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公認会計士試験/平成30年第II回短答式/監査論/問題14

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
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問題[編集]

 監査計画に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5点)

ア.監査計画には,監査業務に対する監査の基本的な方針の策定と詳細な監査計画の作成が含まれるが,両者は相互に密接に関連するものであり,監査人は,監査の基本的な方針が詳細な監査計画を作成するための指針となるように策定しなければならない。

イ.監査は,監査経験や洞察力を十分に有する監査責任者の責任の下で行われるため,監査責任者自らが監査計画を他の監査チームメンバーに頼らず策定し,当該監査計画を監査チームの主要メンバーに伝達しなければならない。

ウ.監査人は,監査の基本的な方針を策定する際に重要性の基準値を決定しなければならないが,この重要性の基準値は,財務諸表における未修正の虚偽表示と未発見の虚偽表示を考慮して,手続実施上の重要性と一致させる必要がある。

エ.経営者に監査手続を容易に予測されることにより監査の有効性が阻害されてしまうことがあるため,監査の有効性を損なわないための配慮は必要であるが,監査人は監査計画の内容について経営者と協議することがある。

  1. アイ
  2. アウ
  3. アエ
  4. イウ
  5. イエ
  6. ウエ

正解[編集]

3

解説[編集]

ア.監査計画には,監査業務に対する監査の基本的な方針の策定と詳細な監査計画の作成が含まれるが,両者は相互に密接に関連するものであり,監査人は,監査の基本的な方針が詳細な監査計画を作成するための指針となるように策定しなければならない。監査基準委員会報告書300第6項A10項

イ.監査は,監査経験や洞察力を十分に有する監査責任者の責任の下で行われるため,監査責任者自らが監査計画を他の監査チームメンバーに頼らず策定し,当該監査計画を監査チームの主要メンバーに伝達しなければならない。監査責任者と監査チームの主要メンバーは,監査計画の策定に参画しなければならない。これには,監査チーム内の討議を計画し参加することを含む。監査基準委員会報告書300第4項

ウ.監査人は,監査の基本的な方針を策定する際に重要性の基準値を決定しなければならないが,この重要性の基準値は,財務諸表における未修正の虚偽表示と未発見の虚偽表示を考慮して,手続実施上の重要性と一致させる必要がある。。手続実施上の重要性は重要性の基準値より低い金額として設定する。監査基準委員会報告書320第8項(3)

エ.経営者に監査手続を容易に予測されることにより監査の有効性が阻害されてしまうことがあるため,監査の有効性を損なわないための配慮は必要であるが,監査人は監査計画の内容について経営者と協議することがある。監査基準委員会報告書300A3項

参照基準[編集]

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