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中学受験理科/化学/気体

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

気体

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気体の集め方

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水上置換法(すいじょうちかんほう)の説明図。
  • 水上置換法

科学実験で発生させた気体を集める場合、気体が空気よりも軽い物質の場合は、空気中を上昇していくので、補集用のフラスコなどは向きにして集める必要がある。 水に溶けない気体の場合は、水を満たした水槽に、フラスコを開いた口を下向きにして入れ、フラスコの内部は水で満たしておき、このフラスコの中にガラス管などで気体を導く。この方法を 水上置換法(すいじょうちかんほう) という。

酸素や水素は水に溶けにくいので、水上置換法で集められる。

水に溶ける物質でも、溶けにくい物質ならば、水上置換法で集める場合もある。

上方置換法(じょうほうちかんほう) の説明図。
  • 上方置換法

空気よりも軽い気体を集める場合で、水に溶けやすい物体を集める場合や、水に溶けにくい気体でも水に溶かしたくない場合などは、水を使わない方法で集める必要がある。フラスコの開いた口を向きにし、そのフラスコの内部にガラス管などで気体を導く。このとき気体を導くための管は、フラスコの奥の上の方まで入れる必要がある。このような集め方を 上方置換法(じょうほうちかんほう) という。

下方置換法(かほうちかんほう)の説明図。
  • 下方置換法

空気よりも重い気体を集める場合は、補集(ほしゅう)用のフラスコなどは、開いた口を上向きにして集める必要がある。 この集め方を下方置換法(かほうちかんほう)という。

酸素

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二酸化炭素

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水素

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その他の気体

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