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学習方法/小学校社会

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
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小学校社会科の学習、学習方法に関する話題をまとめました。

マスメディアと社会科学習

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最近の社会問題について学ぶ方法として、中学受験用の時事問題(じじ もんだい)の解説集が市販(しはん)されているので、それを読んで勉強するのがおすすめです。しかし今現在の社会の出来事は、新聞やテレビ、あるいはインターネットでもいいのですが、直接出来事にかかわるのでなければ、そういうニュースメディアを通して社会の人間は知るわけですし、そういうものも気にして見ておくのがいいことだと思います。

新聞、そしてニュース

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今現在この社会で起きていること、それを知るために大人たち、多くの普通の人たちが、新聞、テレビ、ラジオ、インターネット、あるいはそれ以外の媒体もあると思います、もちろん知り合い同士のうわさ話もありますし…、こうやって今最新の出来事を毎日知っていって、その状況の中で社会生活を続けています。

現代社会の歴史的経緯、伝統からいって、多くの大人たちが一番信頼できると考えているニュースメディアは、やはり新聞ということになると思います。

新聞もこの国にはたくさんの新聞社があって、実名をあげてもいいですが、中日新聞、日本経済新聞、毎日新聞、読売新聞、朝日新聞、産経新聞、等々…、そして地方にはその地方でのみシェアが大きい地方紙があります。

世間ではいろいろな事が言われていますが、やはりこの国は多様性をある程度持っているので、新聞社、新聞にも様々な立場、あるいは悪い言葉を使うと偏向があり、ひとつの事件を取り扱っても新聞により記述、評価が異なったり、あるいは極端な場合には事実関係が矛盾している場合もあります。

もちろん新聞に限らず、その他多くのニュースメディアの複数のものを広くたくさん読んで見て目を通して、広く社会の状況を考え分析する行為は明らかに有意義だと思います。

しかし小学生の学習の話題としてこのことを語るときは、そこまでしている大人自身がそれほどいないし、まして小学生の場合は、たとえ一紙でも、新聞をガンガン読んで読みこなしている子がいるという話でさえ、あまり聞きませんよね。

だけどやはり新聞はいまだに重要なメディアだと思います。小学生の子は、大人たちが重要視しているそういうメディアがあるということは、明らかに意識して、時々、あるいは毎日でもいいですよ、家にある新聞を開いて興味を感じる記事を読んでみるといいと思います。

インターネット

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ここ最近で急速に発展したメディア、インターネット(Web)は非常に有用でもある半面、不確かで怪しくて、危険な野性的なメディアです。

このメディアの性質、仕組みを知らないまま、そしてそのほかの社会的な常識総合的な知識知恵、そういうものがないまま安易に面白さだけに夢中になってインターネットを使っていると、思わぬひどいトラブルに巻き込まれたり、いい加減な事実記述や主張を正しい真実だと思い込んだり、安易で悪意のある扇動に乗せられたり、日常生活に非常に深刻なダメージを受ける結果になることがあります。

ですから多くの家庭では、児童に対してインターネットの使用に制限を加えていますし、学校でも、インターネットの正しい、安全でよりよいと思われる使い方を、授業やその他の機会で盛んに指導しています。

結局背景を知って、上手な使い方をすると、このメディアによって非常に多くの知識と様々な生活上の便宜を手にすることができますよね。ですからリスクを意識して恐れを持ちながらも、適度に果敢に利用して接触してみるのが、大人でも子供でも、妥当な態度だと思います。

社会科学習にとってのインターネット利用としては、文部科学省や農林水産省といった役所の公式サイトや、昔からある産業の大企業の公式サイトなどから情報を手に入れるのがよいと思います。

たとえば文部科学省のインターネットアドレス、URL は

https://www.mext.go.jp/

ですが、この文字列をインターネット利用のための基礎ソフト、ウェブブラウザに入力すると文部科学省のWebサイトを表示することができます。この URL の最後部の文字列 go.jp はドメイン名とよばれていて、それぞれの文字列に、そのサイトの属性が示されていて、 go.jp は日本政府に関するドメインですから、このドメインを持つサイトは信頼度がかなり高いとみることができます。

インターネットは最近になって急速に発達した技術でありインフラですから、今現在では大人も子供も、不確かな状態の中踊らされているきらいもありますが、現代社会では確実に大きな重要性を持つ情報システムですよね。

大人社会は世知辛い

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社会科というのは、社会を知ろうとする教科ですよね。そして子供たちの中にも社会はありますが、学校の勉強で知ろうとしているのは、大人の社会ですよね。

この項目の以前の編集では、社会科学習のための職場見学や職業に関する調査に関して、大人社会の世知辛さがかなりの熱量で記述されていましたが、別の編集者である今現在の筆者にとっても、ほとんど同じような認識で、理解も似たようなものです。

大人たちにとって職業というのは人生の最重要テーマ、あるいは全てであり、小学生のフィールドワークとして調査するには、手に余る厄介な課題だと思います。

ですから基本的には学生の社会科の勉強は、座学であり、ある意味虚学でもあります。

でも大人によっては、その大人との関係によっては、その世知辛い大人社会の本質や、様々な職業の内容について、わかりやすく的を射た話をしてくれることもありますし、いろいろ教えてくれることもあり、そういう機会を持つことができれば、非常にいい時間を過ごしたことになりますよね。

結局、社会勉強という言葉もありますが、この社会の本当の姿を知るのは学生時代を終えて、世知辛い社会に放り出された時ということになるかもしれませんが、まあ世知辛いというなら、学生社会、子供社会も同じようなものだし、とにかく私たちは、この不思議な世界、かなり困難な世界で生きるよう定められてしまったようです。

社会科における暗記について

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小学校の社会科では、テストなんかでも、あまりいろいろと記憶していることが必要ない問題が出されることが多いようですが、中学になるとがぜん、様々な用語や人物、事象などの名称を覚える必要が出てくるかもしれません。

筆者が昔中学校に進学して、さあ今度中間テストだという時になってまわりの友人たちのようすを見ると、テスト対策として様々な暗記をしているようで、「えっ、そんなことまで覚えなきゃあいけないの?」なんて驚いた記憶があります。そして実際その試験では様々な暗記、記憶が必要な問題が出題されていました。

ですから学校の教科としての社会科は暗記科目の要素がありますし、小学校のうちはまだそれほどその特徴が表れてこないので、対策については後々考えるとして、事実としてそのことは頭の片隅に置いて おくといいと思います。

社会科に関連する書籍

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別に社会科だけではないのですが、世の中には多くの書籍があり、学校の教科に関連の深い本は多く出版されています。大人向けの難解な本ももちろんたくさんありますが、子供向けに分かりやすくかみ砕いて説明してくれる本もありますし、図版や絵などわかりやすい表象が使われた本も多いし、学習に適した学習絵本なんかもありますよね。

歴史の本

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歴史に関する書籍は様々世にありますよね。総論的に日本史や世界史について書いた本。特定の時代、テーマ、人物、視点に特化して書かれた書籍。子供向けに分かりやすく書かれた本を選んで、いろいろ読んで見るといいですね。

とにかく世の人たちは歴史には非常に興味があるし、様々な切り口で歴史が話題にされ、著述の対象になります。

歴史をテーマにした文学、娯楽、フィクションなども多いですよね。歴史小説、歴史漫画、歴史絵本、歴史映画、歴史ドラマ、コンピューターゲームが盛んな現在では、歴史を扱ったゲームも数々あります。これらは結局は娯楽、あるいは場合によっては芸術の範疇に入ると思いますが、確実に社会科の勉強になる一方で、楽しみの要素も多いので、あまり難しい理屈で語らずに、それぞれの作品を楽しんだうえで、歴史の知識も増やしていくといいと思います。

地理や公民など

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社会科では地理、そして、政治や経済、社会に関する思想などを扱う公民とよばれる分野もありますが、それぞれに関する様々な書籍があります。

地理では地図という重要な図版がありますし、公民では、例えば、法律の条文なんて、重要な文献ですよね。日本の現在の法律の条文そのもの、生の資料は小学校の社会科としては扱うのが難しい資料ですが、しかし現代社会で重要な意味を持つ文章であることは間違いないですよね。