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中学校家庭/食品の選択と購入

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
小学校・中学校・高等学校の学習>中学校の学習>中学校家庭>食品の選択と購入

生鮮食品と加工食品を選ぶ時の注意点をまとめましょう。

食品の選択と購入

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安全で美味しい料理を作るなら、食材の選び方を知っておきましょう。献立が決まったら、必要な材料と分量を確認してから買い物に行くようにしましょう。

野菜・肉・魚・卵などの生鮮食品を買う時は、色・艶・鮮度・食感・匂い以外に、実際に手に取ってみて弾力や重さなども確認しましょう。また、生鮮食品を様々な方法で加工した加工食品は、見た目で判断出来ます。缶詰が膨らんでいたり、包装材が破れていたり、見た目が悪い食品は食べないようにしましょう。

食材を選ぶ時は、目的・ 栄養・価格・調理のしやすさ・環境への影響などをよく考えてください。買い物と調理の後、計画的に買い物が出来たのか、食材を無駄なく使えたのかを振り返ります。

食品の表示

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食品表示法では、全ての食品に食品表示をしなければならないと決められています。食品表示の規定は、以前は「食品衛生法」「JAS法」「健康増進法」の3つの法律で定められていました。しかし、2015年4月にこれらの法律が整理されて、「食品表示法」という1つの法律にまとめられました。食品表示は、私達が食品の品質を知り、選び、安全に利用するための大切な情報を教えてくれます。生鮮食品と加工食品では、表示内容が変わります。食品表示法では、生鮮食品よりも加工食品に多くの表示が求められています。なぜなら、加工食品の方が様々な食材や調味料を使われるため、加工工程も複雑になるからです。

また、食品には、食品表示以外に、その品質を表すマークがある場合もあります。食品を選んで買う時は、表示・マークを確認しましょう。

HACCP認証

HACCP認証は、原材料の取り寄せから完成品の出荷まで、全ての工程で衛生管理を行います。その上で、厚生労働大臣が認めた製品に使われます。