テーブルトークRPG

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ゲームロールプレイングゲームテーブルトークRPG

概要[編集]

テーブルトークRPG(以下TRPG)とは、参加者同士の会話などのコミュニケーションで成立する遊びです。ゲームマスター(GM)とよばれる主催者が用意したシナリオを元にして、他の参加者(プレイヤーPL)たちがその場面にいるキャラクター(PC)になりきり、「自分のキャラクターならどうする」ということを考え、あるいは他のプレイヤーと相談しながら行動します。それに応じて、GMは新たな状況になったことを説明し、またPLたちは行動を考えていきます。

ちょっと例を見てみましょう。

「君たちは敵の城に潜入した。これから人質にされた姫の救出作戦が始まるよ」とGMが言ったとしましょう。すると、あるプレイヤーが「まず、僕の探知の魔法で偵察してみるよ」と言います。そうしたら、GMは「探知の魔法で姫が監禁されている場所はわかった。でも、姫を監視している敵の人数まではわからなかった」と告げました。すると、別のプレイヤーが「ここは強行突破しよう! 敵を倒して姫をすぐに助けるぞ!」と言ったり、「いや。相手の数が分からない以上、慎重にすべきだよ。もう少し偵察してからにしよう」といったりします。

こうした会話を進めて物語をみんなで作って遊ぶのがTRPGなのです。

遊び方(共通)[編集]

シナリオを用意しよう(GM)[編集]

参加者を集めよう(GM)[編集]

キャラクターを作ろう(PL)[編集]

セッション[編集]

行為判定[編集]

GMの権限[編集]

  • ルールの裁定
  • 結果の採用と棄却

ルールの運用を間違えたら[編集]

ルールを勘違いして、適用を間違えることもあるでしょう。自分で間違いに気付いたらすぐに間違いを申請・訂正し、正しいルールにのっとった処理を行いましょう。もちろん、プレイヤー側がGMのミスに気付くこともあるでしょう。その場合には指摘してもかまいません。

ただし、ルールの処理が終わり、結果が出たものについては時間を巻き戻して結果を変更してはなりません。理由は、それを認めてしまうと、際限がなくなり、GMのルール裁定権が有名無実化してしまうおそれがあるからです。そうなると、個々の参加者が勝手にルールを解釈し、GMの裁定に文句をつけてセッションが滅茶苦茶になってしまうことにもつながります。

必要なもの(共通)[編集]

  • それぞれのゲームのルールブック
  • ダイス(サイコロ)

マナー[編集]

TRPGは他の人とのコミュニケーションによって成立する遊びです。そのため、他の人を不快にさせるような行為を慎みましょう。しかし、難しく考える必要はありません。基本的には学校や社会でのコミュニケーションにおいて、やってはいけないようなことをしなければいいだけの話です。

ただし、TRPGに独特な注意点もないわけではありません。以下ではその点について触れていきます。

プレイヤー[編集]

  • 独りよがりのプレイをしない。

ゲームマスター[編集]

  • クリアできるようなシナリオを作る。
  • ゲームマスターは神ではない。

セッション[編集]

オンラインセッション[編集]

主なTRPG[編集]

用語集(共通)[編集]

  • GM
→ゲームマスター
  • NPC
ノンプレイヤーキャラクター(non player character)の略称。プレイヤー以外の登場人物のこと。TRPGでは基本的にゲームマスターが担当する。
  • PC
プレイヤーキャラクター(player character)の略称。ゲームマスター以外は自分のキャラクターになりきって物語を作る。
  • PL
→プレイヤー
  • ゲームマスター
TRPGの進行役・審判・シナリオ担当として、ゲームを取り仕切る人物のこと。通常一人。一部ゲームでは別の名称が用いられている場合もある(例:『クトゥルフの呼び声』におけるゲームマスターはキーパーKPとよばれる)。
  • 行為判定
「的に矢を命中させられるか?」「鍵のかかった宝箱をこじ開けられるか?」など、確実とは言えないことが果たして成功するかどうかを判定すること。普通はダイスを使う。
    • 目標値
行為判定時に成功の目標となる数値。難易度ともいう。
    • 達成値
行為判定時に振ったダイスの目。この出目が目標値以上ならば成功とみなされる。
      • クリティカル
大成功のこと。ダイスを振ったときに特別な出目が出たとき(例:6のゾロ目)に発生する。絶対に成功する上にボーナスが付く場合もある。作品によって名前が異なっていたり、設定されていない場合もある。
      • ファンブル
大失敗のこと。ダイスを振ったときに特別な出目が出たとき(例:1のゾロ目)に発生する。絶対に失敗する上にペナルティが付く場合もある。作品によって名前が異なっていたり、設定されていない場合もある。
  • サイコロ
→ダイス
  • サプリメント
追加ルール集のこと。第N版、バージョンNなどと言われることもある。実質的なルール改訂もふくんでいるため、セッションに参加するときにはサプリメントの使用の有無も確認しておくこと。また、ゲームマスターはあらかじめサプリメントの有無も予告しなければならない。ゲームによってはゲームマスターだけがサプリメントを持っていればよいこともある。
  • ダイス
確率で判定するときや乱数を必要とするときに使う。TRPGでは一般的な六面サイコロだけでなく、正四面体・正八面体・十面体ダイスを使う場合もある。
    • ダイスコード
ゲーム中に使うべきダイスの種類と数を指定する記号。M個のN面ダイスの出目の合計を使うように指示される場合、MdNと表示される(dの大小は問わない)。よく使われるものとして「2個の面ダイスの合計」は「2d6」、「1個の面ダイスの出目」は「1d10」と表示される。
また、指定された個数のダイスで乱数を作る場合にはMdNNと表示される。例えば、「2個の面ダイスで乱数を作る」場合には「2d66」である。
  • マンチキン
自分のPCが有利になるように周囲にワガママをがなりたてる、聞き分けのない子どものようなプレイヤー。自分が主人公になりたいという気持ちはわからなくはないが、そういう気持ちを押さえないと心地よいプレイはできない。類義語に「吟遊詩人」(プレイヤーの立場や行動を無視して、NPCだけで物語をすすめてしまうタイプのゲームマスター)、「メアリー・スー」(過剰に自分の願望を投影し、美化されすぎたプレイヤーキャラクター)などがある。
  • リプレイ
プレイの様子を文字におこしたもの。あるいは動画にアップしたもの。他のプレイヤー・ゲームマスターの采配やロールを学ぶことが出来るので、なるたけ見ておきたい。優れたものは読み物としても動画としても面白い。

参考文献[編集]