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アイヌ語 数の数え方

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

アイヌ語 > テーマ別重要語彙 > 数の数え方

アイヌ語の数詞は、全体としては二十進法であり、中に十進法が含まれています。また、完全に十進法の地域や、100までは二十進法で、百の位からは十進法になる地域もあります。日本語などの周辺の言語と異なる、独自の数体系を持っています。

地域や場合によっては、ここに示したものとは異なる言い方をする場合があります。地域名を示したものでも、示した地域すべてには当てはまらないことがあります。また、今のところ、各地の方言を網羅できていない他、誤りも多くは訂正できていません(特に90以降)。

0~10[編集]

1~10(数連体詞)
カナ ラテン文字 キリル文字
0[1] ohá оха
1 siné шинэ
2 ツ゚ tu ту
3 ービ re, jûpi рэ, йуупи
4 [2] íne инэ
5 ㇰネ asíkne ашикнэ
6 iwán иўан
7 ㇻワ árwan арўан
8 ツ゚ tupésan тупэшан
9 ペサ sinépesan шинэпэшан
10 wan ўан

基本になる数です。しっかり覚えましょう。

何かを数えるときには、この数詞のあとに数える物の名前を置きます。たとえば、二匹の猫(チャペ/サ゚ペ cápe ча́пэ)はツ゚ サ゚ペ、三人の人(アィヌ ajnu айну)はレ アィヌと言います。何を数えるときもこれは変わりません。

因みに、日本語での神聖数は4[よ]と8[や]ですが、アイヌ語における神聖数はイワ iwan иўан(6)です。しばしば日本語での8と同じように、ものがたくさんあることを表します。(例:iwan sike イワン シケ/イワイ シケ 六個の荷物、 たくさんの荷物。 [引用元 1]、「kokutkor kane, iwan kosonte opannere 帯をしめ、六枚の着物を羽織って[引用元 2]」)

1〜10の個数、人数
個数 人数
カナ ラテン文字 キリル文字 カナ ラテン文字 キリル文字
1 ㇷ゚ sinép шинэп シネ sinen шинэн
2 ツ゚ㇷ゚ tup туп ツ゚ tun тун
3 ㇷ゚、ービヒ rep, jûpihi рэп, йуупихи ren рэн
4 ネㇷ゚[2] ínep инэп イネ ínen инэн
5 ㇰネㇷ゚ asíknep ашикнэп アシㇰネ asiknen ашикнэн
6 iwánpe иўанпэ イワニゥ iwaniw иўаниў
7 ㇻワ árwanpe арўанпэ アㇻワニゥ arwaniw арўаниў
8 ツ゚ tupésanpe тупэшанпэ ツ゚ペサニゥ tupesaniw тупэшаниў
9 ペサ sinépesanpe шинэпэшанпэ シネペサニゥ sinepesaniw шинэпэшаниў
10 wanpe ўанпэ ワニゥ waniw ўаниў

個数を数えるとき、1から5までの数(e,u,e,e,eと、全て母音で終わっている)にはㇷ゚ p пを付け、6から10まで(全て子音( n)で終わっている)にはペpe пэを付けます。これは述詞を名詞化するときにつける接尾辞[3]p(e)の変化と全く同じです。トゥキ レㇷ゚<お椀3杯>、イナゥ イワペ<御幣6つ>などのように数えます。

人数を数えるときは、1から5までには𛅧 n нを付け、6から10までには[イ]ゥ iw иўを付けます。シサㇺウタㇻ アシㇰネ<和人5人>のように数えます。

10〜20[編集]

10~20
カナ ラテン文字 キリル文字
10 wán ўан
11  イㇱマ  siné ikásma wán шинэ икашма ўан
12 ツ゚ イㇱマ  tú ikásma wán ту икашма ўан
13  イㇱマ  ré ikásma wán рэ икашма ўан
14 ネ イㇱマ  íne ikásma wán инэ икашма ўан
15 ㇰネ イㇱマ  asíkne ikásma wán ашикнэ икашма ўан
16  イㇱマ  iwán ikasma wan иўан икашма ўан
17 ㇻワ イㇱマ  arwan ikasma wan арўан икашма ўан
18 ツ゚ イㇱマ  tupesan ikasma wan тупэшан икашма ўан
19 ペサ イㇱマ  sinepesan ikasma wan шинэпэшан икашма ўан
20 ッネ[4] など hótne хотнэ

イカㇱマとは、「余る」を意味する一項述詞(自動詞)です。日本語の「とあまりひとつ(11)」と同じような考え方ですが、アイヌ語では1~9を表す部分が先に来ます。

物を数えるとき、どちらの数字の後にも数える物の名前を付けます。例えば、14匹の犬(セタ seta сэта)はイネ セタ イカㇱマ ワ セタのように言います。

是迄見てきたシネ「1の」〜ワ「10の」は全て、名詞の前に付くことで物の数を数える「数連体詞」と呼ばれる品詞ですが、ホッ「20」は名詞なので、物の数を数えることができません。(例えば、花 ノンノを数えるとき、「シネ ノンノ<1本の花>」や「ノンノ アㇻワンペ<花6本>」とは言えても「ホッ ノンノ」や「ノンノ ホッペ」などとは言えない。)そこで、物の数を数えるために「ネ」という辞をつけ、「ホッネ」という形にします。そうすることでこれまで見てきた数と同じように、ホッネ エㇽム「20匹のネズミ」やエムㇱ ホッネㇷ゚「刀20本」、カッケマッ[5] ホッネ「淑女20人」のように表すことができます。

また、20を表す数詞には地域によって「ホッ」、「ホッネ」の他に「イㇰ」、「ホワッ」、「シネホッ」、「ホㇹ」などがあります。

10〜20の個数
カナ ラテン文字 キリル文字
10 wánpe ўанпэ
11 ㇷ゚ イㇱマ  sinép ikásma wánpe шинэп икашма ўанпэ
12 ツ゚ㇷ゚ イㇱマ  túp ikásma wánpe туп икашма ўанпэ
13 ㇷ゚ イㇱマ  rép ikásma wánpe рэп икашма ўанпэ
14 ネㇷ゚ イㇱマ  ínep ikásma wánpe инэп икашма ўанпэ
15 ㇰネㇷ゚ イㇱマ  asíknep ikásma wánpe ашикнэп икашма ўанпэ
16 ペ イㇱマ  iwánpe ikasma wanpe иўанпэ икашма ўанпэ
17 ㇻワペ イㇱマ  arwanpe ikasma wanpe арўанпэ икашма ўанпэ
18 ツ゚ペ イㇱマ  tupesanpe ikasma wanpe тупэшанпэ икашма ўанпэ
19 ペサペ イㇱマ  sinepesanpe ikasma wanpe шинэпэшанпэ икашма ўанпэ
20 ッネㇷ゚[4] hótnep хотнэп
10〜20の人数
カナ ラテン文字 キリル文字
10 ニゥ wániw ўаниў
11 ン イㇱマ ニゥ sinén ikásma wániw шинэн икашма ўаниў
12 ツ゚ン イㇱマ ニゥ tún ikásma wániw тун икашма ўаниў
13 ン イㇱマ ニゥ rén ikásma wániw рэн икашма ўаниў
14 ネン イㇱマ ニゥ ínen ikásma wániw инэн икашма ўаниў
15 ㇰネン イㇱマ ニゥ asíknen ikásma wániw ашикнэн икашма ўаниў
16 ニゥ イㇱマ ニゥ iwániw ikasma waniw иўаниў икашма ўаниў
17 ㇻワニゥ イㇱマ ニゥ arwaniw ikasma waniw арўаниў икашма ўаниў
18 ツ゚サニゥ イㇱマ ニゥ tupesaniw ikasma waniw тупэшаниў икашма ўаниў
19 ペサニゥ イㇱマ ニゥ sinepesaniw ikasma waniw шинэпэшаниў икашма ўаниў
20 ッネン[4] hótnen хотнэн

人数、個数を数える場合でも同様に、各数詞のあとにp/peやn/iwを付けます。

20~40[編集]

20~40(20進法)
カナ ラテン文字 キリル文字
20 ッネ[6] hotne хотнэ
21  イㇱマ (ッネ) sine ikasma hotne шинэ икашма хотнэ
22 ツ゚ イㇱマ (ッネ) tu ikasma hotne ту икашма хотнэ
29 ペサ イカㇱマ (ッネ) sinepesan ikasma hotne шинэпэшан икашма хотнэ
30 (・エツ゚ホッネ) または 

( イㇱマ ッネ)

wan-etuhotne ўан-этухотнэ
31  イㇱマ (・エツ゚ホッネ) sine ikasma wan-etuhotne шинэ икашма ўан-этухотнэ
32 ツ゚ イㇱマ (・エツ゚ホッネ) tu ikasma wan-etuhotne ту икашма ўан-этухотнэ
39 ペサ イㇱマ (ワ・エツ゚ホッネ) sinepesan ikasma wan-etuhotne шинэпэшан икашма ўан-этухотнэ
40 ツ゚(ッネ) tuhotne тухотнэ

(ここでは「シネ イカㇱマ」と「ワ エツ゚ホッネ」で切っていますが、「シネ イカㇱマ ワン」と「エツ゚ホッネ」で切り、「『11が40に向かう』、『40に届かぬ11』」などとする解釈もあります。)

「エ」は「そこへ(向かう)」という意味があると考えられ「ツ゚ペサ・エツ゚ホッネ(8が2×20へ向かう)」で「32」を表した例もあります。また、「シネ イカㇱマ ワ イカㇱマ ホッネ」で「32」を表した例もあります。

20~40(10進法)

80まで[編集]

同じようにしていくと、このようになります。

10~80の十の位
カナ ラテン文字 キリル文字
10 wan
20 ッネ hotne
30 ・エツ゚ホッネ /  イㇱマ ッネ wan-etuhotne
40 ツ゚ッネ tuhotne
50 ・エホッネ /  イㇱマ ツ゚ッネ wan-erehotne
60 ッネ rehotne
70 ・エネホッネ /  イㇱマ レッネ wan-einehotne
80 ネホッネ inehotne

エ は「~に向かう」という意味があると考えられています。

ここまでをまとめると、このようになります。

表し方(1~89)
一の位 十の位
1
2 ツ゚
3
4
5 ㇰネ
6
7 ㇻワ
8 ツ゚
9 ペサ
+ イカㇱマ
10
20 ッネ
30 ・エツ゚ホッネ
40 ツ゚ッネ
50 ・エホッネ
60 ッネ
70 ・エネホッネ
80 ネホッネ

十進法を使う地域もある[編集]

旭川・宗谷・樺太などでは、20進法が消え、10進法になっています。

10進法の十(1~80)
カナ ラテン文字 キリル文字
10 ツ゚ンクツ゚、ホッ
20 ツ゚(ホッ)
30 レ(ホッ)

90以降[編集]

90以降は、地域によって呼び名がかなり変わります。

幌別・名寄・沙流など
カナ ラテン文字 キリル文字
90 ・エアシㇰネホッネ
100 アシㇰネホッネ
110 ・エイワホッネ
120 イワホッネ

これはそのまま20進法を続けてゆくものです。

沙流 樺太など
カナ ラテン文字 キリル文字
90 ・エアシㇰネホッネ
100 アシㇰネホッネ
110  イカㇱマ アシㇰネホッネ
120 ホッネ イカㇱマ アシㇰネホッネ

これは100で一区切りをつけ、そこに加算してゆくものです。

八雲・帯広など
カナ ラテン文字 キリル文字
90 ・エアシㇰネホッネ / ワ・エ(イㇰ)
100 (シネ) イㇰ、 アツ゚ィタ、 シネ タツ゚、 タク 等様々
110  イカㇱマ (イㇰ)
120 ホッネ イカㇱマ (イㇰ)

これは100で新たな単位を導入したものです。

樺太・旭川など
カナ ラテン文字 キリル文字
90
100
110
120
宗谷など
カナ ラテン文字 キリル文字
90
100
110
120

十進法でも、さまざまな表し方があります。

大きな数[編集]

これがアイヌ語の基本的な(二十進法を使い続けたときの)数体系であると考えられます。この表では、0〜3999(4000は20×20×20)まで表せます。また、このほかに大きな数の表し方がある地域もあります。

一の位 + 十(二十、廿)の位 + 二百(四百)の位
0
1
2 ツ゚
3
4
5 ㇰネ
6
7 ㇻワ
8 ツ゚
9 ペサ
ㇱマ
10
20 ッネ
30 ・エツ゚ホッネ
40 ツ゚ッネ
50 ・エホッネ
60 ッネ
70 ・エネホッネ
80 ネホッネ
90 ・エシㇰネホッネ
100 ㇰネホッネ
110 ・エホッネ[7]
120 ホッネ
130 ・エㇻワホッネ
140 ㇻワホッネ
150 ・エツ゚ペサホッネ
160 ツ゚ホッネ
170 ・エネペサホッネ
180 ペサホッネ
190 ・エホッネ
イカㇱマ
200 ホッネ
400 アツ゚ィタ[8]
600 ホッネ・エツ゚アツ゚ィタ
800 ツ゚アツ゚ィタ
1000 ホッネ・エレアツ゚ィタ
1200 レアツ゚ィタ
1400 ホッネ・エイネアツ゚ィタ
1600 イネアツ゚ィタ
1800 ホッネ・エアシㇰネアツ゚ィタ
2000 アシㇰネアツ゚ィタ
2200 ホッネ・エイワアツ゚ィタ
2400 イワアツ゚ィタ
2600 ホッネ・エアㇻワアツ゚ィタ
2800 アㇻワアツ゚ィタ
3000 ホッネ・エツ゚ぺサアツ゚ィタ
3200 ツ゚ぺサアツ゚ィタ
3400 ホッネ・エシネペサアツ゚ィタ
3600 シネペサアツ゚ィタ
3800 ホッネ・エワアツ゚ィタ    

個数・人数[編集]

数を数えるときは、これらの数詞を「シネ メノコ(1人の女)」や「ツ゚ オㇰカヨ(2人の男)」、「レ セタ(三匹の犬)」のように、数えられる名詞の前に置きます。何を数えるときでも形は変わりません。

また、個数を表す「シネㇷ゚、ツ゚ㇷ゚、…アシㇰネㇷ゚、イワぺ、アㇻワペ…[9]」や、人数を表す「シネ、ツ゚、…アシㇰネ、イワニゥ、アㇻワニゥ…[10]」を使って数えることもできます。この場合、「ポ チセ イネㇷ゚(小さな家一棟)」や「エユピヒ アシㇰネ(あなたのお兄さん5人)」などのように、数名詞を後に置きます。

11以上の数で、数詞が二つ出てくるときは、「シネㇷ゚ イカㇱマ ワぺsinep ikasma wanpe(11個)」「ツ゚ イカㇱマ ホッネtun ikasma hotnen(22人)」「レㇷ゚ イカㇱマ ワンぺ・エツ゚ホッネㇷ゚ rep ikasma wanpe-etuhotnep(33個)」「イワニゥ イカㇱマ ワニゥ・エレホッネiwaniw ikasma waniw-erehotnen(56人)」のように、1や2や-10の部分も、ワやホッネも数名詞になります。同様に、「11匹のぬこ(チャペ/サ゚ペ[11]cape:猫)」などという場合は、「シネ チャペ イカㇱマ ワ サ゚ペ」のように、「ねこ」の部分も繰り返して言います。

また、比較的少ない人数を数える場合、固有の呼び方で呼ばれることがあります。下に示したものは沙流方言のものです。

人数 カナ キリル ラテン
5 アシㇰ ашик asik
8 ツペㇱ тупэш tupes
9 シネペㇱ шинэпэш sinepes
5人 ハィナ һайна hayna
8人 ピヤ һанпийа hanpiya
9人 チキ һанчики hanciki

序数(順番)は、「イイェエ~/iye-e-」を数詞の前に付けて表します。(国立アイヌ民族博物館アイヌ語アーカイブより)

【接頭】[i-y-e-e もの・(挿入音)・(と一緒)で・で]…番目。(「二」以上の数詞と共に用いられる。) iye-einen イイェエイネン 四人目。 iye-einep ne イイェエイネプ ネ 四番目の。 iye-einep ne ku=poho イイェエイネプ ネ クポホ 四番目の息子。 iye-eiwan to イイェエイワン ト 六日目。(W神謡) iye-ere pa イイェエレ パ 三年目。(W民話) iye-erep イイェエレプ 三番目。 iye-erep ne イイェエレプネ 三番目の。 iye-ererko イイェエレレコ[名][i-e-e-rerko もの・で・それで・三日] 三日目。 iye-etup イイェエトゥプ 二番目。 a=o uske oro wa iye-erep oro ta ráp=an アオ ウシケ オロ ワ イイェエレプ オロ タ ラパン 乗った所から三つ目で降りましょう。(S) ☆参考 電車に乗ってから次の次の駅で降りることを言っている。 乗った駅を一つ目として数えている。 ☆発音 二語のアクセントで発音される。 iyé-etú、 iyé-eré。 ☆参考 このように iye-e- イイェ エ を使って言う「…番目」の言い方はサダモさんのみから聞いた。 ワテケさんによれば「…番目」という言い方はなく、 hoski a=ye p, iyos a=ye p, na iyos a=ye p ホシキ アイェプ、 イヨシ アイェプ、 ナ イヨシ アイェプ《最初に言ったこと、 その後に言ったこと、 さらに後に言ったこと》のように言う。 しかしワテケさんも、 神謡の中では iye-eiwan to イイェエイワン ト《六日目の日》のようにこの形を使って歌っている。 (出典:田村、方言:沙流)(国立アイヌ民族博物館アイヌ語アーカイブより)

大きな数詞一覧[12][編集]

カナ キリル ラテン アラビア数字10進法
パㇰ һэнпак henpak 幾つの(疑問詞)[13]
クンクツ゚ кункуту kunkutu 10
ホッ һот hot 20, 10(名詞)
ホッネ һотнэ hotne 20, 10
アツ゚ィタ атуйта atuyta 10, 40, 100, 200, 1000
イㇰ ик ik 20, 100, 1000
танку tanku 100

これだけ種類がありますが数を作る規則は確固としてあり、どの数詞で何を表すかを文章の冒頭などで決めておけば、同じ表記で二通りに取れる、といったことは決して起こらないようになっているので誤解はなくなります。

リンク・参考文献[編集]

アイヌ語の数詞再考 : 二十進法における下方算法から上方算法への切り替え

ニューエクスプレス アイヌ語(中川裕 著、白水社)

  1. ^ 国立アイヌ民族博物館アイヌ語アーカイブ
  2. ^ アイヌ神謡集p78 Nitatorunpe yaieyukar, “Harit kunna”

註釈[編集]

  1. ^ 「ただ(副詞)、ただの(連体詞)、空である(一項述詞)」という意味の語。数詞の0として使われるという説明・用例は、これでしか確認できなかった。但し、アイヌ語の一項述詞は一般的に名詞としても使われるため、「空であるもの」という意味の言葉として解釈することはできる。
  2. ^ 2.0 2.1 例外アクセントのため、樺太では「イーネ îne」となる。含まれる語も同様(イーネホッネ:40 等)。
  3. ^ 述詞を伴う形式名詞だとする考え方もあるが、ここでは触れない。
  4. ^ 4.0 4.1 4.2 この他にも「ホッ、ホワッ、シネホワッ」などの形がある。
  5. ^ tkemat
  6. ^ [ホッネ]の部分は方言によって異なる。「ホッネ」は北海道の中部・南部などで使われる。
  7. ^ ィワンホッネになる可能性もある。
  8. ^ ここでは「ホッネ」より一、二段階程度大きな数詞である「アツ゚ィタ」(示す数は地域によって異なる)を使いましたが、実際に400として使われていることを確かめたというわけではありません。
  9. ^ 母音終わりならпㇷ゚p,子音終わりならpeペпэを付ける。(「もの」を表す言葉と同じもの。)樺太方言ではㇷ゚pはㇵㇶㇷㇸㇹxに変化している。
  10. ^ 母音終わりならnンн,子音終わりならiwイゥиўを付ける。
  11. ^ 表記法が違うだけで全く同じもの。
  12. ^ 数連体詞の形。「個数・人数など」であげたような使い方ももちろんする。
  13. ^ ヘンパㇰぺ(幾つ)、ヘンパキゥ(何人)のほか、ヘンパㇰパ(何年)などとしても使う。