大阪府立大対策

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本項は、大阪府立大学の入学試験対策に関する事項である。

大阪府立大学は大阪府堺市に本部を置く公立大学で略称は府大。また大阪府大、阪府大など。同じ大阪府の公立大学である大阪市立大学が文系分野で有名なのに対して、府大は理系分野の研究に重点が置かれている。

入試問題としてはおおむね標準レベルの良問ぞろいだが、数学(理系)ではやや難~難レベルの問題も見受けられる。しかし、そのような難問は皆解けず合否にあまり関係ないため、満点は狙わず得点できる問題で得点することが重要である。またセンター試験の得点も重視されており、最低でも75%は得点しておきたい。

試験日程[編集]

平成24年度より本大学は、従来の学部(工学部・生命環境科学部・理学部・経済学部・人間社会学部・看護学部・総合リハビリテーション学部)を廃止して四学域(工学域・現代システム科学域・地域保健科学域・生命環境科学域)による選抜を実施する。 平成24年度の試験日程は、以下である。

中期日程(3月8日)
・工学域(*)
(*)工学域においては一般的な前後期日程ではなく、これらと試験日が被らない中期日程で行われる。これにより、他大学の前後期日程試験と合わせて3回の受験が可能となる。中期日程で学力検査を行う国公立大学は前後期日程で行うそれより比較的少ないため、志願者が集中しやすくなり、中期日程試験は相対的に難易度が高くなる傾向がある。平成24年度より、本学(中百舌鳥キャンパス)に加えて名古屋においても受験会場が設置されることとなった。

前期日程(2月25日)/後期日程(3月12日)
・現代システム科学域
・地域保健科学域
・生命環境科学域

センター試験[編集]

工学域(中期日程)
平成24年度より社会(地歴A/B・公民)は、第一解答科目が受験科目として得点に加算されることとなった。例えば、第一解答科目が地理Bで80点、第二解答科目が現代社会で90点とする。平成23年度以前だと高得点の現代社会(90点)が得点に加算されるが、平成24年度より地理B(80点)が得点に加算されることとなる。即ち、二科目受けて高得点の方を得点として加算することはできない。理科(物理/化学/生物より2科目)については、2科目必須であるので前記の3科目のうち、2科目を受けていさえすれば解答順序は問われず、どちらを先に解答しても何ら支障はない。傾斜配点は従来どおり、1次:2次が450:600であり、2次重視であることが言える。ただ、2次重視だからといってセンター対策の手を抜くのは非常に危険である。本大学は、志望学類を問わず学部全体の募集人員に対しての志願者の倍率が12倍を超えた場合、センター試験の点数によって二段階選抜の第一段階(足切り)が行われる。

そのため、受験資格は必ず確保すること、センター試験の不出来が懸念材料にならないように万全な対策をすることが好ましい。目標としたい得点率に関しては、志望する学類にもよるが、最低でも(傾斜配点で)80%付近は取っておきたい。しかし、センター試験の高得点を意識するあまり、2次試験対策を疎かにするのはやはり良くない。例えば、センター試験で高得点を取っても比率が圧縮されるため、2次試験がほとんど出来なければ、不合格になっても何らおかしくない。

勉強方法として、マーク模試で80%付近がコンスタントに取れるようになれば、2次試験に重点を置くのが好ましい。特に、1次と2次で共通で課される英語・数学・物理・化学に重点を置いてやることで能率良い学習ができると言える。大切なのは、苦手科目を極力少なくして1次,2次共にバランス良く得点をすることである。

英語[編集]

前期や中期によって異なる。前期においては長文総合読解問題1題、和文英訳1題が出題され、さらに理学部、経済学部、人間社会学部ではさらにもう1題長文総合読解問題が出題される。記号や記述がメインで、英文自体は平坦で標準的な問題が多い。中期試験においては長文1題と英作文1題である。数学(理系)では差がつかないため、英語でどれだけ得点できるかが合否を分ける。

数学(理系)[編集]

受験する学域によって異なるが、全体的に難問と標準問題が混在しており、難易度は高いといえるだろう。難問は皆解けないので、標準問題を取りこぼしなく解答することが重要である。

工学域(中期日程)
4題あるいは5題の出題で構成される。そして、1題の中にそれぞれ小問が3~5問ある。難易度としては、標準が主体で、やや易~やや難である。難問が出ないことは確証できないが、出ることは少ないと考えて良い。

国公立大学の入試問題としては個性的で、一般的に難易度がやや易~標準の小問は、解答用紙に結果のみを記入しさえすればよい形式になっている(問題に「計算の過程を記入しなくてよい」と記されている)。言い換えれば、この小問は部分点は与えられない、と言うことである。作成者の意図としては、中期日程であるために志願者が多いため、採点の負担を減らすためと考える。問題でも後半の小問となれば、標準~やや難となり、計算の過程の記入も必要となる。

対策としては、難しい問題を時間をかけて粘り強く考えて解くよりは、基本的な問題を「正確かつ速く」解くことに重点を置いて日頃から訓練することが好ましい。ただ、過去問からいきなり取り掛かっても構わない。過去問では、「結果のみを記入する」問題に関しては、基本的な問題ばかりなのでほぼ完璧にできるようにしておくことが好ましい。また、本番では工学域受験者であるならば、これを完璧に取ることを心がけて欲しい。「過程と結果を記入する」問題に関してだが、まず初めに過程と結果を記入する問題と言っても、例えば東京大学(理科)や東京工業大学に出るような高度な思考力そして論述力を問う問題は今のところ、出ていない。パターン化した標準的な問題が中心と考えてよい。だからこそ、減点対象となる論理不明確な書き方にならないように細心の注意を心がけて欲しい。判らない或いはあやふやな知識ではなく、確実にわかる知識で答案作成する、ということである。

また、対策に費やす時間だが、直前期となればセンター試験や前期日程試験(第一志望を想定)に費やす時間でいっぱいいっぱいとなる可能性もあるかもしれない。更に、前期日程試験が終わってから中期日程試験までは時間はほとんど無いに等しい。前期日程試験が終わってゼロから対策スタートではさすがに遅すぎる。となれば、高校二年生の冬休みあるいは、高校二年生が終わった春休みに入る頃から、既習範囲内だけで構わないので「大学入試問題に触れる」感覚で時間を作って過去問を一日に1年分解いてみるのもよい。そして、センター試験や前期日程試験の支障にならない程度に何度も繰り返し行い、前期日程試験が終わってから中期日程試験までの間でどうしても出来なかった問題を重点的に復習することが好ましい。

物理[編集]

前期試験の問題は標準的な問題が多く、ミスが許されない。常日頃から減点のされにくい答案作成を心掛けることが重要である。いっぽうで中期試験の問題は難易度が高く、少し発展的な問題が目につく。

工学域(中期日程)
毎年ほぼの確率で2題の出題で構成される。そして、1題の中にそれぞれ小問がいくつかある。問題の傾向と難易度としては、典型的な標準問題が主体と考えてよい。解答形式は、計算の過程と結果を記入するのが典型である。 出題する分野は、主体的に力学・電磁気である。これらは、ほぼ必出と考えてよい。対策として力学・電磁気に重点を置いて勉強すると良いと考える。ただ、熱力学・波と光、が出ることも否めないのでこれらにも柔軟に対応しておくことである。

以下は、力学・電磁気の対策に関して述べる。

力学に関しては、運動方程式・運動量・エネルギー保存則の三要素をそれぞれ確実に押さえる事である。力学は、この三要素を駆使して解くのが大半だが、この問題では「どの要素(運動方程式・運動量・エネルギー保存則のいずれか)を利用して解くのか」を瞬時に思いつくように訓練しておくことが必要である。また、例えば「単振動とは」と聞いたときに「復元力が働く」等と用語からあらゆる物理的意味を連想できるようにしておくことも大切である。

電磁気に関しては、電磁誘導が主に出題と考えてよい。ここを重点的にやり、加えて電気ではクーロン力・キルヒホッフの法則、磁気ではローレンツ力等の基本的な事項を理解しておくことも必要である。力学でも同じことを言ったが、「ローレンツ力とは」と聞いたときに「電子が、一定の磁場から受ける力」等とあらゆる物理的意味を連想できるようにしておくことである。

以上で力学・電磁気学について述べたが、単独で力学分野が出題、あるいは単独で電磁気学分野が出題であるとは限らない。これらを融合した問題も出てくることもあることに注意されたい。

難易度は、標準と述べたが、公式を丸暗記しただけでは到底太刀打ちは出来ない。公式を理解した上で、実際の問題で柔軟に応用できるようになることが好ましい。即ち、物理の問題を解く上でのルーチンワークを大切にすることである。そして、解答作成では、最も必要な公式や用語だけで構成し、無駄な言葉や式は書かないこと(書いてしまうと減点対象となる可能性がある)を普段から心がけることである。

対策に費やす時間としては、前期日程試験(第一志望を想定)の大学で物理が課され、問題形式が計算の過程と結果を記入しなければならないものであれば、こちらに時間を割いた上で、それでも余力があれば、本大学の物理をやるという体制で構わない。例えば、前期日程試験が東京工業大学や大阪大学(理系)で、これらへの時間でいっぱいいっぱいならば、これらの大学に時間を全て費やして構わない。ただ、高校二年生の冬休みあるいは、高校二年生が終わった春休みに入る頃から、既習範囲で有れば「大学入試問題に触れる」感覚で時間を作って過去問を一日に1年分解いてみるのもよい。

化学[編集]

前期・中期日程ともに標準的な問題が多い。よって基礎がきちんとできている人には高得点が狙える。そのため、ここの問題で大きく失敗するとなかなか挽回できず、致命傷となってしまう。

生物[編集]

全体的に標準レベルだが、空所補充が多く、意外に時間がかかる。時間配分の設定が重要である。

その他[編集]

工学域(中期日程)
平成24年度より、学科での募集を廃止し、三学類(電気電子系学類・物質化学系学類・機械系学類)での募集となった。出願表には、志望する学類を第二志望まで書くことが出来る(第一志望:電気電子系学類、第二志望:物質化学系学類など)。これにより、第一志望の学類で合格点に達していなくても、第二志望の学類で合格点に達していれば、第二志望の学類に合格できることが有る。また、試験当日に外国語の終了の後に第三志望の学類を書く紙を渡される。

学科による募集を行っていた頃では、確定ではないが、例年最も人気が有る学科は、航空宇宙工学科で、次いで機械工学科、電気電子情報システム工学科であった。航空宇宙工学科と機械工学科は、機械系学類で一括の募集となり、学部二年生の進学時にそれぞれ航空宇宙工学課程・機械工学課程として配属となる。電気電子情報システム工学科は、電気電子系学類で一括の募集となり、学部二年生の進学時にそれぞれ電気電子システム工学課程として配属となる。

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