バックギャモン/オープニング・レスポンス

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

オープニング・レスポンスとは[編集]

オープニングとは、そのゲームで最初にするムーブ(駒を動かすこと)です。
レスポンスは、その直後に行われるムーブのことをいいます。

オープニングやレスポンスは、全てのゲームで必ず目にするムーブになります。ですから、これを学ぶことは必ず身になるものです。また、これらのムーブの中には、ムーブのエッセンスが多く詰まっていますから、きっと役に立つものになるでしょう。

オープニング[編集]

オープニングには、15通りの目があります。最初のロール(ダイスを振ること)では、ゾロ目の際、振り直すことからわかると思います。その15通りそれぞれで期待されるムーブは、以下の6つに分類することが出来ます。

ポイントをつくる[編集]

ブロックポイントを作るムーブです。ブロックポイントを作ることで、敵の駒をヒットした時のダンスの確立を上げたり、敵のバックマン(最後方にある駒たち)が逃げるのを難しくしたりします。

具体的には、3-1 4-2 5-3 6-4 6-1です。3-1から6-4までの4つは、8ポイントと5ポイントの駒を使って自分のインナーポイント(自分のゴールに近い6つのポイント)にブロックポイントを作ります。6-1は、13ポイントと8ポイントの駒で7ポイントを作ります。

31: 8/5 6/5
42: 8/4 6/4
53: 8/3 5/3
64: 8/2 5/2
61: 13/7 8/7

バックマンを逃がす[編集]

バックマンは、自らのピップ(全部の駒を上げるのに必要な目の数)の1~2割を占めます。また、敵のプライム(5~6つ程度ブロックポイントが連続したもの)に捕まると、勝率が非常に下がります。

そういった弱点を解消するために、非常に大きな目を振った場合には、バックマンを逃がします。

具体的には、6-5 6-4 6-3です。それぞれ、13ポイント、14ポイント、15ポイントまで、バックマンを進めます。特に6-5を振って、バックマンを13ポイントのブロックまですすめることを、ラバーズリープということがあります。

65: 24/13
64: 24/14
63: 24/15

アクションプレー[編集]

アクションプレーとは、6の目が出たときに行うムーブの仕方です。バックマンを6の目を使って動かし、もう一方の目でミッドポイント(13ポイント)の駒をおろします。

バックマンを18ポイントまで進めれば、次の手番で18ポイントにブロックポイントを作れる可能性が上がります。そうすることで、相手のプライムに捕まりづらくなります。また、敵はおちおちアウター(インナーの次にゴールに近い6つのポイント。7~12ポイント)に自分のブロット(一人ぼっちの駒)を置けなくなります。すぐ近くにこちらの駒があるので、ヒットされやすいからです。

敵はそれを防ごうと、18ポイントの駒をヒットしてくるでしょう。しかし、ヒットされても6つ分しか損しませんし、敵のヒットしてきた駒をヒットし返す(リターンヒット)の可能性も非常に高いです。リターンヒットした場合、敵の駒は18ピップ損します。これは自分の損する3倍に当たります。

このようにアクションプレーは非常に効果的です。具体的には、6-4 6-3 6-2の3つがアクションプレーに当たります。6-5はラバーズリープをします。6-1では7ポイントを作ります

64: 24/18 13/9
63: 24/18 13/10
62: 24/18 13/11

スプリット・ビルダーを送る[編集]

ツーメンダウン[編集]

スロットプレー[編集]

レスポンス[編集]