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学習方法/小学校全般/難関大学進学を考える場合

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
※ 中高生になってから気づいても手遅れなので、小学校の段階で説明する。

参考書の予習

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学問は、参考書で早めに中学高校に入るべし。

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10歳児って、もっと頭いいですよ。歴史なら、10歳児で三国志の漫画を読めたりする子、いっぱいいるワケですし。中学受験用の、受験研究社とか旺文社の参考書、あんなん、算数以外は小4くらいが読む本です。読めば大体、分かるんだし。

昭和の昔は予習用の参考書が無かったが(受験研究社の本はやや復習用)、今では予習用の平易でイメージしやすい参考書があるので、それで中学範囲の参考書を読もう。

さらに、中学受験の細かい問題集よりも先に、中学参考書そのものを読み始めるべきです。受験の直前の数か月前くらいに、中学受験の問題集を読めば良いのです。


たとえば、私立中高で「東大合格者 毎年 ●●人」とか出している名門中高一貫校の連中は、もう小学校時代に中学参考書の大半を終わらしている。中学時代に高校参考書に入るのが普通である。

YouTubeの塾動画などで、そういう私立中高一貫校の卒業生の塾講師などからの報告が上がっている。

特に小学校の教科書・参考書は、思考・検証の水準のあさい物が多く、小学校の時点で止まると、表面的な知識になりやすい。なので、なるべく早めに、少なくとも中学レベルの参考書に、入るのが良い。

小学校の6年の算数の文章題とか、すでに塾などで小4~小5から文章題を学んでいた子には、ほとんど効果が無いので、家庭では、さっさと中学の数学を始めるべきである。あるいは、理科で、中学を始めるべき。


他のページでも述べたが、どうしても図鑑(ずかん)などを読みふけりたい場合は、まず先に、参考書を通読し終える事。たとえば機械の図鑑など、小学校の理科であつかわない内容の図鑑を読む場合でも、先に中学の理科まで学んでしまう方が効果的だろう。


ただし、中学の社会科の参考書のうち高校受験用のハイレベルな参考書が、予習用には作られていない。中3の復習用に、中学社会科の参考書の「地理」分野が、作られてしまっている。

このため、社会科が好きな子は、なんらかの対策をしないといけない。

対策A - 社会科は予習せずに英語など他教科の予習をする。 ← ※社会科が好きな子の場合、この選択肢は、アリエナイ。
対策B - 簡単な参考書(定期テスト対策レベルのヤツ)を使い、地理→歴史→公民の順番で予習をする。
対策C - 歴史から読む。
対策D - あきらめて地理から、復習用の参考書を読む。

副教科や部活など

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部活とは距離を置く

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たとえば部活の時間とか、そういう難関大学進学者の多い中高では、(部活の時間が)少ない。

YouTubeの塾動画などで、そういう私立中高一貫校の卒業生の塾講師などからの報告が上がっている。

部活は週に2日のみ、1人2時間まで、とかそういう制限がある。

さらに部活の引退が早く、高校2年生の秋で部活を引退する。

よって、部活の負担が重い中高への、進学をさけるべきである。「文武両道」とか「人格形成」とかそういうキーワードの中高は、避ける。文武「」道はギリギリ可。もちろん、最初から主要5教科に専念する学校のほうが、もっと良い。

部活とかああいうのは、気分転換とか、運動不足の解消とか、そういうののために、週に2時間ていど、ときどき少しだけヤレば十分、とでも考えれば充分。


医学部とかだと面接で運動部アピールとかあるが、実態は、国立医学部などの進学志望者は籍だけ運動部においている幽霊部員である。だから「東大合格者 ●●人」とかの高校の部活の大会出場実績は、地区予選あたりで即座に負けるのが実態。

でもそれでも東大も京大も困ってない。なぜなら東大も京大も、スポーツ大学でもなければ芸術大学でもないからだ。

そういう進学校で全国大会とか県大会上位に出てる子は、フェンシング部とかのマイナースポーツばかり。けっして野球部とかサッカー部とかの公立中学にでもある部活で、勝ち抜いているわけではない。マイナースポーツだと、1~2回勝つだけで全国大会に出れたりする。

進学先の選びかた

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進学実績だけで中高を選ぶ

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中学受験先として、進学実績の悪い学校は、避けるべき。「独自の教育方針」みたいなのは、勉強の苦手だったりする子の、敗者復活戦のために、独自の教育をする学校でしかない。

そういう進学実績がイマイチの私立は、「カネ持ちの家に生まれたから塾に通って最低限の勉強はするけれど、でも本音では、勉強があまり好きでもなく得意でもない」という感じの子のための私立である。

けっして、なにか中世ルネッサンスのレオナルド=ダ=ヴィンチだとか、あるいは大正自由教育のような、なにか全人格的な人間形成を行うことを目指した学校ではない。なぜなら東大・京大の人間が、大してスポーツを出来なくても困らないのが現実である。それと同じ。

このような東大・京大などの進学者の統計的な事実がある。その事実から、けっして目を背けてはいけない。都合の悪い統計的現象から目を背ける時点で、人間形成が不十分である。

日本に、全人格的な人間形成を行うことを目指した学校は無い。小中高だけではなく、大学にもない。

リベラルアーツ学部とかあるが、ああいう所はスポーツも芸術もやらないし、理系もあまりやらないし、単に文系科目を複数専攻できるだけである。

もう一度いう。日本に、全人格的な人間形成を行うことを目指した学校は無い


そもそも世の中は、分業で、なりたっている。

なので、そもそも論として、あまり全人格的な人間形成とやらを必要としない。

英語の知識と世界史の知識みたいに、連動する知識であるなら、それは再利用性が高い知識であるので、学ぶ価値の高い有用な知識である。

しかし、体育や芸術は、連動しておらず、再利用性が低い。学校の授業で習う程度は良いが、それ以上は、あまり深入りをしないほうが安全だろう。


難関大への進学実績がイマイチの私立の中高も、普通の人生では遭遇しないような金持ち家庭の子や5教科以外の芸術などの才能ある子に遭遇しがちなのは面白い学校かもしれませんが、しかし医者や弁護士や科学者といった高度技術職に子どもをつけたい家庭にとっては、単純に学力がイマイチなので、あまりお勧めできない学校でしょうか。

自分の進路や志望にあった学校を選びましょう。

学校に期待をしない

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勉強は、基本的には、自分で行うものである。

学校は、単に方向性の確認や、独学だと困難な実習などの機会を与えられる場として活用するのが良い。

スポーツ産業などに期待をしない

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だから、公立高校の作っている、スポーツ高校だとか芸術高校とか、ああいうのも、一般人は避けるべきである。なにかそういう才能のある特殊人材だけが進学すればよい。

部活などで、全国大会に出場できそうな才能のある人物だけが、そういうスポーツ高校だとかに進学すればよい。それ以外は、目指さないのが安全である。そもそも、ああいうスポーツとかの業界は、終身雇用ではない。地方リーグだとか2軍とかマイナースポーツなどだと、20歳台の後半とかでプロ引退とかをさせられる場合も多い業界である。

そういうスポーツ高校に進学できない時点で、才能が無いと考え、体育・芸術などは捨てるのが良いだろう。


大手新聞社やテレビ局などのマスコミが、スポーツとかをいくら宣伝しても、でもその大手新聞社の社長とか会長は、スポーツの学歴なんか無い、東大卒・京大卒とか、そんなのだよ。

まあ、サラリーマン社長とかなら別かもしれないが、その場合は別の人間が実権を握っている。