トキポナ/練習1

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

発音[編集]

使用される14個のラテン文字

トキポナの発音システムは日本語とほぼ同じなのです。
わずか9つの子音「k, s, t, n, p, m, j, l, w」と5つの母音「a, i, u, e, o」しかありません。

ア行を含めて、日本語の五十音に対応します。
子音「j」はローマ字の「y」にあたります。
任意に濁点を付けて、清音を濁音に発音してもかまいません。

- k s t n p m j l w
a
i (シ) (イ) ウィ
u トゥ (ウ)
e イェ ウェ
o (オ)
n
  • 「ji, ti, wo, wu」の音節はそれぞれ「i, si, o, u」が使用されます。
(シとチの濁音は判別しにくいため)


これらの音節から構成される単語は全て以下の特徴を持ちます。

  • アクセントは語頭
  • ア行は語頭のみ現れる
  • 」から始まらない
  • ナ行とマ行の直前には「」は存在できない

書法[編集]

文字[編集]

トキポナの単語は文頭や段落の頭であっても常に小文字で書き表されます。
大文字は国名や人名など、外来語である固有名詞の頭文字にしか使用されません。

外来語[編集]

外来語を表記・発音するときはトキポナの発音に合わせます。
また子音が多いときは、音節数を維持するようにして多過ぎる子音を削ります。

  • 「にほん」 → 「Nijon」ニヨン
トキポナにはハ行が存在しないため「ほ」を本来なら「o」とするところだが、
すると「Nion」となってア行が語中に現れるため、更に「j」を付け加えています。


  • 「English」 → 「Inli」インリ
トキポナでは、母音数を重視します。付属できない子音はすべて省略しています。


日本語では外来語を取り入れるときは子音に忠実します。
まず子音を全部取り入れて、そこに本来存在しないはずの母音を追加する。
「English」 → 「インッシュ = Ingurisshu


約物[編集]

約物は半角のものが使われ、「:」は後に続く文章が前の文章の節ということを表します。

  • 例) mi pilin e ni: toki pona li pona.
    私は思うそれを:トキポナは良い。 → 私はトキポナが良いと思う。