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公認会計士試験/平成30年第I回短答式/財務会計論/問題3

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
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問題[編集]

 次の〔資料〕に基づき,X1年度(X1年4月1日~X2年3月31日)の本支店合併の損益計算書で示される売上総利益の金額として最も適切なものの番号を一つ選びなさい。(8点)

資料

1.当社は,本店のほかに1支店を設けており,支店の会計は本店から独立している。

2.X1年度の本支店合併前の損益計算書

本店の損益計算書(一部) (単位:千円)
期首商品棚卸高   800 売上高 3,100
仕入高 2,900 支店へ売上 1,100
売上総利益 1,200 期末商品棚卸高   700
4,900 4,900
支店の損益計算書(一部) (単位:千円)
仕入高 1,200 売上高 1,700
本店から仕入 1,012 期末商品棚卸高   975
売上総利益   463
2,675 2,675

3.本店から支店に発送した商品には,全て原価の10%の利益が加えてある。

4.未達事項整理前の支店勘定残高は800千円(借方),本店勘定残高は712千円(貸方)である。

5.資料2.の支店の期末商品棚卸高のうち,825千円は本店から仕入れたものである。

6.本店から支店に発送した商品88千円が,支店に未達である。

1. 1,492千円
2. 1,500千円
3. 1,580千円
4. 1,588千円
5. 1,655千円
6. 1,663千円

正解[編集]

3

解説[編集]

未達取引 (支店)[編集]

(借) 本店から仕入 88 /(貸) 本店 88

合併整理仕訳など[編集]

照合勘定の相殺[編集]

(借) 本店 800 /(貸) 支店 800

※本店勘定: 712+未達88=800

(借) 支店へ売上 1,100 /(貸) 本店から仕入 1,100

※本店から仕入勘定: 1,012+未達88=1,100

内部利益の調整[編集]

  • 支店における本店仕入期末商品: 支店P/L825+未達88=913
  • 内部利益: 913÷1.1×0.1=83
(借) 繰延内部利益控除 83 /(貸) 繰延内部利益 83

売上原価[編集]

期首商品棚卸高
800 (本店P/L)
当期商品仕入高
4,100 (=本店P/L2,900+支店P/L1,200)
期末商品棚卸高
1,680 (=本店P/L+支店P/L975+未達88-内部利益83)
売上原価
3,220 (=800+4,100-1680)

売上総利益[編集]

売上高
4,800 (=本店P/L3,100+支店P/L1,700)
売上原価
3,220
売上総利益
1,580 (=4,800-3,200)
損益計算書(単位:千円)
期首商品棚卸高   800 売上高 4,800
仕入高 4,100 期末商品棚卸高 1,680
売上総利益 1,580
6,480 6,480
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