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中学受験理科/地学/流れる水がつくる地形

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

流水の働きと地形

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流れる水のはたらき
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流れる水には、土や砂などを、おしながす・けずりとる・つもらせるという三つのはたらきがあります。

水たまり

たとえば雨が降った日の水たまりなどをみると、最初は水がたまっていくだけですが、そのうち、水たまりから水があふれて、高いところから低いところに流れていき、とても小さな川のようになります。また、水たまりがいくつもあるので、小さな川もつながっていき、水たまりだったところも、いくつかつながっていきます。 雨が上がってから、水が流れていた水たまりからつくられた小さな流れのあった場所を見ると分かるのですが、流れのあたっところが、けずりとられて、くぼんでいきます。

雨の日の、土の上に出きた水たまりや水の流れなどでは、水が土をけずりとっているので、水は茶色く、にごっています。

流れていった雨水や、水たまりにあった水は、そのあと、どこへ行くかというと、地下にしみこんで行ったり、あるいは、{ruby|溝|みぞ}}などに流れこんだりします。


雨の日の水たまりからも、「おしながす・けずりとる・つもらせる」の三つの作用が確認できます。 流れる水が地面を、けずり取る作用を 侵食(しんしょく) と言います。

けずり取られた土や砂は、そのまま流れによって下流へと運ばれていきますが、この運ぶ作用を運搬(うんぱん)といいます。

この運ぱんは、水の流れが速いほど、大きな物が運べるようになります。水の流れがおそい場所では、運べなくなるので、その場所に、運んできた物が、たまっていきます。この、流れがおそい場所に、物がたまる作用を 堆積(たいせき)と言います。


けずる作用も、運ぶ作用も、流れが速いほど、強くなります。

川の様子
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(かも)川(左)と、高野(たかの)川(右)[どちらも京都府]

川の中での砂や石は、大きさや重さによって、流され方が、ちがう。砂と石なら、砂のほうが流されやすい。このように、つぶが小さな物ほど、ながされやすい。

粘土(ねんど)は、つぶ自体は細かいので、かわいた粘土や、固まっていない粘土は、流されやすいです。

石でも、小石と大きな石だったら、小さい石ほど流されやすいです。

川には、曲がっているところがある場合もあります。曲がっている川では、外側ほど流れが速く、内側は流れがおそいです。

このため、外側は、侵食によってけずられるので、がけのように水深が深くなっています。いっぽう、内側は、堆積によって、石や砂や粘土が積もっています。このようにして、川の曲がりの内側では、川原(河原)(かわら)ができやすいです。