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中学校家庭/持続可能な消費生活を目指して

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
小学校・中学校・高等学校の学習>中学校の学習>中学校家庭>持続可能な消費生活を目指して

キーワード

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SDGs(Sustainable Development Goals)・エシカル消費・消費者市民社会

消費行動の社会性

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私達が毎日買い物をすると、その選び方から社会と環境も大きく変わります。どの商品を選ぶかによって、私達の気持ち「この商品を作ってほしい」が生産者と企業にも伝わります。その結果、企業は選んでもらえるように取り組みを工夫します。したがって、買い物は投票と同じです。私達が相応しい商品を選んで相応しくない商品を買わなかったら、企業は買い物傾向から、相応しい商品を作るようにします。

エシカル消費推進までの背景

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つくる責任・つかう責任

地球環境への負荷

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もし現在の生活を続けると、地球1.7個分の天然資源が必要になります(エコロジカル・フットプリント)。もし世界中の人が日本人と同じ生活をすると、地球2.9個分の天然資源が必要になります。つまり、今の生活のままなら地球の天然資源を使いすぎてしまい、地球の未来を守れなくなります。

持続可能な開発目標の12番目「つくる責任つかう責任」

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2015年、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)が国連サミットで出されました。この時、多くの国際連合加盟国が持続可能な開発目標を守りたいと国際連合に伝えました。「生産者が環境に優しい商品を作らなければなりません。消費者も環境に優しい商品を選ばなければなりません。」を持続可能な開発目標の12番目「つくる責任つかう責任」に記されています。このように、生産者と消費者は12番目の目標を守っていくと、環境問題も資源問題も減らせます。その結果、現役世代も将来世代も生活の安全を守れます。

エシカル消費とは何か?

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エシカル消費(倫理的な消費)は人間・社会・環境・地域に優しい買い物をいいます。エシカル消費(倫理的な消費)は日本人の価値観「思いやり」「もったいない」と同じです。どのような商品でも生産者がいないと成り立ちません。安さと見た目だけで商品を選ぶのではなく、生産者・社会・地球環境をよく考えて商品を選びましょう。また、見栄を張るための買い物はエシカル消費と言えません。自分の収入に合う優しい買い物もエシカル消費の大切な考え方になります。

グリーンコンシューマーとは何か?

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私達は毎日の買い物で自然環境を守ろうと取り組んでいます(グリーンコンシューマー)。グリーンコンシューマーは特別な準備・遠出・高い買い物・我慢などをしません。普段の買い物で「この商品は環境にやさしいか」「流行よりも自分に似合う商品」を考えて選んでいます。例えば、私服なら自分好みの色で、壊れにくく、暖かかったら同じ私服を長年ローテーションで着れます。その結果、買い替え費用とごみも減らせます。また、再生紙・プラスチック製品を選ぶと新しい木を切ったり、石油を新しく使ったりしなくて済みます。グリーンコンシューマーの行動は目立たなくてもお店(売り手)と工場(作り手)の売り上げに大きく関わります。お店(売り手)はグリーンコンシューマーの買い方から環境に優しい商品をより多くとり入れたいと会社に伝えます。工場(作り手)も環境に優しい商品をより多く作ろうとします。このように、環境に優しい商品は綺麗な空気・綺麗な水・資源を守ります。

消費者市民社会とは何か?

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私達は、毎日の買い物から「どの商品を選ぶか」を決めています。この選び方が日本経済と少しずつつながります(消費者市民社会)。言い換えると、消費者市民社会はどの商品を選んだら望ましい社会・望ましい環境になるのかをいいます。

エシカル消費の種類と内容

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エシカル消費は人間・社会・環境・地域を明るくします。オーガニックコットン製品の服を買うと環境を守れます。オーガニックコットンは、農薬や肥料を出来るだけ使わずに育てられています。その後、工場で周りの空気や水を汚さないようにオーガニックコットン製品の服を作られています。処分品・使わない商品をリサイクル商品・アップサイクル商品に作り直したら資源と環境を守れます。地元産地の商品を買うとその地域も明るくなります(地産地消)。地元の農家・お店は地産地消で助かり、運送会社の軽油代も減らせます。消費者が就労継続支援事業所の商品を選ぶと、就労継続支援事業所内で働く障害者を守れます。レッドカップキャンペーンのマーク付き商品を買うと、学校給食調理員がその費用の一部から献立の食材を買って、給食を作ります。エシカル消費は認証ラベル付きの商品も含みます。国際フェアトレードラベル機構がその商品を取り入れたら、国際フェアトレード認証ラベルが貼られます。森林法に従って木を切ってその木から紙製品を作ったら、FSC認証ラベルが貼られます。水産流通適正化法に従って魚を獲って、その魚を売ったらMSC認証ラベルが貼られます。

フェアトレードの役割

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開発途上国の場合、商品を売ってもその値段が安くなったり高くなったりして、生産者の収入も毎月決まりません。その結果、子供も働いて家族の生活費用を稼がなければなりません。もし、消費者が原料・商品をずっと同じ値段で買い続けると生産者の暮らしも守れます(フェアトレード)。2012年のロンドンオリンピックはフェアトレード認証商品を大量に取り入れました。私達がフェアトレード認証商品を買うと開発途上国の生産者も喜ばれます。

まとめ

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人間・社会・環境・地域に優しい買い物がエシカル消費になります。多くの消費者が毎日同じような考えを取り入れたら、日本経済と日本社会も明るく変わります。