中学校家庭/災害への対策

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自分の住んでいる地域にも自然災害の危険が潜んでいます。

自然災害を防ぐ方法を考えましょう。

あなたが家庭で出来る地震対策をまとめましょう。

地域の災害と防災・減災[編集]

日本は地震・津波・豪雨・台風・洪水・土石流・豪雪・竜巻・火山の噴火など多くの自然災害に襲われています。そのため、いつも防災意識を持ち、減災に努めなければなりません。災害に備える時は、自分の住む地域でどのような災害が起こりやすいのかを知っておきましょう。

そして、地域の情報を事前に調べ、災害時の避難方法・避難場所・消火器の設置場所などを家族や友人に相談してみましょう。食料や水の備蓄・防災用品の準備・家具などの対策もしなければなりません。

日本で発生した主な災害(死者・行方不明者数)[編集]

1923年9月 関東大震災(約10万5000人)
1959年9月 伊勢湾台風(5098人)
1990年11月~1995年6月 雲仙岳噴火(44人)
1995年1月 阪神・淡路大震災(6437人)
2004年10月 新潟県中越地震(68人)
2011年3月 東日本大震災(22312人)
2011年8~9月 平成23年台風第12号(98人)
2011年11月~2012年3月 平成23年の大雪等(133人)
2012年11月~2013年3月 平成24年の大雪等(104人)
2013年11月~2014年3月 平成25年の大雪等(95人)
2014年9月 御嶽山噴火(63人)
2016年4月 熊本地震(273人)
2018年6~7月 平成30年7月豪雨(271人)
2018年9月 北海道胆振東部地震(43人)
2019年10月 令和元年東日本台風(108人)
2020年7月 令和2年7月豪雨(88人)

※上の資料については、内閣府「令和4年版 防災白書」から抜粋しています。

台風の被害について[編集]

日本は毎年台風に襲われ、大きな被害を受ける場合もあります。

★昭和の三大台風

  • 1959年の伊勢湾台風は死者・行方不明者5098人を出しました。
  • 1945年の枕崎台風は死者・行方不明者3756人を出しました。
  • 1934年の室戸台風は死者・行方不明者3036人を出しました。

★令和の台風

2019年の東日本台風は死者・行方不明者108人を出しました。

また、洞爺丸台風やカスリーン台風では1500人以上の負傷者を出しました。

地震の揺れと人の体感・行動[編集]

震度等級 人の体感・行動
震度0 人は揺れを感じません。しかし、地震計は揺れを記録します。
震度1 屋内で静かにしている人の中には、揺れを僅かに感じる人がいます。
震度2 屋内で静かにしている人の大半が揺れを感じます。

寝ていた人が目を覚ましてしまう場合もあります。

震度3 屋内にいる人のほとんどが、揺れを感じます。

歩いている人の中には、揺れを感じる人もいます。 眠っている人の大半が、目を覚まします。

震度4 みんな驚いて反応します。

歩いている人のほとんどが揺れに気付きます。 寝ている人のほとんどが目を覚まします。

震度5弱 大半の人は恐怖を感じ、何かに掴まりたいと思っています。
震度5強 大半の人は物に掴まらないと歩けなくなり、他の行動にも不自由を感じます。
震度6弱 上手く立てません。
震度6強 歩けません。移動するには這うしかありません。

揺れに驚いて動けず、吹き飛ばされる場合もあります。

震度7

※上の資料については、国土交通省気象庁「気象庁震度階級関連解説表」から抜粋しています。

地震への備え[編集]

日本は世界の中でも地震が多い国に数えられています。家庭では、地震に備えて、家具の配置や物の置き方など、日頃から災害に備えておきましょう。通電火災などは、地震後の二次災害として発生するので気を付けましょう。通電火災は、大地震発生後に停電になり、再び復旧すると火災になります。その原因は、大震災後は、電子機器や電気配線も断線するからです。このように、様々な災害を考えて生活を変えると、被害が少なく安心して生活出来ます。地震に備えるには、家の中を確かめて必要な対策を取りましょう。

ローリングストック法では、いつも一定量の食料・生活用品を家に用意しておきます。普段から少し多めに生活用品を買っておき、使った分だけ新しく買い足していく習慣をつければ、非常時もいつもと変わらない生活が送れるかもしれません。

家庭内の地震対策例[編集]

  • 天井と箱の隙間に突っ張り棒を取り付けます。
  • 吊り下げ式の照明器具はチェーンで取り付けます。
  • 柱などの丈夫な物に取り付けます。
  • ガラス飛散防止フィルムを貼ります。
  • ベッドの上に、倒れない向きに置きます。
  • 大きく重い物を下に置いて重心を低くします。
  • 懐中電灯や眼鏡などを入れた袋を枕元に吊るしておきます。
  • 逃げ道を塞がないように、出入り口付近に家具や物を置かないで下さい。
  • 重ねた家具を固定します。
  • 扉開き防止器具を取り付けます。
  • 避難用スニーカーと非常用持ち出し袋を用意して下さい。
  • 粘着性のあるゲル状シートでテレビボードに固定します。

子供達が被災時に出来た内容[編集]

どんな活動をしましたか? 被災地に行き家の中の浸かったものを外に出したり、畑のものを全部抜いたりしました。
なぜ、それをやろうと思いましたか? 自分は人を助けるのが好きなのですぐボランティアに参加しました。

少しでも早く復興出来るようにと思い、頑張りました。

やってどう思いましたか? とても大変でした。夏だったのでとても暑く汗をたくさんかきました。

そのため、水分補給もしなければなりませんでした。

周囲の反応はどうでしたか? 被災した方にとても感謝されました。
やってよかった点 どうやって逃げたらいいかを常に考えて、一番大切な物を一つにまとめていたのが良かったです。
避難所にあるといい物 扇風機、飲食物、隣との仕切りなど

※上の資料については、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン「災害時に子供達が果たした役割の記録~2018年西日本豪雨の経験から~」から抜粋しています。

避難所や仮設住宅での暮らしをしやすくする工夫[編集]

避難所にいると、地域の様々な年齢・障害者の有無・外国人と一緒に時間を過ごします。その時、環境や仮設住宅生活で気になる面や大変な面がたくさんあります。解決策や何を準備すれば大丈夫かを考えましょう。自治体の資料なども調べてみましょう。

避難所の種類[編集]

広域避難場所 公園や広場など
避難場所 非建物で避難出来る場所
避難所 学校の体育館や公民館など、人が寝泊り出来る場所

災害から逃れるために避難出来る場所として、上の3種類があります。

日頃から防災意識を持って 危機管理アドバイザー 国崎信江さん
家族や自分自身の命を守るために、防災対策を研究し、その知識や情報を伝えています。20年以上の活動を重ね、ようやく家庭の防災が身近に感じられるようになりました。

災害は毎年のように発生していて、その結果人が亡くなっています。大人よりも未来を生きる子供達に語りかけて、防災の大切さを伝えています。

いつも「災害が起きたら」どうするかを考えなければなりません。下のような対策をすれば、災害時の被害を軽減出来ます。

  • 家の整理整頓では、震災時に避難困難になりやすい物を床に置いてはなりません。
  • 使用済みの食器をすぐに洗って断水時に備えます。
  • すぐに食べられる食材を保存します。

防災・減災に関する知識があれば、命を守れます。状況に応じて何をしたらいいのかを知るために、毎日積極的に情報を入手しましょう。例えば、避難所がどこにあるかを調べましょう。