学習方法/高校受験/英語
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学習方法/高校受験/英語では、中学校英語高校受験対策の学習方法について解説します。独自研究や中立性を欠いた文章が含まれる場合があります。ご了承ください。 |
高校受験に向けた英単語学習[編集]
英作文をはじめ、基本的に英語のスペルは正しく書くべきだろう。もちろん試験ではスペル間違いはそれなりに減点、あるいは不可になる。
英単語のスペルを覚えるいい方法、効果的な方法があればよいが、それぞれの学習者の工夫も必要だと思うが、一般的にもさまざまな主張やアドバイスがある。
『進研ゼミ 高校入試情報サイト』では、中学校の英単語学習として、意味や用法を覚え、スペルも書いて練習しようと勧めている[1]。
英単語書き取り練習は漢字練習と同じようなものでしょう。まず中学校必須単語から、一単語あたり5~10回書いて覚えたい。
英語学習では英単語をそれなりの数覚えているのが有効、というのは、多くの人の主張するところで、中学生は中学生として覚えているのが妥当で必要な単語を、意味、スペル、そして出来れば品詞もしっかり覚えていくといいですよね。
しかし単語を覚えただけで、英語の学習バッチリとはならないだろうし、他にも発音や熟語、様々な用法を考慮した文作成や解釈、英語学習の要素は色々ありますよね。
しかし前編集者の推奨はあくまで単語書きとり練習中心、その過程でCD音声や例文読解を取り込めば、総合的な学習になるだろう、という主張[1]。
しかし一方で、書き取り練習は、英単語を覚えるための効果的な学習法ではない、という主張と、それを支持する論文もある[2][3]。
その場合は、こういうやり方がいいだろう。まず、英単語を見てその意味を思い浮かべる。思い浮かべた意味と真の意味が違っていたら、真の意味を覚えて次の単語に移る。これを覚えるまで何回か繰り返す。こういう学習法が最適だという主張もあります。
また、最近は英単語を覚えるためのスマホアプリなどが登場している。これらを活用することも有効な手段であろう。
実は世の中学習法については諸説紛々で、いろいろな方法を語る人物がいるから、学習者の自主的な判断、選択、発想が必要になるだろう。いろいろ試して自分自身で学習法を見出すことも重要だし、他者の意見を取り入れるにしても、種々の方法を併用して、学習法、勉強とは何かという事を発展的に考えていくことが大切だと思います。
単語学習の方法の視点として、学習するなら覚えるなら、重要度の高い単語から覚えていきたい、そういう考えがありますよね。
もちろん長文や、読解問題では、結局それほど重要だとみなされない単語が使われることも多いので、この視点がどれほど的を射ているかも一考の余地がある。
しかし高校入試の試験問題では、あまり馴染みのない単語には注釈がついている場合が多いので、学習重要語、記憶優先順位というのはやっぱりあると思います。
ただ大筋では、中学校重要単語、高校重要単語と、段階を示す事が出来るでしょうが、実際の試験問題でその分類が徹底的に守られるわけではないでしょう。例えば disappoint「がっかりする」や opinion「意見」などは一般的に、高校 2~3年で学習する単語だと見なされてれているようですが、事実上高校入試で使われている。とはいえほとんどの場合は中学生では難しすぎる単語として、注釈、解説はあるでしょう。
ところで前編集者はやたら中学範囲と高校範囲の分別にこだわるけど、そんなの最初っからあいまいなものでね。結局学校での学習内容なんて、学校により、クラスにより、それぞれ違うもので、あるクラスで学習したことが別のクラスでは学習しない、ある中学課程の本に書かれていることがあるクラスでは学習しない、あるいはその逆、そんなことはしょっちゅうだし、あって当たり前だよ。
そういう差異やあいまいさ、むらを踏まえた上で、統一の試験問題、選考方針で入学者を選ぼうというのが高校入試なんだよね。その差異や違いについていちいち理屈を言って、不平を言って議論するなんて、愚論の極みだろう。
しかもそうやって選考した結果が、絶対の人間判断基準でもない。入試に受かるのも人生なら、落ちるのも人生だよ。
さて、英単語学習の話に戻りますが、例えば中学校向けあるいは高校受験対策向けの英単語集で勉強する道もありますよね。
前編集者の推奨では、この手の単語集の学習では前半部分は飛ばして、と、いうのは、多くの初歩的すぎる単語は別の機会で学習している可能性が高いから、中間の単語から学習するのがいいようですね。そして最後まで学習したら最初に戻る…。あるいは前半部分はもうやらないで、より次の段階の、例えば高校で学習するような単語の勉強に向かうのもいいようです。
受験勉強の学習範囲[編集]
前項でも書いたように、中学範囲、高校範囲と区別して、その違いにこだわることはあまり意味がないし、その区別も事実上あいまいだ。特に学習すべき単語については、明確に中学単語、高校単語と区別することは、ごく基本的な単語以外、はっきりしない、おおざっぱな物になるだろう。
公立高校の入学試験は、一般的に標準的、基本的な出題が多いので、英単語に関してもそんな難しい単語を使わず、学校教科書の範囲の単語が使用されると思われる。
近年は中学校英語で扱う単語数が増加しているようだ。しかし、基本的には学校で習う単語をよく理解して覚えておくのを現編集者は推奨するが、むしろ少し背伸びして手を伸ばして、高校1年向けの参考書(3000語程度)を学習するのも良いのではないか、という意見もある。
単語集は、高校受験用の単語集はもちろん中学校範囲の単語を扱っていますが、やはり依然として、高校初等の単語集にも手を出すことを勧める意見もある。
ただ県立・都立などの公立高校やごく普通の私立高校では、そんな難度の高い英単語は出てこないでしょう。国立大付属高校の試験でも、それほど英単語難度は高くないようだ。だから多少難易度の高い単語を使用するのは、私立の難易高入試でしょうね。
現編集者は、中学校時の学習は、中学校の範囲をじっくり良く理解すればそれで十分だと考えるが、いやそうではない、ある程度高校範囲を先行したほうが良いという主張も根強くある。ただその場合でも、例えば英単語において、高校3年くらいをターゲットにした難関大学受験用英単語を覚える必要はなく、せいぜい高校初歩、最基本英単語の理解で十分だろう。
前編集者は頑なに、英語の学校教科書と中学用単語集だけではやや受験対策として不足だと主張するが、本当だろうか? 現編集者は、中学生は高校受験も含めて、中学校の学習をしっかりすれば対策として十分だと考える。
と、言うか、それが十分なのに不合格にするような高校、行かなくてもいいのでは?
難関私立高校[編集]
……とは言え、難関私立高校入試では、英語試験問題としてかなりの難しい出題があるだろう。ある程度成績のいい子はそういう高校に行ってみたい、受験したいと思うだろうし、それは自然な希望だろう。
使用される単語、熟語も、かなり難しい言葉が使われる場合もある。
ただ現編集者は基本的に、優秀な人間の集まりとか、エリートの集まりとか、その辺の存在には全く興味がないので、この問題についてはほぼ何も知らないし語ることもない。だから、前編集をそのまま継承しつつ、幾つかの指摘をしておく。
まず、やはり使われる英単語の難度として、高いものになるだろうから、高校初等の単語集の学習は有用。
しかし、仮にその学習をするにした所で、高校初等重要語3000語を覚えればもう十分だと考えられる。
高校英単語4500語は覚える必要はないだろう。やはりある程度難易度の高い単語には解説がつく。
単語の他に、私立難易高では英作文の出題が目立つ。そのためには少しハードルを下げて、高校1800語をしっかり学習するとよいだろうという指摘がある。
しかしせっかく英作文をするなら、英米人が読んでも妥当な、自然な文章が書けると当然望ましいが、やはり初学者や中学生、ネイティブでもない日本人がいきなりそんな奇麗な文を書けるわけではないので、ある程度許容できると見なされれば、試験ではそこそこ点数になる。
基本的に高校入試とは、中学の学習に関する試験なので、まず中学校の課程をきちんと身に着けて理解することが重要だが、私立の難易高の場合は、少しそれより背伸びした学習も必要かもしれない。
文法[編集]
まず…[編集]
中学校で学習する英文法は、我々の英語理解の基本になるものだが、しかし絶対的なものではないだろう。高校では高校で、英文法のアップデートがなされるし、そして高校を卒業した後でも、何度も何度も英文法と言語文法のアップデートはなされていくだろう。
しかし我々は小学校でさらっと英語を知った後、中学校で最初に割と深く英文法を学習することになる。これは受験対策でもそうでなくても、よく理解しておきたい。受験勉強として取り組むなら、受験標準問題集による演習でもよいし、参考書類での理解を主軸にした学習でも良いだろう。
このページは高校受験対策がテーマだから、問題集での演習を勧める人が多いし、もちろんそれはそれで有用だが、現編集者はむしろ、各種参考書類での理解と読解を主体にした学習も勧める。
と、いうのは、結局勉強というのは、他者の発する質問や問題に答えることではなく、物事を知り理解することだからだ。そして物事を良く理解して知っているのなら、大抵の問題や質問にはそこそこ解答できる。
古い参考書[編集]
古い本にももちろん内容はあるが、高校受験勉強をするなら、毎年最新の情報と教材をもとに学習するのが一番望ましいだろう。
私立高受験[編集]
文法事項に関して、中学校で学習する内容というのはある程度定められているが、そこから逸脱した、難易度の高い構文や文章が出題されると、解答も困るかもしれない。一般的には私立高入試でも、そんな文法的に扱いが難しい英文は使われないだろう。英語の構成や構文、文法事項の参考資料として、受験用の発展的な参考書を学習しておくのもいいだろう。
- 中学生だけど高校参考書を先行して読んじゃうという勉強。
何度も書くがあまり背伸びしたり無理したり、また自分があまり凄くて賢い人間だと思い込むのは多々問題がある。特に中学校英語文法に関しては、高校学習に手を出すのはあまりメリットがないという指摘もある。最近では中学校で学習する文法事項が、1990年代より高度に、充実しているという。前編集者は仮定法や無生物主語の解説を例として挙げている。
- 英検準2級
英検準2級程度の知識があると何かと良いという指摘がある。(仮定法ではなく一般の)過去完了や未来完了などちょっと凝った時制やアスペクトを扱う。ちなみに参考までに、現編集者が最近読んだ文法の本には、英語には2種類の時制しか無いという。それは現在時制と過去時制。より厳密には過去時制と非過去時制。Will は発話時の現在において未来をイメージしているから現在時制だという。そして時制とは違うアスペクト(相)という概念を指摘する。英語には完了と進行の2種類のアスペクトが見られると書いてあったよ。
しかし英検準2級の一般の参考書は文法解説はあまり充実していない。文法を知りたければやはり受験用参考書という事になるか。英検2級はさらに難しく、高校3年間の範囲なので、中学生は考慮に入れる必要はないだろう。
例えば仮定法過去完了も、一応中学校で学習するが、ちょっと面倒な文章ではある。ただ割と簡単に割り切ると、仮定法過去は想像と仮定の現在を示しているし、仮定法過去完了は想像と仮定の過去を示している。
発音[編集]
発音に関しては、教科書、参考書に掲載されている発音記号、辞書にはある程度発音記号に関する解説がある、そして各種音声教材、などを参考にすることになる。
言葉は書かれた文章の前に、会話として、音として使う物だから、発音は重要だし、リスニングやスピーキングという教科、課題もある。
受験対策としては、発音は最重要課題とはならないかもしれないが、やはり言葉の音としての側面を知るのは必要な事だろう。
リスニング[編集]
都立共通問題英語ではリスニング問題が出題されます。おそらく他県でも多くの場合出題される。
基本的に耳で自然で本当の英語を聞くこととその練習。各種英語音声教材を活用したいですね。参考書にもCD音声素材が付録になっていることが多い。
YouTubeには、実際に話されている生の英語がたくさんあるので明らかに有用だが、ネイティブの現実生活のリアルな英語だから、中学生には少し難しすぎるかもしれない。中学生に学問として提供されている英語は、ある意味現実の棘を取り除いた、架空の英語ではある。
だから最初はやはり、学習教材としての音声という事になるだろう。
Youtubeにももちろんチャレンジしてよいが、結局は英語の雰囲気やスピードを感じとる、という程度で、なかなか充実した手ごたえのある学習に結び付けるのは難しいだろう。
しかし言葉とは、まず口で発して耳で聞くものだったはずだ。文字や文章は文明の後期で生まれてきた。今でこそCDやカセットテープなど、それらしい音声教材があるが、どちらにしろ昔から、発声としての、音としての英語をうまく表現し、教える工夫は必要だったろう。
その辺の歴史資料として、国会図書館サイトや、https://www.nier.go.jp/library/textbooks/ には面白い資料があるので、気晴らしや教養として少し見てみるのも良いだろう。
しかし昔から様々な英語教育の工夫がされていたとはいえ、リスニング重視は最近の傾向ではある。
英単語・熟語、英文読解、英作文、発音、リスニングとスピーキング。それぞれバランスよく学習していくのがいいのだろう。
スピーキング[編集]
都立高入試では、2023年度からスピーキングテストが導入されます。おそらく、他県でもスピーキングテストが導入されるようになるのではないでしょうか。
シャドーイング[編集]
シャドーイングとは、英語を「聞こえたままに」発音する練習方法です。英語の音についての理解が深まるので、リスニングやスピーキング対策に適しています。英文は何でもいいので、手頃なリスニング問題の音声からシャドーイングしてみましょう。また、慣れてきたら英語の曲をシャドーイングしてみるというのもいいでしょう。受験勉強の息抜きにもなりますし、楽しみながら学ぶというのも大切です。
英検[編集]
英検を取っておくと高校受験において有利になる可能性があります。
東京都の場合、英検3級以上を取っておくと、私立併願や推薦で内申点を加算されるところが多いです。加算される点数は1点の場合が多いですが、加算方法や加算基準は高校により異なるので、公式HPや学校見学などで事前に確認しておきましょう。
英検3級以上は英語で面接官とのインタビューがあるので、英検を取得する場合、その対策が必要になります。
都立高一般入試の場合は英検取得が受験に有利になることはありません。
しかし、推薦の場合は都立私立どちらでも、英検取得を告げれば、好印象にはなりますよね。
結果的に、英検を入試で使わなかったとしても、英検取得は英語学習のモチベーションになりますし、今の自分の英語理解、言語習得の程度が分かったり、今後の指針にもなり、受験を考えるのもいいことだと思います。
英検のサイトには、3級が「中学卒業程度」と、書かれていますね。ただ、あくまでも大きな目安だという事でしょう。基本的に学校教育と英検では、英語の概念的な捉え方にも違いがあるでしょうし、出題傾向や試験としての合否も、別の発想を持っていると思います。
最近では中学校英語の内容は、詳しく、深くなっているという指摘もある。英検準2級が「高校中級程度」とはなっていますが、むしろ中学生がここまでわかっていると、何かと、良いことがあるという意見もあります。
しかしやはり英検は、英語という教科が好きで得意な生徒が受験するというイメージはある。一人の人間が出来る事は限られているので、あまり欲張ってあれこれ手を伸ばさず、受験勉強をするならまず入試合格目標という事で、自分の勉強の状態は自分で判断して、適度な学習生活を確立することが重要だろう。