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中学校家庭/消費者としての自覚

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
小学校・中学校・高等学校の学習>中学校の学習>中学校家庭>消費者としての自覚

消費者とは、商品を購入した上で、その商品を利用する人をいいます。最近結んだ契約について考え、それぞれの契約について簡単にまとめてください。

中学生の消費生活

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消費生活とは、お金を払って、商品を購入し、生活するという意味です。日常生活を送る上で必要な多くの物は、買って利用する商品です。商品には、食べ物や洋服のように見たり触れたり出来る物資(財)から、交通や通信のように見たり触れたり出来ないサービスも含まれます。最近では、サービスの種類も増えてきています。物資(財)とサービスには、生活に必要な必需品、遊びや嗜好のための娯楽のような贅沢品があります。

物資とサービスの例
物資(形がある商品)
  • 食料品
  • 衣料品
  • 住宅用品
  • 文房具
  • 日用品
  • 電気製品
  • 書籍
  • 医薬品など

サービス(具体的な形のない商品)

  • 通信(電話・インターネット・郵便など)
  • 交通(鉄道・バスなど)
  • 教育(学校教育・学習塾・習い事など)
  • 医療
  • 映画・コンサート・演劇
  • クリーニング
  • 理容・美容
  • 金融など

中学生になると、自分で商品を選んで買い物をする機会が増え、その際に使うお金も小学生の頃より増えます。これらの買い物に使われるお金のほとんどは、家族が仕事で稼いだ給料から支払われるため、毎日の生活費として使えるお金は限られています。欲しいから買い物をする前に、本当に必要なのかを考え、計画的に買い物をしましょう。また、購入した商品の影響について考え、自分にも社会にも環境にも良い買い物が出来るようにしなければなりません。

消費生活と契約

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契約とは、法律で守られた約束事です。また、中学生が契約を結ぶ場合もあります。例えば、日常生活で何かを購入する時、私達は売買契約を結びます。購入者が「買いたい」、出品者が「売りたい」と思った時に売買契約を結びます。電話で何かを注文する時、電車に乗る時にも契約は成立します。契約が成立すると、双方はその条件に従う権利と義務があり、双方とも勝手に契約を破れません。したがって、商品を買う時は、慎重な判断を心がけるようにしましょう。

契約の成立(売買契約の場合)
※販売業者によって、郵送やインターネットでの購入の場合、契約の終了が分かりにくい場合があります。よく確認するようにしましょう。

★色々な契約

  • 服の購入
  • DVDのレンタル
  • 美容院や理容院で散髪
  • インターネット通信販売で商品の購入
  • 電車やバスの乗車
  • 電話でピザの注文

口頭で約束した内容でも、発言と不発言の問題を避けるため、契約書を作成します。契約書は、両者の権利と責任が記されており、証拠書類としても使えるからです。契約書に署名する時は、解約や特約に関する条項をよく読んでおきましょう。

未成年者の契約
未成年者が法定代理人(保護者など)の許可を取らずに行った契約は、取り消せます。しかし、次のような場合は認められません。
  • 契約内容が小遣いの範囲内だった場合
  • 18歳以上と嘘をついた場合
  • 法定代理人の委任欄に勝手に記入するなど、偽って契約した場合
  • 結婚している場合
契約自由の原則
消費者や販売者は、契約の有無、内容、方法を自由に選択出来ます。しかし、守れない契約や公序良俗に反する契約は破棄されます。