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中学校家庭/バランスの良い献立作り

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

献立(こんだて)

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主食主菜副菜汁ものをバランスよく取る。

主食
主食(しゅしょく)とは、ごはん、パン、めんなど、炭水化物を多く取れるもの。
主菜
主菜とは、魚、肉、卵、豆や、それらを使ったおかず。野菜のことではない。主菜は、たんぱく質や脂質の供給源。
副菜
副菜とは、いわゆる野菜。野菜、海藻、きのこ、など。ビタミン、ミネラル、食物繊維の供給源。

米と汁ものに、菜を2~3種類あわせたものを一汁三菜(いちじゅうさんさい)という。

献立は、1日3食を前提にし、1回の食事で、1日の栄養の必要量の3分の1の量の栄養を取れるように工夫するのが望ましい。

最近では、食事の洋風化により、メニューが肉類や油料理などに、かたよりやすいので、気をつける。なので、和食を取ると、食物繊維などを取りやすくなるので、メニューを工夫する。

ただし和食だけの食事をつづけると、注意しないと塩分を取り過ぎになりやすいので気をつける。

なので、なるべく、いろんな料理を食べるのが良い。

生鮮食品

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野菜、魚、肉などは、時間がたつと品質が低下しやすく、また、腐敗も早い。

これら野菜、魚、肉などを生鮮食品(せいせんしょくひん)という。

生鮮食品には、その食品の収穫期などによって、1年の中で、多く出回る時期がある。このような、生鮮食品の多く出まわる時期のことを(しゅん)あるいは出盛り期(でざかりき)という。

なので、購入するときは、鮮度を確認してから購入するのが望ましいだろう。また、野菜や果物は、季節の旬にあった物を購入すると、鮮度がよい。また、旬の品物のほうが安く購入できることが多い。

最近では、外国からの輸入などによって、旬に関わりなく、1年中、生鮮食品を買えることが多い。

また、栽培方法も発達しているので(促成栽培や抑制栽培など)、いままでの旬でなくても、生鮮食品を買える。

生鮮食品の鮮度の見分け方

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野菜
みずみずしく、つやのある物をえらぶ。
肉汁が出ていない。
ブタ肉の場合、肉の色がピンク色かどうか。(つまり、茶色に変色していないか。)
不快なにおいがしない。
目が澄んで(すんで)いる。

食品表示

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食品表示では、名称、原材料、内容量、消費期限賞味期限、保存方法などが表示されている。

消費期限
食品を安全に食べられる期限。製造日をふくめて、おおむね3日以内の期限がつけられている。
鮮度が早く落ちやすく、品質が早く劣化しやすい物につけられている。
消費期限のつけられている食品の例
弁当、惣菜(そうざい)、肉など
賞味期限
食品の鮮度やおいしさを保証する期間。比較的に長く保存できる物につけられる。
賞味期限のつけられている食品の例
牛乳、乳製品、スナック菓子、即席めん類、など

原材料表示には、食品添加物(しょくひんてんかぶつ)も表示される。

アレルギー物質をふくむ食品の表示

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アレルギー物質をふくむ食品(特定原材料)では、以下の7品目を、必ず表示しなければならない。もし表示していなければ違法。

特定原材料
卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに
表示が薦められている物
あわび・いか・いくら・オレンジ・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・さけ・さば・だいず・とり肉・バナナ・ぶた肉・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ゼラチン

遺伝子組み換え食品の表示

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JAS法により、遺伝子組み換え食品では、重量の5%以上をふくむ場合は表示する義務がある。

農産物
だいず・とうもろこし・菜種(なたね)・ばれいしょ(じゃがいも)・綿実(めんじつ)・アルファルファ・てん菜
加工食品
とうふ・納豆・みそ・きな粉・ポップコーン・ポテトスナック菓子

各種のマーク

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日本国の食品についていることのある、品質に関するマーク

食品添加物

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食品に使用しても良い食品添加物は、食品衛生法で定められており、その添加物の安全性は確かめられている。

食品添加物
用途名 目的 物質名の例
保存料 カビや細菌などの微生物の繁殖を防ぐ。 ソルビン酸
酸化防止剤 脂質の酸化を防ぐ。 ビタミンE
増粘剤(ぞうねんざい) 粘り気を与える。 ペクチン、アルギン酸、キサンタンガムなど
発色剤 色調・風味を改善する。 亜硝酸ナトリウム
着色料 色をつける。 赤キャベツ、クチナシ色素、赤色2号など
甘味料(かんみりょう) 甘み(あまみ)を与える。 サッカリン、アスパルテーム
着香料(ちゃっこうりょう) バニリン
調味料 うまみなどの味を与える。 グルタミン酸、イノシン酸
栄養強化剤 栄養を強化する。 ビタミンA、ビタミンB1
とうふ凝固剤 とうふを作るときに豆乳を固める。 塩化マグネシウム
乳化剤(食品用) 水と油を均一に混ぜ合わせる。 グリセリン酸脂肪エステルなど

トレーサビリティ

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食品が、どこで生産され、どこで加工されてきたかなど、履歴の情報が管理されており、購入者などが必要に応じて知ることのできるシステムをトレーサビリティという。

生産情報公表JASマークがついている商品は、インターネットや店頭などで生産情報を見る事ができる。

生産情報公表JASマーク