大阪弁/命令
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~て
[編集]相手にお願いするとき、動詞+「て」(活用は過去や進行と同様)で、過去形の最後が「だ」となる動詞には「て」の代わりに「で」をつける。
- 肩もんで。 LH LLH
ここまでは共通語と同じであるが、後ろに「な」、「や」をつけることが出来る。
- 良かったら来てな。 HLLL HHH
- 良かったら来てね。
- 明日までに調べて来てや。 HHH HLL HHHH HHH (少しきつい言い方: HHH HLL HHHH HHL)
- 明日までに調べて来てね。
「な」よりも「や」の方が命令のニュアンスを含む。
命令
[編集]動詞を次のような形にすることにより命令を表す。
連用形
[編集]軽い命令を表す。(伸ばして発音することが多い)
- そろそろ宿題しぃ。 LLHL HHHH HH
- そろそろ宿題して。
最後を下げ調子で発音すると、ややきつい意味になる。
- そろそろ宿題しぃ。 LLHL HHHH HL
- そろそろ宿題しなさい。
最後に「や」をつけることもできる。
- 靴履きや。 HL HHH
- 靴を履いてね。
- 靴履きぃや。 HL HHLL
- 靴を履きなさいよ。
命令形
[編集]連用形よりもきつい意味となる。
- ちゃんと食べろ。 LHL LHL
「する」は「しろ」も可能であるが、「せえ」がよく使われる。
早 よせえ。 LH HL- 早くしろ。
連用形と同様、最後に「や」をつけることもできる。
- しっかり勉強せえや。 LHL HHHH HLL
- しっかり勉強しろよ。
未然形
[編集]未然形+「んか」または「んかい」で更にきつい意味を作る。
- 話を聞かんかい。 HLLL HHHHL
- 話を聞けよ。
「する」は「せんか」または「せんかい」の形で
- しっかりせんか。 LHL HHL
- しっかりしろ。