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中学校英語/形容詞・副詞の比較変化 2年

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
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※ 文中で最上級を使う時は、 「the best」 のように the を使うことを忘れないように。

編集上・読みの注意

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下記の表で、「副詞」と追記した語以外は、すべて形容詞である。

たとえば、

cold には副詞とは書いてない。cold は形容詞である。

規則的な変化のもの

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fast(速い)は、とても比較級・最上級の例文を作りやすい単語なので、入試にもテストにも頻出。

hard(熱心に)は副詞であり、副詞のテストも兼ねて、定期テストなどに出やすい。fewは、数詞についての表現などでも使うことがあるので、入試に出やすく、よって定期テストにも出やすい。

young や strong は、2年生で習い始める単語なので、原形のテストの兼ねて、定期テストに出題されやすい。特に young は、テスト問題は「How old are you?」などの疑問詞をつかった表現の会話文などの返事などの文章で、テスト問題でも使用されやすい。

なお、「原級」とは、形容詞の もとの形 のこと。(※中1の文法の授業で習った形容詞の形は、基本的には原級であろう。正確には、下記の一覧表を参照せよ。)

原級 比較級 最上級 原級の意味
cold colder coldest 冷たい
fast faster fastest 速い
few ヒュー fewer fewest 少しの(※形容詞)
hard harder hardest 熱心に(※副詞)
kind カインド kinder kindest 親切な
soon スーン sooner soonest すぐに (※副詞)
new ニュー newer newest 新しい
old オウルド older oldest 古い、年をとった、
young ヤング younger youngest 若い
strong ストロング stronger strongest 強い
great greater greatest 大きい
small smaller smallest 小さい
quiet クワイエット quieter quietest 静かな
warm warmer warmest 暖かい(あたたかい)
long longer longest 長い
high higher highest 高い
tall taller tallest 背が高い
short shorter shortest 短い
kind など性格を表す形容詞は、じつは高学年の文法問題で出題されやすい事情があり、kind はその例文で使われやすい。よって、入試や定期テストにも kind が出やすい。
small そのものは簡単な変化だが、反対の意味の、big や large の変化がむずかしいので、注意しておこう。
なおbig と large はニュアンスが微妙に違う。large のほうが客観的表現であり、自分から見た大きさではなく世間から見た大きさに使う。ただし、使い分けは慣用によって分かれるのが実際。「大ニュース」は big news なのに、「大家族」は a large family であり[1]、あまり規則的ではないので、中学の段階ではあまり深入りしなくていい。
quiet は、「Be quiet.」(静かにしなさい。)などの会話表現のテストなどでも使うので、定期テストにも、原形そのもののテストを兼ねて、出やすそう。しかも、 quiet のつづりが適度にむずかしく、まさに中2の定期テストにも適してる。
cold や warm などは気温の温暖に使える表現であり、形式主語 It is 〜 を使った表現との関連もあって、定期テストにも出やすそう。
long は、「How long?」など長さを問う表現でも使い、また、入試にも定期テストにも、これらの質問表現や、その返答が出やすい。
long と high と tall の意味の違いなども、テストで狙われやすく、よって、これらの変化形も練習しておこう。
short も、結局、練習すべき。長さ関連は、テストでも狙われやすい。


  • 参考
原級 比較級 最上級 原級の意味
deep deeper deepst 深い
clean cleaner cleanest きれいな(※ここでは形容詞)
near ニア nearer nearest 近い(※ここでは形容詞)
slow slower slowest 遅い
fast faster fastest 速い

clean には、動詞「掃除する」の意味もあり、テストで狙われやすい。

near には前置詞の用法もあるが、形容詞の用法もあり、テストで狙われやすい。

more、mostをつけるもの

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語が長くて、難しめの単語が多いが、しかし定期テストでは、原形を書けるかを問うテストもかねて、定期テストにも出やすい。単語数が少ないので、表に挙げたものは、すべて覚えること。

下表で太字にした語は、原形そのものが中学2年あたりの範囲の、難しめの語なので、とくに定期テストに出やすい。太字にしなかった単語も、数が限られてるので、テストに出されやすいので、なるべく練習しておくこと。

原級 比較級 最上級 原級の意味
beautiful more beautiful most beautiful 美しい
helpful more helpful most helpful 役に立つ
interesting more interesting most interesting (人などに対して)興味を抱かせる、
おもしろがらせる
exciting more exciting most exciting 興奮させる
famous more famous most famous 有名な
popular more popular most popular 人気のある
important インポータント more important most important 重要な
difficult ディフィカルト more difficult most difficult 難しい
dangerous デンジャラス more dangerous most dangerous 危険な
necessary ネセサリィ more necessary most necessary 必要な
tired タイアード more tired most tired つかれた
careful ケアフル more careful most careful 注意して
natural ナチュラル more natural most natural 自然な
wonderful ワンダフル more wonderful most wonderful すばらしい


dangerous (危険な)という単語は、あまり書く機会はないが、2年生で習うのに適度なむずかしさの単語なので、テストに出やすく、高校以上では つづりも狙われるので、いまのうちに練習しておこう。

tired(つかれた)は、edで終わってることから、過去形の変化との引っ掛け問題などで、狙われやすい。

careful は、会話文などで、「Be careful.」(注意しろ)などで使われるので、テストにも、やや出やすい。

wonderful は、会話以外では、あまり使わない単語だが、しかし、難関高校の入試などでは、つづりが狙われるかも(推測)。たとえば「 It's ( won ○○ ) ! 訳:それはすばらしい!」のような穴埋め問題で「カッコ内に当てはまる単語を、冒頭のヒントの3文字を省略せずに、単語ごと書け。」みたいな問題で、つづりが狙われやすそう。

不規則な変化のもの

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重要度が高く、テストにも頻出。すべて覚えること。

原級 比較級 最上級 原級の意味
good better best 良い
well better best 上手く(※副詞)
bad worse worst 悪い
many more most 多い
much more most とても(※副詞)
little less least 少ない


原形の語尾がeで終わる場合

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late (遅い)は、比較の例文が造りやすく、入試や定期テストに出やすい。

large (大きい)も、比較の例文が造りやすく、入試や定期テストに出やすい。

原級 比較級 最上級 原級の意味
large larger largest 大きい
nice nicer nicest すばらしい
late later latest 遅れた、遅く
safe safer safest 安全な
fine finer finest
free freer freest 自由な

yをiに変えてーer,ーest

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  • 出やすい
この表に挙げたものは、すべて覚えること。テストにも出されやすい。
原級 比較級 最上級 原級の意味
busy busier busiest 忙しい
easy easier easiest 簡単な
early earlier earliest 早く (※ 副詞)
happy happier happiest しあわせな
thirsty thirstier thirstiest のどの渇いた
hungry hungrier hungriest おなかのすいた

thirsty (のどが渇いた)は、2年くらいで習う単語なので、そういう事情でテストに出やすい。また、入試でも、「thirsty」のつづりが、会話表現の知識を問う問題などの穴埋め問題などで、狙われやすい。

busy (忙しい)や easy(簡単な) は、つづりは簡単だが、意味がやや抽象的なこともあってか、中1でなく、中2で習う単語となっている。まじめに勉強してる生徒へのサービス問題として中2の定期テストなどで出題される事も多いので、つづり も、きちんと練習しておこう。

日本の外来語でも、「ビジネス」や「イージー」などの単語があるので、これらの英単語のつづり(busy, easy)は知ってて当然とされる。

happy や hungry などは、中1でも会話練習やリスニングなどでは練習してるはずだし、1年の英語教科書の巻末の単語集などには書いてあったりする。よって、中2以降では、つづりが書けるかも、定期テストや高校入試で狙われる。生徒がサボっておらずにきちんと勉強してるかを確かめるため、定期テストや入試で、会話表現の単語のつづりも狙われる。日本の外来語でも「ハッピー」や「ハングリー」があるので、これらの英単語のつづりは狙われる。

  • 参考
原級 比較級 最上級 原級の意味
lucky luckier luckiest 幸運な
pretty prettier prettiest かわいい

これらの参考表現も、いちおう、検定教科書に書いてあるので、難関高校などでは、このような単語も狙われる。

子音を重ねてーer,ーest

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単語数が少ないので、表に挙げたものは、すべて覚えること。テストにも出されやすい。
原級 比較級 最上級 原級の意味
big bigger biggest 大きい
hot hotter hottest 熱い
sad sadder saddest 悲しい


特に、sad に注意。感情表現の形容詞は、2年で習うことが多く、定期テストや高校入試に出やすい。

暗記法・書きとり練習法

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  1. テストに出るのは、おもに比較級や最上級であり、規則変化の原形はあまりテストに出ないが、しかし、練習の段階では、原級・比較級・最上級をまとめて書いたほうが、リズミカルなので覚えやすい。
    副詞の変化が、特に、入試にも定期テストに出やすい。よって、読者に時間がなければ、副詞の変化を優先的に練習すると効率的。
    単語数がとても多いので、すべての単語を覚えるのは後回しにする。それよりも先に、次に述べる不規則変化などを練習すべきである。
  2. まず「good ,better,best」などのような不規則変化をするものを、書きとり練習で、原級・比較級・最上級の3つとも練習して、優先的に覚える。原級も、定期テストに出る。短めの単語が多いので、おぼえやすい。入試にも、もちろん頻出。
    ひとつの単語をくりかえし書きとり練習する必要があるが、たとえば「good,better,best, good,better,best, good,better,best, ・・・」という順序のように、原級・比較・最上級の順序で書き取り練習するべき。「good,good,good, better,better,better, best,best,best, ・・・」(×?)みたいな順序で練習すると、どの語がどの語の比較級だったか最上級だったか分かりづらくなったり、混乱するので、あまりオススメしない。
  3. 規則変化のうち、hardやsoonやfewなど副詞の比較級は、入試にとても出やすく、よって定期テストにも出やすいので、きっちり練習しておくこと。
  4. more,mostをつけるものを覚える。長めの単語が多いので、むずかしいが、読解問題などで使われやすい単語が多いので、定期テストにも入試にも出されやすいので、がんばって覚えよう。
  5. biggerみたいに子音が連なるものや、earlyみたいにyで終わるタイプのものも、定期テストに出やすい。sadの比較級sadderは、sadが2年くらいで習う単語なので、これまた2年の定期テストに出やすい。earlyは副詞であり、これまたテストに頻出。
  6. 規則変化のうち、young や strong など2年生で習う単語は、原形を書けるかのテストもかけて、定期テストに出やすい。よって、原形も含めて、これら 2年の範囲の単語の原級・比較級・最上級の3つとも練習。
  7. 最後に、まだ練習してない単語の原級・比較級・最上級を、練習しておく。
  1. ^ 荻野敏 ほか著『INSPIRE 総合英語 三訂版』、文英堂、2012 Printed in Japan、P580