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テニス/フットワークの種類

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

総論

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フットワークは、テニスの上では非常に重要なポイントとなってくる。 しかし、フットワークは変に意識すると、かえって動きが不自然でぎこちなくなりやすい。

フットワークの練習は、基本的な足の動かし方を学んだら、足の動かし方よりも、スムーズに移動できるように心がければ、自然に身につくはずである。

サイドステップ

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最もオーソドックスな反復横飛びの動作。横を向いて走ってしまうと、ボールがよく見えない・逆側に打たれたときカバーできない。

サイドステップをすることでボールや相手コートの方に顔を向けながら左右に移動することができる。

しかし、サイドステップは素早く、または長い距離を動くには適していない。

クロスステップ

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前を向きながら、普通に歩いているときのように、足を逆側にクロスさせて移動するステップ。

サイドステップより早く移動でき、現代のテニスでも主流になりつつある。

欠点としては、移動方向とは逆側に移動するとき、滑ったり膝に負担がかかりやすくなり、サイドステップに比べるとタイムラグが大きいことが挙げられる。

最初の数歩だけクロスステップで、その後はサイドステップ、というステップが良い。

バックステップ

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フォアハンドへの回り込みのときに用いられるステップ。横を向いて、つま先で地面を蹴り、後ろに移動するステップ。

サイドステップより早く移動できる。余裕があるときはサイドステップも用いられる。

スプリットステップ

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その場で軽くジャンプするステップ。この動作は、相手がボールを打つ直前に行われる。スプリットステップをすることによって、

  • 体が沈み込むので、その後の動きが速くなる
  • ボールに集中することで、ミスが減る

というメリットがある。

スライドステップ

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滑って速度を落とすステップ。主にクレーコートで使われる。クレーコートはとても滑るので、ハードコートのようにすぐ戻ろうとすると転んでしまうので、スライドステップは必須である。

逆にハードコートでスライドステップをしようとすると、転びやすくなる。

スキップ&ホップ

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アプローチショットのときに、後ろ足を上げるステップ。これを行うことによって、前への体重移動が制限されるので、フルスイングしやすくなる。

スタンス

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スタンスとは、ボールを打つときの足の位置関係のことである。

打つ方向に対して背中が向くようなスタンスを「閉じている」と言い、逆におなか側が向くようなスタンスを「開いている」と呼ぶ。

クローズスタンス

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打つ方向に対して、背中を向けるように立つスタンス。

昔ではよく使われたが、現在では主にサーブ・スライス・ボレーでしか使われない。

バックハンドに振られ、ギリギリでキャッチするときや、スライスサーブのときにはこのスタンスが多く使われる。

前にボールがあるときにはクローズスタンスやスクウェアスタンスでなければ打てない。

スクウェアスタンス

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両足を結んだ線と打つ方向が一致するスタンス。

最もオーソドックスなスタンスであるが、現代のテニスではオープンスタンスによって使われる頻度が下がってきている。

余裕があるときに使われる。

オープンスタンス

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足を結んだ線が、打つ方向とは横になるスタンス。

後ろに移動してボールを打つときには、このスタンスでないと打つことができない。

クローズスタンスやスクウェアスタンスよりコートの真ん中に戻ってきやすいので、横に振られたときに用いられる。

セミオーオープンスタンス

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オープンスタンスとスクウェアスタンスの中間的なスタンス。

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