中学校英語/2年/文法

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

be動詞の命令文[編集]

be動詞の命令文は<Be 〜.>という形式になり、このように、動詞の原形で始まる。原形(げんけい)とは、もとの形である。

Be a good boy.(よい少年になりなさい。)

上記の英文は、意味の上では You must be a good boy.と同じ内容を表す。

Be(be,am,are,is)動詞では、「be」がもとの形であり、それ以外のamやareやisなどはbeが主語に合わせて変化したものである。amは原形ではないので注意。

また、このように、原形が必ずしも 私「I」 のときの動詞の形とは、かぎらない。(とはいえ、命令文以外の多くの構文では、私「I」 のときの動詞の形と同じ場合が多い。なので、暗記の対象としては、例外的に私「I」のときの動詞が原形でない場合だけを覚えればいい。)


参考

You are a good boy.(あなたはよい少年です。)

be動詞の否定の命令文は <Don't be 〜.> となる。

Don't be a bad boy.(悪い少年になってはいけません。)

be動詞の過去形[編集]

be動詞の過去形[編集]

  • be動詞の過去形について、 am,is の過去形は was になる。 are の過去形は were になる。

例文

* I am busy today. I was busy yesterday.(私は今日忙しい。私は昨日忙しかった。)
* You are busy today. You were busy yesterday.(あなたは今日忙しい。あなたは昨日忙しかった。)


be動詞の過去の疑問文・否定文[編集]

例文

* He was busy.(彼は忙しかった。)
* Was he busy?(彼は忙しかったですか。)
* He was not busy.(彼は忙しくなかった。)
  • be動詞の過去の疑問文は、was, wereを主語の前に出し、Yes,~ was(were).かNo,~ was(were) notで答える。
  • be動詞の過去の否定文は、was, wereのあとにnotを入れる。短縮形はwasn't, weren'tとなる。

感情をあらわす形容詞[編集]

感情をあらわす形容詞の中には、

興奮した excited (エキサイテド)
おどろいた surprised (サプライズド)

のように、ed が語尾につくものがあります。

しかし、いっぱんに、これらの感情をあらわす 〜ed の語は、形容詞として扱います。受け身としては、扱わないのが、日本での英語教育では普通です。

いっぽう、感情を引き起すもの(出来事や書籍や映像など)については、

This movie is exciting. この映画、とっても面白いよ。

とか、

This is surprising. (これは、びっくりすることだ)

とかのように、〜ing の形になります。

語形的には、surprised は過去形 -ed と同じ形だし、surprising は進行形と同じ形ですが、しかし、surprised も surprising も形容詞として扱う(あつかう)のが普通です。

excited や exciting など、ほかの感情を表す語でも同様に、形容詞としてあつかうのが一般的。


天気[編集]

「晴れ」は英語で sunny (サニー)です。

太陽が英語で sun (サン)です。晴れの日には、太陽が見えるから、 sunny というわけです。

「今日は晴れです。」は英語で

It is sunny today. (イット イズ サニー トゥデイ)

と書きます。

このように、 It が形式的な主語になります。文法用語で、このような It の用法を「形式主語」などと言います。

日本語を和訳するとき、 It に当たる「それ」などの語は訳しません。入試などで、「それ」などの語をかくと、不正解になる場合があります。

「昨日は、晴れでしたよ」なら、

It was sunny yesterday.

となります。


  • 例題

たとえば、「(天気が)雨」は英語で、rainy (レイニー)です。「雨が降る」は英語で rain (レイン)です。レインコート raincoat のレインと同じです。

It is rainy today. (イット イズ レイニー トゥデイ)

を和訳してみましょう。


  • 例題のこたえ

「今日は、雨です。」などが、 「It is rainy today. 」の和訳になります。

参考

くもり cloudy
雲(くも) cloud


なお、「天気」は英語で weather (ウェザー)です。


気温の温暖・寒冷についても、

今日は暖かい(あたたかい) → It is warm today.(イット イズ ウォーム トゥデイ)
今日は暑い(あつい) → It is hot today.(イット イズ ホット トゥデイ)
今日はすずしい → It is cool today.(イット イズ クール トゥデイ)
今日は寒い、冷たい → It is cold today.(イット イズ コールド トゥデイ)


warm と cool は、比較的、すごしやすい気候の場合です。いっぽう、 hot と warm は、比較的、きびしい気候です。

たとえば、真夏の炎天下などには、 hot を使うといいでしょう。冬の雪(snow スノウ)の日などには、cold を使うといいでしょう。

春ごろや秋ごろの気候で、 warm や cool を用いる事が多いでしょう。

過去進行形[編集]

また、「 was 〜 ing 」「were 〜 ing」のようなのを過去進行形(かこ しんこうけい)といい、その名の通り、過去に進行中だった事を表現するのに過去進行形を使う場合があります。

例文

* When my father came home, I was watching TV. (父が帰ってきた時、私はテレビを見ていました。)
* I was watching TV. (テレビを見ていました。)
* We was waking along the river at that time. (そのとき、わたしは川沿いを歩いてました。)
* I am studying Math at ten o'clock this morning. (今朝の10時、数学を勉強してました。)

などになります。

疑問文は、

Were you walking along the river at that time? あなたはそのとき、川ぞいを歩いていましたか?
What were you doing last night? (ホワット ワーユー ドゥーイング ラストナイト) 昨日の晩、なにをしてましたか?
What were you doing at that time? (ホワット ワーユー ドゥーイング アットザットタイム) そのとき、あなたは何をしてましたか?

のようになります。

疑問への回答は、「Were you 〜?」で聞かれたなら、

Yes, I was.
No, I wasn't.

のようになります。

「What ware you 〜ing 〜?」で聞かれたなら、たとえば、

What were you doing at nine o'clock last night? (昨日の晩の9時、何をしてた?)

と聞かれたら、 返事は、たとえば

I was reading a book. (本を読んでいたよ。)
I was watching TV. (テレビを見ていたよ。)
I was sleeping. (寝てたよ。)
I was taking a bath. (お風呂に入っていたよ。)
I was studying. (勉強中だったよ。)

などのようになります。

返事では、いちいち at 〜 o'clock とか、last night とか、くりかえしません。

どうしても時間を強調したい場合は、 at that time (アット ザット タイム)(意味:そのときには)などの語句をおぎなうとよいでしょう。

I was reading a book at that time. (そのときなら、本を読んでいたよ。)
I was watching TV at that time. (そのときなら、テレビを見ていたよ。)
I was sleeping at that time. (そのときなら、寝てたよ。)
I was taking a bath at that time. (そのときなら、お風呂に入っていたよ。)
I was studying at that time. (そのときなら、勉強中だったよ。)


前置詞: along[編集]

He is walking along the river.(ヒー イズ ウォーキング アロング ザ リバー) 彼は、川ぞいを歩いています。

「along 〜」(アロング)で、「〜にそって」の意味があります。


もしトムが「ボブといっしょに、川沿いを歩いていたよ」と言うとしたら、

I was walking along the river with Bob.

のように、言うことになります。

with(ウィズ) で「〜といっしょに」の意味があります。

前置詞 : during 〜[編集]

「春休み中、どうしてた?」を英語で聞くと、

What did you do during spring vacation? (ホワット ディド ユー ドゥー デュアリング スプリング・バケーション)

になります

「during 〜」(デュアリング) で、「〜の最中に」「〜中に」の意味があります。

返答で、(春休み中なら、)「ハワイ(Hawaii)に行ってた」と答えるなら、

I went to Hawaii.

となります。

ちなみに、ハワイのお土産(おみやげ、英:Souvenir (※ 範囲外?))でよくある品物は、アロハ・シャツ(aloha shirt)や、マカデミア・ナッツ(macadamia nuts)などです。

「aloha」(アロハ)は、ハワイ語で「こんにちは」にあたる挨拶の言葉ですが、「愛」を意味する単語でもあります。

過去形: いつ〜したか[編集]

「留学生の女の子が、わたしたちの通う日本の学校にやってきた。」というようなシチュエーションだとしましょう。

  • 例文

もし彼女が自己紹介で、「私達は、去年、日本に来ました。」と言うとしたら、

We came to Japan last year. 

になります。

この表現では、前置詞はつけません。英米の習慣的にそうなってるので、おぼえてください。

時間を表す時には、時間に at や in など前置詞をつけない場合があります。

  • ago (アゴー)

もし彼女が自己紹介で、「私達は、4週間前に、日本に来ました。」と言うとしたら、

We came to Japan four weeks ago. 

ago は、期間について「〜前」にという意味です。期間以外のものの前後については、ago は使えません。たとえば、

  • ago と before の、ちがい

なお、「食べる前に、手を洗え。」というのには、ago は使えません。「何かをする前に、べつの何かをする」というような場合の「前」を表現するには before (ビフォア)を使います。

ちなみに「食べる前に、手を洗え。」を英語で言うとしたら、たとえば

Before eating, wash your hands. (ビフォア イーティング、ウォッシュ ユア ハンド)

のようになるでしょう。

before は、出来事の前後関係での「あと」という意味です。

「手をあらったあとに、食べていい」なら、たとえば

After washing your hands, you can eat. (アフター ウォッシング ユア ハンド、ユーキャン イート)

のようになるでしょう。

after (アフター)は、出来事の前後関係での「あと」という意味です。つまり、 before と after とは、反対どうしの意味です。

〜したとき、[編集]

When 〜 で、「〜したとき、」の意味をもつ接続詞になる。

つまり、 when には、「いつ、〜?」疑問詞の用法のほかにも、「〜したとき」という接続詞の意味もある。

例文

  • When I came home, my sister was watching TV.(私が帰宅したとき、姉/妹はテレビを見ていた。)
  • whenの節は、主節のあとにも来れる。

例文

My sister was watching TV when I came home.


助動詞[編集]

未来をあらわす[編集]

未来をあらわす助動詞(will)[編集]

助動詞 will (ウィル)を用いて、未来のことを表現できる。<will + 〜(動詞の原形) >で、 「~するでしょう、~する予定だ」 の意味。 動詞は原形になることに注意。原形とはもとの形のこと。具体的には、主語が三人称単数ならば助動詞の文章では、動詞の語尾にはsまたはesなどのない形になっているはずである。

He will play tennis tomorrow. 彼は、明日、テニスをするでしょう。
I will be busy tomorrow. 私は、明日、忙しいでしょう。
I will be busy next Friday. 私は、次の金曜日は、忙しいでしょう。
I will be busy next week. 私は、来週は、忙しいでしょう
It will be rainy tomorrow.  明日は雨が降るでしょう。
It will be hot tomorrow. 明日は暑くなるでしょう。
It will be sunny tomorrow. 明日は晴れるでしょう。
I will go to Canada.  私はカナダに行く予定だ。
He will come at four.  彼は4時に来るでしょう。
Tomorrow, it will be rainy.  明日は雨が降るでしょう。
Tomorrow, it will be sunny all day. 明日は一日中、晴れるでしょう。
Tomorrow, it will be hot. 明日は暑くなるでしょう。
  • 短縮形:
I will → I'll
you will → you'll ,
he will → he'll など。
will not → won't


参考:

He plays tennis every day. 彼は毎日テニスをします。
I will go shopping. 買い物に行く予定です。 ※ shopping は名詞である。よって、助動詞があっても、shopping の形はそのまま。 
I will do my homework. 私は宿題をするでしょう/するつもりです/する予定です。

< I will 〜 >のように、自分(I)について will をつかうと、自分の予定や、自分の意志を伝える表現になる。

(※範囲外: )なお、ウィンドウ・ショッピングも window-shopping で通じる[1]

※ 過去形では、たとえば look が looked になったりと動詞が変化したりのように動詞には「過去形」というのがあるが、しかし動詞に「未来形」というのは無い。

英語学に「未来時制」(みらいじせい)という考え方はあるが、それは上述の助動詞 will などのことである。動詞の変化との混同を嫌ってか「未来形」とはあまり言わずに、willなどのことを「未来表現」などと言う場合も多い。

基本的に、英語で動詞の時間を表す場合は、現在か過去か未来かの3つのうちのどれかか、それらいずれかの進行形(現在進行形か過去進行形か未来進行形)や完了形(現在完了や過去完了や未来完了)だけである。「完了形」を中学2年では習っていないかもしれないが、とにかく時間については英語では、現在・過去・未来の3つのうちのどれかしか存在しない。

よって、現在・過去・未来のほかの時間については、気にする必要は無い。

(※ 中学の範囲外) 助動詞と確信度

will を未来の「時制」のようなものと考える上述の見方とは別に、willを確信度の比較的に高い見通しである、と解釈する流儀もある。will には、未来予測の用法とは別に、現在の習慣または過去の習慣をあらわす用法や、意思をあらわす用法もあるから、である。また、遠く離れた場所について「今ごろは~だろう」などと予想する場合も will を使います[2]。また、未来のことであっても、話し手にあまり確実性の自信の無い場合は、will ではなく may など別の助動詞を使います。

上述のように will は比較的に確信度が高いし、一方で may は確信度が低い、または控えめな言い回しが may なので、とくに確信が高いわけでも低いわけでもないが、しかし断言ではない場合で あくまで予測や推測であることを言いたい場合、どうすれば良いかというと、単に I think that ~ 「私は~だと思います」などの簡単な言い回しで良い[3]。ここでの that は「~ということ」という意味の接続詞。


今夜や今晩は、未来か[編集]

今夜や今晩や、その日の未来について場合や、数時間後について言う場合、will など未来形をつかうのが普通です。

例文

It will be sunny in Tokyo tonight. 東京は今晩、晴れるでしょう。

tonight は「トゥナイト」と読む。tonight の意味は「今夜」、「今晩」などの意味。

「もうすぐ」(副詞:soon 、スーン)や、数分後についてすら、will をつかう場合があります。

たとえば、 「もうすぐ、彼は来るでしょう。」なら、

We will come soon. (ヒー ウィル カム スーン)

です。


willの疑問文[編集]

例文

Will it be hot tomorrow? 明日は雨が降るでしょうか?
ー Yes, it will. (イエス、イット ウィル) はい、降るでしょう。
ー No, it will not. (ノー、 イット ウィル ノット) いいえ、降らないでしょう。

このように、 willの疑問文は、willを主語の前に出す。


返答は、「はい」なら

Yes,~ will.

で答え、 「いいえ」なら

No,~ will not. あるいは No ~ won't. (ウォント)

で答える。

「won't」は「ウォント」と読む。won't は will not の省略形。

例文

Will it be sunny on Sunday? 日曜日は晴れるかな?
ー Yes, it will. はい、晴れるでしょう。
ー No, it will not.  いいえ、晴れないでしょう。


(※ 範囲外 :)検定教科書では明言されてない文法規則だが、ひとつの文節中に、「助動詞はひとつまで」という規則がある。

そして、will も do も does も助動詞である。なので、will をつかった文では、絶対に do や does を使わない。なので、未来の動作をたずねる疑問文でも、冒頭には do や does は絶対に出てこない。疑問文の冒頭の Do や Does は助動詞である、と覚えれば、暗記の負担が軽減される。

ある動詞が助動詞かどうかを判別する大まかな方法は(be動詞などのように例外も多少あるかもしれないが)、否定形があるかどうか、である。will の否定形は will not や won't が存在する。do の否定形は do not や否定の短縮形 don't が存在する。

しかし eat や look など一般の動詞には、否定形やその否定の短縮形が存在しない。

ある動詞が、be 動詞でもないのに、その動詞に専用の否定形が存在していれば、それはおおむね助動詞であろう。

be going to 〜[編集]

be going to 〜 でも、未来をあらわせる。be(am,are,is) going to + 動詞の原形「~するつもりだ、~する予定だ」の意味の熟語。 be going to は助動詞ではないが、will とまとめて勉強したほうが効率なので、助動詞の節で紹介する。検定教科書や参考書でも、will といっしょに紹介される。

例文

I am going to visit Tom's house tomorrow. 明日はトムの家に遊びに行く予定です。
I am going to play tennis this afternoon.(私は今日の午後テニスをするつもりです。)

予定をあらわすときに be going to を使う場合があるがwill との区別は明確で、be going to は既に決まっていた予定を、will はそれまでは未定でその場で確定した予定を表す。なので、たがいに交換可能ではない


例文

I am going to visit Yokohama tomorrow. 私はあした、横浜に行く予定だ。
I am going to go to school. 私はあした、学校に行く予定だ。

この< going to go to 〜>のように、どこかに行く予定の場合なら、goを二回つかっても、構わない。


  • 天気との組み合わせ

「雨が、ふりそうです。」は英語で、

It is going to rain.

と書ける。

It は形式的な主語であり、和訳のさいは、itを「それ」とは訳さない。

ここでの「 to rain 」の rain は動詞で、「雨が降る」の意味。

  • be going to ~ の疑問文
You are going to watch TV.(あなたはテレビを見るつもりです。)
Are you going to watch TV?(あなたはテレビを見るつもりですか。)

be going to ~ の疑問文は、be動詞を主語の前に出す。答え方は、普通のbe動詞の文の場合と同様、be動詞を使って答える。

Will を使った慣用表現[編集]

Will you ~?>は、依頼「~してくれませんか」の意味でも使われる場合もある。

Will you help me?(私を手伝ってくれませんか。)

「Help me, please.」(私を手伝ってください。)というよりも 「Will you help me?」 のほうが、すこしばかり、丁寧な言い方になる。

Will you open your bag? (あなたのかばんを開けてくれませんか。)
Will you open the door? (ドアを開けてくれませんか。)

もちろん、文章によっては「あなたは、(未来に)~するでしょうか」の意味で「Will you 〜?」が使われる場合もあるので、依頼か未来か、どちらの意味で使われてるかは、文脈から判断すること。

天気の表現[編集]

  • and

「あしたは晴れて、暑くなるでしょう。」なら、

It will be sunny and hot tomorrow.

となる。

このように、天気や気温についても、接続詞 and が使える。

  • 進行形との組み合わせ
It is raining. 雨が降っています。
It is snowing. 雪が降っています。


  • 前置詞との組み合わせ

「東京は、あした、晴れるでしょう」なら、

It will be sunny in Tokyo tomorrow.

となる。ふつうに、場所を表す前置詞 in をつかって、 in Tokyo のように、場所を追加すれば済む。

  • 今夜 tonight なら未来形
It will be sunny in Tokyo tonight. 東京は今晩、晴れるでしょう。

tonight は「トゥナイト」と読む。tonight の意味は「今夜」、「今晩」などの意味。

It will snow tonight. 今夜、雪が降るでしょう。

助動詞 will がつくので、動詞は、原形になる(is → be 、rains → rain など)ことを忘れないように。

  • 過去形 was
It was sunny yesterday. きのうは晴れでした。

天気や気温について、過去のことをいいたいなら、be動詞を過去形にすれば済む。つまり、is の過去形 was を使う。

  • 過去形の否定
It was not sunny yesterday. きのうは晴れではありませんでした。
  • 日付け、曜日を指定した表現
Will it be sunny on Sunday? 日曜日は晴れるかな?

もし〜なら: if[編集]

「もし〜なら」を表すには、接続詞 if (イフ)を使います。

If you are interested , please call us. もしあなたが興味がごありなら、私達に電話してください。
If it is fine tomorrow, we will play softball. (イフ イット イズ ファイン トゥモロウ, ウィー ウィル プレイ ソフトボール) もし明日が晴れなら、私達はソフトボールをする予定です。

なお、未来の予定のことを言う場合でも、if の節の中の動詞は現在形にする。 この場合、「If it is fine tomorrow,」の is が現在形であることに、注目。

「we will play 〜」は、if の外の節なので、この節は未来形になるので助動詞 will がある。

助動詞[編集]

〜しなければならない[編集]

助動詞 must[編集]

「〜しなければならない」の意味を表すのには、助動詞 must が使える。

例文

Wash the dishes.(皿を洗いなさい。)
You must wash the dishes.(あなたは皿を洗わなければならない。)

「You must ~. 」は命令文とほぼ同じ内容を表す。

・ 主語が三人称単数でも must の形は変わらない。mustに続く動詞も原形のままである。

「You must not ~.」 で文を始めると、「〜してはいけない」という否定文を作ることが出来る。


「〜しなければなりませんか」と尋ねる疑問文は、 Must I ~? で文を始める。

※ must に過去形は無い。過去の義務について「しなければならなかった」と言いたい場合、後述の had to を使う。だから、そもそも、義務や強制の用法での must の正確な意味は「現在~しなければならない」というような現在の圧力がさしせまっているというような意味である[4](普通の参考書にはそう書かれてないが)。must自体が現在の意味を含むので、過去について言いたい場合は had to など別の表現になるのは当然である。

※ must not の短縮形は mustn't であり、なお発音は「マスント」である。 mustn't の最初の t は読まない。

have to 〜[編集]

「have to + 動詞の原形」で、「〜しなければならない」の意味を表す。主語が3人称単数のときは、has to ~となる。

例文

You have to wash the dishes.(あなたは皿を洗わなければならない。)


have to は、助動詞 must とほぼ同じ内容を表す。

You have to wash the dishes. = You must wash the dishes.
have to ~の否定文don't have to ~「〜するには及ばない、〜する必要がない」の意味になる。
「〜しなければならなかった」と過去形になるときは、 had to ~ を使う。


否定形の覚え方

must と have to の意味が大体同じなのに、一方で must not とdon't have to の意味は違います。

これを覚えるのは一見すると大変そうですが、しかし not の位置の違いに注目すると、丸暗記しなくて済みます[5]

must の否定形 must not には、must の直後に not がついていますし、短縮する場合も mustn't のように must につけます。

一方、義務をあらわす have to の否定形のdon't have to には、haveにも to にも、notがついていません。not をつけるという構造ではなく、別途 don't をつけるという構造です。そして don't の意味は、単に「~ではない」という 弱い否定の意味です。

なので、don't have to は単に「~する義務がない」つまり「~する必要が無い」といった弱い意味になります。このように、答えは英文に書いてあります。



未来のある時点に「~しなければならない」と言いたい場合、will must (×)とか must will (×)とかは言えない。

英文法の規則により、「ひとつの英文中には、助動詞はひとつまで」という規則がある。

どうしても、「来週には ~ しなければならない」とか言いたい場合、 will have to ~ で表現する。


このように、 have to は形式的には助動詞ではない、として分類される(意味的には実質的には助動詞であるが)。

同様に、未来の動作を意味する be going to ~ も、形式的には助動詞ではない。


中2のここまで習ったのをまとめると、

形式的に助動詞であると分類されるものは、

do/ does/ did

will

must

can

などである。


いっぽう、

be going to ~ (未来の動作を意味する)

have to ~ (「しなければならない」を意味する)

は、形式的には助動詞ではない、とみなされる。


助動詞2個以上の問題の回避策として be going to や have to を使う場合、細かいニュアンスのちがいは無視される。

have to よりも must のほうが意味合いが強いが、しかし助動詞2個問題では、そのような意味合いは無視されるのである。


be going to には will が対応する。

have to には must が対応する。


なお、中3~高校の範囲の単語だが、be able to ~ という表現が、can に対応する。

able はエイブルと読む。「能力」のことを ablity (アビリティ)というのだが、それと関連づけて覚えてもらいたい。また、「能力」の意味から分かるように、能力を強調するニュアンスがある。

しかし、そういうニュアンスも、助動詞2個問題を回避する場合には、ニュアンスの違いが無視される。

その他の助動詞[編集]

助動詞 may[編集]

May I ~?>は「~してもいいですか」と許可を求めるときに用いる。mayはcan,willと同じく助動詞であとは動詞の原形。

May I use your pen? あなたのペンを使ってもいいですか。 ※ ペンを借りたいときの慣用表現。「ペンを貸してください」と同じ意味。


May I see your passport?(パスポートを見てもいいですか。)

May I ~? できかれたら、返事は、もし相手に「してもいい」と許可を出すなら(ペンを貸してもいい、パスポートを見せてもいい)、

Sure.Yes,of course.Yes,please.

などで答える。


Can I 〜 ? でも、「〜してもいいですか」の意味がある。

Can I see your passport? (パスポートを見せてください。) 

「私はあなたのパスポートを見てもいいですか?」→「あなたのパスポートを見てもいい?」→「パスポートを見せてください」というわけである。


Shall I 〜?[編集]

Shall I ~?>は「~しましょうか」と相手の意向をたずねる。

Shall I open my bag?(私のかばんを開けましょうか。)

接続詞 or : または[編集]

接続詞 「or」(オア) で、「または」「〜か、それとも〜か」の意味があります。

Did you go here by bus or by train? (ディドユー ゴー ヒアー バイ バス オア バイ トレイン) あなたはこちらにバスで来ましたか、電車で来ましたか?

なお、 by (バイ)は、手段を表す前置詞です。by の意味は、手段について「〜によって」の意味です。

他の例文も見てみましょう。

Did you go here by walk or by bike? (ディドユー ゴー ヒアー バイ ウォーク オア バイ バイク) あなたはこちらに徒歩で来ましたか、それとも自転車で来ましたか?

のようになります。

or の位置は、 並列する 2つのものの間で、使います。

3つ以上のものを並列するときは、たとえば、

Did you go here by bus, by train or by plane? (ディドユー ゴー ヒアー バイ バス 、バイ トレイン オア バイ プレイン) あなたはこちらにバスで来ましたか、電車で来ましたか、それとも飛行機で?

のようになります。 「by bus」 と「by train」のあいだに or がありませんが、それは省略したからです。いっぽう、「train」「plane」のあいだの「or」は、最後に並列されたものなので、省略できません。

つまり、さいごの「or」以外は省略できます。

「or」の省略について、「bus」「train」「plane」の語順を入れ替えた例文で、説明すると、つまり

Did you go here by train, by plain or by bus?

このように、さいごの「or」は省略できません。しかし、さいご以外の or は、省略できます。

よく使う熟語[編集]

Be born in 〜 : 〜で生まれる[編集]

「私は日本で生まれました。」 I was born in Japan. (アイ ワズ ボーン イン ジャパン)

この 「born in 〜」は「〜で産まれた」という意味の、熟語です。

この文での「born」は、形容詞のような働きをしています。


例文を見てみましょう。

I was born in Osaka. 私は大阪で生まれた。
She was born in Japan. 彼女は日本で生まれた。
John was born in USA. ジョンはアメリカで生まれた。  

などのように、born in は使います。


looking for to 〜: 探す[編集]

「わたしは、この本を探しています」

I am looking for to this book.

「looking for」で「探している」という意味です。

  • to の省略

「わたしは、彼を探しています」なら、

I am looking for him.

ともなり、探すものが代名詞などで表現できる場合、himなどのように目的格をつかうことで to を省略する場合があります。(省略しなくても良い。)

「~がある、~がいる」[編集]

「There is 〜.」[編集]

There is(are) ~.「~がある、~がいる」の意味である。there の単語そのものの意味は「そちら」などの意味だが、この用法の場合は、there は訳さない。

<There is(was)〜 >.は、主語が単数のばあいに用いる。 いっぽう、<There are(were) ~.>は、主語が複数のばあいに用いる。


主語が単数の場合の例文

<There is 単数名詞>の形になる。

* There is a pen on the desk.(机の上にペンがあります。)
* There is a clock on the desk. 机の上に、時計があります。
* There is a TV in my room. 私の部屋には、テレビがあります。
* There is a clock on the wall. 壁の上に、時計があります。

どこにあるかの場所を説明したい場合、 「on the desk」とか、「in my room」とか、「on the wall」のように、前置詞を用いた句などを追加して、場所を説明する。

* There is a picture on the wall. 壁の上に、絵(写真)があります。
* There is a Chinese restaurant in this town. この街には、中華料理店があります。
* There is a Chinese restaurant near here. この近くに、中華料理店があります。
* There is a bookstore near Bob's house. ボブの家の近くに、書店があります。
* There are a boy under the tree. その木の下に、男の子が1人、いる。

「その木の下に」は、under the tree になる。

* There is an apple on the table. テーブルの上に、リンゴが1個、あります。

apple の冠詞を an にすることを忘れないように。


主語が複数のばあいの例文

<There are 単数名詞>の形になる。

* There are two pens on the table.(テーブルの上に2本のペンがあります。)
* There are some pens on the table.(テーブルの上に数本のペンがあります。)

some で、「いくつかの」「数個の」という意味がある。また、「some + 名詞の複数形」のようになる。

* There are some apples on the table. テーブルの上に、数個のリンゴがある。
* There are two boys under the tree. その木の下に、男の子が2人、いる。
* There are an apple and an orange on the table. テーブルの上に、1個リンゴと1個のオレンジがあります。

an apple と an orange は、あわせて2個の物体が存在してるので、「an apple and an orange」をまとめて複数あつかいになる。

There is(are) 〜. の疑問文・否定文[編集]

There is(are) ~.の疑問文は、is,areをthereの前に出し、< Is(Are) there ~? > 。

Is there a pen on the desk?(机の上にペンがありますか。)
ー Yes, there is. はい、あります。
ー No, there isn't. いいえ、ありません。


例文

Is there a Chinese restaurant in this town? この町に、中華料理店はありますか?
Is there a bookstore near Bob's house? ボブの家の近くに、本屋はありますか?

There is(are) ~.の否定文は、is,areのあとにnotをおき、< there + is(are) + not + 〜 >。

There is not a pen on the desk.(机の上にペンがありません。)


接続詞[編集]

接続詞 when[編集]

When 〜 で、「〜したとき、」の意味をもつ接続詞になる。

つまり、 when には、「いつ、〜?」疑問詞の用法のほかにも、「〜したとき」という接続詞の意味もある。

例文

  • When I came home, my sister was watching TV.(私が帰宅したとき、姉はテレビを見ていた。)


  • whenの節は、主節のあとにも来れる。

例文

My sister was watching TV when I came home.

接続詞 that[編集]

* Nancy likes music.(ナンシーは音楽が好きです。)
* I know (that) Nancy likes music.(私はナンシーが音楽が好きだということを知っている。)
  • that接続詞で、あとに〈主語+動詞〉を伴い、「〜ということ」の意味を表す。
  • 接続詞 that は、よく省略される。
I know Nancy likes music.
  • 主語の後に来る動詞で、think= 〜だと思う、hope= 〜を期待する、wish= 〜を望む 等の文も作ることができる。

動名詞[編集]

* I like playing baseball. (私は野球をすることが好きです。)
* I like playing tennis.(私はテニスをすることが好きです。)

この「playing」のように、動詞ingで、進行形(×)ではなく、名詞のように扱うことができる。

〈動詞の原形+ing〉動名詞(どうめいし)といい、「~すること」の意味で、名詞のようになる。そのため、主語になったり、あるいは like などの動詞の目的語になることがある。

動名詞の和訳は、「〜ing」を「〜すること」と訳す。

つぎの例文のように、動名詞は主語になっても、かまわない。

例文

Playing tennis is fun.(テニスをすることはおもしろい。)
Reading books is interesting. 読書は、おもしろい。

つぎの例文のように、前置詞のうしろに、名詞でなくて、動名詞がくる場合もある。

* I am good at playing tennis.(私はテニスをするのが得意です。)

なお、この be good at 〜ing は「〜が得意です」という意味の熟語である。重要表現なので、この熟語を覚えよう。

不定詞[編集]

  • I like to play baseball.(私は野球をすることが好きです。) 名詞的用法
  • I went to the store to buy some apples. (私はりんごを買うためにその店に行った。)副詞的用法
  • I want something to drink.(私は何か飲むものがほしい。)形容詞的用法

詳しくは下記。

不定詞の基本的な用法[編集]

〈to+動詞の原形〉、つぎのような意味になる場合がある。

〈to+動詞の原形〉で、「~すること」の意味になる場合がある。これを不定詞の名詞的用法という。
〈to+動詞の原形〉で、「~するために」の意味で、目的を表し、動詞を修飾することもある。これを不定詞の副詞的用法という。
〈to+動詞の原形〉で、「~するための」の意味で、前にある名詞・代名詞に、目的を追加して修飾することもある。これを不定詞の形容詞的用法という。

これら3つの〈to+動詞の原形〉の用法を不定詞(ふていし)という。

不定詞に必ず「to」がつくので、「to 不定詞」(トゥーふていし)と呼ぶ場合もある。学習塾とか予備校などで、「to 不定詞」と表現する場合もある。

※ 不定詞の基本的な用法は、上記の3つのみである。つまり、不定詞には、動詞になるような用法は無い。

不定詞の、名詞的な用法[編集]

〈to+動詞の原形〉「~すること」の意味になる場合がある。この〈to+動詞の原形〉の用法を不定詞(ふていし)という。

* I like to play baseball.(私は野球をすることが好きです。)

不定詞には、この他にも、いろいろな用法がある。とりあえず、この節で説明したような不定詞の「〜すること」の用法を、不定詞の名詞的用法という。


なお、 過去のことについては、不定詞を使わないのが普通であります。

つまり、動詞 finish (フィニッシュ、意味: 終える、終わる)については、finish to eat (×)とか、 finish to play(×)とか、けっして言わない。

何かを終えた場合は、動名詞をつかって、

finish eating

とか

finish playing

とかのように、言う。

つまり、基本的に to 不定詞は、未来のことを表現する場合に使う。

※ ただし、だからといって「動名詞が未来のことではない」ことは意味しない。たとえば Let's go shopping! 「ショッピングに行きましょう!」は、~ingの形だが、直後の未来について述べている。


不定詞の、副詞的な用法[編集]

〈to+動詞の原形〉は、「~するために」の意味で、目的を表し、そして動詞を修飾する、という場合もある。これを不定詞の副詞的用法という。

* I went to the store. (私はその店に行った。)
* I went to the store to buy some apples. (私はりんごを買うためにその店に行った。)

例文の went (ウェント、)は、動詞 go の過去形である。けっして、want(ウォント、意味: 欲しい)と混同しないように。

「to buy some apples」の部分が、不定詞を使ってる部分である。 「to buy some apples」で、副詞的に、「リンゴを買うために」という目的を表す。

いちいち「動詞を修飾」と覚えるよりも、「〜するために」という和訳を覚えたほうが、良い。入試で出題されるのも、和訳のほうである。修飾してるのが動詞かどうかは、入試に出づらい。

また、いちいち「動詞を修飾」と覚えるのではなく、「目的を表す」「副詞的な用法」と覚えたほうがよい。

不定詞の、形容詞的な用法[編集]

* I want something. (私は何かほしい。)
* I want something to drink.(私は何か飲むものがほしい。)
  • 〈to+動詞の原形〉は、「~するための」の意味で、前にある名詞・代名詞を修飾することもある。これを不定詞の形容詞的用法という。

「形容詞的用法」という語句を覚えるよりも、

something to + 動詞の原形>で、「何か〜するための物」という熟語を覚えたほうが良い。

まず、

She has something. 彼女は、何かを持っている。

のように、something が、不定詞つきではなく、単独で使われてる場合の和訳は、somethingを「何かを」などと訳すのがよい。

something は名詞である。
また、something に、冠詞(a や the)はつけない。
複数形ーs の語尾もつけない。

この規則をいちいち覚えるのはメンドウなので、それよりも、さっさと「something to eat」とか「something to drink」とかを熟語の暗記のように覚えたほうが早い。

ここで、注意するべきか、和訳に「何」という文字があるからと言っても、べつに疑問文ではない。

また、うしろ3文字がingだからといって、べつに進行形でもなければ、動名詞でもない。

ともかく、さっさと「something to eat」とか「something to drink」とかを覚えたほうが早い。

例文

I want to something to eat. 私は、何か食べる物が欲しい。
something to eat = 食べるもの物

※なお、否定文・疑問文の場合はsomething ではなくanythingを用いる

前置詞の目的語には、なれない[編集]

なお、

* I am good at playing tennis.(私はテニスをするのが得意です。)

の「at 〜 ing」のように、前置詞の目的語になれるのは、名詞または名詞に相当する動名詞などだけである。不定詞が前置詞の目的語になることはない。

不定詞と未来[編集]

基本的には、未来にむかう[編集]

to 不定詞は、基本的に、「未来にしようとする行為や目的をあらわすのに使う」と考えると、理解しやすい。

たとえば、 finish (終える)など、過去のことを表す動詞には、to不定詞ではなく、動名詞を使う。

なにかを終えた時、それは、けっして「これから(未来に)実行しようとする行為」ではなく、「すでに終わった行為」だから、である。

いっぽう、副詞的な用法「to buy some apples」(リンゴを買うために)も、ある時点に「これからリンゴを買おう」と、誰かが考え、その計画を実行しようとているわけである。 もとの例文は

I went to the store to buy some apples.

だった。動詞 went はgoの過去形である。このように不定詞であらわされる目的は、過去を起点にしてもよい。


また形容詞的な用法の、something to drink (何か飲むもの)のような目的を追加した修飾も、誰かが「これから、飲もうとする」という計画を実行しようとしてるのである。

このように、to不定詞は、基本的に、ある時点を起点にして「未来にしようとする行為や計画などの目的」を表す。

もっと短く、まとめると、to不定詞は基本的に、「目的を表す」と覚えるとよい。

ただし、意味的に未来に向かうといっても、時制は、そのままである。

たとえば、

I went to the store to buy some apples.

で、「to buy some apples」(リンゴを買うために)と考えている時点は、過去のある時点である。

たとえ、「これから、リンゴを買おう」と考えても、動詞 went は過去形のまま、である。


これは、前置詞toをつかった例文と比較すれば納得しやすい、たとえば go to school と比較すると、納得しやすいだろう。

たとえば、

I go to school. 私は学校に行きます

で、じっさいに学校に到着する時刻は、未来である。「I go to school」と主語の人物が主張した時点では、まだ出発したり通学中だったりして、まだ到着していない。

しかし、たとえ未来に到着するからといっても、けっして助動詞 will は使わない。 「I will go to school」(×)とかは言わない。

前置詞 to との関連[編集]

よくある例文 go to school の「to」は、不定詞ではない。この go to school の「to」は前置詞である。

しかし、意味を考えると、この前置詞 to は、目的地を表している。

つまり、<go to + 目的地>という熟語である。

そして、主語の人物が、これから、「その目的地に行こう」という未来についての計画を実行している 最中(さいちゅう) なのである。

go to school の段階では、まだ、学校には到着していない。これから学校に到着しようとする時点なのである。

こうやって考えると、前置詞 to もまた、未来に向かっての目的を表している。


※ じっさいのテストでの注意

なお、じっさいに試験問題で「go to 目的地」の文章を和訳するときは、ここまで分析しなくても良い、

たとえば「go to school」を和訳するときは、たんに「学校に行く」などと訳すのがいい。

へたに、「学校に到着しようとして、出発して通学している」などと和訳すると、採点者から「進行形と混同してるのか?」などと誤解されて、減点をされるだろう。

動名詞から不定詞の書き換え[編集]

動名詞をつかった文は、ほとんどの場合、 不定詞の名詞的用法の文章に書き換えることができる。たとえば、

I like playing tennis. 私はテニスをすることが好きです。
I like to play tennis. 私はテニスをすることが好きです。

は、両方の文とも、正しい文である。

ただし、want や finish など、いちぶの動詞では、例外がある。

  • want

< want to be 〜>で、「〜になりたい」という慣用表現になってるので、そのまま覚えよう。いっぽう、 want being (×)とは言わない。

たとえば、

I want to be a doctor. 私は、お医者さんになりたい。

は文法的に正しい文である。

しかし、いっぽう、

I want being a doctor. (△、×)

とは、言わない。あまり want being とは言わない。テストで I want being 〜 とか書いたら、減点される場合もあるだろう。

  • finish

何かを終えた場合は、動名詞をつかって、

finish eating

とか

finish playing

とかのように、言う。

いっぽう、 finish to eat(×)とか finish to play (×)とかは、まちがい。

(※ 範囲外: )逆パターンで、不定詞から動名詞の書き換えは、かならずしもそうではない。start to ~ 「~し始める」や begin to ~ 「~し始める」は、意味的に、ほぼ確実に、不定詞の未来用法になる。これを start ~ing や begin ~ing と言い変えても構わない。ただし、対義語の stop はそうではない。このように、不定詞から動名詞の書き換えは、あまり規則的ではないので、中学レベルでは、深入りの必要は無い。高校の範囲。

不定詞の例題文[編集]

  • 本文
A: I want to take this suit of clothes.
B: I think that is a bit expensive. Why do you like this?
A: Because it is cute and elegant. 
B: I think this is the one to buy. 
A: I think that is simply bad. The color of that is not good at all.
B: Well, you have time. But if you don't take this, I want to buy 
   nothing for you.
  • この課の単語
  1. take(動詞):
  2. suit(名詞):
  3. clothes(名詞):
  4. think(動詞):思う
  5. bit(名詞):
  6. expensive(形容詞):高価な、高価である
  7. why(副詞):なぜ
  8. because(接続詞):なぜならば
  9. cute(形容詞):
  10. elegant(形容詞):優雅(ゆうが)な
  11. buy(動詞):買う
  12. simply(副詞):
  13. bad(形容詞):よくない
  14. color(名詞):色
  15. all(副詞):すべて
  16. time(名詞):時間
  17. but(接続詞):しかし
  18. if(接続詞):もし
  19. nothing(名詞):〜ない。
  20. for(前置詞):
  • 文法

to+動詞の原形で書かれる語を、不定詞(ふていし)と呼ぶ。上の文章中では

I want to take this suit of clothes.
I think this is the one to buy. 

の2つの文章中で不定詞が用いられている。他に最後の文でも不定詞が用いられているがその不定詞の用法は上の不定詞の用法と同じであるので繰り返さない。上の文で

I want to take this suit of clothes.

の中では選ぶことを欲するという意味で取ることができるので、to take は文章の中でwantの目的語の働きをしている。目的語になるのは名詞の働きであるので、不定詞の名詞的用法と呼ばれている。一般に多くの名詞的用法の不定詞は〜することのように訳されることが多い。目的語になる他、不定詞の名詞的用法は文章中で主語になることも出来る。


一方、上の文のうち

I think this is the one to buy. 

の方では買うべきもの(服)のように服を修飾していることからto buy がoneにかかる形容詞として用いられていることが分かる。この様な用法を不定詞の形容詞的用法と呼ぶ。一般に不定詞の形容詞的用法にはいくつかの意味がある。代表的な例として使われ方を表わす用法や義務を表す用法がある。例えば、

the TV to watch (見るためのテレビ)

などは対応する名詞の使われ方を表わす用法の例であり、

the dish to wash (洗うべき皿)
homework to submit (提出するべき宿題)

などは対応する名詞に対してするべき事を表す用法である。より詳しい使い分けは高等学校の範囲である。


次に疑問詞を用いた疑問文について説明する。上の文章では

Why do you like this?

の内でwhyという語は疑問詞と呼ばれる語の1つである。疑問詞は 何をなぜいつどこのように答えにyes,noではなく何らかの情報のある語を必要とする語のことである。このような語を用いるときには必ず疑問詞を文頭に持って来てそれ以外の語を通常の疑問文の語順に並べることで文を作ることが出来る。また、疑問詞は通常疑問文にしか用いられない。 (

  • 注意

最も口語的には平叙文の語順で対応する部分だけを疑問詞に置き換えることで実質的な疑問文を作ることも行われるようである。) 動詞の種類は一般動詞であってもbe動詞であっても疑問文の語順に変化は現われない。

疑問詞[編集]

よく用いられる疑問詞には

what:何を
why:なぜ
when:いつ
where:どこで
which: どちらが
how:どのように

などがある。また、疑問詞と他の語をつなげて慣用的な意味を持たせた表現も存在する。この様な表現では疑問詞と他の語の組み合わせを1つの疑問詞と思って文を作ればよい。代表的な例として、

what time: 何時に
how much: いくらで(値段を聞くとき)

などがある。例えば、

What time is it (now)?
How much is it?

などが慣用的によく用いられる。また、特にhowについてはそれを形容詞と組み合わせることでどれくらい〜かという様な疑問詞を作ることが出来る。代表的な例は、

how long: どのくらい長く〜か
how fast: どのくらい速く〜か
how deep: どのくらい深く〜か

などがある。疑問詞を用いた疑問文では、その文が疑問文であるにもかかわらず、最後の強勢は下げることが知られている。


次に上の文章中で、

I think this is the one to buy. 

の文について説明する。この文の主語はIであり、述語はthinkである。しかし、この文には更にもう1組thisとisという主語述語の組が含まれている。なお、このように主語と述語の組が複数含まれている文を複文(ふくぶん)という。いっぽう、主語と述語が1組だけ含まれている文を単文(たんぶん)と呼ぶ。


上の例では接続詞としてthatが用いられている。そのため、上の文は文法的には

I think that this is the one to buy. 

と等しい。しかし実際には多くの場合thatは省略されるので、上ではthatを書いていない。ここで接続詞thatは、日本語でいう〜ということに対応する 意味を持つ。つまりこの文章は〜ということを思うという様に訳せばよい。ここで、that以下の文はthinkの目的語となっていることからthat以下の文全体が名詞として働いていることが分かる。一般に文中の主語や述語以外の成分で主語と述語を含んでいる文の成分をと呼ぶ。この用語を用いて、 ここで使われた接続詞thatの用法はthat節の名詞的用法と呼ばれる。

他によく使われる接続詞として

and: そして
but: しかし
before: 〜の前に
after: 〜の後に
because: 〜だから
since: 〜だから
when: 〜のときに
if: もし〜としたら

などがあげられる。

「なぜ」と「なぜならば」[編集]

接続詞 because[編集]

「(なぜなら)~だから」と原因・理由などを表す接続詞には、because(ビコーズ)が使える。

* I was hungry because I went swimming.(私は泳ぎに行ったからおなかがすいていた。)
  • becauseは、「なぜならば」の意味で文と文を結んだり、あるいは Why ~? に対する答えの文で用いられる。

比較表現[編集]

比較級[編集]

* This pencil is longer than that one.(この鉛筆はあの鉛筆より長い。)

than は「ザン」と読み、「than 〜」 は「〜よりも」の意味になる。

2つのものを比べて「AはBより~だ」〈A is + 比較級 + than B〉で表す。

比較級をつくるには、その形容詞・副詞の語尾にer(r)をつける。

long→longer,large→larger
Bob is taller than Tom. (ボブ イズ トーラー ザン トム)ボブはトムよりも背が高い。

副詞にも比較変化があり、変化のしかたは形容詞と同じ。

I can run faster than Tom.(私はトムより速く走れます。)


  • 「BよりもAのほうが好きだ」

たとえば「BよりもAのほうが好きだ」は、「like A better than B」で表す。 better(ベター)は、副詞 well の比較級(ひかくきゅう)である。

I like tennis better than baseball.(私は野球よりテニスが好きです。)
  • more 〜 の形になる比較級
beautiful→more beautiful,famous→more famous

長い単語など、いくつかの単語の比較級では、 「more ○○ than ・・・」になる。more は「モア」と読む。

This book is interesting. この本はおもしろい。
This book is more interesting than that one. (ディスブックイズ モア インタレスティング ザン ザットブック)この本はあの本よりおもしろい

どの形容詞・副詞が more ◯◯ than 〜形式の比較級になるかは、おぼえる必要がある。検定教科書の巻末付録などに書いてあるので、書きとり練習で覚えよう。

  • 不規則な変化

good や many などは、不規則な変化をする。

good の比較級は better (ベター) である。

Which do you like better,dogs or cats? イヌのネコ、どっちが好き?


最上級[編集]

* Mt. Fuji is the highest mountain in Japan.(富士山は日本で最も高い山です。)

3つ以上のものを比べて「一番、~だ」「もっとも 〜だ」というときは、最上級を使って〈A is the + 最上級 + in〔of〕 ~〉で表す。最上級のあとに名詞がつくこともある。

最上級をつくるには、その形容詞・副詞の語尾にest(st)をつける。

long→longest,large→largest

副詞にも形容詞と同様に比較級、最上級があり、変化のしかたは形容詞と同じ。

I can run the fastest in my class.(私はクラスで一番速く走れます。)
Bob can run fast in my class. ボブは、私のクラスで、一番速く走れます。


  • most ~の形になる形容詞・副詞

つづりの長い形容詞など、いくつかの単語の最上級は〈the most + 形容詞の原級〉の形になる。「原級」とは、形容詞のもとの形 のこと。


Mt.Fuji is the most famous mountain in Japan. 富士山は日本で最も有名な山です。

most になる単語

beautiful→most beautiful,famous→most famous


  • 「(主語)は、Aが一番好きだ」

「Aが一番好きだ」はlike A the bestで表す。 best は、副詞 well の最上級(さいじょうきゅう)である。

I like tennis the best.(私はテニスが一番好きです。)

原級、比較級、最上級の表[編集]

以下の変化パターンがある。

・ そのまま ーer,ーestをつけるもの : new ー newer ー newest
・ 原級の語尾がeで終わるのでーr,ーst : large ー larger ー largest
・ 語尾のyをiに変えてーer,ーest : happy - happier - happiest
・ 子音を重ねてーer,ーest : big - bigger -biggest
・ more,most をつけるもの : famous - more famous - most famous
・ 不規則変化 : good -better - best

下記の表に、比較級、最上級のうち、初歩的なものを抜粋した。他の形容詞、副詞の最上級については、くわしくは、中学校英語/形容詞・副詞の比較変化 2年を参照のこと。


ーer,ーestをつけるもの
原級 比較級 最上級 原級の意味
new ニュー newer the newest 新しい
old オウルド older the oldest 古い、年をとった、
young ヤング younger the youngest 若い
small smaller the smallest 小さい
long longer the longest 長い
high higher the highest 高い
tall taller the tallest 背が高い
short shorter the shortest 短い


原形の語尾がeで終わるのでーr,ーst
原級 比較級 最上級 原級の意味
large larger the largest 大きい
nice nicer the nicest すばらしい
語尾のyをiに変えてーer,ーest
原級 比較級 最上級 原級の意味
happy happier the happiest しあわせな
easy easier the easiest 簡単な
early earlier the earliest 早く (※ 副詞)
子音を重ねてーer,ーest
原級 比較級 最上級 原級の意味
big bigger the biggest 大きい
hot hotter the hottest 熱い


more、mostをつけるもの
原級 比較級 最上級 原級の意味
famous more famous the most famous 有名な
popular more popular the most popular 人気のある
beautiful more beautiful the most beautiful 美しい
important インポータント more important the most important 重要な
difficult ディフィカルト more difficult the most difficult 難しい


不規則変化の形容詞・副詞
原級 比較級 最上級 原級の意味
good better the best よい
well better the best うまく(※副詞)
bad worse the worst わるい

as ~ as ...[編集]

AとBを比べて 「同じくらい~だ」 は <A is as 〜 as B.> で表す。

<as 〜 as> の「〜」の部分は、形容詞または副詞の、原形がくる。

例文

This dog is big.(この犬は大きい。)
This dog is as big as that one.(この犬はあの犬と同じくらい大きい。)
Bob is as tall as Tom. ボブはトムと同じくらいの背の高さです。
I am as tall as my mother. 私は、母と同じくらいの背の高さです。
Bob is as tall as him. ボブは、彼と同じくらいの背の高さです。
He is as old as me. 彼は私と同じくらいの年齢です。

「彼と同じくらい」「私と同じくらい」のように、人称代名詞を使う場合、 him や me などのような形になることに注意。

< is not as 〜 as ・・・> で、「・・・ほどは、〜ではない」の意味になる。

Bob is not as tall as Tom. ボブは、トムほど背が高くない。
Bob is not as tall as his father. ボブは、彼の父ほどは背が高くない。

受け身[編集]

〜されています。(受け身の肯定文)[編集]

English is used in many countries. (イングリッシュ イズ ユーズド イン メニー カントリーズ) 英語は、多くの国で使われています。

<主語 + be動詞 + 動詞の過去分詞>で、「〜が・・・されている」の意味になります。「過去分詞」は「かこぶんし」と読みます。

このような<主語 + be動詞 + 動詞の過去分詞>「〜が・・・されている」の表現を、「受け身」(うけみ)または「受動態」(じゅどうたい)といいます。

be動詞のあとにつづくのは、けっして過去形(×)ではなく、過去分詞形です。

規則変化
原形 過去形 過去分詞
like liked liked
use used used

過去分詞は、規則動詞の場合は、過去形と同じ形である。だが、不規則動詞の場合は、そうとは、かぎらない。

不規則変化
原形 過去形 過去分詞
see シー saw ソウ seen シーン
come カム came ケイム come カム
write ライト wrote ロウト written リトゥン
make メイク made メイド made メイド
The car is made in Japan. (ザ カー イズ メイド イン ジャパン) その車は、日本で作られました。
Botchan was written by Natume Soseki. (ボッチャン ワズ リトゥン バイ ナツメ ソウセキ) 『坊ちゃん』は夏目漱石によって書かれました。

この『坊ちゃん』についての例文のように、受け身で過去にされた行為をあらわす場合は、be動詞を過去形にすれば済みます。

また、誰によって、その行為がされたかを表すには、 「by 〜」を使います。

例文

The letter was written by Bob. その手紙はボブによって書かれました。
The letter was written by her. その手紙は彼女によって書かれました。
Kinkakuji was built in 1397. 金閣寺は1397年に建設されました。
The picture was painted by Picasso. その絵はピカソによって描かれました。
My bicycle was stolen. (マイ バイシクル ワズ ストールン) 私の自転車が盗まれました。
不規則変化
原形 過去形 過去分詞 意味
steal スティール stole ストール stolen ストールン 盗む

だれが盗んだかは分からないので、「by 〜」は書かれない。

* This room is cleaned every day.(この部屋は毎日掃除される。)
* This room was cleaned yesterday.(この部屋は昨日掃除された。)

受け身の疑問文と否定文[編集]

Is English used in this country? この国では、英語が使われていますか?
ー Yes, it is.
ー No, it isn't.
Is the car made in Japan? その車は、日本で作られたのですか?

このように、受け身の疑問文は、be動詞を文の最初に置く。つまり、<Be動詞 + 主語 + 過去分詞 + 〜 ?> の形になる。

  • 否定文
Botchan was not written by Toyotomi Hideyoshi. 『坊ちゃん』は、豊臣秀吉によっては、書かれていません。
This letter isn't written by her. この手紙は、 彼女によっては、書かれていません。
The car is not made in Japan. その車は、日本では、つくられていません。
English is not spoken in this country. この国では、英語は話されていません。
不規則変化
原形 過去形 過去分詞 意味
speak スピーク spoke スポーク spoken スポークン (言語を)話す


*English is used in the United Nations.(英語は国際連合で使われている。)
*Is French used in the United Nations?(フランス語は国際連合で使われていますか。)
*Japanese is not used in the United Nations.(日本語は国際連合で使われていません。)

※ United Nations (ユナイテッド ネイションズ): 国際連合。

この United は、「合体した」「連合した」などの意味をあらわす、形容詞のようなもの。Nationとは、国家または民族のこと。

この united は、過去(×)の意味ではない。アメリカ合衆国「the United Nations of America 」の united と同じく、United Nations のunited は形容詞的な「合体した」「連合した」の意味。

「〜する」形から「〜されている」形への書き換え[編集]

*He closes his store at six.(彼は6時に店を閉める。)
*His store is closed at six.(彼の店は6時に閉められる。)
*My father uses this car.(私の父がこの車を使っている。)
*This car is used by my father.(この車は私の父によって使われている。)


  • 「〜する」形から受け身への書き換え
  1. 「〜する」形の目的語を、受け身形では主語にする。
  2. 動詞部分は、受け身では〈be動詞+過去分詞〉に。
  3. 「〜する」形の主語を、<by + 行為者 > の形にして文末などに置く。

文型[編集]

SVC[編集]

補語[編集]

文型 SVC は、「S は C だ」「S は C のようだ」のような意味になる。C は、Sの性質に関わる単語になる。Cを補語(ほご)という。

例文

* Tom is happy. トムはしあわせです。
Tom = S、
is = V、
happy = C、

というように、対応している。

* She is a doctor. 彼女は医者です。
She = S、
is = V、
a doctor = C、

と対応している。

Cの位置に、名詞がきても、かまわない。

このように、Cにくる品詞は一般的に、形容詞や名詞になることが多い。

Tom is an American. トムはアメリカ人です。 (S=tom , V=is , C=an American,)

look,become[編集]

Vには、<look 〜>「〜に見える」や<become 〜>「〜になる」などの動詞がくる場合もある。

  • look
* Nancy looks happy.(ナンシーはしあわせそうに見えます。)
She looks a doctor. 彼女は医者に見えます。

このように、「look 名詞」ときても、かまわない。 lookは、あとに形容詞または名詞を補語にとって、SVCの文型で、「~に見える」の意味を表す。

  • become
He became a teacher.(サムは先生です。彼は先生になりました。)

becomeは、あとに補語をとって、「~になる」の意味を表す。becomeの補語 C は、形容詞または名詞になる。

SVOO[編集]

文型 SVO1O2 は、「SはO1にO2をVする」の意味になる。

例文

  • I gave him an apple. 私は彼に、リンゴを1個、あげた。
  • He showed me the picture.(彼は私にその絵を見せた。)
  • showは、「…(人)に」「~(物)を」の順に目的語を2つとる。

文型「SVOO」は、「SVO to O 」に変換できる場合が多い。(ただし動詞や文脈によっては to 以外の for(~のために)など別の前置詞のほうが適切な場合もある。)

例文

He showed the picture to me.(彼はその絵を私に見せた。)
  • lend(…に~を貸す)、tell(…に~を教える)、give(…に~を与える)も同じ文型。

現在完了形[編集]

現在の視点で過去の出来事を表す。have(has)+過去分詞で表し、継続、経験、完了、結果の4つの用法(使い方)がある。

継続[編集]

  • ずっと~している

経験[編集]

  • ~したことがある

完了[編集]

  • すでに~した
  • ちょうど~したところ

結果[編集]

  • ~してしまった


現在完了進行形[編集]

現在まで動作が継続して進行していることを表す。 have(has)+been+動詞のing形で表す。 I have been studying English for 2 hours.

  1. ^ 高等学校外国語科用『SELECT English Conversation』、三省堂、2012年3月1日 文部科学省検定済、2022年3月30日10刷発行、P15
  2. ^ 大西泰斗 著『総合英語 FACTBOOK これからの英文法』、桐原書店、2022年1月20日 第2版 第1刷発行、P112、
  3. ^ 大西泰斗 著『総合英語 FACTBOOK これからの英文法』、桐原書店、2022年1月20日 第2版 第1刷発行、P47、
  4. ^ 大西泰斗 著『総合英語 FACTBOOK これからの英文法』、桐原書店、2022年1月20日 第2版 第1刷発行、P104、
  5. ^ 『ジーニアス総合英語 第2版』大修館書店、2022年4月1日発行、P135