ダイズの栽培

ダイズの完熟種子

大豆は、日本でも古くから栽培されてきた重要な作物です。栄養価が高く、様々な料理に利用することができます。ここでは、大豆の栽培方法について基本的な情報を説明します。

栽培時期

大豆は、温暖な気候を好みます。種まき時期は、地域によって異なりますが、一般的には4月下旬から5月上旬頃です。

種まき

大豆は、直まきと苗植えの2通りの方法で栽培することができます。

• 直まき
  1. 畝を作り、苦土石灰を施してよく耕します。
  2. 種を3～4粒ずつ、2cmほどの深さにまきます。
  3. 株間は20cmほどにします。
• 苗植え
  1. 育苗ポットに種をまき、発芽させます。
  2. 本葉が3～4枚になったら、畝に植え付けます。
  3. 株間は20cmほどにします。

水やり

大豆は、乾燥に強い植物です。ただし、発芽期と開花期には、十分な水を与えることが重要です。その後は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。

追肥

追肥は、生育状況を見ながら行います。一般的には、開花期と結莢期に2回ほど追肥を行います。

病害虫防除

大豆は、アブラムシ、ハダニ、カメムシなどの害虫や、立枯れ病、うどんこ病などの病害に発生しやすいです。定期的に防除を行いましょう。

収穫

大豆は、さやが茶色く乾燥したら収穫できます。収穫時期は、地域によって異なりますが、一般的には9月下旬から10月上旬頃です。

その他

• 大豆は連作障害が出やすいので、同じ場所で続けて栽培することは避けましょう。
• 栽培の際には、輪作を取り入れることが重要です。
• 大豆は根粒菌と共生して窒素を固定することができます。そのため、化学肥料の使用量を減らすことができます。

大豆は、比較的育てやすい作物ですが、病害虫には注意が必要です。上記の情報などを参考に、ぜひチャレンジしてみてください。