中学校家庭/支えられて身に付ける生活習慣

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幼児の生活習慣について学び、その習慣を身につけるために家族はどうしたらいいのでしょうか。

食事の際、どのようにして箸を使い慣れたか考えてみましょう。

基本的生活習慣の習得[編集]

私たちは、毎日何も考えずに起きて、服を着たり脱いだり、歯を磨いたり出来るようになりません。私達は生まれた頃から、家族や周りの人達の生活を見てきました。様々な生活習慣に触れ、体や心の成長とともに、自分でもやってみたいという気持ちから、真似をしたり、教えてもらったり、助けてもらったりして身につけてきました。

基本的生活習慣とは、食事・睡眠・トイレ・衣服の着脱・清潔など、生活に必要な行動をいいます。基本的生活習慣を身につければ、健康で自立した生活を送れるようになります。

洋服のフードは、ドアノブや遊具の小さな突起物などに引っ掛かりやすくなっています。そのため、幼児はフードを上手に外せず、窒息の危険性があります。一方、頭が体より大きい幼児は、襟元の開いた服を着脱しやすいでしょう。

社会的生活習慣の習得[編集]

毎日、私達の周りには色々な人がいます。周りの人と仲良くするためには、挨拶やルールを守らなければなりません。挨拶・言葉遣い・公共の場所や道具を使うときの態度・安全ルールなど、社会的な約束事やマナーは、全て社会的生活習慣の代表例です。社会の中で生きていくためには、社会的生活習慣を身につけなければなりません。

生活習慣の習得を支える家族や周囲の人[編集]

幼児期は、生活習慣を身につける大切な時期です。家族や友達と一緒に生活しながら、興味のある分野や自分で出来る分野を楽しみ、体験を通して学び、自分に自信を持てるようになりましょう。家族や周囲の人は、幼児の気持ちを大事にしながら見守り、幼児の心身の発達に合った配慮や支援を行い、手本を示しましょう。