に英語で合否が決まると言える。ただ、地歴は最後に論述問題があるため、私大専願者にとっては厄介だと言える。山川出版社の「世界史論述問題集」などを使って十分に対策を取っておかないと周りに差をつけられてしまうだろう。また、年号問題が多数出る年もあるため、年号もしっかりと覚えておく必要がある。

例年、実質倍率はA方式が4倍前後、B方式が6倍前後である。


英語[編集]

試験時間は100分、配点は200点。慶應経済の英語では、超長文読解問題2題と本格的な英作文問題2題(和文英訳、自由英作文の2題)が出題される場合が多く、私大専願者には厳しい内容になっている。
※以前は文法・語法問題や討論文読解問題が出題されていたが、それらに関しては後述する。

超長文は2題で合計2500words程度と非常に長く、内容も深いため、受験生は非常に高い語彙力が求められる。受験生は日々語彙力の向上に努めなければならないが、その際意識してほしいことは、「単語を英語→日本語ではなく、日本語→英語で覚える」ということである。というのも、後述するが慶應経済で出題される自由英作文のテーマは専門性の高いものであり、難しい英単語を使うことになるので、日本語から英単語が出てくるようにしないと自由英作文に対応できないからである。

慶應経済の英語を最も特徴づけるのが自由英作文で、100~200語程度の指定条件の細かくついた本格的なものである。英作文の学習は「英借文」からはじまると言うように、まずは自由英作文対策用の参考書に記載されている例文の暗記からはじめよう。知識が定着してきたら、標準レベルの自由英作文の問題に当たり、暗記した例文どうしを組み合わせて文章を作る練習をしていこう。自由英作文は経験値が物を言うので、早い段階から対策していこう。

なお、前半部分で高得点を取らないと、後半部分は採点されず即不合格となる(足切り)。

  • 長文読解問題

基本的に2題であるが、年によっては3題の場合もある。しかし、合計語数が2500words程度であることは変わりない。論説文のテーマは環境・経済系が多く、設問及び選択肢もすべて英語である。長文は1000wordsを超える専門性の高い難しい文章が出題されるが、設問はそこまで難しくない。慶應経済は英作文が本格的で非常に時間がかかるため、長文読解問題は素早く処理できるようにしておかないといけない。自由英作文問題は、この長文読解問題で出題された文章の内容に基づいたテーマの見解論述をする形で出題されるため、内容を漠然と理解しただけでは、自由英作文の内容にも響いてしまう。

  • 和文英訳問題

日本語の自然な会話文を英訳する問題である。そのままの会話文を英訳することはまず不可能なので、文脈に応じて適切な日本語表現に読み替えていく力が求められる。会話の内容も一般的な会話文英訳問題で出題されるような浅い内容ではなく、それをいかに自分の語彙力の範囲に落とし込んでいくかが試されるため、難易度は非常に高く、受験生の間で差が出やすい。

  • 自由英作文問題

以前は多くの資料を読んで、自分の見解を100~200wordsで論述する問題であった。しかし近年は、2つのテーマから1つを選んで、見解を論述する形式で出題されている。2つのテーマは先に解く2題の超長文の内容に関しての自身の見解を述べるもので、専門性が高く難易度は非常に高い。以前の資料を読んで、見解論述をする問題では制限字数が指定されていたが、近年の設問形式では制限字数は指定されていない。しかし、解答欄や内容の深さからして、200words程度の記述が求められている。200wordsの専門性の高い見解論述をする問題は自由英作文としては大学入試最高峰と言える。

  • 文法・語法問題

以前は大問Ⅰとして出題されていたが、近年は出題されていない。問題形式も変動的であったが、難易度は高い問題が多かった。いきなり復活する可能性もあるため、受験生は基礎~応用問題までカバーした問題集を1冊完璧にしておいたほうが良いだろう。

  • 討論文読解問題

数人の参加者の討論のやり取りを読んで、参加者の発言を予想したり、それぞれの参加者の立場を答える問題。長い討論のやり取りの流れを追うのが非常に大変な問題であったが、近年は出題されていない。

数学[編集]

試験時間は80分、配点は150点。数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B・数列・ベクトルが出題範囲で、領域・確率・微積分・数列・ベクトルは頻出である。制限時間の割に問題量が非常に多いため、スピードが鍵となる。大問は例年6題出題され、前半3題は標準問題、後半3題は思考力を求めるやや難度の高い問題となっている。そして、前半大問1~3のところで約75%以上確保しないと、後半大問4~6は採点されない仕組みであるため、数学が得意だからといって、前半の標準問題部分でケアレスミスをしないように。受験生のレベルから考えて前半の標準問題では差がつかないため、後半部分でどれだけ得点するかの勝負になる。したがって、標準的な問題に対処するために「チャート式基礎からの数学(数研出版)」(青チャート)などの網羅系参考書を暗記するくらいやり込み、大学受験数学の標準問題を確実に取れるようにし、過去問研究にしっかり取り組むことが必要条件である。これらをやっていれば、多少難度が高い問題にも食らいつく力が養成されているだろう。慶應経済の数学では時間配分を間違えると数学が得意な者でも失敗することが多い。したがって、赤本に載っているここ6年分の過去問をしっかり復習も含めてやって本番のイメージを作っておくべきである。本番に時間をロスしないように受験生が忘れやすい「メネラウスの定理&チェバの定理」や「方ベキの定理」などの幾何定理にも慣れておくこと。また、数列の漸化式から一般項を求める分野では、3項間の場合であるan+2=αan+1+βanまでをしっかりと理解しておきたい。そして、ベクトルの係数設定のために座標を設定する応用的な手法も頭に入れておきたい。

因みに難易度の高い問題の一例として、複数の場合分けが必要な確率漸化式、座標を設定して容積を求める問題、曲線の移動、高次の複接線などが過去に出題されている。

世界史[編集]

試験時間は80分、配点は150点。範囲は1500年以降を中心とする。(だからといって、その範囲だけを対策すればいいわけではないことは言うまでもない。現に、それ以前の歴史の知識を遠回しに聞いている問題、その知識がないと理解できない問題も出題されている。)例年の大問数は4題で、それぞれの大問に1~3題出題される100字程度の論述問題の難度はかなり高い。よって、私大受験生であっても論述問題対策は十分にする必要があるのは言うまでもない。図版、地図や史料を用いた問題が多く、第二次世界大戦後からの出題が多い。現代のニュースに絡めた内容も出題される。特に、現代アメリカの経済史は本学部の頻出分野である。このことを理解した上で、教科書・用語集の知識をマスターし、過去問分析に取り組むのが鍵となる。

日本史[編集]

試験時間は80分、配点は150点。範囲は1600年以降を中心とする。(だからといって、その範囲だけを対策すればいいわけではないことは言うまでもない。現に、それ以前の歴史の知識を遠回しに聞いている問題、その知識がないと理解できない問題も出題されている。)論述問題の難易度は世界史同様かなり高い。よって、私大受験生であっても論述問題への十分な準備が必要である。また、地図、統計史料を用いた問題が例年見受けられるため、これらに対応できるように分析力や思考力を養成することも必要である。教科書・用語集レベルの知識をマスターしたことを前提に過去問分析に取り組むのが鍵となる。

慶應経済の日本史は、前述のように近現代史の比重が大きいので、受験生はかなりやりこんでおかなくてはいけない。しかし現役生の場合、近現代史は、学校の授業でも最後に学ぶ所がほとんどなので、授業で習う内容だけでは不十分になってしまう場合が多い。であるから、早めに自分で対策していくことが必要となる。また、現在の経済や政治とも関わる内容が出題されるので、日本や世界の動きなど、最新のニュースは常にチェックしておく必要がある。

小論文[編集]

試験時間は60分、配点は70点。課題文の分量が年々増加傾向。公共性の高いテーマが選ばれることが多く、課題文の内容説明が求められる。難易度は慶應の学部の中では標準レベルだが、しっかりとした対策をしなければ、手も足も出ないだろう。具体的には、まず小論文の書き方の基礎をじっくりと時間をかけてしっかりとつくる。そしたら、どんどん当学部の過去問を実際に解いていく。はじめは全くできないだろう。問題によっては、何をすべきなのかも分からないこともある。それでも、小論文の書き方にそって考えに考えて書き上げる。解答例と見比べるとクオリティーは程遠いだろうが、それを実際に小論文の講師などに厳しく添削してもらう。そうすれば、どんどん解答の質は上がっていく。慶應経済の小論文は法学部や文学部ほど厄介なものではないので、この地道な作業をしていけば周りに差をつけられることは無いだろう。 慶應経済の小論文で最も困難な点は、60 分という制限時間内に課題文を読んで、煩雑な問題の答案を完成させることだとも言える。600 字前後をこの時間で書くというのは、高校生にとっては、事実上、下書きなしで簡単なメモを取る程度で、解答用紙にいきなり書かねばならないということだ。ゆえに、簡潔に分かりやすい文章を短時間でまとめる力が求められる。

経済学部の課題文のテーマは生命科学的もしくは自然科学的な内容の時もある。例えば、2012年の霜柱に関する科学的研究についての課題文を読むには化学の基礎的な知識(状態変化など)が不可欠であった。このように、経済学部の小論文対策としては、高校1年の時から、文系理系科目すべてを幅広く学習しておく必要がある。2012年の問題は経済学部があらゆる学問と通じているという大学側のメッセージとも解釈できる。

入学後の履修分け[編集]

経済学部は入試方式によって入学後の履修タイプが分かれる。A方式(数学受験)で入学した者・附属高校推薦入学者(内部進学者)・留学生の一部は高校数学1A・2Bの知識を前提とした講義でカリキュラムが組まれた「タイプ1」とし、B方式(地歴受験)で入学した者・留学生の一部、内部進学者のごく一部はそれらを前提としてない「タイプ2」となる。「タイプ1」から「タイプ2」への変更は認められないが、「タイプ2」から「タイプ1」への変更は可能。「タイプ2」の学生で、高度な数学を多く使う分野(理論経済学・金融論・ゲーム理論・金融工学・計量ファイナンス・応用ミクロ経済学・現代マクロ経済学・数理経済学など)を学びたい場合は「タイプ1」に変更したほうがよい。履修タイプの変更は第1学年の4月初旬に受けられる標準レベルのテスト(範囲は数学1A・2BでA方式の入試の数学より簡単)である一定の基準を超えれば認められる。年度途中や第2学年以上でこのテストは受けられないので、B方式合格者で数学色のより一層深い分野を専攻したい者にはお勧めである。逆に、開発経済学・労働経済学・財政社会学・環境経済学・経済地理学・経済学史・経済思想史・国際経済学(国際貿易論、国際金融論)など数学色がそこまで強くない分野に興味がある者は「タイプ2」のままでもいい。

ただ、一つ重要なことは、当該学部は入学後非常に数学を使うので、実質「タイプ1」の生徒は入学段階で高校数学1A・2B・3Cすべての知識があったほうが入学後の苦労が減るだろう。また、「タイプ2」の生徒も結局大学1年次に高校数学3Cまでと大学の数学(微積分学・線形代数学)の基礎的な内容をすべてしっかりおさえるようになっているので、数学が得意でない者は相当な覚悟が必要である(これは第2年次に必修のミクロ経済学・統計学のためである)。内部進学者は基本的に3Cも高校時に勉強している。

法学部[編集]

一学年の定員は法律学科、政治学科ともに600名であり、一般受験組は法律学科、政治学科ともに230名程度で、残りがFIT入試枠、附属高校推薦入学者、帰国・留学生入試枠合格者等である。
※FIT入試は、「目標と構想が明確であり、そのために慶應義塾大学法学部法律学科・政治学科で勉強を望む」優秀な成績をおさめている学生と、「この学生を教えたい」という法学部教員との良好な相性(FIT)を実現しようとするものとしてスタートした入試である。具体的には、書類選考によって志願者の志望動機や将来のビジョン、学業成績等を調べられ、論述(考察)試験やグループ討論、面接によって、志願者の思考力や表現力、人間性、コミュニケーション能力が見られる。出願条件が厳しく、試験内容も特殊なため、実質倍率は3倍程度である。

慶應法学部(一般受験組)では、外国語(200点)・地歴(100点)・論述力試験(100点)の3科目(計400点満点)が課される。外国語は英語・ドイツ語・フランス語から1言語、地歴は世界史・日本史から1科目選択である(地理の選択は認められていない)。どの科目も難易度は非常に高い。特に、論述力試験は国語の現代文では出題されないような法学・政治学系の難しい課題文が出題されている。数学受験が出来ないので、国立大学の併願で受験を考えている受験生は注意が必要である。

経済学部同様に外国語と地歴で足切りを行い、これらの合計が一定ライン以上に達しないと論述力試験の採点対象から外される。

例年、一般入試の実質倍率は法律学科、政治学科ともに6倍前後である。


外国語(英語)[編集]

試験時間は80分、配点は200点、全問マーク式。発音・アクセント問題、文法・語法問題、会話文読解問題、長文読解問題が出題されており、設問・指示も全て英語である。

長文読解問題では論説文だけでなく、小説が出題される年度もあるが、どちらにせよ、「全体の文脈把握」と「細部の精読」の両立が必要で、大学入試としては私大最難関である。これは、慶應法学部が「全体のつながりや整合性の把握」と「細部を掘り下げて考えること」を両立できる、高度な論理的思考力を持つ人材を求めているためである。

会話文読解問題では、空所補充問題が出題される。前置詞や副詞、受験生にはなじみのないような慣用句を完成させる問題が中心である。副詞や前置詞の意味を理解しないで、ただ単に熟語や慣用句を暗記している受験生は歯が立たない内容であり、ハイレベル受験生の間でも差が付きやすい。熟語や構文を暗記する際、その前置詞や副詞が「意味の形成」にどのように影響を与えているのかを日頃から意識していこう。

全体的に、相当な語彙力が必要であるが、それだけではなく、「英文の記述から論理的に判断できる内容は何か」という視点で作られた設問が多いため、高度な論理的思考力も求められる内容になっている。

  • 発音・アクセント問題

頻出ではあるが、出題されない年度もある。出題される場合は一番最初に出題される。固有名詞のアクセントの位置を問うなど、英語が得意な受験生でも得点は安定しないため、すぐに処理して、次の問題へ行こう。

  • 文法・語法問題

文法的な誤りの無い文章を選ぶ問題として出題される。他の問題に比べて解きやすい問題が多いため、ここは全問正解、多くても1問間違いにとどめておきたい。大学受験用の文法学習をしっかりやっていれば解答できるレベルの問題ばかりである。

  • 会話文読解問題

会話文の中にある空所に適切な副詞や前置詞を入れていく問題として出題される。熟語や構文をそのまま覚えるような暗記学習をしている受験生は歯が立たないだろう。また、前後の文の意味や全体の流れから、どの副詞を入れて、動詞にどのような意味を持たせるかを考えさせるため、相当な読解力も必要とされる。難易度は非常に高く、英語が得意な受験生の間でも差が生まれやすい問題である。

  • 長文読解問題

例年、2題出題される。1題は下線を引かれた難単語や難熟語の定義を選択する問題。文章自体難しい内容のものが多いため、相当の語彙力と推測力が求められる。もう1題は、空所補充問題、語句整序問題、内容説明問題からなる総合読解問題。会話文読解問題同様に、相当な語彙力と読解力が求められる難易度の高い問題が多く、受験生の間で差が生まれやすい。

世界史[編集]

試験時間は60分、配点は100点、全問マーク式。年度によって難易度が異なり、例年、大問は4題、小問数は50問で解答方式は語句選択式である。社会史、経済史、文化史からの出題が目立ち、広範囲で広地域を扱い、かつ時代範囲が広い。西アジア史や東欧史からもかなり踏み込んだ内容の出題が見られ、歴史を多角的な視点から論じた文章が提示され、教科書レベルでは到底対策は不可能である。一見基本レベルの問題のように錯覚させながら解答の文脈が違っているなど高度な問題が目立つ。

まずは基本的な事項を押さえた上で、教科書範囲外の難問を過去問等でカバーしながら学習する。なお、試験時間は60分のため、相当なスピードで解答することが求められる。時事的なテーマで点を取りこぼすようでは、合格は難しいだろう。

日本史[編集]

試験時間は60分、配点は100点、全問マーク式。全体的に難易度が高く、更に近年難化傾向にあり、語群の選択肢数が非常に多く、限られた時間の中で正答を見つけなければならない。英語が易化する年に難化し、逆に英語が難化すると易化する。全問選択といっても、実質は記述と大差ない。語群は例年解答数の6倍程度に上り、受験生の負担はかなり大きい。近現代からは必ず大問が1~2題出題されるため、山川出版の用語集で取りこぼしのないくらい学習することが大切。山川出版教科書の、文章の穴埋め出題が多いが、用語集の解説を穴埋めにしたりもするので、双方の緻密な学習が求められる。なお、戦後の政党史は頻出であるので、重点を置いて学習すべき。

古代から近現代までと幅広く出題され、昭和戦後史の出題は少ないが、近年増加傾向にある。全体を通して、細かい知識を必要とする設問が多い。テーマ史が必ず出され、近現代における特定の政治家を取り上げた問題が2007年度から続いているので、幕末から明治以後の政治史を押さえておく必要がある。また、教科書程度では補えない史料も出題されるため、できるだけ多くの史料に当たっておくことが必要であろう。

論述力[編集]

試験時間は90分、配点は100点。法学部独自の「資料を与えて、理解、構成、発想、表現の能力を問う」という科目である。制限字数は全体で1000字。論説・評論を速く正確に読み解く力が必要である。問題自体は受験生の深い思考力と高度な表現力を問う難問(良問)ぞろいである。

提示される課題文の内容はかなり専門的で、大学受験生にとっては読みずらいと思われる。求められている知識は、古代ギリシアの都市国家における政治判断を問うもの(2010年度)、政治的空間としての日本社会という切り口からセキュリティー社会をとらえる(2009年度)、現代日本における知識人像の考察(2008年度)などで、これらを論述するための能力は一朝一夕に身に付くものではない。下地作りとしては、現代社会と法との関係についてコンパクトにまとめられた参考図書として『法哲学講義』(東京大学出版会)、『法の臨界』(東京大学出版会)、『考える「時事問題」厳選60』(早稲田経営出版)などをお勧めしたい。これらを読み、理解し、法学や政治学の基礎的な枠組みの把握が出来たら、当該学部の過去問研究に取り組むとよい。また、京都大学法学部後期の小論文が傾向として似ているため、こちらに取り組むこともお勧めする。

例えば、09年にはハンナ・アレント(Hannah Arendt)の『公共空間論』が出題されているが、思想家の概念についての知識・理解・関心が無ければ、受験生は問題の解答を論述することが難しい。

商学部[編集]

一学年の定員は1,000名であり、そのうち700名程度が一般受験組、残りが附属高校推薦入学者、指定校推薦入学者、帰国生・留学生入試枠合格者である。

受験方式は数学受験のA方式(定員560名程度)と、数学の代わりに論文テストが課されるB方式(定員140名程度)が存在する。

入試配点については、全配点の半分を英語が占めるため、慶應商学部受験生は英語が得意であることが求められる。また、地理を受験科目として選択できるのは慶大の中でも商学部だけである。

A方式(英語・数学・地歴受験)
A方式では、英語(200点)・数学(100点)・地歴(100点)の3科目(計400点満点)が課される。地歴は世界史・日本史・地理から1科目選択である。数学・地歴が2次試験で必要な国立大学を第一志望にする受験生は、A方式で受験するべきである。ただし一流国立大志望者といえども英語の苦手な受験生には厳しい。数学は発想力とスピーディな計算力を求める問題が多いため、数学が得意な者でも過去問対策をして傾向を掴めるよう努めるべきである。地歴は他の文系学部と比較しても非常に平易な内容になっており、教科書・用語集をしっかり暗記し、過去問で演習を重ねれば問題ない。
慶大の中でも最も入試倍率が低く、最も入りやすい学部(A方式)と思う受験生が多い。しかし、数学と地歴が必須のA方式には、ハイレベルな受験生であっても出願しにくいため、実際の出願者のほとんどは数学・地歴が2次で必須である東大・一橋といった最難関国立大受験生である。よって、表面上は低倍率に見え、予備校などの標準偏差値も経済学部、法学部などに比べ低めに設定されてはいるが、最難関国立大受験生どうしの競争となることを覚悟しなければならず、見かけ上の難易度より難しく他学部との難易差はあまりないと考えた方がいい
B方式(英語・地歴・論文テスト受験)
B方式では、英語(200点)・地歴(100点)・論文テスト(100点)の3科目(計400点満点)が課される。地歴は世界史・日本史・地理から1科目選択である。募集人数がA方式の4分の1と極端に少なく、かなりの高倍率(7~8倍)となり、全科目で高得点を取らなければ厳しい。論文テストは数理パズル的な問題が多く出題される。数学が受験科目に無いといえども数理的思考能力が低い受験生を排除しようとしているのは明白なので、過去問をよく研究するべきである。
また、入学後は経済学部ほどでないにしても、数学を多用するので、数学が苦手だと苦労する可能性が高い。

例年、実質倍率はA方式が3倍、B方式が7倍程度である。


英語[編集]

試験時間は90分、配点は200点。例年大問が7,8題出題されるため、問題量はかなり多い。そのうち、3,4題が700語前後の長文読解問題で、文法・語法問題も出題される。文法・語法問題は他学部の受験生にとっても絶好の演習素材である。また読解文については、商学部だけあって、社会科学系の様々な文章が出題されている。経済、政治体制、自然環境破壊、社会保障や福祉、科学技術などなど、どこまでも広範な出題テーマはどことなく面白い。しかも商学部ゆえに「企業と競争」に視座をおいたミニ論文が目立つのも特徴。いわば社会人向けの常識力を問う課題といえる。したがって受験生にとっては試練の連続というべきで、ただの学校の勉強では到底合格には及ばない。

また、接続詞の比較的少ないテキストが出題される点は如何にもらしいが、とくに商学部の出題ではそのような文章中にて最適な名詞選択を課す設問が「かなり」多く、意外と正答しにくい。速読はともかく解釈に若干時間を課す文章構成は全学部に通じていえること。

商学部の英語はとにかく時間との闘いである。90分にしては、問題数がかなり多い上、難易度も高い問題が多いので、当該学部を受験する者は日ごろから英語学習に力を入れなければならない。

数学[編集]

試験時間は70分、配点は100点。数学I・数学II・数学A・数学B(数列・ベクトル)が範囲。計算量が多いのは経済学部の数学と共通しているが、経済学部の数学のように思考力が求められるというより、発想力が求められる問題が多い。また、試験時間70分に対し、大問4,5題と問題量が多いため、すべての問題に取り組むには相当スピーディな計算力が求められる。全範囲からまんべんなく出題されているが、特に「微分・積分」、「場合の数と確率」は毎年出題されている。チャートシリーズ(数研出版)のような網羅系の参考書には載っていないような発想力を求められる問題や複数分野の融合問題(例:2014年大問5の三角関数と期待値の融合問題)が最低でも半分を占めるので、まずは着実に解答が出来る問題から解いていくこと。特に「場合の数と確率」の分野で見たこともないような問題が出題される傾向が強い。記述式や論述にも十分に慣れておく必要がある。

世界史[編集]

試験時間は60分、配点は100点。近年、大問3題の構成となっている。文化史に関する出題が多く、論述問題が頻出である。教科書・用語集レベルを超えた難問・奇問の数は減少傾向にある。標準的な問題が多いからこそ合格するには満点近くを取る必要がある。

学部の性格上、経済史からの出題の可能性がとても高くなっている。特に、産業革命や大航海時代、アジア・アフリカの植民地化、世界恐慌、経済のグローバル化などの経済上の変化には要注意である。大きく経済が変わっているポイントなので、その変化に注意して学習を深めなければならない。世界史の教科書・用語集の限らず、「現代社会」「政治・経済」の教科書・用語集も利用すると、良い対策になる。ポイントは、漫然と読むのではなく、経済的な視点を持って読むことである。

日本史[編集]

試験時間は60分、配点は100点。戦後期の出題が見られない年があり、社会史、経済史、文化史の出題割合が高い。問題の数が多い。難問・奇問が数問見られるが、教科書・用語集レベルで解答可能な問題も多い。標準的な問題が多いからこそ合格するには満点近くを取る必要がある。

商学部では、ここ数年で、何度か戦後史までが問われている。また、銀行再編という時事問題も一部扱われている。近・現代史や時事問題に関しては、学校の授業だけでは対応できない。なので、近・現代史や時事問題に関しては、独自で対策を進めていくことが必要である。そのためには、日本史の枠におさまらないことが重要である。日本史の教科書だけで勉強するのではなく、「政治・経済」「世界史」の教科書も副教材的に用いると、効果が上がる。また、時事問題対策として、普段から新聞やニュースで流れている政治・経済の状況は確実にチェックするようにするべきである。

地理[編集]

試験時間は60分、配点は100点。大問数は3題で、選択式・記述式・論述問題が併用される。時事的なテーマが多く、総解答数が増加傾向にある。詳細な地名・人物名を問う問題も見られる。教科書・地図帳レベルを逸脱した難問・奇問の出題はあまりない。よって、標準的な問題が多いからこそ合格するには満点近くを取る必要がある。

商学部の地理では、時事問題がかなりの頻度で出題されている。時事問題対策を無視して、合格点まで届かせることは不可能なので、きちんと対策をすべきである。まず、日頃から新聞・テレビなどのニュースに普段から関心をもつことが大切だ。『現代用語の基礎知識』(自由国民社)などを利用して、世界経済や国際情勢、民族問題、環境問題に関して、最新の知識を身につけることがポイントとなる。

論文テスト[編集]

試験時間は70分、配点は100点。教養や論理的・数学的思考力を求める独特の科目である。受験生の地頭をみる科目と言ってもよい。国語の語句や数学の確率・命題の基礎を復習し、論理学を身につける必要がある。一朝一夕に対策ができる科目ではない。例えば、確率・統計に関する問題、科学理論についての課題文を読ませたうえでの論理学分野の出題、ゲーム理論などの商学分野の基礎的な問題、古典を読ませたうえでの要約問題やことわざなど国語に近い問題は頻出である。また、例年かなり特殊な問題も出題されている。2012年度の場合、ノーベル経済学賞受賞者ミルトン・フリードマンの企業の社会的責任や渋滞学に関する問題も出題された。これらの問題に対処するには、政治・経済の知識が必要となるなど、幅広い教養を大学側が求めていることが分かる。

理工学部[編集]

一学年の定員は、全「学門」あわせて900名程度であり、そのうち650名程度が一般受験組、残りが附属高校推薦入学者、指定校推薦入学者、帰国生・留学生入試枠合格者である。

慶應理工学部では、英語(150点)・数学(150点)・物理(100点)・化学(100点)の4科目(計500点満点)が課される。私大理工学系統最難関であるため、東大・京大・東工大や医学部受験生といった理系トップクラスの受験生たちと合格枠を競うことになる。中堅私大医学部合格レベルの学力が必要である。理工学部は5つの「学門」に分かれており、それぞれに合格定員が設けられているが難易度に大差は無い。それぞれの学門ごとに進学できる学科が概ね決まっているので、まず希望する学科をある程度見据えて学門を選ぶ必要がある

学生生活は一般に理工系学部は文系より忙しいとされる。これは単位の殆どが必修科目であることや、学科によっては毎週の実験(およびレポート作成)に追われることが理由である。さらに3年次進級要件と卒業研究着手要件が厳しく、ここで留年を強いられることは珍しくない。4年次には研究室に配属され卒業論文を仕上げる必要があるため、時間的拘束も長いことは相当に覚悟する必要がある。なお他大学に比べると、学外(研究所や企業)に派遣されて卒業研究を行うことは少ない。ちなみに入試問題は全学門で共通。基礎をしっかり固め、様々な良問や応用問題を解くという王道こそが最も効果的である。

例年、実質倍率は4倍程度である。

よく誤解されるが、文系学部と同じく1・2年次は日吉校舎で授業が行われ、以降は矢上校舎となる。入試は日吉校舎と三田校舎で行われる。


英語[編集]

試験時間は90分、配点は150点。他学部に比べると比較的平易な難易度である。例年、長文読解問題と文法・語法問題(条件英作文)という構成であり、長文としては自然科学系の論説文が出題されることが多い。問題自体は簡単であるが、文章レベルはかなり高いので、相当な語彙力が必要になる。語彙力を身に着けるために単語王などの難関大学受験生用の単語集を一冊しっかりと取り組んでから長文対策はおこないたい。文法・語法問題は法学部のそれほど難易度は高くないが、それでも基礎問題集をしっかりやってから過去問で対策するべきであろう。お勧めは桐原書店の「頻出英文法・語法問題1000」と河合出版の「英文法・語法 正誤問題」の2冊である。これらを何度もやれば、すんなり過去問の問題に取り組めるはずである。最後の和文対照空所補充問題のみ記述式であり、他は客観式。最後の大問は出題傾向が安定していない。イディオムの知識に留意しておけば特に悩む出題はないと思われる。但し稀に、得点調整のためか特異な英文が出題されることもある。

数学[編集]

試験時間は120分、配点は150分。大問数は例年5題である。場合の数と確率・整数問題、数Ⅱ図形と方程式が頻出であるが、全体的に数学Ⅲ・Cの内容が中心。そして、いくつかの分野にまたがる繁雑な融合問題がほとんどであり、試験時間120分に対し、150分でも足りないくらいの問題量であるため相当の思考力、計算力が要求される。特に、後半の問題は、計算の煩雑さ、計算量の多さも相まって数学が得意な理系トップクラス受験生でも難しい内容になっている。また、記述式問題は証明問題が中心に出題されているので、証明の対策も怠らないようにしなければならない。対策としては、まず「チャート式基礎からの数学(青チャート)」もしくは「大学への数学 1対1対応の演習」といった標準レベルの問題集を利用して『典型問題の処理能力』を養い、「理系数学の良問プラチカ」や「大学への数学増刊 新数学スタンダード演習」のような応用力を養う問題集を1冊やって『煩雑な計算にも耐えうる力』を養った後に過去問対策をするとスムーズに対策が出来るだろう。合格するための目標は3完以上である。

物理[編集]

試験時間は化学と合わせて120分、配点は100点。例年、力学から1題・電磁気(電気)から1題・波動又は熱力学から1題の計3題の構成である。図やグラフを描く問題が毎年のように出題され、特にに力学分野では力の図示の問題、電磁気分野ではグラフを扱った問題の出題頻度が高い。医学部レベルの難問も出題されたり、目新しい題材や一見複雑な出題されることもある。特徴的な空欄補充形式の出題への対応は、京大・阪大などの過去問を解くなどして数式やグラフから物理的な意味や特徴を読み取る習慣を付ける必要がある。電気分野では、平行平板コンデンサーを扱った問題が頻出される。

スターリングサイクル、カルノーサイクルを題材に使った問題など目新しい出題や高難易度の出題もあったりするが、丁寧な誘導がついているのでそれにうまく乗っていき計算量を少しでも減らしていきたい。特に物理は化学とセットで120分しか与えられない。化学の計算量や難易度などを考えれば物理にかける時間は少しでも抑えたいところである。出題者がどのような考えで問題を作っているのかを日ごろ考えて解いていき、本番でも問題の意図を読みきり解けるところは素早く解けるようにしよう。

勉強の流れとしては、まず基礎・標準部分を固めるために、教科書等で知識を吸収したら「物理のエッセンス(河合塾シリーズ)」と言った基礎固めの問題集を一冊徹底的に取り組もう。そして、難しい頻出問題が解けるように「難問題の系統とその解き方(ニュートンプレス)」に移ってほしいのだが、この本はかなり骨太で難しい。旧帝大・早慶の理系受験生や医学部受験生で物理で高得点を狙いに行く受験生がやる問題集であるため人を選ぶが、当該学部合格のためにも諦めず何周も取り組んで欲しい。そうすれば過去問対策も楽になるだろう。

化学[編集]

試験時間は物理と合わせて120分、配点は100点。大問3題の構成。頻出のテーマは、無機と理論計算の融合問題、反応速度、化学平衡、レベルの高い構造決定などである。化学の全範囲にわたって偏りなくしっかりと学習することはもちろんだが、これらの分野には特に力を入れた学習が必要となる。やや難化傾向にあり、高校範囲外から出題されることもある。例えば、2012年度の1(1)の閃亜鉛鉱の構造は、教科書では「参考」や「発展」として扱われることが一般的であり、例え化学が得意な者であったとしてもそこまで馴染みのある内容ではなかったと思われる。

有機化合物は大問3で必ず出題されており、難易度は一貫して高めであることからも深い知識を持ち、それを応用できる実力をつけていくことを平素の学習でも心がけよう。他にも結晶構造や結合の出題をよく見かけるが、上述のテーマより難易度は低いのでこれらの分野は取りこぼすことのないようにしたい。また、全体的に求値計算は煩雑な場合が多く物理との時間の兼ね合いも考えても、完答を目指すならば相当の計算力が要求される。

勉強の流れとしては、まず基礎・標準部分を固めるために、教科書等で知識を吸収したら「実戦化学1・2重要問題集(数研出版)」と言った基礎固めの問題集を一冊徹底的に取り組もう。そして、物理同様に難しい頻出問題が解けるよう「化学Ⅰ・Ⅱの新演習(三省堂)」に移ってほしい。こちらの問題集もかなり難易度は高いが、当該学部合格のためにも諦めず何周も取り組んで欲しい。

医学部[編集]

一学年の定員は100名であり、そのうち70名程度が一般受験組、残りの30名程度が附属高校推薦入学者である。

慶應医学部の1次試験では、英語(150点)・数学(150点)・理科2科目選択(200点)の4科目(計500点満点)が課される。慶應医学部は、第一志望の受験生だけでなく東大理Ⅲなどの受験生の大部分も併願受験するため、合格難易度は非常に高い。

出題傾向はあまりはっきりせず、全科目記述・論述問題が多く出題される。よって、過去問題集をしっかりとやり込み、医科系単科大学で同様に難問ばかり出題される東京医科歯科大・京都府立医科大・滋賀医科大などの過去問にも取り組み、医学部特有の難問にも取り組める深い思考力を養うべきである。

文系科目の英語はそこまで難しくはないが、理系科目、特に生物、数学の難易度はずば抜けて高い。例えば、数学は短時間で相当な量の計算を要求され、難度の高い問題が多く出題される。 全問完答を狙うのはまず無理なので、標準レベルの問題を確実に取り、難度の高い問題も部分点を少しでも取れるように訓練していくのが大切だ。

例年、実質倍率は8~10倍程度である。


1次試験[編集]

英語[編集]

試験時間は90分、配点は150点。文・経済・法ほどの難易度ではないが、それでも受験英語の中では最高レベルの英語力が求められる。非常に高い語彙力、構造解釈力が求められる。大学受験用の単語帳に載ることはまずないような単語・構文が含まれた英文を和訳させる問題も出題される。慶應義塾大学の出題英文は接続詞が少なく文脈の方向を把握しにくい傾向にあるが、医学部の英語では特にその傾向は目立たない。稀に難度調整(得点調整?)のためにとてつもなく特殊な英文が出題されることもあるが、それらの例外を除けば、概して真面目に受験勉強に取り組んでいれば対処出来るはず。かつ、医学部の出題文は文系理系などという瑣末な範疇を超越した、質の高い「名文」が多く、他学部の受験者でも医学部英語をトレーニング素材としていることはよく知られている。 なお出題文中、比較的特殊性の高い語彙については特に解釈リファレンスが付録でついている。さらに、英作文は「書き手の主客を変えて書いてみる」など大きな発想転換を求めるものが多く、これまた極めて良質な出題といえる。学力上位の受験生の得点差はこの英作文で大きく発生すると思われる。

数学[編集]

試験時間は100分、配点は150点。慶應医学部の数学は理系最高峰の受験生らを篩に掛けることを意識して作られているため、難易度も大学受験最高レベルである。 大問は4題あり、毎年半分は数ⅢCから出題されている。特に微積からは毎年出題されている。大問1だけは例年標準レベルの小問(空所補充問題)で構成されることが多い。そして、毎年1、2題はかなり難易度の高い問題が出題されているが、受験生のレベルと倍率を考えると、これらの問題にもしっかりと食らいついていくことが求められる。2次曲線・行列・微積分(解析系)・数列・数列(漸化式)が多く、100分で完答するには予備校講師でさえも厳しい。問題の特徴としては、いくつかの分野が融合されている総合(融合)問題(2つの粒子が複雑に動く確率漸化式、帰納的に処理する関数列、多項式の漸化式など)が頻出である。したがって、単純に解法パターンを暗記するだけの勉強をしてきた人では全く歯が立たない。大学入試数学の中でも最高レベルの論証能力・計算処理能力が求められる。よって、しっかりと基礎を固めたら様々な応用問題に挑戦していき、発想力を高め、過去問演習をすることでその計算力をさらに高める必要がある。

当該学部受験生は、深い思考力や煩雑な計算能力を求められるため、当該学部の過去問だけでなく東京医科歯科大・京都府立医科大・滋賀医科大・横浜市立大学医学部といった医学部専用の難問が出題される大学や東工大などの過去問もやるべきである。また、近年、大問2、3では「操作(T)」の確率問題が出題されることが多くなっているため、この分野は徹底的に対策し得点できるようにしよう。予備校には長年の慶應医学部数学対策のノウハウもあるので、過去問研究には予備校の冬期講習や直前講習の「慶医数学」みたいな講座を受講すると良いかもしれない。

物理[編集]

試験時間はもう一つの選択科目と合わせて120分、配点は100点。論述問題・作図問題・数値計算問題が頻出。日本国内では見慣れないレベルの題材が出され、実力が無いと現象を理解することすら難しい。1999年度以降、大問は3題でⅠは小問集合という構成が続いている。学習指導要領の「物質と原子」の「原子・電子と物質の性質」及び「原子と原子核」が出題範囲に含まれているため、原子分野を重要だと考えている教授が多い為か、必ずと言って良い程、原子物理が出題され、力学も必ず出る。難易度は化学・生物に比べると易しい。グラフ作図の練習、数値に対する勘を養い、京大・東工大等の過去問演習も有効であろう。また、日本の大学入試物理最高難易度と呼ばれている滋賀医科大の問題もやってみるとよい。

化学[編集]

試験時間はもう一つの選択科目と合わせて120分、配点は100点。大問は3題の構成で、論述問題は必ず出題される。高校範囲外からの出題や参考書外からもあり、有効数字については問題文には触れられないため、自らで判断する必要がある。受験者層を考慮すれば、標準~やや難なレベルと言えるため、高得点争いが必至であり、1つの取りこぼしが命取りになり、ほぼ満点に近い得点が必要である。理論または無機1問と有機が2問出題されるが多い。生物に絡んだ問題も多く出題される。2008年度入試で易化したことにより、今後の展開が読めない状況になっているが、09・10では難化している。生命化学や高分子化学まで、幅広い知識が必要で、有機分野は重視傾向にある。反応速度・平衡移動・電離平衡等の演習も欠かせない。

生物[編集]

試験時間はもう一つの選択科目と合わせて120分、配点は100点。大問は3題であるが、ほとんどが記述・論述であり、時間に対する分量も多い。考察問題では見慣れない題材を扱った実験考察問題及び知識問題では細かな知識が問われ、高校履修範囲を著しく逸脱した考察問題が課される為、現在では高得点を望めない問題構成にな成っている。対策として、教科書の基本的事項を暗記した後、当該学部の過去問や東京医科歯科大・京都府立医科大・滋賀医科大などの過去問などの考察問題を解き、解説を熟読し、自分なりの解答をまとめるといった地道な作業が必要である。生物選択者は物理選択者に対して不利であるため、予備校などでは安定して合格を求める場合、物理を選択することを進められる場合が多い。論述問題の文章が長いため、相当な考察力と読解力が必要である。また、「Newton」などの科学雑誌で生物関係の記事があればそれを読んでみるのも良い。ブルーバックス等でもそういった生物関連の書籍がいくつもあるはずだから、興味があれば読んでみて大学入試生物にとらわれない大局的に生物学を感じるのも効果的である。

2次試験[編集]

慶應医学部の2次試験は複数回の面接と小論文が行われる。受験できるのは1次試験(学科)で合格ラインを超える成績をおさめた者だけである。この2次試験を突破し入学許可を勝ち取るのは、例年1次試験(学科)を通過した者の5~6割であるので、しっかりと面接対策と小論文対策をしておくべきである。

個人面接[編集]

医学部にふさわしい人材かどうかの適性をみる質疑応答がされる。医師になる自分をどれだけ具体的に現実的に考えられているかが重要になってくる。医師になる姿勢が本気でないと答えられない質問内容もあるので、「どうして医師になりたいのか」「医師になって何をしたいのか」など今一度じっくり考え、その内容を必ず「自分の言葉で」相手に伝えられるようにすることが重要なポイントである。 通常15分程度の面接が2回行われるが、再受験生や3浪以上、宅浪生などは3回行われる。面接1回目と2回目の内容で言っていることが違わないように注意すること。

面接の質問内容例

  • 本学志望理由
  • 高校生活、部活動について
  • 失敗・挫折の経験はあるか
  • 自分の長所と短所
  • 友人は多いか少ないか
  • なぜ医者になろうと思ったのか
  • どのような医師になりたいか
  • 臨床と研究どちらに進みたいか
  • 進みたい診療科はあるか
  • 興味のある研究分野は何か
  • 理想の医師像
  • 最近気になったニュースは何か
  • 自分と集団のどちらを大切にするか
  • 併願校の合格状況
  • 東大理Ⅲと慶医両方受かったらどちらに行くか(東大理Ⅲ受験生限定)

小論文[編集]

試験時間は50分。2008年までは難易度の高い生命科学に関する課題文を読ませて、要約させ、自分の考えを記述させるものであったが、2009年度から内容ががらりと変わり、受験生の人間性を問うような内容が出題されている。他学部と違って問題は非公開。

新傾向の内容例

  • 2010年 自分の中の背反する2つの性格に悩む医師の文章を読み、医師へのアドバイスと自分の意見を書く。
  • 2011年 大洪水で被災した途上国の衛生状態の実態調査を行うチームのリーダーになったと仮定する。同行する医師A,B,Cの意見(どれもあまり好ましくない)を読んで、このような部下を持ったことについての感想と、今後最も関わりを持つべき部下を一人あげ、その部下とどのように関わるかを述べる。
  • 2012年 嘘をつく患者の心理に対する考察
  • 2013年 1.あなたの持っている資質について 2.その資質を見極めるために、どのような入試を行うべきか

薬学部[編集]

一学年の定員は薬学科(6年制)で150名、薬科学科(4年制)で60名であり、一般受験組は薬学科で100名程度、薬科学科で50名程度で、残りが附属高校推薦入学者等である。

私大薬学部最難関ということで、第一志望の受験生は東大・京大をはじめとした最難関国立大学受験生や医学部受験生と合格枠を競うことになる。慶應薬学部では、英語(100点)・数学(100点)・化学(150点)の3科目(計350点満点)が課される。化学の配点が高いため、化学が得意でない受験生にとっては厳しい内容である。因みに合格最低点は例年60~70%である。数学はハイレベル理系受験生にとっては標準的な内容であるが、英語・化学の難易度は非常に高い。

薬学部生のキャンパスは芝共立キャンパスであるが、入学試験は三田キャンパスもしくは日吉キャンパスで受験することになる。

実質倍率は薬学科で5倍程度、薬科学科で4倍程度である。


英語[編集]

試験時間は80分、配点は100点。長文読解問題が3題出題される。長文の内容は、医学、心理学、動物行動学など、自然科学系のテーマを扱った専門的で硬質な難易度の高いものばかりである。しかも設問も非常に高度な語彙力や読解力を求めるものばかりであるため、高い英語力を持つ受験生でも手がかかる問題ばかりである。そういう意味では、同じく高度な学術英文と難しい設問を課す慶應法学部の英語と受験生に求める能力は似ている(もちろん英文の内容は全く違う)。受験生の間では、「化学」以上に差が生まれると言える。慶應薬学部の英語は私大的な英語の最難関に分類されるため、慶大の中では平易な英語を課す理工学部や国公立型の英語を課す医学部と併願する受験生は薬学部英語用の対策が求められる。

問題形式は選択問題が多いが、和訳や内容説明などの記述式の問題も出題されている。和訳は1,2問出題されるが、構文が複雑で内容がつかみづらい英文を和訳させるものが多く、対策のできていない多くの受験生はここで取りこぼすと思われる。過去問研究するときは、どんな難しい文でもすべて和訳して練習するのが効果的である。

受験生のレベルは理系のトップクラスなので、英語に関して言えば、6割を目指してほしい。

数学[編集]

試験時間は80分、配点は100点。数学ⅡBまでの出題である。広い分野から出題され、かなり繁雑な計算、工夫を要する計算が含まれる。80分の試験時間で合格に必要な高得点を取るにはかなりの計算力と数学的センスを要求される。「チャート式基礎からの数学(数研出版)」(青チャート)のような網羅系参考書を用いて標準的な問題を数多く解いて計算力をつけ、さらにやや難しい問題にも挑戦し、十分な数学的思考力を培った上で、過去問をしっかりやるべきである。もし余裕があるならば経済学部や商学部の数学もやってみることをお勧めしたい。

問題の難易度は高いが、それ以上に受験生のレベルが高いので、7割を目指してほしい。

化学[編集]

試験時間は100分、配点は150点。大問が4,5題出題される。選択問題と記述問題の両方が出題される。量としては記述問題の方が多い。化学Ⅱの理論分野からの出題が多く、無機分野からの出題が少ない。ペプチド配列や溶解度積など難しい分野から問題が出題されることも多い。化学Ⅱも含めた全分野の基礎力を十二分に確立した上で、数多くの演習問題にあたり、計算力を培うように努める必要がある。例年目新しい題材を扱う問題が出題されるため、問題をしっかり読み取る力を養成すること。

毎年大問1,2題難易度の高い問題が出題されている。例えば、2012年に出題された大問2の触媒と反応速度、酵素が触媒として働く反応の問題はかなりの難問で、酵素反応の反応速度式を誘導なしに求めさせたり、過酸化水素の触媒下での分解が一次反応であることを前提としているなどかなり解答が困難なものであった。慶應薬学部を受験する受験生のレベルはかなり高いため、そのような問題にどれだけ食いついていけるかが合否を分けることになる。

対策としては、まずは受験基礎~標準レベルの網羅系問題集を1冊徹底的に仕上げること。次に、推薦図書として「化学I・II標準問題精講(旺文社)」を紹介しておきたい。この参考書は難易度の高い良問揃っている。当学部は化学の配点が高く(150/350)、できる受験生にとっては周囲に差をつけやすい科目であるため、この問題集の問題が8割程度スラスラ解けるようになった後に、過去問対策をすれば実のある過去問研究ができるだろう。また、当学部の過去問対策をしっかりやるのはもちろんのこととして、医学部や理工学部の化学の過去問にも取り組むことが望ましい。

SFC対策[編集]

SFCとは、湘南藤沢キャンパスに設置されている総合政策学部・環境情報学部・看護医療学部の3学部を指す。特に、総合政策学部と環境情報学部では3段階採点方式が採用されており、独特の小論文が合否を分けると言っても過言ではない入試内容になっている。両学部の小論文は大学入試最高レベルの難易度であるため、受験生は早い段階から小論文学習に取り組むこと。また、SFCではAO入試を積極的に導入しており、多種多様な学生を集めているが、本項では一般入試対策についてのみ記述する。

総合政策学部[編集]

SFCと呼ばれる学部群の1学部。一学年の定員は450名であり、大学受験一般入試枠は275名程度。残りはAO入試・帰国生入試・留学生入試枠・附属高校推薦が占める。例年、実質倍率は6倍程度である。環境情報学部とは別の学部であるが、学部間に垣根は無い。

学科試験
Ⅰ.英語(100点)+数学(100点)+小論文(200点) Ⅱ.英語(200点)+小論文(200点) Ⅲ.数学(200点)+小論文(200点)のいずれかから選択
3段階採点方式
採点方法は、選択した試験科目(英語+数学、英語、数学)の得点が1次選考基準点に達した受験生についてのみ小論文が採点される。次に、小論文が2次選考基準点に達した受験生に対して、選択した受験科目の得点と小論文の採点結果を組み合わせて、最終選考が行われる。つまり、選択した試験科目でどれだけ得点できていても、小論文が一定の点数取れていない場合(逆もまた然り)は、合計点が合格最低点を上回っていても不合格と言うことである。


英語[編集]

試験時間は120分、配点は200点。全て客観式の設問で、1200~1500wordsの超長文読解問題が2題出題される。 学術的内容の長文の出題が多く、例年1つの長文につき20箇所もの空所補充問題があるのが特徴。大学入試としては高いレベルの単語力、速読力、読解力をまともに問うこの形式は環境情報学部の出題と共通している。それでも法学部のような最適な「名詞」充当の出題に比べれば、仮に数か所落としても全貌を取り違えることはないだけに易しいといえる。また、経済学部のような難易度の高い自由英作文等出題されることはなく全問マーク式なので対策は絞られる。ともあれ、分野を問わぬ超長文読解が出題されるため幅広い単語力、速読力は必須であり、食わず嫌いは厳禁である。

数学[編集]

試験時間は120分、配点は200点。範囲は数学ⅡBまでとなっているが教科書範囲外の独創的な出題が多いのが特徴である。問題文も長く複雑なものが多い。幅広い分野から、SFCらしいパズルのような複雑な問題が出題されるが、頻出分野は集合と論理・整数・場合の数と確率・数列である。対策としては、受験レベルの基礎を確立し、過去問でとにかく演習を積むしか対策はないと思われる。特に、数学のみの受験生用の問題は大学入試レベルを逸脱しているものが多いので、数学のみの受験生は覚悟が必要である。環境情報学部の数学の問題もやっておこう。

情報[編集]

2016年度から新しく「情報」という科目も選択可能となる。

小論文[編集]

試験時間は120分、配点は200点。総合政策学部の小論文では、5種類以上の膨大な資料が与えられる。資料や自身の知識の事実に基づいた根拠から自分の考えまでを記すことになる。全体の論述字数は1,500字~1,800字程度である。資料から素早く重要な情報を読み取り、頭の中でそれらを組み合わせる力が求められる。国語の現代文の要領で一文一文を丁寧に読んでいては、資料を読むだけで試験時間が終わってしまう。よって、小論文の書き方を覚えただけでは到底歯が立たない。小論文の基礎的な問題が解けるようになったら、当該学部の過去問や環境情報学部の小論文に取り組み、学校や予備校の小論文の講師に添削してもらうことが重要である。

総合政策学部の小論文では、具体的な問題設定・構造的分析・解決法・新しいビジョンを提示させるものが多い。いずれも、総合政策学の理論を使わないと導き出せないようになっている。大量の資料から共通するテーマを発見する力だけでなく、総合政策学とはどういう学問なのかも勉強しておく必要があります。 資料のテーマは、時事問題が中心である。近年では、教育・介護・政策・日本の望ましい将来像の設計など、幅広いテーマが出題されている。また、資料は新聞記事や政府の公文書、論文、学術書、政党のマニフェスト等が出題される。政治経済や現代社会の知識がなければ、読み解けない内容になっている。年度によっては統計表や英文資料が出ることもある。

総合政策学部の小論文の問題形式は年度によって変わる。文章を書かせるだけでなく、「図示とその図の解説」を求める年度もあった。また、意見論述だけでなく、政策評価などが問われることもある。

具体的対策法[編集]

以下の内容は、小論文の基礎が確立されていることが前提である。

  • 過去問を通じて、出題テーマや設問のパターンを知ると同時に、読解力・思考力を養う。
  • 総合政策学とは何か、他の学問との比較、そして実際にどのような研究が行なわれているか調べ、この学部の研究領域と学問の方法に慣れ親しむ。
  • 広義の公共政策の争点(TPPをはじめとした経済連携協定、エネルギー政策、地球環境問題、憲法解釈、社会保障問題など)について広い関心を持ち、常日頃から知識を蓄える。特に、どのような意見対立が起こっているのか、政党間やイデオロギー間の対立に留意する。

環境情報学部[編集]

SFCと呼ばれる学部群の1学部。一学年の定員は450名であり、大学受験一般入試枠は275名程度。残りはAO入試・帰国生入試・留学生入試枠・附属高校推薦が占める。例年、実質倍率は6倍程度である。総合政策学部とは別の学部であるが、学部間に垣根は無い。

学科試験
Ⅰ.英語(100点)+数学(100点)+小論文(200点) Ⅱ.英語(200点)+小論文(200点) Ⅲ.数学(200点)+小論文(200点)のいずれかから選択
3段階採点方式
採点方法は、選択した試験科目(英語+数学、英語、数学)の得点が1次選考基準点に達した受験生についてのみ小論文が採点される。次に、小論文が2次選考基準点に達した受験生に対して、選択した受験科目の得点と小論文の採点結果を組み合わせて、最終選考が行われる。つまり、選択した試験科目でどれだけ得点できていても、小論文が一定の点数取れていない場合(逆もまた然り)は、合計点が合格最低点を上回っていても不合格と言うことである。


英語[編集]

試験時間は120分、配点は200点。総合政策学部と同じく、延々と続く難解な学術読解文で、ところどころ接続詞と副詞(あるいは形容詞)を矢継ぎ早に選択充当しながら読み進めていく点が特徴。内容は高度であるが、文構造自体はまともな物が多いので、単語力(英検1級レベル)と速読力、読解力を問う問題と言えるが、たまに(2004年の大問1のごとく)常軌を逸した特殊な構造が目立つ文章が課されることもあるため、年度によっては、総合政策学部より難度が高い時もある。但し総合政策学部に比べればかなり理系分野にシフトしたテーマが目立つため、この点を鑑みれば概して語彙の対策は立てやすいはず。

数学[編集]

試験時間は120分、配点は200点。範囲は数学ⅡBまでとなっているが教科書範囲外の独創的な出題が多いのが特徴である。選択問題ではコンピュータの問題が出される。他大学の入試では見られないような異質な問題が頻出する(特に、数学のみの受験生用の問題は発想力が求められるパズルのような問題が多く、理系受験生でも難しいと言われている)。環境情報学部は総合政策学部に比べて数学の難易度が毎年若干高めに設定されている。あらゆる分野の基礎をきちんと押さえた上で、日頃から数学的パズルに親しむとよい。総合政策学部同様に、数学のみの受験生用の問題は大学入試レベルを逸脱しているものが多いので、数学のみの受験生は覚悟が必要である。

情報[編集]

2016年度から新しく「情報」という科目も選択可能となる。

小論文[編集]

試験時間は120分、配点は200点。小問が複数課されるが、全体の論述字数は1,200字~1,600字程度。環境情報学部の小論文はアイディア提示型の特殊な内容である。他の学部の小論文のような抽象度の高い課題文が出題されることはないが、①総合政策学部と同様に膨大な資料に向き合い、クリティカルに読み、そこから自分のアイディア(商品の企画案や改善案)を構築する問題発見・問題解決力、そして②タイトルを考えるといったセンス・要約力が評価される特殊な入試である。

出題形式は総合政策学部と違う。総合政策学部は、大量の資料を分析し、事実に基づいた根拠から自分の考えまでを、600~800字程度でまとめる問題が数問出題される。一方で、環境情報学部の小論文は、複数の小問にわかれて、根拠や考えが別個で問われる。200字で解答しなければならない問題もある。聞かれたことに対して最小限の文字でわかりやすく解答する力が求められる。

具体的対策法[編集]

①の問題発見・問題解決力は、やみくもに問題演習をしても身に付く力ではないため、戸山田和久氏の『「科学的思考」のレッスン』(NHK出版新書)等の優良な参考書を使って、問題発見・問題解決の正しい考え方・やり方を身につけておくことが重要である。

環境情報学部は、総合政策学部と同様に自己意識の強い学部であって、受験生に対して環境情報学ではどんな研究がおこなわれているか、そのコンセプトとはどういうものかに関する深い理解を小論文試験で試している。したがって、まずは環境情報学部の研究について詳しく理解しなければならない。当該学部は実に多様なことを研究しているから、入試ではどの分野(テーマ)が出題されるか分からない。地球環境問題や生活用品のデザイン、メディア・アート、科学論といった実に様々な分野から出題されている。よって、当該学部で研究されている幅広い分野の全てについて、自分なりにある程度の見識を持っておく必要がある。また、入学後どのような研究を自分はしていきたいか、考えておくことが不可欠である。

看護医療学部[編集]

SFCと呼ばれる学部群の1学部。一学年の定員は100名であり、大学受験一般入試枠は70名程度。残りは附属高校推薦・AO入試・帰国生入試・留学生入試枠が占める。

試験形態は1次試験(学科試験)と2次試験(面接+小論文)からなる。当学部に合格するのに鍵となるのは2次試験だと言われている。それは、当学部が人物面をかなり重視しているからである。よって、例年1次試験を上位で通過した非常に優秀な者でも2次試験の内容によっては合格できないことも多い。因みに当学部の1次試験の問題の難易度はどの科目も本学にしては簡単だと言われている。

例年、実質倍率は4倍程度である。


1次試験[編集]

1次試験は、Ⅰ.英語(300点)+数学(200点) Ⅱ.英語(300点)+化学(200点) Ⅲ.英語(300点)+生物(200点)のいずれかから選択する(小論文は1次通過者のみに対して、面接と共に2次試験として課される。)。

英語[編集]

試験時間は90分、配点は300点。客観形式による文法問題や長文空所補充といった選択式の問題(PART1)と、下線和訳といった記述式の問題(PART2)の2パートに分かれた形式であり、PART2の最後には100-150語で書く自由英作文がある。

PART1 はさして難しいものはなく、文法正誤問題などは他学部の受験生の演習素材としても格好のもの。むしろ、PART2 にこそ若干留意すべきであり、文脈整序問題は出題文の短さに比して存外難しく感じさせることがある。その理由は接続詞の希少な文章が出題されるためで、速読だけで対処出来るほど甘いものではない。また、PART2 最後の自由英作文は特に抽象度の高い設問ではないが、自己の見識のみを書き連ねて事足れりとしないように。

数学[編集]

試験時間は80分、配点は200点。5題構成で、3番までは空所補充形式、4番5番が記述形式になっている。試験時間80分のわりには問題数が多い為、迅速かつ的確に解答できる力が必要である。出題範囲はII・Bまでである。問題のレベルは、慶大の数学の中で一番易しい。慶大の他学部を受験しないのであれば、「チャート式解法と演習数学(数研出版)」(黄チャート)をお薦めする。こちらをしっかりとマスターすれば、空所補充形式の3題はすべてカバーできる。また、若干難しい問題が出題される記述形式の2題でも部分点を取ることが出来るだろう。これだけで7割は得点できるはずである。

例年、5番で出題される証明問題(「整数問題」や「式と証明」の分野が多い)は文系受験生にとっては取り組みにくい内容で、受験生の間でも差が出るため、数学で差をつけたい受験生は十分に対策しておくこと。

化学[編集]

試験時間は80分、配点は200点。大問数は3題で固定されている。思考力を問う問題が多く,暗記した知識のみでは対応できないが、それでも、他学部(理工、医、薬)に比べると解きやすい問題が多い。問題形式としては、選択式・記述式問題と30~60字程度の論述問題が出題されている。出題分野も年々変化するため、化学Ⅰ・Ⅱの全分野にわたってしっかりと対策しておく必要がある。電離平衡・天然有機化合物がよく出題される。教科書・参考書や大学入試標準レベルの問題集で徹底的に基礎を固め、過去問対策を十二分に行えば、65~70%は得点できるだろう。

生物[編集]

試験時間は80分、配点は200点。生物IIからの出題が多く、特に、遺伝子、進化、系統・分類などの分野からの出題が目立つ。知識問題の難易度が比較的高い。教科書に載っていないハイレベルな問題もいくらか見られる。DNAについては医学的内容や新しい内容が出題されることが多く、受験生に単なる受験用の知識ではなく、普段から医療に通じる生物学にどれだけ興味を持っているのかが問われている。よって、話題になっている問題は日頃から関心を持って学習すべきである。似たような傾向の問題が出題されることが多いため、過去問演習はできるだけ多くの年度の問題を解くべきである。

2次試験[編集]

医学部同様、1次試験合格者には、小論文と面接の2次試験が控えている。前述の通り、看護医療学部は受験生の人物面をかなり重視している。それは、患者との心のふれあいを仕事とする看護に携わる者にとってとても重要だからである。当学部を志望する受験生は、普段から成績だけでなく、求められている人物像や看護というものが何なのかを常に意識しておく必要がある。2次試験を突破できるのは、例年1次の学科試験を通過できた者の6割ほどである。換言すると、学科試験を通過できた受験生でも、4割が合格できないのである。従って、十分に面接、小論文の対策をしておかないと合格するのは非常に難しいと言うことだ。

面接[編集]

看護を学ぶ者にふさわしい人材かどうかの適性をみる質疑応答についての質問がされる。通常約20分と比較的長時間の面接が行われる。内容は、志望動機、高校時代の活動、趣味、ボランティア経験の有無などの基本的なことから始まり、理想の看護師像、医師と看護師の違い、看護師として活躍したい分野、趣味が将来仕事にどのように役立つか、自己の欠点とそれが看護師にどのように影響するのか、看護師以外の道などしっかり対策していないとすぐにはきちんと答えられないようなことまで聞かれる。年によっては、時事問題従って、学校や予備校で実際に模擬面接を何度もやって練習して置くことを勧める。

小論文[編集]

試験時間は70分。設問は2問、もしくは3問出題される。設問内容は、例年通り要約・説明と論述である。字数は2問出題の場合、要約・説明が200字、論述が600字程度である。課題文は、社会や個人に関するような看護学に関連するものが比較的多い。(年度によっては、いささか古く、非常に読みにくい文章も出題されている。)現代文で読んだ文章を200字程度で要約する練習を普段からやっておくべきだろう。また、論述問題対策としては、面接対策同様に、看護に関する自分の考えを膨らましておくことが大切である。

学科試験総観[編集]

英語[編集]

慶大の文系学部は英語の配点が高く、かつ難易度も高い。英語が苦手だと文系学部の合格はかなり難しい。どの学部でも言える事は、出題英文にて概して接続詞が少なく、斜め読みでは文意を追いにくいこと、および学部ごとのオリジナリティが極めて高いという点であり、これらの点が他大学との大きな差異といえる。何としても入るのだという高い目的意識があって、初めて個々人なりの具体的な対処策も生まれてくるというもので、少なくとも謙虚に過去問にくらいつき出題英文などの特性に徹底的に慣れておくことが必須。

文学部
難度のかなり高い和訳や英訳や指示語や要約問題等、記述問題が中心である。英語力と同時に国語力、さらに漠然とした観念をロジカルに把握する連想力や機転がかなり大胆に求められる。また、他学部に比べても単語のレベルがかなり高い(英検1級レベル以上)ので、「単語王」といった難関大学受験生向け単語集を覚えたからと言って満足せずに、過去問演習で出会った難しい単語も貪欲に吸収していく必要がある。
経済学部
読解文はそこまで読みにくいわけではないがかなり長い、しかも解答はどこまでも合理的にこなしていくことが必須で、高度な「常識力」が求められるが、余計な先入観や勝手な思い込みを誘うワナが読解文や正誤問題などところどころに仕掛けられている。どこまでも常識的に解答すべし。一方で、英作文は非常に難易度が高い。特に自由英作文は慶應経済特有の問題で他に類を見ない特殊な内容になっており、特定の社会経済条件における国家運営や政治体制や産業育成を自身で深く考案して記述する力が求められる。
法学部
読解文はかなり読みにくい上に、最適な名詞を充当させ、文脈を整序させる問いなど「全体の整合性」をギリギリ要求する出題は難度高めで、かつ法学部らしい特徴といえる。尤も、読解分量は経済やSFCに比べて特に多いわけではないし、正誤問題は少ない。なおアクセント問題など古典的な入試テーマを未だに継承している点も、高い競争力に対応し続けている伝統ともいえおもしろい。
商学部
読解文は概して標準的、但し、比較的短めの出題文が「次から次へ」と出題され、またそれぞれが実に広範な社会科学系および自然科学系のテーマのテンコ盛りである。いちいち迷っていては絶対に失敗するが、そもそも企業競争や市場合理性に関するものは社会人向けの出題文ともいえ、未成年の学生には厳しい。従前の意識をかなり高めて語彙収集や読解につとめるべきである。
理工学部
理工学部だからと言って、自然科学に関する英文だけではなく、社会科学・人文科学・生命科学なども含めたあらゆる分野の学術的な英文が出題されている。出題難度は他学部に比べれば低い。しかし、文法・語法問題や条件英作文ではかなり厄介な問題も出題されるので文法・語法は丁寧にしっかり勉強すること。
医学部
医学部だからと言って、生命科学に関する英文だけではなく、自然科学・社会科学・人文科学なども含めたあらゆる分野の学術的な英文が出題されている。特定の知識問題の割合は他学部(とくに経済・法など)に比べれば低く、和訳・説明問題など記述問題が中心である。薬学部とは傾向が全く違うため、薬学部を併願する受験生は要注意である。
薬学部
自然科学分野の専門用語が並ぶ硬質な学術英文が課される。設問は選択式中心である。設問を解くには高度な読解力と大学受験レベルを逸脱した語彙力が求められ、私大らしい英語の中では最難関に分類される。英語が平易な理工学部よりはずっと難しく、記述型の医学部とは傾向が全く違うため、これらの学部と併願する受験生は薬学部英語用の対策が求められる。
総合政策学部・環境情報学部
1200~1500wordsの超長文が2題出題される。内容は最近の人文科学的、もしくは自然科学的な抽象度の高い論文が多く、高度な語彙力に裏付けされた正確で緻密な読解力を養成することが不可欠である。ただし、設問は「適語選択」と「内容一致」の2パターンしかなく、他の学部に比べ素直な設問しか出題されないため、他学部の英語に比べると解きやすく、安定しやすいと言える。
看護医療学部
PART1とPART2に分かれている。PART1はそこまで難しくないので合格するには満点を狙う必要がある。PART2は逆に難易度の高い問題ばかりであり、最後の自由英作文の問題は真の英語力が問われる良問である。しかし、経済学部の自由英作文ほど聞いてくることは特異ではないので過去問などでしっかり対策をし、教師に厳しく添削してもらう勉強をどれだけしたかが直接結果に出る。

文系数学[編集]

慶大では伝統的に文系でも数学を重視した入試を行っている。特に経済学部・商学部では数学を選択した方が門戸が広く、入学後も数学を使った授業(ミクロ経済学や統計学、微分積分、線形代数、解析学、計量経済学など)が多いので、合格を目指すなら数学受験を選択するべきである。また、数学は点差がつきやすいので、英語が苦手な人間が逆転合格を狙うにも適した科目である。

慶大文系の数学は、SFCの数学のみ受験生用の問題は除いて問題の難易自体は標準~やや難だが、試験時間の割に計算量がかなり多いのが特徴である。受験学部の過去問を解き、安定的に70%ほど取れるようになれば、数学に関しては合格点は取れるであろう。微分積分・数列・確率・ベクトル等の頻出の分野から優先的に仕上げていくのも、ポイントである。

前述したように、数学は点差が非常につきやすい科目であり、例えば、証明問題等で大問を丸ごと1つ落とすと一気に20点ほど差がつくが、これを英語や地歴、小論文で挽回しようとするのは、実質的に不可能である。つまり、経済・商のA方式では数学の出来が合否に大きく影響するので、怠らないように。

理系数学[編集]

慶大の理系学部の数学の特色は、毎年、標準的な問題から難問まで幅広く出題されることである。例えば、医学部でさえ標準レベルの問題を毎年必ず出題している。しかし、慶應の理系学部が出題するような標準的な問題はどれもある程度の発想力がないと解けないようになっており、そういう意味では受験生の地頭をみるような良問だと言える。また、毎年、特に医学部で必ず出題されている難問も手も足も出ないような問題ではなく、柔軟な発想力、深い考察力、そして盤石な計算力がないと解けないような難問であり良問とも言えるものばかりである。

理工学部も医学部同様に、発想力を必要とする標準的な問題から難問まで幅広く出題されるが、医学部との違いは、難問の割合が小さいということである。分野を超えた融合問題もよく出題されるのですべての分野の基礎をしっかりと確立した上で、応用問題・発展問題の練習をし、融合問題を解けるようにしないといけない。

薬学部は、数学ⅡBまでが試験範囲であり、理工学部よりも解きやすい問題が多いが、それでもかなり繁雑で、工夫が求められる問題を素早く解いていかないといけない。

理系学部にとって数学は大きな割合を占めるので(医学部:150/500、理工学部:150/500、薬学部:100/350)、苦手だと慶大理系学部合格は難しい。しっかりと対策をして、入試に臨む必要があるので、日々の努力を怠らないように。

世界史[編集]

重箱の隅を突くような奇問は、あまり出題されず、教科書・用語集をきちんと学習していれば、直接点数に結びつく良問が多い。出題される事件、人物は重複して出題される為、過去問演習が必要である。

文学部
基本的用語を問う問題が多い。この学部は、一切マーク式問題は無くすべて記述式なので、事件、人物は正確に書ける必要性がある(ただし2008年を含めて一部の年に記号問題が出題されたことがある)。特に、中国史上の人物は、漢字で正確に書けるようにしておく必要がある。対策としては過去問の他に他私大の文学部などの世界史も効果的である。また、出題傾向としては、学部の性質上、文化史はよく出題される。特にルネサンスや、中国文化史は要注意である。一つ基本的な問題を落とす事は、不合格に繋がると考えるくらい学習してほしい。
経済学部
マーク式、論述式の出題である。出題範囲は、1500年以降のみで、前半1番、2番のマーク式の問題と、英語のマーク式の問題の点数が一定に達したものだけ3番、4番が採点されるという大変シビアな出題である。だから、合格の為には、まずマークの問題で確実に点をとる必要がある。1番2番は、人物、事件を選んだり年号に絡めた問題や誤文を選択する問題である。難度は標準~やや難なので絶対に落としてはいけない。3番は毎年出題が変化するので一概には言えないが1、2番同様事件、人物を選択したりする問題である。しかし、2004年度のように短い論述式が出題されることがある。4番は、最も差のつく論述問題である。かなり難易度の高い本格的な出題であり、戦後の事件が問題の中心となっているため本当に大変である。論述式は、年々難しくなっているため更なる学習が求められる。
法学部
すべてマーク式の出題。一切記述はなく、文中にあてはまる用語を語句群の中から選択する出題である。設問数は例年50個と、私大ではそれほど多いものでは無いが、選択語句が設問数の5倍(大問1つあたり12-3個の設問に対して選択肢が60個)あるので大変面倒な事になっている。以前に比べれば、細かい用語を問う問題は減ったが、それでも他の大学、学部に比べれば依然として細かい用語を問う問題は多く、極めの細かい学習が必要となってくる。出題範囲は、幅広く出題されるが、西洋史が中心である。また、ここ近年戦後史も頻出であるので要注意である。特に米ソの対立等はきちんと学習すべき。
商学部
記述式とマーク式、論述式が混在する出題である。難度は他の学部に比べると標準的。大問3題で、いずれも長い文章の中の空欄にあてはまる語句を選んだり(この点で法学部の出題に近い)、または、記述してゆくという大学入試問題でオーソドックな出題である。出題範囲は、全範囲幅広く出題され、偏りのない学習が求められる。以前は、アメリカ史が頻出であったが、ここ最近は陰を潜めている。学部の性質上、産業史、経済史が絡めて出題され、出題者の意図が見え隠れする。また文化史の学習も怠ってはいけない。

日本史[編集]

学部ごとに難度にばらつきが見られるが、全学部とも出題範囲は一定している。また、全学部に共通する人物・用語も繰り返し出題され、それらを難問と処理するのは愚であり、きちんと他学部のものも含めて過去問研究にあたるべきである

文学部
短答式の難度はそこまで高くない。受験生のレベルを考えるとこのレベルでは差がつきにくい。記述・選択の空欄補充は(ほぼ)完答が求められ、合否の鍵は難問ぞろいの大問3・4・5の論述であり、対策が必要であろう。
経済学部 
難度はやや難~難。正誤問題等で難問も時折見られるが、近年易化に向かっていることは否定できず、基本事項を抑えた学力を持って望むが重要である。他大学ではあまり出題の多くない、近現代の文学や情勢を細かく問うてくるのも本学の特徴である。そして、十分な論述対策も必要となる。また、日本史においては1600年以降のみが出題範囲である。
法学部
年によって難度にばらつきも見られる。教科書・用語集に登場しない難問も毎年出題されるので、当該学部やその他の学部の過去問で出題された難問に出会う度にその部分を自分で学び吸収していくしかない。ここ数年は全問が語群から適当語句を選ぶ空所補充となっているが、語群の語数が解答欄の数倍ありかなりの負担である。
商学部 
難度は他の学部に比べると標準的。良問とまではいえないが、受験生を篩いにかけるには妥当な難易度といえよう。また2年連続で経済史を扱うなど、商学部らしい拘りも見えるので、産業・経済史、戦後史などは細かく集中的な学習が求められる。いくつか難易度が高い記述問題が出るが、難易度が高すぎる部分は気にせず、いかに基礎部分で落とさないかの方が重要である。

地理[編集]

慶大の入試で地理を使用できる学部は商学部のみである。

物理[編集]

慶大の入試で物理を使用できる学部は理工学部と医学部である。

理工学部
大問は3題である。例年、力学から1題・電磁気(電気)から1題・波動又は熱力学から1題の計3題の構成である。図やグラフを描く描図問題が毎年のように出題され、特にに力学分野では力の図示の問題、電磁気分野ではグラフを扱った問題の出題頻度が高い。そのため、結論をグラフ化して考察をする作業を厭わずやるべきである。時間があれば解答形式が似ている京大・阪大などの過去問もやるべきである。
医学部
大問は3~4題である。ほとんどが記述・論述であり、時間に対する分量も多い。論述問題・作図問題・数値計算問題が頻出で、日本国内では見慣れないレベルの題材が出され、実力が無いと現象を理解することすら難しいが、それでも慶應医学部の入試で使われる理科3科目(生物・化学・物理)の中では最も難易度は低いと言える。出題傾向としては、必ずと言って良い程、原子物理が出題され、力学も必ず出る。特に、2012年度の入試では、放射能が話題となっていたこともあり、放射能の強さを表す単位Bq、Gy、Svを知っていることが前提の問題が出題された。

化学[編集]

医学部を除いて、理工学部・薬学部・看護医療学部の化学は、奇を衒ったような難問は出題されず、基礎力を確立した上で数多くの演習問題にあたり、思考力・応用力を培えば解けるような良問ばかりである。

理工学部
大問は3題である。無機と理論計算の融合問題、反応速度、化学平衡、レベルの高い構造決定問題(結晶構造)が頻出である。教科書程度の用語・化合物の確認及び演習を通じた応用力の養成が必要。2012年度の入試では、教科書では「参考」程度にしか扱われず、受験生にとっては馴染みが薄い閃亜鉛鉱の構造に関する問題が出題された。であるから、教科書は隅から隅までしっかり学習しておかなければならない。当学部の過去問対策をしっかりし、時間があれば京大・東工大・阪大などの過去問もやるとよい。
医学部
大問は3題である。すべての問題が記述・論述である。理由説明や推論の過程、答を導く過程を簡潔に記述する練習も日ごろから積んでおくこと。高校範囲外からの出題や参考書外からもあり、有効数字については問題文には触れられないため、自らで判断する必要がある。図やグラフを描く描図問題が出題されることもある。理論または無機1問と有機が2問出題されるが多い。生物に絡んだ問題も多く出題される。ここ近年はかなり易化しているので、その分合格するには満点近く得点しなければならない。それに、またいつ難化し、以前出題されていたような難問が復活するかもわからないので警戒が必要である。
薬学部
大問は5題である。化学の占める割合がかなり高く、難易度も高い。選択式問題と記述式問題が出題される(割合は記述が多い)。化学Ⅱの理論分野からの出題が多く、無機分野からの出題が少ない。ペプチド配列や溶解度積など難しい分野から問題が出題されることも多い。化学Ⅱも含めた全分野の基礎力を十二分に確立した上で、数多くの演習問題にあたり、計算力を培うように努める必要がある。また、毎年目新しい題材の問題が必ず出題されるので、狼狽えずしっかりと問題文を読み、解く力が求められる。
看護医療学部
大問は3題である。化学Ⅰ・Ⅱの全分野にわたって標準的な問題が出題される。しっかりと基礎を確立し、どんどん問題演習にあたり、応用力もつけたら過去問に取り組むべきである。電離平衡や天然有機化合物に関する問題が頻出である。

生物[編集]

慶大の入試で生物を使用できる学部は医学部と看護医療学部である。

医学部
大問は3題である。ほとんどが記述・論述であり、時間に対する分量も多い。慶應医学部の入試で使われる理科3科目(生物・化学・物理)の中で最も難易度が高く、全大学入試中でも最高峰に分類される。これは、多数出題される考察問題で見慣れない題材を扱った実験考察問題及び知識問題では細かな知識が問われ、高校履修範囲を著しく逸脱した考察問題が課されるからだ。(例えば2012年の場合、大問Ⅱで「菌根」がテーマとして扱われた。)また、出題頻度の高い感覚・発生・遺伝子に関する考察問題は解きにくい難問ばかりである。考察問題対策は日頃から問題を解き、第三者に添削されたり解説されたりして積んだ経験値がそのまま成績に反映されるので時間をかけてしっかり勉強したい。
看護医療学部
大問は3題で、医学部ほどの難易度・問題量ではないが記述・論述問題が多い。問題の文章量がかなり多く、実験考察や3行ほどの論述、計算問題が出題される。例年、遺伝子、進化、系統・分類などの分野からの出題が多いので、しっかり学習しておく必要がある。特に、DNAに関しては、新しい内容や医学的内容が問われることが多い。論述問題で差がつくので3行ほどで文章をまとめる練習をする必要がある。同じような題材が出題されることが多いので、過去問対策をしっかりやっておくべきである。

小論文・論述力・論文テスト[編集]

慶大では一般的な私大の文系学部とは異なり、国語が無く、代わりに小論文を課している。ただし、商学部A方式の場合は小論文の代わりに数学が課されるので注意。

小論文は一朝一夕に実力がつく科目ではないが、その理由は自己の知識と着想を「自己流」に練り上げた上で論理的に展開しなければならないため。過去の小論文課題を一瞥すれば分かるが、経済・法・商・総合政策の場合は社会科学系統の基本的な知識や着想を社会科(特に公民や世界史)で鍛えておくことは当然であり、さらにそれを論理的に文章化する訓練も必須。自身が理解していない事項を文章化することなど絶対に出来ないし、また自身が本当に理解しているか否かは例えば公民や世界史の基本事項を自分なりにメモにまとめてみれば再確認出来る。そうやって日頃から(出来れば高校1年次から)社会科学系統の基礎知識と着想を文章化するトレーニングをして、やっと慶大小論文のスタートラインに立てると考えるべきである。

一方で文・環境情報・看護医療は本来的に自由な着想が期待される学術分野のためか、社会科学系統と比べれば知識面でも論旨展開でもやや大胆な裁量が認められるようにも見受けられる。しかし課題から逸脱した論旨展開が許容されるはずはなく、もとより他人様に読んで頂けるだけの論理的な記述力は必須である。常日頃から自在な発想力を磨き、かつ、論理的に=客観的で誰にでも分かるように「自身の観念を文章展開する」ことに努めていきたい。

実践的なトレーニングとしては原稿用紙を使って実際に書く練習を積む必要がある。ここでも要約の練習と、自分の主張を論理的に表現する練習を積むのがよいだろう。

予備校やZ会などの小論文講座を受講したり、河合塾主催の全統論文模試や慶大オープン、代々木ゼミナール主催の全国論文テストや慶大入試プレを受験するなど、小論文試験の練習を行うことも大切だ。特に慶大オープンと慶大入試プレでは各学部専用の小論文試験を実施する為、必ず受験しておこう。

その他[編集]

河合塾が慶大受験生向けに入試情報をまとめた慶大塾というサイトを開設しているため、入試情報収集の際に利用すると良い。また、受験についての各種関連記事や合格後の学生生活に対する話題については、慶應塾生新聞にて【受験生応援特集】が定期的に組まれているため、参考にすると良いだろう。

関連リンク[編集]