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中学受験・高校受験の共通のガイド

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』


校内予備校と帰宅時間の問題

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私立の進学高校の中には、校内予備校のシステムがある私学もあります。

校内予備校とは、塾講師などを校内に呼んで、受験対策の講義をしてもらうものです。校内予備校のシステムを採用している私学の場合、遅くとも高校の3年から、校内予備校が始まります。早ければ高校1~2年から校内予備校があるかもしれません。

このシステムにより、割安だったり、塾へ通う時間を節約できたりします。

見落としがちですが、この校内予備校のシステムを使う場合は、進学する中学・高校は、なるべく家の近くでないと不都合な場合があります。


なぜなら、交通機関の問題があるからです。

部活の時間を削って週1などで校内予備校なのか、それとも部活のあとに校内予備校なのか、学校ごとにマチマチです。

もし、部活のあとに校内予備校のシステムの場合、帰宅が9時~9時半の以降くらいになる場合もあります。

これがもし、通学に2時間くらい掛かる場合、バスや電車など交通機関の問題があります。

このため、なるべく家の近くの進学校に通えるほうが、校内予備校を利用しやすくて便利です。

文化祭の見学で勘違いしそうなこと

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ポスターはプロ外注の場合も

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文化祭などで見られるポスターは、必ずしも生徒が書いたものとは限りません。そういう、プロのデザイナーの仕事もあります。

なんか、あまり難しい構図では描かない絵柄も多いので、ついつい「高校生が描いたのかな?」と勘違いしがちですが、しかし実態はそうとは限りません。(なお、高校によっては、進学校でも、美術部などの高校生が実際に描いている場合もあります。)

たとえば、そこそこの名門の高校の吹奏楽部などは、平成の昔から、外部のそれなりに都会な自治体の公民館とかのホールで公演イベントと公演をすることもあるので、その際のイベント告知のポスターを、プロのデザイナーに描いてもらったりしているのです。

文化祭のポスターも、そういうのと同じ場合があります。


そりゃ、進学校の吹奏楽部がさあ、まるで最近のイラスト投稿サイトで流行な画風みたいに、色を多彩に塗った最近の流行の絵を描けるわけないじゃないですか。吹奏楽部に絵を求めないでください。絵は美術部に求めましょう。

あるいは、色数や線が少なくても、意外とデザイナーに発注している場合もあります。

実際のその高校の平均的な高校生の画力は、文化祭当日の教室の黒板とかなんかの段ボールに描いてある、ムキムキのドラエモンとか、初音ミクとか、そういうのの画力です。


漫画家とか輩出している進学校とか何校か見ましたが、学業と創作・表現など両立するのは、だいぶスケジュール的にキツイのが実態です。


選ばれない「部」だった残骸の「同好会」

大人やOB/OGとかに「部の伝統を残さなきゃ」と言われても、社会からの部・経験者の待遇が悪ければ、いつかは進学校の元「美術部」だったのように「部」からは消える。別に珍しい事じゃなくて、書道部なんてハナっから最初から設立されず無い高校もありますし、書道部が簡単に消えたりするわけですし。高校生が投入する時間や費用などのコストと、私大などからの推薦枠などの好待遇などの実績が合わなければ、いつかは消えるのです。

大人たちが「伝統が大切~~」とか「中高の学生文化が~~」とか口先で言っても、それに見合った報酬なり何なりが無ければ「カネを出さずに口を出す」大人たちに過ぎず、いつかは高校生自身の手によって「他の部を選ぶ」「そもそも、どこの部に入らない」などの行為によって淘汰され消えるのです。ストライキみたいなもんでしょう。


演劇部の無い普通科高校の進学校、というのも、結構あります。

決して、どこの普通科高校にも、「演劇部があって、美術部があって、・・・」とか思ってはいけません。

少子化の過疎だとか工業高校とかじゃなくて、定員充足しているマンモス高校なのに、もう最初から演劇部が無い。昭和の昔はあったのかもしれないけれど。

証拠に、文化祭で訪問して、パンフレットを見ても、校内を見渡して実際に歩き回っても、最初から演劇部が見当たらない。吹奏楽部は見当たる。そういう進学校も、決して少なくないのです。

その部への社会からの待遇が悪いと、こうなります。


私大付属校のような芸達者な高校ばかり訪問していると、こういうのを見通します。実際には、私立大学の推薦枠みたいなのが実質的に狭い部だと、非・付属校である高校からは、その文化部が消えるのです。


ほか、オリジナルTシャツを文化祭とか体育祭とかで着ている私立中高もありますが、ああいう服も一般的に、外注の業者がいます。まあ、Tシャツのほうは見た目でプロの仕事だと分かるでしょうが。

学校行事は、アマチュアの世界だからといって、まったくプロが関わってないわけではないのです。(まあ、だからと言って、外部のコンテストとかの応募作品を外注業者に書かせたら失格ですが)

業者は、あまりアマチュアの世代を邪魔しないように気を使っていて、あえてヘタに書いていたりしますが。しかしヘタっぽいデザインだからといって、けっして子供・学生の仕事ではなく、そういう業者の仕事があります。

多くの進学校では、生徒は学業と通常の部活で忙しいので、そんな文化祭とかのTシャツとかまでデザインなどを考えているヒマはないのです。

例えるなら、運動部の大会用のユニフォームをいちいち運動部員がデザインせずに、代わりに、そういう服飾デザインの業者が各地にいるのと同じです。

部活関係

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女子高・男子校から共学化した中高の運動部

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2010年以降の近年、女子高から共学になる私立学校、男子校から共学になる私立学校が少なからずあります。

注意点として、基本的に、「その学校に存在する部活の運動部の種類が、既存の男女別学の場合の部活に限られる」傾向が多いことです。特に、野球・ソフトボールやサッカーなどの広い敷地を使う屋外スポーツの運動部に、その傾向があります。

つまり、たとえば女子高から共学になった場合、基本的に(男子の)野球部とサッカー部が無い高校になります。ラグビー部やアメフト部は、無いです。

同様、男子校から共学になった場合、基本的にソフトボール部が無い高校になります。柔道部も無い可能性が高いです。

また文化部ですが、元男子校の共学は茶道部・華道部などが無いことが多く、おそらく和室そのものが用意されてない可能性が高いです。別に和室が無くても茶道などの練習は可能ですが、そういう設備状況だという事は覚悟してください。ほか、音楽室があるはずなのに関わらず吹奏楽部が無いことも多く、まるで工業高校みたいに音楽部しかない場合も2020年の現状ではあります。ただし、野球と違って吹奏楽は練習場所がそれほど広くないし、さすがにどの高校にも音楽室はあるので、吹奏楽部は時間がたてば解決するでしょうが、しかし予想として練習場所が狭く、合唱部と練習スペースを取り合う問題は残っています。

まあ、吹奏楽はイザとなったら屋外でも晴れの日ならできるし、そもそもそういう理由での、明治時代の吹奏楽の日本導入です。軍隊のラッパとか、そうですし。

ほか、私立なら、講堂などを活用して、防音室として吹奏楽の練習ができるかもしれません[1]。ただし宗教系の私学でキリスト教系の場合、講堂が礼拝堂を兼ねている場合があるので、果たして吹奏楽の練習に使えるかは不明です。合唱部が讃美歌や聖歌を歌うのなら、まあ可能かもしれません。

公立の美術部などの人には、想像もつかない世界です。


運動部について。

もし野球部・ソフトボール部やサッカー部を設立しても、かなり練習場所が狭い、あるいは練習できる曜日が限られる可能性があります。基本的に、他の部活と交代で、週に数日だけ校庭で練習、みたいな事になります。ほか、柔道部も、元女子高の共学には、無い可能性がかなり高いです。


このように、元男子校・女子高から共学になった場合、部活の種類および練習スペースが、学校の昔の対象者の性別と違う異性にとっては、とても(部活が)限られます。これは、その私立学校の経営規模には関係なく、たとえ大学付属校でも上記のように、部活が元の男女別学のものに制限されます。

ほか、部室棟(ぶしつとう)の部屋数は増やせませんので、運動部の設立は色々と大変です。

中高一貫私学でも中学では部活の種類が公立中なみに制限も

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同好会に入れない・設立できない

部活ではなく同好会・サークルの団体には、中学校では入れない場合があります。

たとえば、ある私学で高校側にしかないパソコン同好会などに、中学生は入れない場合があります。

中学側では、同好会の設立が認められていないのか、「〇〇同会会」や「〇〇研究会」といった部活・サークルが無いこともあります。

ほか、たとえ名称は部活でも、高校側の「アニメーション研究部」みたいに、おそらくサークル活動が定員を充足して一応は部活になっただけの団体の場合、中学側では存在しない事もあります。

推測ですが、パソコン部でゲームばかりプレイされても困るし、アニメ同好会でマンガやアニメばかり見られても困るし、などの理由からか、中学側では別の部活に入ってもらう事になる私学もあります。


なお、多くの中高一貫校で、部活の一週あたり活動日数が中学と高校とで異なっている場合も多く、中学のほうが活動日がやや多めです。

このためか、中学時代で活動時間を多く割くことが望ましくないと思われる部は、存在が実質的に制限されている事があるのでしょう。


敷地不足と中学の入部制限

ほか、高校側には部活があっても、敷地などの問題で中学生は入部できない場合もあります。

たとえば、国学院久我山の中高は、高校には野球部があるのに中学には野球部がありません[2]

都心の私学では、こういう事がありえます。

なお、久我山中高の文化部も、サイエンス系の部活は、中学は理科部で、高校は生物部や地学部などに細分化されています。

公式サイトなどに無い同好会

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同好会・サークルは、たとえ学校側に公式に認可されていて顧問がいても、しかし公式サイトやパンフレットなどに記載がない事もあり、存在しているはずの同好会の存在が公式紹介には書いてない場合があります。

なので、文化祭などで志望校を訪問して、現地を確認しましょう。

設備

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私立の中高一貫校の中等部の美術室・音楽室の使用権の少なさ

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都心の私立の中高一貫校では、傾向として、中学生は、あまり美術室と音楽室とを使えません。なぜなら、すでに高校生が美術室・音楽室を使っており、しかも高校生の芸術科目は選択科目であるため生徒ごとに授業内容が異なるので、そのため通常の教室(1年3組の教室など)では美術・音楽を授業を出来ないからです。

つまり、その中高一貫校の有する本格的な美術室・音楽室の使用は、高校生が優先されます。


このため、都心の私学の中学では、微妙に、美術室や音楽室を使う授業が、若干、一般の公立中学よりも少ないかもしれません。

21世紀になってから付属中学が設立されたような中学の場合、このように設備面の若干の不利があります。

例外的に、21世紀になって設立された付属中学のはずなのに、なぜかピアノなどもある本格的な音楽室(音楽室B)が中学校舎にもあったりする私立中学は、かなりの名門校ですので、例外中の例外です。

一応、中学校舎にも簡易的な自称「美術室」(という名目の多目的教室A)や自称「音楽室」(という名目の防音室、または多目的教室B)があったりする中高一貫校もありますが、とても簡易的なものです。

音楽室の場合、楽器とか、生徒人数ぶんは置いてなかったりします。都心だと校舎が狭いので、そういう事になりがちです。

都心の私学で、中学生が高校生と同レベルに美術室・音楽室が使える私学は、戦前から存在している超・伝統校とか、あるいは昭和の戦後の学制改革の初期から存在しているような、かなりの名門校であり、例外的なケースです。


なお、コンピュータ室なども高校生と中学生が共有するので、若干、授業でのコンピュータ室の使用回数が違う可能性があります。

講堂・ホールなど

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少なくない私立の中高に、講堂・ホールなどの部屋があります。

公立にも例外的に講堂のある高校もありますが(世の中は広い)、説明を簡単にするため、本節では私立高校の講堂・ホールについて述べます。

講堂・ホールには、下記のいくつかの方式があります。

  1. 講堂として専用になっている方式のもの
  2. キリスト教系の場合、礼拝所
  3. 多目的ホール


講堂の専用の場合

講堂として専用になっている場合、客席の定員は、学校ごとに違いがあります。200名前後の学校もあれば、1000名近い場合もあります[3](学校にも寄ります)。

ふつう、音響・映像設備が整っています。

学生でその施設を使うのは、たとえば文化祭などで、吹奏楽部や演劇部などが使います。美術部や文芸部などには関係がありません。

ほか、入学前に、学校説明会などでも使います[4]。学校の紹介ビデオを上映したりできるからです。

要するに、席のあるリッチな視聴覚室です。

500名以上の入りそうな大きな講堂の場合、入学式や卒業式などに使う場合もあります。

ただし、200名ていどの講堂の場合、卒業式などで使うかは疑問です。


卒業式は、生徒本人だけでなく、保護者や来賓などが来る場合もあるので、あまり狭い講堂だと、そういう制限があります。


講堂が大きいのは羨ましいかもしれませんが、しかし、そのぶん、ほかの何かの設備が 小さい/無い のが実情です。よくある交換条件は、狭い校庭。写真などではパッと見、校庭も広そうに見えたりしますが、それはカメラマンの撮影テクニック。都心の中高はそうです。

その引き換えとして、運動部の少なさ。部室も少ない。都心の高偏差値の私学でスポーツが盛んでない事の正体のひとつはコレ。

そんな校庭のせまい私学の男子校でも、学校行事のスポーツ大会かなんかでフンドシでも締めて相撲大会でもすれば、世間は勝手に体育会系の学校とでも勘違いするんですから、まあ、世間なんてそんなもんです


そもそも「〇〇高校は男子校だから体育会系!」とか言っている頭のおかしい人は、共学である公立中学に通っている男子を何だと思っているのか。そういう矛盾してそうなデタラメを言っている時点で、本音では、まったく体育を尊重していないのが、主張者の実態です。「知識はやる気」です。体育の事を知らない人、体育について論理的に考える気のない人は、体育のことをやる気のない人であり、体育を尊敬していない人です。

ナチスドイツは「ウソも100回言えば真実になる」とプロパガンダの手法を言ったとされるが、それがまかり通っているのが、この世界である。プロパガンダにだまされないようにするのが、本当の論理的思考です。考えろ。そして歩いて確かめろ。


礼拝所

キリスト教系の学校の場合、講堂は礼拝所の一種だったりします[5]

多目的ホール

講堂として専用でない場合、実態は単なる第二体育館だったりします。

都心の学校はせまいので、こういう風にして、運動部のための設備と、文化活動や行事などの設備とを両立している場合もあります。


なお、学校説明会などでイスが必要な場合、こことは別に視聴覚室があったりするので、視聴覚室を使ったりする場合もあります。

どうしても多目的ホールを説明会や文化祭などで使う場合、パイプ椅子などを用意したり。その場合はまあ、公立中学と同じです。違いは、体育館が2つあるというリッチさ。

推測ですが、いちいちパイプイスを用意するのは面倒なので(人件費が発生する)、なるべく視聴覚室を使うほうが多いと思います。


文化祭における講堂の利用権

中高一貫校での文化祭の日程は、中高が同一日なのが普通です。

さて、文化祭の講堂・体育館での公演は、高校生が優先です。なぜなら、もし高校募集をしていて高校入学のある学園の場合、もし中学優先だと仮定すると(背理法)、高校入学組の人達は、文化祭では講堂・体育館での公演が中高一貫校の卒業まで出来なくなってしまいます。それは高校入学組があまりにもカワイソウすぎるので、よって普通は高校側のほうを文化祭での講堂の利用者としては優先します。

中学生の文化部の部活勢は、もしかしたら文化祭では、講堂などでの展示そのものが無いかもしれません。中学の部活勢は、高校の先輩たちの下働きか、あるいは学級のほうの展示に協力しましょう。

私立・公立の文化・設備の違い

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掃除
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一貫校に限ったことではないのですが、私立には毎日の掃除(そうじ)は無いです。生徒は月あたり10分とか時々、教室をゴミ拾いていどの掃除するくらいです。

普段は、清掃業者の人が掃除しています。特に、トイレ掃除は基本的に無いです。清掃員がトイレ掃除をするのが普通です。

生徒による、雑巾(ぞうきん)による掃除も無い。そのため、勉強時間が長くできる。

なお、さすがに日直ていどの月1回くらいの掃除は私立でもあったりする。

ただし中学の場合、もしかしたら私立でも、シツケの一環として雑巾そうじなどが時々あるかもしれません。

エレベーター
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私立中学や私立高校には、エレベーターが設置されていることが多いようです。(非公開の私学もあるので、詳細は不明。伝聞(でんぶん)である。)

ですが、よほどの高層ビルの階数の多い私立学校でないかぎり(東京都心の学校にあるようなヤツです)、このエレベーターは車イス者や松葉づえ者のような身体障碍者(しょうがいしゃ)用の設備であるのが普通でしょう。基本的には、生徒は階段を歩いて上階に行く必要があります。

なお、地方などにある普通の中学高校の階数は(私立も高校も)3~4階です。3~5階くらいなら、歩いて階段を上ることになります。


私立に限らず、国公立でも、基本的に利用客の多い公共施設にあるエレベーターは、身体障害者用だけが利用できる設備です(ほか、重量物の運搬でしか、生徒は使う事が許されません)。たとえば駅にあるエレベーターなども、そのような傾向があります。

駅や学校など、利用者の多い公共施設では、電気代などを節約するため、障害者以外の使用は、本来は(公共施設管理者によって)禁止されているのが普通です。


公立中高はエレベーターが少ない

2020年代の現在、公立中学にはあまりエレベーターはなく、全国で27%ていどです[6]

これから少子化の進行・長期化で、(定員割れを起こす公立学校がどんどん増えて)公立学校が統廃合される見込みなので、公立中高に新たにエレベーター設置をする機運はおこりづらいと思います。

また、老朽化で解体する予定の古い校舎にエレベーターをつけても投資効果が低そうです。公立中高では、老朽化した校舎の建て替えの際などに、エレベーターが設置されるでしょうか。


身体障害者とエレベーター

昭和の高校の多くには、エレベーターはありませんでした。いっぽう、身体障害者の中には、エレベーターが無いと、上層階に行けない人もいました。

要するに、「階段を登れないレベルの障害者はうちの中学・高校には入学するな」という意味です。

試験会場が2階以上、面接会場が2階以上、・・・そういう意味です。

それが悪いかどうかは知りません。「受け入れ態勢が整っていない」、「他に適した学校がある」などの事情もあるでしょうし。

トイレ
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障害者用トイレ

なお、トイレに関しては、私立は、中高とも、とりあえず障害者用トイレが少なくとも1つはあるのが普通です(エレベーターと違い、改修費用が低いので)。

ただし、校舎の全トイレの部屋にそれぞれ障害者用トイレがあるかというと、実際にはそうでない高校もあります[7]

多目的トイレの形の男女共用トイレがある学校もあるでしょうが、どちらかというと男女別々のそれぞれのトイレに、それぞれ1個ずつ障害者用トイレの便器があることのほうが多いと思います。(なぜなら男女共用トイレ部屋を増やすと、敷地が足りなくなるので)


公立の中高の場合、国・都道府県としては、なるべく障害者用トイレも設置していく方針ですが(学校は災害時に地域住民の避難場所になるので)、地域・学校によっては校舎の老朽化による統廃合などの事情もあって、廃止される校舎のほうでは追加の障害者トイレ設置を見送られている場合もあります[8]


和式トイレ

公立学校には和式トイレが多い 『【私学小咄】私立学校に転職したら、ウォッシュレットがあった!』2024.05.30。ただし、色々な都道府県で、洋式トイレに置き換えていく方針です。

建て替えとプレハブ校舎

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私立か公立かに関係なく、校舎の建て替え(たてかえ)をする場合、教室がプレハブなどの仮設校舎になる場合があります。なお、中学・高校に関係なく、小学校や大学などでも同様の建て替えとプレハブ校舎の可能性があります。

プレハブ校舎のことを、「仮設校舎」または「仮設教室」とも言います。

公立小中の場合なら、少子化で余っている他校の教室などを使えるかもしれませんが、私立の場合はそれは難しいので(しかし全くの不可能ではない)、プレハブ校舎になる場合もありえます。

めったにない事ですが、一応、こういう事もあります。


ほか、受験とは関係ないですが、大型マンションが建設されるなどして急激に人口が増えると、特に学区の制限のつよい小中学校ではプレハブ校舎になる場合もあります。

急激に人口の増えた地区の学校など、プレハブ校舎を使うことになる場合があります[9]

自習室は都心では意外と少ない

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都心の私立は、自習室は意外と少なかったり、無かったりします。理由は「土地が狭すぎるから」です。

逆に地方の公立高校だと、自習室がある場合もあります。理由は「土地が広いから」です。

地方公立高校では、少子化によって空き教室も増えている等の理由もあり、自習室を用意しやすいのです。

都心の私立高校だと、自習室という形ではなく、放課後のゼミ(希望者の参加型)などがあったりして、塾講師などの講義があって、問題練習などをしたりします。

この放課後ゼミの方式なら、新たに自習室を用意する必要は無いので、狭い都心の私学でも安心です。


ほか、自習室に、大学生・大学院生などの指導者(メンター)がいる場合もありますが[10]、基本的には生徒自身の自習が要求されます。

まず生徒が自力・自習によって教科書・参考書を読んだうえで手を動かす試行錯誤などをしても、どうしても分からない場合にしか、彼ら自習室の指導者は教えてくれません。これは中学・高校に限らず、大学などのコンピュータ室にいる事のあるプログラミング指導者も同じであり、まず先に十分な下調べをしてからでないと、指導をしてくれないです。

空き教室は無い

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基本、都心の私立の高偏差値の中高には、空き教室は、ありません。

もし空き教室を作ると、学費の収入が減るので、その私立の経営が成り立たなくなるので、例外として定員割れが大幅でもしない限り、空き教室を私学は作りません。


このため、空き教室を利用した活動は、基本的に人気の私学では、活動の実施が困難です。

「多目的室」や「特別教室」みたいな空室は、都心の私立には基本的には、存在しません。仮にあったとしても、普通の教室と比べて、かなり狭いし、教室数も少ないです。私学の生徒は、公立高校にそういう「多目的室」「特別教室」みたいなのが存在する事自体を知りません。

なお、「特別教室」は、知能障害や身体障害の子供の部屋のことではないです。「特殊学級」とは異なります。

というか、中学で私立に行った人は、公立中学に、地域の知能障害の子供のための「特殊学級」が存在する事を知りません。あと、「不登校室」というのも公立中学にあったりする。不登校室とは、不登校の子供が、教室に行くのが怖くて行けない場合に、代わりに言って、学校の教師などと触れ合うための教室の事です。

私立中学の子は、「不登校室」の存在を知りません。


ともかく、学校によっては、「多目的室」の代わりに「特別教室」という名前の学校もあります。、


ほか、空き教室が元になった、各種の「資料室」みたいなものは、人気私立には部屋自体が存在しません。そもそも難関私立の生徒は、そういう「資料室」などが地方の公立高校には存在する事自体、難関私立の生徒は知りません。

空き教室を拡張した、たとえば調べ学習用の「資料室」は無いので、よって調べ学習は、図書室とパソコン室のネットのみが手段となります。


そもそも、そのパソコン室の成り立ちからして、違います。

都心の私立の場合、過去にあった何かの部屋を潰して、そこをパソコン室に改修することで、パソコン室を設置しています。おそらく、たとえば、過去にあった「物理講義室」を潰して、パソコン室にしたり、などです。


公立高校の場合、単に、空き教室を改装してパソコン室にしただけです。

このため、パソコン室の位置も、公立と私立で違います。

普通の教室の近くにあるのが公立。

普通の教室から離れた、理科室とか美術室とかの近くにパソコン室があったりするのが私立。


ただし、やや郊外などだと、建て増しによって、過去の設備の部屋が残っているかもしれません。しかし都心だと、建て増しはかなり難しい。ビルを高層化する方法もあるが、限度はある。


関連して、高校の選択科目の移動教室などで使う「ゼミ室」や「講義室」みたいなのも、都心の高偏差値マンモス私立には、数が少ない事があります。(例外として、校舎を建て増ししたり、定員不足になってない限りは)


空き教室を転用した倉庫も存在しません。各種の「準備室」は、元から校舎の建築時にあった準備室だけに限られるのが私立です。よって、これ以上の設備の追加が難しいのが私立です。(なにか既存の設備をすてないといけなくなる。)

私学にも、理科準備室や家庭科準備室、音楽準備室など、実習系の準備室は、元からあります。

地方公立だと、さらに国語準備室とか社会科準備室みたいなのまで存在するリッチさです。


更衣室は、私学には存在する場合もありますが、基本、なかなか使えません(別の章で解説します)。

地方の公立だったら、空き教室を更衣室にできますが、私立にそんなもんは無い。なので私学の着替えでは、小学校みたいに、なんか同性どうしで教室のどこかに集まって、そこらへんで着替えてください。


部活動にも関係します。

空き教室を元にした「部室」なんてのもありません。そもそも「空き教室」が無いからです。

よって、もし新しく部を作る場合、部室が無いのを我慢することになります。


吹奏楽部と合唱部が、練習場所をめぐって、音楽室の使用を交代でどうのうこの、というのが昭和の風物詩でした。

しかし公立に空き教室の多い現在、解決しています。音楽室を使ってないほうの部は、空き教室での練習をできます。

なお、視聴覚室などがすでに軽音楽部が使っていたりするので、そっちは使えないかもしれません。

以上はあくまで公立の話です。私立がどうしているのかは知りません。


私立の場合、講堂があるので、そこで合唱部や軽音楽部などが練習をできます。

ほか、私立の場合は、そもそも部活の1週あたりの活動日そのものを少なくすれば、各種の部屋を交代で使えます。活動してない日は学業したりしてして、都心の私立の進学実績が上がっていくのです。

私立の更衣室はなかなか使えない

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更衣室の幾つか存在する私立もあるが、必ずしも、いつもは使えない可能性がある。たとえば、更衣室の場所が、次の体育の集合場所から離れている場合です。たとえば、体育館の横に更衣室がある場合、「つぎの体育授業の場所が、体育館ではなく校庭で行うクラスの着替えは、どうすんの?」という問題がある。校庭の横と体育館の横とに、それぞれ更衣室が別々にあるという可能性は、都内の狭さでは、少し考えづらいです。休み時間の10分のあいだに、移動距離を増やすのは、なかなか忙しい。

私立にある更衣室は、普段から体育などで使うというものよりも、「更衣室の使い方」を勉強するための教材だろう。あるいは、学校で他校と練習試合をしたりする場合などに、客人に着替えてもらうための場所とかです。

なお、中高の更衣室は、ロッカーは無い場合もあります。着替えだけが目的の場所です。

どのみち、体育祭のように、更衣室だとパンクするような学校行事もある。

まったく異性に着替え中の胸元や太ももなどを見られたくない人は、共学には向いていません。なぜなら、仮に更衣室などがあっても、必ずしも毎日使えるとは限らないので教室などで着替える場合もあるので、まったく異性に着替えの背中などを見られないのは、非現実的です。太ももすら見られたくない人は、男女別学の私立に合格しましょう。

どのみち、夏のプール授業で、水着を異性に見られる事が、多少はあります。そういうのが嫌なら、男女別学に行きましょう。なお、さすがに水着への着替えでは、男女は別々の場所になります。大体、女子のほうが着替え場所では優遇されます。

文科省(というより国会議員)が、「男女共同参画基本計画(第2次)」(2005年)で、男女同室着替えを問題視したらしいが、しかし学校現場からは馬鹿にされており、相手されていない。実際に政治家がバカなので仕方ないのでしょう。

2020年代の着替えの問題は、異性に肉眼で見られる事なんかじゃなくて、ICT機器のカメラなどによる盗撮や、ネットでの画像の拡散などの問題です。着替えが同室かどうかじゃないんですわ。これだから永田町の老人はねえ。


それに、文句を言う自称・保守の国会議員は、体育祭をどうするつもりなのか。体育祭など、こういう実務を無視するくせに「保守派」ヅラする国会議員って、すごく滑稽です。こういう政治家に忖度する学者や教育評論家もいて、困ったものである。いいから、体育祭などの全校一斉の着替えをどうすんのか、答えろや。


私立の一般の教室棟には、更衣室なんてものは無いのが普通です。そこまでの部屋数は無いし、体育祭とかの時は部屋数が足りない。公立でも同様で、学校行事での一斉の着替えの問題があるので、あまり更衣室は使われないのが実態[11]。全校生徒の一斉の着替えのぶんの更衣室を用意するのは、まったく現実的ではない。

原理的には自習室を更衣室にするとかの方法もあるが、管理がとても面倒である。「放課後の部活とか、自習室と更衣室の使い分け、どうすんの?」って問題もある。

体育祭などで、どうしても着替えを男女別々にしたい場合、体育の2クラス合同授業ならば「偶数クラスが男子、奇数クラスが女子」という風に教室を移動して着替えるなんて言う方法もある。

でも、たとえば「忘れ物とかがあって元の教室に戻りたい時とか、どうすんの?」っていう問題がある。「やべえ、体育館履き、教室に置いたままだから取りに行かなきゃ」っていうような例。男子更衣室として使われた方の教室には、男子しかいないわけで、女子の机とかにイタズラされないかも問題である。


ほか、公立中学の例だが、プール授業でもない限り、パンツを脱ぐわけでもないので、男女とも中学生でも教室で着替えるのが中学生のリアル本庄市 『中学校への更衣室の設置について(令和2年1月14日回答)』 更新日:2020年10月01日

移動式のカーテンレールを各教室に導入する方法もある。一見良さそうだが、短所として、着替え以外のときのカーテンレールの置き場所に困る。ただし長所として、移動時間が掛からない。


地下体育館や屋上運動場など

体育ついでに言うと、土地のせまさゆえ、都心の千代田区およびその周辺の5区あたりの私立には、地下体育館なんてのもよくある。土地代よりも地価工事の費用のほうが安いのでしょう。そういう状況ですので、あまり期待しすぎないように。公立もですが、これらの地域では屋上にも運動場のある中学高校も多い。

都心だと、校庭は地上にあるが、ほかにも、校舎の屋上が、運動場だったりします(防護柵(ぼうごさく)があります)。このため、体育の授業の一部を、屋上で行う可能性があります。

けっこうな名門校の私立でも、都心には、こういう私学もあります。「一応は校庭はあるが、しかし狭いので、校舎の屋上まで使う」というぐらいには都心は狭いです。なので、そのような高校では、屋上を使った天体観測とかは、少し難しくなります。

都心の私学は、郊外の人には、このように想像を絶しますので、地方人や郊外の人は、東京の事情がよく分からないなら、なるべく、東京ではなく地元の私学を目指しましょう。

冷暖房

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私立の中高には基本、ストーブが無い。

ヒーターはある。なお、大学も同様で、ストーブは平成初期の元から大学には無かった。

エネルギー効率的にどうかと思うが(発電所では石油を燃やしているので、ストーブのほうがエネルギー効率は良い)、色々な事情で(防災、大気汚染の問題、だろうか)、ともかくストーブを使わない私学が多い。


夏は、私学でもクーラーとかは無いかもしれない。


代わりに、私学には「冷水器」という、水道の蛇口とは別に、冷えた水を供給する設備があるので、それを飲もう。

ほかにも、私立には、自動販売機もあるので、そこで冷えたスポーツドリンクでも買って飲む、という方法もある。

現金の持ち込みは、私学なので許可されている。(電車通学する子もいるし。)


塩飴(しおあめ)などで、塩分を補給する、というのも私学ではある。

9月の残暑に文化祭とかしている私立高校を見に行くと、塩飴とか用意している生徒も多かったり。


ただまあ、公立中高でも、平成初期からもう夏場の部活動では、水筒の持ち込みが許可されていて、冷水スポーツドリンクの入った水筒の持ち込みが許可されていた。

塩飴の持ち込みはどうか、知らない。(興味ないので、詳しい人は報告を求む)

スポーツドリンクに塩飴が加わったのが、平成後半からの学校の変化。


エアコン

公立小中高の話ですが、2020年代、例外として北海道・青森などの寒冷地をのぞき、公立小中および県立高校のほとんど9割以上の学校では、通常教室にエアコン(クーラーあり)があります[12][13]

なので「エアコンも無い公立」というのは、おそらくデマです。

ただし、エアコンといっても、家庭用のものとは違います。天井などに設置するタイプです。

割と近年の2010年代ごろから、急激に公立高校にもエアコンが導入されたようです。熱中症の予防のため、との事らしいです。なのでクーラーありでしょう。

熱中症の賠償金を払うよりも、エアコンのほうが安いのでしょう。

解説・背景

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歴史

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伝統校の私立の高偏差値の高校に、あまり設備には期待しすぎないようにしてください。なぜなら、どこの高校も基本的には、大学受験のためのお勉強の高校ですので。

また、日本の戦後、どちらかというと文科系の学部を志望する生徒のための高校が多かったので、令和の理系ブームだかSTEMブームの現代においても、中高の設備はその歴史を反映しています。具体的には、都心の私立高校の理科室は「狭い(せまい)」と思っておいてください。また、中学の技術家庭科の技術実習室も、まあ「せまい」です。

具体的には、公立の小中学校の理科室よりも「せまい」です。まあ、高校だと、「化学・物理実験室」「生物・地学実験室」とか科目ごとに実験室が分かれるので単純には比較できませんが、それを差し引いても、せまい。なお、地学単独の実験室というのは滅多になく、普通は「物理・地学実験室」あるいは「生物・地学実験室」のように他の科目に組み込まれています。

というか、多くの私立で、そもそも地学実験室が無く、したがって地学の授業そのものが無い私学というのも多く存在。


「理科教育で実験に力を入れる」と謳ってる(うたってる)高校の場合、それは、実験機器の値段が高い、という意味です。たとえば、10万円以上とかする測定器をもっていたりとか。土地が狭いので機材をあまり増やせないので、代わりに、最新の機材を導入したりします。

例外があるとすれば、2010年以降の近年になって建て替えされた高校や、地方にある高校でしょう。


それでも、公立高校の理科室はまだ40人が入るだけ、まだマシです。

都会の私立高校の場合、どう見ても40人が入らない狭さの理科室の高校もチラホラあります。おそらく実態は、実験器具の倉庫の代わりとしての自称・理科室でしょう。理科テーブルが2~4台とか、他には水道や電源などの最低限の実験設備はありますが、その程度です。

理科の授業で実験をする場合には、多くの場合は、理科室での生徒実験ではなく、教師が一般の教室で、演示実験をするという仕組みでしょう。そのほうが実験器具も少なくて済むし、資源も節約できるしと、良いことづくめ、という事です。

あとは、部活での「理科部」とか「科学部」の部室としての役割でしょう。


なお、公立高校だと、理科の授業が、音楽・美術や体育みたいに一般教室ではなく化学実験室や物理実験室などで、それらの科目の高校1~2年生の『化学基礎』科目や『物理基礎』などの授業をする場合もあります。それらの実験室にも黒板はあるので、授業が出来るのです。

公立高校だと、よほどのブランド公立でない限りは少子化で生徒が減っている一方、公立の実験室はそこそこ広いので、そういう授業も出来るのです。昭和の1970年代ごろに建設した校舎の広い公立高校は(よほどの都心でない限り、校舎はそこそこ広め)、このように有効利用されています。

都心の校舎の狭い私立の生徒は、そういうのを、そもそも知らない可能性もある。まあ、ここら辺は土地柄の問題もあるので、別にどちらが良いとかの問題ではない。

私立の郊外の私大付属校だと、中学の理科室の実験で、生徒が白衣を着ていたりする[14]。金持ち、資本主義。まあ、4000~5000円くらいで白衣は買えるのですが。塩酸とか水酸化ナトリウムとか酢酸カーミンとかが制服についたら面倒くさい。まあ、リンク先の動画ではヨウ素デンプン反応の実験でしたが。

白衣の値段よりも、白衣は保管の場所や、クリーニングが大変です。都心だと、こういう実験の授業が難しい。

公立中高なんて、ジャージで理科実験だ。技術実習のときに、作業着のない中学ではジャージを着るのと同様、理科実験でジャージに着替える中学もよくある。


都心の伝統私立がたとえば「図書室も大きい」、「講堂も大きい」、ならば代わりに、何かが小さいわけです。土地の広さは有限ですので。

図書室も、色々と学校ごとの差が大きい。今でこそ「探求学習」や「調べ学習」などで図書室の価値は増えましたが、しかし過去の20世紀の昭和の時代はそうではない。2020年代、図書室の小さい私立進学校もあります。教室2個分くらいの大きさの、公立の小中学校みたいな図書室。

ネット上では蔵書数の多い学校ばかり宣伝されます。蔵書数が5万冊だとか10万冊だとかの、私大付属校とか。しかし実際は、私立の中には、進学校でも蔵書数が2万冊いくかどうかアヤシイ感じの中学高校もあります。

しかも、もともと付属中学なしの高校だった私立の場合、高校生ぶんの図書室しか想定していない広さと冊数です。


なお、私大付属でも、蔵書数が10万冊をこえるのは、郊外にある付属校です。さすがに都心で15万冊とか、キツイ。

また都心の場合、閉架の書籍数の比率が多いので、実際には何割か差し引いて考える必要があります。

全体的な傾向

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都心の私立進学校は、受験勉強の目的の以外の設備は、少ないです。

体育館が2つある場合もありますが、片方は中学生のため、もう片方は高校生のためのものであり、実質的には、普通の高校の体育館と変わりません。

そして、一つの学校ぶんの敷地に、2つの学校(中学と高校)が入っているので、単純に校庭などの面積は、生徒一人当たりで考えると狭いです。

都心でなく郊外にある中高一貫校でも、昔より校庭は狭くなっていった歴史です。

たとえば高校設立時、付属中学の無かった私立高校が、今では付属中学を設立して中高一貫校になったりなどの際に校舎の拡大の建設工事をしていて、そのぶん校庭は小さめになっています。たとえば、昭和時代にあったスポーツ筋トレ施設を潰して、平成のなかばに講堂を立てたりとか、そういう感じの例もあります。

その私学には「講堂がある」、「自習室があり、参考書も充実している」、「図書室の蔵書がなんと6万冊以上!!」・・・引き換えに、これらは代わりに校庭や運動施設が狭い、という意味です、都心では。「英語学習のための〇〇ルームがある!リスニング練習もバッチリ!」とかもです。

歴史的な流れとして、「日本では第二次大戦後、私立進学校の校庭は、狭くなっていっている」という流れです。コンピュータ設備の導入などもあり、学業のための設備は増えた歴史がありますので、代わりに運動設備が削減になりました。

設備による教育理念の固定

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受験生にはあまり関係ない話題ですが、高校に、教育方針などの大幅な改革などを期待するのは無駄です。

なぜなら設備・雇用などの都合で、もうカリキュラムなどが変更できない高校も多くあります。

たとえば、架空の例ですが、過去に部活が盛んで、体育館を2つ持っている私立の高校があるとしましょう。このように設備まで持ってしまうと、建築費の回収などの都合もあって、もうその設備を使わざるを得ないので、よってその高校は部活がこれからも盛んになります。(※ なお実際には、中高一貫校で、中学体育館と高校体育館という風に、2つの体育館がある、合格実績の良い進学校もあります。上記の体育館2つは、説明のための架空の例です。)

設備だけでなく教員の雇用の問題もあります。もし部活の外部コーチを増やすのではなく、過去に体育教員や音楽教員などの正規雇用そのものを増やした場合、その教員の定年まで、収入を維持する必要がありますので、その科目の仕事をつくるしかないので、部活がさかんになるしかありません。

「部活を減らして、勉強時間に当てよう」という改革は、そのような勉強以外の設備投資のされた高校では、高確率で、行われないのです。

このため、たとえ大学合格実績が下がっても、その高校では部活の日数が多めに確保され続けます。

なので、けっして、受験市場の流行などに従って改革をしてくれないので、国立医学部志望などの難関志望の受験生は、現在の大学合格実績などを見る必要があります。


投資した設備は、数十年は使われます。建物なら、最低でも40年は使われるでしょう。このため、もし投資後に2~3年に大学受験の傾向が変化しても、抜本的な対応をするのは無理です。

高校に限らず学校は、いちど改革をしたら、しばらくは方針を転換することができないのです。

すこしの角度の1~2° くらいの微調整なら可能かもしれませんが、しかし50° もの転換は無理です。まして180の転換は無理なので、方向性が合わないなら、避けるしかありません。

投資などを回収しないといけないので、角度の抜本的な転換は、大幅に10~20年も遅れます。転換しないまま進むかもしれません。

もしある高校Aが「たまたま去年、改革をした」からといって、けっしてその高校が来年からも「改革が多い」のが今後数十年も続くわけではなく、しばらくその「去年」とやらの当時の新設備と人員体制と方針を使い続けることになるのです。この間、もし投資時の予想に反する社会現象が起きても、その現象に対応する2本目の改革は行われない事になります。「船の進路は急には変えられない」のです。

すべての教育は無理

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「全ての全人格的な教育を実現する事」は無理なのです。生徒の時間にも限りがあります。設備にも限界があります。

生徒の時間については、

部活、探究学習、 6教科の国立大対策 、ボランティア、ICT教育、 留学・語学研修などグローバル活動 、 体育・音楽など副教科 、 理数系の探究の強化 、などすべての分野で上位にいることは、金持ち私立ですら無理です。

また、方向性が対立する教育内容もあります。たとえば、6教科の国立大対策と、部活で運動部や芸術系部活動は、時間を取り合い、お互いに内容の多くが連動しないので、対立します。(連動しそうな部分は、小中学校の義務教育の体育や美術・音楽の授業で、もう終わっています。)

「野球部に入って甲子園で優勝しつつ、その野球部員が東大医学部に合格」なんて話は、平成以降は聞かないです。

なので、もし大卒後の進路として医者が弁護士など難関資格を目指す場合は、方向性の対立する教育を掲げている中高は、避けなければならない場合もあります(各人の志望進路による)。

「ICT教育」と「体育や運動部」も、対立するでしょう。そもそも機械に頼らないで人間が肉体でパフォーマンスをするのが運動部や体育ですので、機械に命令を出すICTスキルとは根本的に対立します。スポーツ選手だって携帯電話などのICT機器は使いますが、しかしそれは小学生でも習得できる機器操作です。

行事

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私立の中高のほうが、行事がじゃっかん、公立の中高よりも多い傾向があります[15]。ただし、私立学校によっては、受験に専念するために行事が少ない場合もありますので、詳しくは個々の学校を調べてください。

海外「留学」ではなく語学研修である

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私立の中高だと、海外での語学研修のある学園もあります。

一応、制度上は海外の高校で1年間の授業を受けることで日本の高校教育の単位(36単位まで)をとれる正式な長期「留学」制度もありますが[16][17]、しかしそれを採用している私立高校はかなり少数です。

英語以外のほかの科目は犠牲になる

けっして学校の週2~4コマていどの授業や、あるいは英会話学校・英語予備校などだけで、英語がしゃべれたり、ビジネスや仕事などで使えるようになりません。さらに、自発的な多くの学習時間が必要です。

費用と難度

私立高校の海外研修は、べつに「国費留学」ではないので、そんなに難関ではなく(ただし定員が存在する場合もあります)、英語力は、普通に英語が少し得意な程度でも構いません。

そもそも、いちぶの私立では、語学研修とは別に、修学旅行やら海外姉妹校との交流などで、英語力とは関係なく海外に1週間ほど行っている私立高校生という人たちがいて、普通に首都圏のお金持ち高校にはチラホラあるのです。

ともかく難関ではないですが、ただし、語学研修では費用が発生するのが普通で、夏休みなどを利用した1~2週間の程度の研修でも30~40万円ほど費用のかかる場合もあります[18][19]

ほか

研修内容も、現地での英語の語学研修と、いくつかの大学(場合によっては提携している高校)の見学です。べつに特別な研修があるわけでもない。もし高効率なトレーニング方法があるなら、そもそも高校生ではなく大人を留学させて学んで日本に持ち帰ればいい(大学院の博士課程あたりの留学はこれです)。

高校の海外研修先がたとえばアメリカでハーバード大学やらMITを見学したからといって、べつにハーバード大に留学できるわけでもありません。

海外分校など

慶応大学がニューヨークに付属校を持ちます。しかし日本全体では、海外に分校や付属校をもつ私大は少ないです。

なお、核私大の大学キャンパスのほうも、日本の私立大学全てを合わせても、海外キャンパスをもつ大学は10校前後しかありません。w:海外にキャンパスを持つ日本の大学一覧

アメリカ合衆国
* 昭和女子大学 - ボストンキャンパス
* 創価大学 - アメリカ創価大学
* 天理大学 - ニューヨークキャンパス
* 東海大学 - ハワイ東海インターナショナルカレッジ
* 豊田工業大学 (TTI) - 豊田工業大学シカゴキャンパス (TTI-C) :シカゴ大学との共同研究、単位互換がスムーズに行える。
* 東京国際大学 - 東京国際大学アメリカ校:ウィラメット大学と施設共有。
* 武庫川女子大学 - アメリカ分校:アメリカ合衆国ワシントン州スポケーンにムコガワ・フォート・ライト・インスティチュートを設置。

欧州
* 同志社大学 - EUキャンパス:ドイツのテュービンゲン大学構内に設置。
* 帝京大学 - ダラムキャンパス

アジア
* 筑波大学(※国立大) - マレーシアキャンパス:マラヤ大学構内に設置。

オセアニア
* 日本大学 - 日本大学ニューカッスルキャンパス

上記以外にも、どこの私立大学も、姉妹校というか協定・提携している海外大学の学校法人が基本的にあり、「協定校」や「連携校」などと呼ばれています。よほどの新設校の私大でない限りは、おそらく協定校の海外の学校法人があります。ですが海外キャンパスをもっている私立大学となると、とても少ないようです。

大学付属校について

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制度的なこと

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国立大付属の場合

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国立大の付属中高には、国立大への推薦枠が無いのが一般的です。なので国立大進学を目指す場合、原則的には、一般入試や総合型選抜などを、ほかの高校生と同じように受験する必要があります。

そもそも国立大の付属中高は本来、教育学者などの考えた先進的な教育の実験をするための、実験的な学校です。

私大付属の場合

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私大の付属中高の場合、必ずしも推薦枠が、1学年の全員ぶん、存在するとは限りません(たとえば1学年あたり320名いるとして、そのうち推薦枠が160名しかない、等のような場合もあります)。一定以上の成績基準や活動内容などを問われる場合もあります。

大学によっては、「〇〇大学附属」などの名前を冠する中高でも、たとえば推薦枠が30名など(1学年あたり生徒が200名くらいもいるのに)、かなり枠が小さい場合もありますので、事前に把握しておいてください。

2020年代の近年、「高大連携」などの協定の発展として、既存の私立高校を付属校に加えている私大(マーチなど)がありますが、しかしそれらの新規追加の付属高校からの推薦枠は、かならずしも生徒全員ぶんではなく、1学年あたり10~30名ほどの小数の場合もあります。


ほか、たとえ新規追加の付属校でなくとも、地方にある付属校の場合など、元から推薦枠が小さい場合もあります。たとえば、東京に大学本部がある学園の場合、東京の付属校とは別に、東北や北関東などに付属校を持っている場合もあります。

大学の規模が小さい割に、付属高校の学校数が多い学園で、地方の分校的な学部が無い場合は、地方付属校からの推薦枠が小さい場合があります。


「系属校」「併設校」「姉妹校」など

学園によっては、付属校のことを「系属校」や「併設校」、「姉妹校」など、呼び方を変えている場合もあります。ただし、それらの用語の使いかたに、決して決まったルールは無いので、学園や受験評論家によって意味がバラバラです。

このため、ある評論家は、「東京付属校とは別の、推薦枠の少ない地方付属校」を「系属校」と呼んでいる一方、学園ホームページを見ると東京付属校もまた「系属校」と呼んでいたりする場合もあったりと、用語が統一されていません。

学園ホームページを見ると「姉妹校」とか「併設校」とか呼んでいて、あたかも推薦枠が小さいかのように見えても、実際に併設大学への合格者の統計を見ると、100名以上も合格していたりする場合もあれば、20名ていどの合格の場合もあって、用語は日本全体では統一されていません。


実際に進学実績などの統計を確認する必要があります。

また、あまり推薦枠をアテにしないほうが良いでしょう。

仮に推薦を取れたとしても、「希望する学部の推薦が取れるとは限らない」、「理系の学部しか推薦枠が余ってない」などのような場合もあります。

付属校と部活

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よく、「附属校は部活に打ち込める」みたいに風説が言われますが、しかし早慶マーチ附属校を除くと、必ずしも100%の内部進学が保証されてない私大付属校も多々あるので、果たして、そこまで部活に打ち込めるかどうか、不安点もあります。

一般に、附属校の部活は、あくまで教養としての補助的なものです。

また、附属校は、定期テストも難しい場合が多く、成績不良者への留年なども形骸化せずに行われる場合もあります。このため、放課後や帰宅後の1日の少なくない時間を、勉学にも投入する必要があります。

実際に、私大付属校の学生寮の生活スケジュールを調べると、スポーツ系の生徒でない限り、帰宅後も1日あたり2時間程度の学習時間があるのが普通だというタテマエです[20][21](タテマエが実現されているかどうかは知りません)。寮内に、その教育のための講師・教員も寮内に交代で宿泊していて、寮生に学習の指導もしているというタテマエだったりします。

このように、私大付属校の寮生は、部活の練習は、少なくともタテマエでは、あくまで下校時刻まで(遅くとも午後6時くらいまで)の限定的な時間内に制限されています。寮への帰宅後は、食事や掃除などを終えれば、残りの時間は勉強の割合も多いです。

なお、寮に住む生徒は、防犯上の都合もあり、塾の利用が禁止されている場合もあります。「19時から翌朝7時までは、外出禁止」みたいなルールがあります[22]。このため、塾が使えないのです。その代わり、寮内に講師・教師が宿泊していて、補習などを行うという仕組みです。

寮がこういう感じのタテマエですので、あまり部活の練習は、私大付属校では帰宅後は出来ないはずです。

なお、大学スポーツの強豪校と、高校スポーツの強豪校である大学附属校とは異なります。たとえば野球は、大学野球では東京六大学(東大、早稲田、慶応、明治、法政、立教)が強豪校ですが、しかし高校野球では国立の東大と私大は早慶をのぞくと、六大学の明治・法政・立教の付属校は強豪校ではなく、東京都内の私大付属校に限定で見るなら別の私大の付属校(たとえば二松学舎大の付属など)が強豪校です。

明治大や立教大の付属で男子校の有名校がありますが、運動部は強豪校ではないのが実際です。このように、大学スポーツのイメージとは付属校はまったく異なりますので、けっして混同しないように。二松学舎のように、偏差値とは別のロジックで高校球児は動いている。

付属の学費

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共学/男子校に関する限り、私大付属の学費は、早慶マーチを除くと、意外と安く、他の一般的な私立高校と同程度である。

例外的にマーチと学習院と成城・成蹊と玉川が高い。このマーチや学習院(なお男子校)が目立つので、あたかも私大付属の全体の学費が高いように錯覚するが、しかし実態は違う。


「私大付属って学費が高いんでしょ-。きっと年間100万円とかするんでしょ」とか言われそうだが、実際に金額を確認してみると、別に附属だからといって高いとは限らない。なお、附属でない私学の安めの相場が80万円台だ。

日東駒専の付属も、だいたいが80万円台の後半だ。大東亜帝国も80万円台後半~90万円台。


国士舘も86万円。駒沢大学附属も89万円。専修大附属も87万円。

国学院も88万円。しかし国学院久我山は96万円と、やや高い。

なお、偏差値が同程度の明治学院(キリスト教系)は 86万円である。

べつに国学で東洋的だからって安いわけではない。普通に英語系でも安い。青学(116万円)が高いのは、単に青学が高いだけ。

こういう早慶マーチが附属校の学費を吊り上げているようである。

中央大杉並も107万円。法政は109万円。明治大付属明治が110万円。

早稲田実業は114万円。


その他、理系の附属校は、やや高い。工学院大学附属が92万円。

芝浦工業大学附属は101万円。千葉県にある芝浦柏ですら92万円である。[1]

なんか工業高校あたりのイメージで苦学生を想像しがちでありそうだが、まったく学費が苦学生ではない。

東京電機は88万円だが[2]、他サイトの情報の115万円と大きく食い違っている[3]


成城成蹊も高いが、明治学院はお安い。

成城 126万円

成蹊 116万円

明治学院 86万円


セーセーメーガクと一口に言うが、30万円ちかい学費(年額)の差がある。

明治学院は、同じ港区にある東海大学付属高輪台の93万円よりも安い。

なお、学習院高等科は男子校であり、132万円[4]。立教新座(男子校)の133万円とおなじくらい。立教池袋だと、さらに高く146万円。


大東亜帝国とよく比較される多摩大、拓殖大の千葉の付属は81万円である。拓殖大の附属は東京にもあり、そちらは学費が高い。

学費の安い私立高校ランキングにも乗り50位以内。上述の国士舘はこのランキングで48位。

日体大柏が83万円。


玉川大附属が 142万円である。高い。こういう風に、大学の偏差値的には拓殖と変わらなくても、学費に大きな差がある場合もある。しかも玉川は立地が町田である。町田ですら、こんなに高い。

同じ地域に桜美林大の附属があるが、こちらは安く、85万円である。

なお、同地域に和光大の付属もあり、95万円である。

偏差値の大学群でククらない。

たとえば日東駒専でも、

駒澤は89万円。なお駒「沢」ではなく駒「澤」で探す。専修は87万円。

東洋大学京北は97万円。

なお、日大系は、立地によって80万~90万円台後半と差があるので除外。


大東亜帝国でも、大東文化(83万)や国士館(86万円)は休めだが、帝京はやや高い(93万円)。なお、亜細亜大に付属校は無い。

明治学院の学費は、大東文化・国士館・駒澤・専修と同じくらいである。

帝京や日大など、大学に医学部があるからと言って、別に付属校の学費が高いわけではなく、せいぜい90万円台である。


まとめると、学費の高い附属としては、早慶マーチの学費が高い。ほか、玉川、学習院など、一部の附属の学費が高い。

中学受験・高校受験の共通のガイド/塾・予備校について

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参考文献

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書籍

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なし(2024年03月31日の時点)

脚注

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  1. ^ Yahoo知恵袋『吹奏楽部でのサックスの練習場所はどこがいいですか?』2013/9/23 18:51
  2. ^ 『部活動 | 國學院大學久我山中学高等学校』
  3. ^ 『施設紹介 | 明治大学付属明治高等学校・明治中学校』
  4. ^ 『講堂 | 立教女学院』
  5. ^ 『講堂 | 立教女学院』
  6. ^ 『公立小中校舎のエレベーター設置は27.1%…文科省調査』 020.12.10 Thu 16:50
  7. ^ MBS NEWS 著『【高校トイレ改革】公立高のトイレに「温水洗浄機能」「音消し装置」も!学校選び対策で重要なトイレ改革(2022年5月12日)』 2022/05/12
  8. ^ 東京新聞『「学校のバリアフリートイレ整備率」自治体により0~100%と格差 東京の公立小中学校、避難所としては大丈夫?』, 2025年4月13日 14時00分
  9. ^ 『少子化なのに教室不足?…熊本市立小中学校の2割プレハブ校舎使用、老朽化でトラブルも 』 2023/12/20 09:33 2024年04月10日に確認.
  10. ^ 国大セミナー 『【学校紹介!】大東文化第一高校【東京、私立高校】』 , 2024/11/23 .2:30
  11. ^ 『更衣室のある学校が少数なのはなぜなのか!男女一緒に着替えてる?』 2021.12.29
  12. ^ [5]
  13. ^ 文部科学省 『公立学校施設の空調(冷房)設備設置状況について』 、令和6年
  14. ^ 『スクール☆PV|【専修大学松戸中学校】「なぜ?」や「不思議」に挑戦しよう!専松の理科実験 - スクールポット』, 2025/02/03
  15. ^ (動画)学習塾輝 『私立高校について(公立高校と比較して)』2022/11/03
  16. ^ JAAC日米学術センター『在学留学と休学留学について』
  17. ^ 文部科学省 著『学校教育法施行規則の一部を改正する省令について(高等学校等における外国留学時認定可能単位数の拡大)』
  18. ^ 『高校生が留学するにはいくら費用がかかる?』イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン株式会社
  19. ^ [6]
  20. ^ 国学院栃木『入寮案内(男子) | 國學院大學栃木中学・高等学校』, 2025年4月14日に確認
  21. ^ 函嶺白百合『マリア寮 | 函嶺白百合学園中学校・高等学校』, 2025年4月14日に確認
  22. ^ 同志社国際 中学高等学校 , 2025年4月14日に確認