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中学校国語 漢文/春暁

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

漢文『春暁』。返り点。

春暁(しゅんぎょう)      孟浩然(もう こうねん)

春眠不覚暁   春眠(しゅんみん) 暁(あかつき)を覚えず(おぼえず)、

処処聞啼鳥   処処啼鳥(しょしょていちょう)を聞く、

夜来風雨声   夜来風雨(やらいふうう)の声(こえ)、

花落知多少   花(はな)落つること(おつること)知る(しる)多少(たしょう)。

解説[編集]

漢文(かんぶん)とは、昔の中国の文章。漢文の原文は、漢字のみ。しかし、漢字だけでは、われわれ日本人が読みづらいので、古くから日本では、送り仮名をつけて読んでいた。「春眠(しゅんみん)暁(あかつき)を覚えず(おぼえず)、」といった読み方は日本での読み方であり、べつに中国人が、こう読んでいるわけではない。また、日本語での語順と、漢文の語順はちがっている。文法が、中国語と日本語ではちがうので、語順がちがってくるのである。

形式[編集]

四句からなる詩を絶句(ぜっく)といい、八句からなる詩を律詩(りっし)という。

絶句のうち、一句の字数が五字のものを五言絶句(ごごんぜっく)といい、一句の字数が七字のものを七言絶句(しちごんぜっく)という。

一句の字数は五字で四句からなるので、『春暁』の形式は五言絶句である。