学習方法/高校生物

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  • 生物の学習方法は、大学の医歯薬学部を目指すかどうかで、必要な学習法が大きく変わる。

たとえ、アナタ自身が医療職を目指さなくても、高校生の中には医療職を目指す人もいるのだから、高校生物では、これらの進路にも対応した教育が、なされることになる。


資料集ではなく教科書で勉強しよう[編集]

生物の場合、資料集では、教科書範囲の内容の説明のついでに、大学レベルや専門教育レベルの話題も書いてあり、高校の範囲を超えている話題が、いくつかあります。

たとえば、解剖学などで、そのような傾向が多く見られます。

いちいち解剖図で、どこからどこまでが高校範囲で、どこからが大学範囲とか、資料集は書いてくれません。


いちおう、あまりに高度な話題ばかりの段落は「発展」とか「コラム」とかに分けられたりします。しかし資料集では、たとえば、人体の内臓の仕組みについて「生物基礎」とか書いてあるのに、センター試験には出題されなさそうな解剖学的な人体の内臓の細かい情報なども載っています。


センター試験に出題されそうな話題は、あくまで参考書の範囲くらいまでです。つまり、たとえば数研チャート式や文英堂シグマベストなどの高校生物の参考書までです。

なので、高校生は、まず教科書や参考書で勉強を始めましょう。

特に生物資料集は、高校で生徒に買い与えられる場合も多いですが、しかし、上記のような特徴がありますので、使用には注意が必要です。

資料集を読んでもいいですが、まず教科書や参考書で基本的な知識を把握しましょう。


教科書に書いてない話題は後回し[編集]

たとえば、1990年くらいの昔の高校では、w:ボルボックスとかユードリナとか細胞群体とか教えていました。その後、教育カリキュラムが変わり、そういうのが教えられなくなりました。(いちおう、第一学習社の検定教科書では、ボルボックスなどを紹介しているが、他社の教科書では説明が見られないのが普通。)

大学入試では、二次試験や私大入試で、そういう昔の高校範囲の話題も出るかもしれないし、参考書は他に紹介することなくページが余ってるので、参考書には、高校カリキュラムの範囲外になった話題も載ってたりします。

しかし、現代の高校生にとって、そういう、古典的カリキュラムな内容は後回しにすべきです。


文部科学省が、「それらの単元を教育する必要性が乏しい」と判断したから、それらの単元が高校カリキュラムから外れたのです。

1990年以降、急速にバイオテクノロジーや遺伝子工学が発達し、その結果、遺伝子工学などの知見にもとづいて高校カリキュラムを文部科学省が組みなおし、高校生物のカリキュラムが大幅に変わったのです。

そして、最新の知見を反映した現在のカリキュラムのほうが、過去の古典的カリキュラムより洗練されています。現在のカリキュラムのほうが、より短期間に多くのことを学べます。


なので高校生は、まず現在のカリキュラムを中心に勉強しましょう。

そのために、まず検定教科書を中心に勉強しましょう。

参考書より、まず検定教科書です。


生物基礎の教科書を保管しておく[編集]

普通高校の生物系の科目には、『生物基礎』と、専門科目の『生物』の2科目がありますが、生物基礎の教科書にしか書いてない話題がいくつかあります。 たとえば、ツベルクリン反応など、実社会と生物学との関係などの単元は、専門『生物』の教科書には、まったく書いてないのが通常です。

おそらく、生物系の科目の場合、紹介する内容が多いので、専門科目『生物』の教科書では説明しきれない話題もあるのでしょう。

なので読者は、受験勉強のさいの復習に『生物基礎』の教科書も必要になるので、(高校1年あたりで)生物基礎を習い終わっても、捨てないようにしましょう。

もし、すでに捨ててしまった場合、参考書で、「生物基礎・生物」両科目対応のを買えば、それらの単元の話題も書いてありますので、参考書を購入することになります。

また受験勉強の際には、生物系科目の単元の構成が、上述のような構成になっているので、受験勉強のさいには、けっして専門「生物」の教科書ばかりを勉強しないように気をつけてください。


高校生物の目的は「理解」だが、学習手段は「暗記」である。[編集]

一度でも教科書を読めば、次からは、ひとまず暗記を始めたほうが良い。 覚えきれるかどうかは置いといて、とりあえず用語の書き取り練習などをしてみて、ひとまず覚えられそうな単語があれば、そのまま覚えてしまったほうが得である。「国語科目の漢字の書き取り練習なども兼ねてる」とでも思って、高校生物の用語も書き取り練習して暗記してしまおう。

たとえば用語の名称は覚えれば済む事であり、名称の由来とかまで、わざわざ理解する必要は無い。

高校生物の目的は生物の仕組みの「理解」だが、しかし学習手段は仕組みや用語などの「暗記」である。

ひょっとしたら大学レベルでは事情が違うかもしれないが、少なくとも高校レベルでは暗記が多く必要である。

丸暗記の負担を減らすために、教科書・参考書などの解説を読んで、知識を関連付ける勉強が必要なのである。また、用語の暗記勉強は短時間で効果が出やすい。なぜなら書き取りなどをするだけでよいから。「覚え切れるだろうか?」と不安にならないでも、大丈夫だ。安心して。生物学が科学である以上は、英語など語学と比べたら、生物で覚える必要のある単語は英語よりも少ないというのを、暗記勉強で逆手に取れる。つまり、重要語句(参考書で太字の語句)を、(入試までに)なるべく多くの用語を覚えてしまうという強硬手段も取れる。

なお、読者が高校生物の勉強として覚えるべき用語は、高校生物の教科書と参考書で扱ってる範囲までで良い。 大学理系の2年生以上の専門的な生物学になると、もっと膨大な数の用語があるのだが、そのような高校範囲外の用語は入試に出ないし、高校生にとっては重要度も低いし、暗記しなくて良い。

高校生物は、実は用語の量を、かなり減らしているのである。文部省などの工夫により、高校生物が、けっして単なる暗記科目にならないように、少ない用語でも、いろんな事を説明できるように、高校教科書は工夫をこらしているのである。

だから、高校生物の教科書にある重要語句くらいは、暗記練習してしまおう。


もちろん、生物学は、けっして、単なる記憶力を自慢するだけの暗記を競う学問ではない。 単なる知識自慢とは生物学は違い、生物学は科学の一分野であり、法則などに基づいて生物の仕組みを理解していく学問である。

しかし目的と手段とは異なる。高校レベルの生物学を学習する手段は、高校1〜2年ごろの段階では、とりあえずは暗記という手段が必要である。

しかし、生物学が科学である以上は、やみくもに暗記するのは非効率な学習法である。高校生物の検定教科書や大学受験参考書など、著者が科学としての生物学が充分に分かっている著者の書いた本を読む事で、仕組みや用語などの知識を覚えていく必要がある。

生物学に限らず、分かっている人や実績のある人の書いた本を聞いたり参考にするのが、高度な学問や技術の学習法である。けっして自然科学は単なる知識自慢の学問では無いので、分かってない人の話などを聞いても、仕方が無い。だから科学書を高校生が読むなら、高校レベルまたは大学レベル以上の本を読もう。

  • 仕組みも覚える。用語も覚える。一度は教科書・参考書の説明を読む。

また、生物学が科学である以上、けっして用語だけを覚えてもムダである。仕組みなども覚える必要がある。まずは仕組みと関連付けて、用語を覚える必要がある。用語の暗記勉強を開始するタイミングは、少なくとも仕組みの説明について一度は教科書・参考書を読んだあとからである。なお、深く理解しきる前から用語暗記の勉強を開始したほうが良い。完璧に理解しようとしても、理解しきるのは難しく、とくに低学年のうちは、予備知識が少ないため、完全な理解は困難である。

だから一度でも教科書を読めば、次からは、ひとまず暗記を始めたほうが良い。何度も読み返す必要は無い。むしろ、もし読む勉強をしたいなら、参考書を読もう。

さて、用語も、けっこう多く覚えないと、入試問題が解けない。少なくとも市販の参考書に太字などで強調されて書かれてある用語は、受験までには、最終的には覚えないといけない。高校の定期テストでも、用語の暗記を問う問題が出るだろう。

問題集を解くのも必要だが、高校1年・2年の当面では用語の暗記も必要である。

どっちみち大学での生物学や医学・農学・薬学などでも、いつかは用語を暗記しないといけない。だったら、覚えきれるかどうかは置いといて、とりあえず用語などを暗記しようと勉強を始めてみて、覚えられそうな事があれば、そのまま覚えてしまおう。

常識的な科学知識であっても、高校生物で扱わない知識がある[編集]

たとえば、人間の睡眠には、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の二通りがある、などと、どこかで習った人もいるだろう。一般向けの科学読み物や啓蒙書などでも、扱われやすい内容かもしれない。しかし、レム睡眠や脳波などの知識は、高校生物の範囲外であり、受験参考書ですらも扱われていない。脳波のα波、β波、γ波なども同様に、高校生物の範囲外である。

つまり高校の生物では、レム睡眠とか脳波とかは、扱われない。なぜ扱わないのかを考えてみたところ、まず、遺伝子や細胞の仕組みなどの学習と比較すれば、睡眠や脳波などは他の分野への応用が少ない。また、脳の働きについては、まだまだ未解明の部分も多い。

大学生用の生物学の教科書を見れば、レム睡眠なども紹介していることから、レム睡眠も生物学の範囲内である。また、医学書を見ても、睡眠の種類などは扱っている。患者だって睡眠をするのだから、医学書でレム睡眠を扱うのも当然である。しかし、高校の生物教育は、けっして生物学者のためだけの教育ではないし、医学教育でもない。高校は、限られた授業時間で、文科系の様々な進路や理科系の様々な進路など、いろんな進路に対応した、いろんなことの基礎を教えないといけない。

また、仮に高校生が、せっかくレム睡眠やら脳波を独学で勉強しても、それは入試には出題されにくい。仮に入試に出題されても、せいぜい用語を覚えてるかどうかを問うくらいであり、それほど勉強しなくても得点を取れるような問題しか作られないだろう。なぜなら、高校の範囲では、レム睡眠や脳波などは、観察しづらく、問題も作りにくい内容である。そもそも、教科書でも参考書でも扱わない内容であるので、入試問題では難問としては出しづらい。よって、おそらくレム睡眠などが出題されても、難度は、それほど勉強しなくても得点を取れるような難度だろう。

なので、せっかくレム睡眠などを勉強しても、受験対策としては、損である。一般向けの科学読み物などで紹介されてようが、入試に出ない分野は、とにかく出ない。

そういう入試の現状が、はたして良いかどうかは分からないが、ともかく、現状ではレム睡眠などは出題されにくい。

なお、大学の教科書などでレム睡眠は、神経やホルモンなどとも関係して解説されている。


センター試験への対策[編集]

近年のセンター生物は形式的には教科書の範囲内となっていますが、形骸化しており、教科書ではまったく重視していない知識を問う、暗記科目になっています。

なので、受験生は、さっさと過去問集の解答を読んで、問題のパターンごと覚えてしまいましょう。たいてい、過去問集の解答のページに、解説も書いてあります(赤本で確認済み)。

なお、「理解すれば解ける問題もある」とか言われるかもしれませんし、過去問集ではそれっぽい理屈づけをするかもしれませんが、しかし本wikibooksでは「理屈と膏薬(こうやく)は、どこにでも着く」というコトワザでも紹介しておきましょう。だいたいね、もしそんなに優れた解説を出題者が知ってるのなら(果たして出題者が赤本にあるような解説までセンター試験前に知ってたかどうかは知らないが・・・)、出題者は最初から検定教科書にそれを書いておけばいいのであって、なのに、それが出来ない三流のバカ学者連中が、日本のセンター試験の出題者なわけです。


「ミトコンドリアの概観は光学顕微鏡で観察できるが、しかしミトコンドリアの内部構造は電子顕微鏡でないと観察できない」・・・的な内容の瑣末な知識を問う問題が、センター試験に出題されています。

このほか、多くの問題で、細かい知識を問う問題があります。

「ヌクレオチド」と「ヌクレオソーム」の違いを問うという、くだらねえ問題もセンターの過去問にあります。

アルコール発酵で、教科書が重視しているATPの合成を問うのではなく、二酸化炭素の生成を問う問題なんてのもあります。

ああ、くだらねえ。

センターの免疫についての問題で、検定教科書では免疫の説明をする前段階で、いちぶの教科書で皮膚の弱酸性について補足的に少しだけ記述していますが(免疫のほうを重点的に教えてもらいたいので、前段階では、あっさり目にしか、教えてない。)、しかしセンター試験ではそういう細かい補足知識にすぎない「皮膚の弱酸性」の話題を出題します。

このように、センター出題者は、文部科学省の検定教科書の審査官が、教科書での重要事項の説明のために、せっかく教科書から少なくした補足的な話題を、センター出題者は教科書審査官の意図を何も理解せず、教科書に書いてありさえすれば出題しても言いと考えてます。しかも日本の大学入試の教育行政では、センター出題者のような浅知恵による出題が、それがマカり通ってます。

どうやら日本の文科省はバカなようで、教育行政の身内どうしで、やってる事の方針がアベコベで、チグハグで、まったく連携が取れてません。

理学部・工学部への志望の場合[編集]

学習の基本パターン[編集]

この節では、特に断らないかぎり、理学部・工学部・理工学部への進学を対象に述べる。これらに対応する生物科目の学習法をしていれば、文系学生のセンター試験での生物科目の対策にも対応できるからである。

  • 用語の暗記も必要。

まず、用語の暗記も必要である。もちろん、用語の意味の理解なども必要だが、最終的には用語を暗記をする必要もある。この暗記の理由は、医学部などを想定すれば分かるだろう。医療の世界では、とっさの判断が必要な場合もあるだろうし、治療法などを覚える必要がある。生物科目は、それらの進路志望者にも対応する必要があるのだ。だから、生物の学習では用語を暗記する必要がある。(ただし、誤解の無いように言うが、医学部入試でも計算問題や理解の深さを問う問題も出てくるので、暗記だけでは解けない。)

  • 計算問題も出てくる。

高校生物では、計算も必要である。よって、入試にも計算問題が出てくる。これらは問題演習により、確実に解けるように対策しなければならない。 しかし、計算が出てくるからといって、けっして用語などの暗記の必要性が無くなるわけではないので、誤解をしないように。

大学進学後の生物学でも数学が必要である。また、暗記もする必要がある。したがって進路志望では、「計算は好きだが、暗記はしたくない」「暗記は好きだが、計算はしたくない。」という人は、生物学科以外を目指すほうが無難だろう。


  • 問題演習も、多く必要。

同様に、問題演習も、多く必要である。これも医療職などを想像すると必要性が分かるだろう。医療職では治療法などを「覚える」必要があるのだ。だから問題演習により、問題を確実に解く能力が必要である。また、医療職では国家試験がある。高校レベルの問題がスラスラと解けないと、国家試験の合格が難しい。

  • 「ゾウリムシ」とか生物名とか「シロツメグサ」とか、小学・中学で学んだ生物名は、大学入試では出題されない。

小学校の理科では昆虫の名前を覚えたり、植物の名前を学んだりしただろう。小学高学年では中学では微生物のゾウリムシとかアオミドロとか学んだかもしれない。中学入試や高校入試に出る場合があるからだ。だが大学入試では初等的な生物名は、ほとんど出題されないのだ。 ひょっとしたら学校の高1の定期試験ぐらいには出るかもしれないが、入試には生物名は、まず出ない。

理由は、おそらく、・・・

実用性が少ない。生物名が知りたければ、必要な場合に図鑑を調べればすむ。
初等的である。小学生でも容易に学習できることを高校生に学ばせる必要はない。また、初等的なため、大学入学後の学習に役立ちづらい。
博物学的な知識は時間がかかり、他の分野の学習に負担である。

などだろうか。


  • 高校生物では、中学校卒業までと学習内容が大きく変わってくるので、問題集などで問題練習を多く解くことにより、学習方針を確認する必要がある。

生物学科志望の場合、化学も必ず学んでおくこと[編集]

大学の生物学科や医療系の学科や農学部では、進学後の授業で、かならず化学が必要になる。なので高校の化学IIを学びたくない人は、大学の生物系の学科への志望は、やめたほうが良い。 というか、生物系学科・医師薬学・農学に限らず、ほとんどの理系学科で、高校化学(化学II)および高校物理(物理II)および高校数学III・C の知識は必要であろう。大学の専門課程の生物系科目の教科書で、高校物理IIや高校化学IIで扱っている知識も、必要になる。

なので、生物II、化学II、数学IIIC、物理IIの科目を学習したくない人は、大学の生物学科への志望は、やめたほうが良い。

このため、高校3年の履修では、大学生物学科の志望者の場合は、生物IIと化学IIと数学IIIは履修して、数学IIIと化学IIを受験勉強するのが、定石である。

高校生物の重要語句を暗記できない人は、大学の生物系学科を目指さないほうが良い[編集]

たとえ医療系志望でなくても、理工学部の生物学科用の大学生物学の教科書ですら、高校生物の何倍もの量の多くの用語が出て来る。 また、大学教科書での、細胞などの仕組みの現象の説明も、高校生物よりも、かなり記述が細かくなる。

それら大学生物と比べたら、高校生物は、大学受験参考書ですら、かなり単純であり、高校生でも覚えられそうな、大まかな原理しか、説明していない。

なので、もし高校生物の参考書レベルの重要語句すらも暗記できないようなら、大学の生物系学科を志望しないほうがいい。

べつに、教科書・参考書の「すべての語句」を暗記しろと言ってるのではなく、少なくとも重要語句は暗記しろと言ってるのである。教科書や参考書を読めば、重要語句は、太字などになってるはずである。高校生物の、そういった重要語句は、暗記する必要がある、と言ってるのだ。


高校での物理IIの履修について[編集]

理想的には、できれば物理IIも履修したほうが良いのだが、しかし現実的には、学校の時間割などの時間的な理由などで、生物学科志望者には、物理IIと化学IIと生物IIの理科3科目を履修するのは難しいだろう。ただし、もし大学の理系学科に進学するなら、ほぼどんな学科でも高校の物理IIレベルの物理の知識は使う。そして、生物学科でも、大学2年以上で習う専門課程で、少なくとも物理IIレベルの知識は使う。

なので、たとえ生物系の学科志望でも、せめて物理IIの参考書を買っておいて通読しておいて、参考書とかの簡単な練習問題でいいから練習問題をするぐらいのことはしたほうが良いだろう。


生体内の化学反応の、完全な理解はあきらめるべき。[編集]

教科書や参考書にある、生物の体内で起こっている化学反応や物質名などは、最終的には覚えなければならない。名前を理解しようと思っても、無理である。生物でも用語や物質名や化学反応などを覚えないといけない。

もちろん、参考書に書いてある説明には目を通す必要があるが、最終的には物質名や反応などを覚えないと、入試では点が取れない。このような覚えることを要求する入試が出される理由は、やはり医療系などを考えると分かるだろう。医療系では骨の名前を覚えたり治療法などを覚えたりする必要があるからだ。だから高校生物の化学反応なども覚える必要がある。大学進学後も用語を覚える必要はある。


初めて高校生物の参考書を買う人は、まず一般の理系大受験用の参考書を[編集]

医学部向けの入試生物の参考書が市販されている。だが、初めて高校生物の参考書を買う場合は、まずはチャート式生物とか文英堂『理解しやすい』シリーズ生物とかの、一般の理系大学受験の対策の参考書を買ったほうが良い。医学部対策の参考書は、高校生物の参考書を初めて買う者には、適していない。

たとえ医師薬学部を志望する場合でも、一般の理系大学受験用の参考書の知識も、入試に出る。

医学部向けの参考書を読む前に、チャート式[編集]

医学部向けの入試生物の参考書が市販されている。医学部の入試問題では、生物科目でも医学と関わりのある内容の問題が出される。そういう問題のとき方を解説している、また、大学レベルの生物学の内容も、書いてある。たとえ生物学科志望の場合でも、大学レベルの生物学の内容を、最終的には進学後に勉強することになるから、受験生のうちに医学部向け参考書を読んでおくのも良いかもしれない。

だが、それら医学部向け参考書を読む前に、まずは数研出版のチャート式の生物の参考書を読むのが先であろう。チャート式の生物の参考書には、文英堂など他社の参考書よりも詳しく(そのぶん他社本よりも難しい)、けっこう高度な説明もチャート式生物に書いてある。文英堂の「理解しやすい」シリーズの生物参考書よりも、チャート式のほうが説明が詳しく難しい。

いっぽうの文英堂「理解しやすい」シリーズ生物だって、けっして、そんなに簡単というワケではない。あくまで、チャート式と比べたら、比較的には文英堂「理解しやすい」シリーズのほうが簡単という事である。

なお、数研出版の検定教科書のほうは、同社(数研出版)の参考書よりかは、やさしめに書いてある。

また、医学部受験向けの本を読む前に、まず先に化学II・物理II・数学IIICの教科書・参考書を読んで、そして問題集で受験科目の問題練習をするべきであろう。

資料集にある細かな用語などは入試に出ない。[編集]

市販の資料集を見ると、教科書や参考書では紹介されていないような用語も多く出る。「生物」教科の資料集の場合、たとえば解剖学的な用語、あるいは動物学・植物学的な用語など、資料集に見られる。だが、それらの専門的な用語は、あまり入試に出ない。基本的に大学入試にでる用語は、参考書を数社分で充分にカバーできる。難関大学などでは、参考書の範囲を超えた用語が出る場合も考えられるが、しかし、それら難関志望の場合でも、市販の問題集の入試標準レベルの書籍の解説文などで、難関大用の専門用語の学習はカバーできるだろう。

また、資料集の用語を覚えきる必要は無い。覚えるべき用語は、教科書や参考書で紹介された用語である。そのため、まず参考書を購入しなければならない。また、参考書の知識が定着したかどうかの確認は、問題集で行うべきだ。

  • 資料集よりも参考書のほうが必要

高校で資料集を買わされる場合もあるだろう。だが、むしろ、学校では買わされないだろう参考書のほうが入試生物での重要性が高い。学校で資料集を買わされることの多い理由は、むしろ授業時の副教材としての目的であろう、教科書には収まりきらない写真や図版などを授業中に教員が生徒に紹介するためだろう。

  • 参考書を読まずに資料集を読んでも活用しづらい

また、資料集は予備知識として検定教科書レベルの知識を前提にして、教科書の補足的な説明をしている。それも、生物IIレベルの範囲の補足説明も、資料集には書かれている。教員が授業中に高校1年生に資料集の内容を紹介する場合には、生物IIの知識が無くても生徒は分かるだろが、しかし独学では、そうはいかない。なので、まだ、生物IIの教科書や参考書を読んでない読者には、資料集は向いてない。

  • 知識の確認は問題集で

資料集を読み込むよりも、むしろ問題集で問題演習を多く練習するほうが、高校生には望ましい。多くの高校生にとって、問題集すら現役高校生の時期には終わりきらないだろう。よって、資料集の読み込みまでは、もう時間が足らないのが、高校生の現状であろう。

  • 大学入学後

また、大学入学後でも、それら資料集に紹介されるような用語の重要性は、当面は、あまり重要度が高くない。大学入学当初の生物学では、むしろ物理学や化学を用いて生物学を勉強する知識が、要求されるだろう。高校生物では、あまり物理や化学と、生物を関連づけて習ってないからである。

また、大学でも単語だけを覚えても、大学入学後の生物学テストでは点は取れず、生物学の理論も覚えないと得点が取れない。その大学生物の理論も、高校の段階では、まだ習わないし、資料集でも、あまり大学生物の細かい理論は紹介されない。

ただし、医学部や薬学部などだと、国家試験のため、それらの職種に関係のある用語を丸暗記して覚えなければならないだろう。しかも暗記量が多い。だが、それらの暗記は、大学入学後に専門科目で行ったほうが効率的だろう。たとえば極端な例をあげれば、医学部の学生には、あまり植物学の細かな知識は要求されないのだ。(でも、検定教科書レベルの植物学の知識は、医学部などでも必要だろう。たとえば薬品の勉強では、植物の知識も必要だろう。あくまで、資料集にしか書いてない話題は、進学後の学科によっては、残念ながら重要度が低い、という意味である。)

農学部なら、植物学の細かな用語は必要かもしれない。だが、その農学部ですら、大学入学後の生物学の細かい理論とか、あるいは物理学や化学を用いて生物学を勉強する知識が要求されるだろう。

高校生には、まだ、資料集の発展的な内容について、大学進学後の生物学と、どう関わってくるか、それとも、あまり関わらないのかが分からない。たとえ多くの教材出版社の(高校生用の)資料集でよく説明される事項であっても、あまり大学進学後に重視されてない知識も多い。高校入試を思い出してみよう。中学の教科書や参考書・史料集に、発展的な項目として書かれていたことであっても、高校入学後の授業では、あまり要求されない知識もあったはずだ。大学入学後も同様である。

  • 資料集の内容には、入試に出しづらい知識もある

もちろん市販資料集の執筆者は、彼の記述内容を重要だと思って、その本に、その用語を書いて紹介しているのだろう。だがしかし、現実として、大学入学後には重視されてない知識も多い。もちろん、資料集に書かれている内容には、重要性が実際に高い内容もあるだろう。たとえばヒトの出産の仕組みについての説明などが資料集に書かれているが、きっと重要性は高いだろう。だが、それらの出産の知識は日本の入試制度では保健体育の内容と重なっており、大学入試の生物教科では出ない場合が多い、という現状である。

  • 資料集の活用法(かならずしも活用しなくても良い)

もし資料集を活用したいなら、まず、資料集の優先順位が低いことを知ることである。読む優先順位は、

(優先度の高い側)  参考書・教科書 > 問題集 > 資料集  (優先度の低い側) 

であろう。

問題集は読むだけでなく、キチンと問題を解くのを忘れないように。 教科書で分からない事があったら、まず参考書を読む。問題集で分からないことがあったら、まず参考書を読む。参考書は複数の出版社を読む。

けっして資料集を「熟読しよう」などとは思うべきではない。資料集は一度か二度、目を通して通読すれば充分である。

教員にとっては、資料集は、授業準備用の学習書としては良いかもしれない。たとえば高校教員が授業中に話すかもしれない発展的な内容のいくつかも、きっと資料集に書かれている内容であろう。だが、そんな教員側の事情なんて、現役高校生にも大学受験浪人生にも、直接は関係ないことだ。

検定教科書の発展項目について[編集]

高校の検定教科書には、発展的な内容も書いてあり、参考書に書いてない高度な内容を扱っている場合もある。特に生物IIに相当する新課程「生物」になると、かなり発展的な内容も書いてある。

とくに生物学の場合、たとえばバイオテクノロジーや再生医療などの分野で、教科書の発展項目の記述内容の変化が早い。

だが、教科書会社ごとに紹介している内容が違う。なので、あまり入試には出づらい内容の可能性があるので、学習時には注意が必要である。もし発展内容を確認したいなら、代わりに参考書(複数の出版社分)と問題集(入試標準レベル以上)で代用すれば充分だろう。入試に出る発展内容については参考書の複数社と問題集があれば充分にカバーできるだろう。

入試「生物」では参考書を超えた発展内容を学ぶ必要は無い。そんなヒマがあるなら、他教科・他科目の参考書で、それらの他科目の発展内容を学んだほうが良い。

また、大学レベルの生物学を学ぶ場合でも、高校の参考書レベルの知識が、ほぼ必要になる。なので結局、参考書(高校生用)を読み込んだほうが良いだろう。

洋書の生物学書は、高校生は読まないほうがいい。危険である[編集]

地域や学校によっては、図書館に、分厚い洋書の生物学書があるかもしれない。

しかし、そのような洋書は、以下の理由により、読者に誤解を与える可能性が高く、高校生の学習には危険であるので、読まないほうがいい。

実際に500〜1000ページもある分厚い本の生物学の洋書を読んでみると分かるのだが、内容が、まぎらわしい。生物の仕組みには、原則と例外がある。ほとんどの生物にある仕組みを、例外的に持ってない生き物も、世の中には存在する。

日本の高校生物の教科書に書いてあるような基本事項でも、例外がある。洋書の中には、例外のほうを強調しているものもあり、もし予備知識のすくない生物学の初学者が読んでしまうと、ある生物現象の「原則」と「例外」を逆に誤解してしまう可能性もあり、大変に危険である。 なので、たとえ図書館などに、そのような分厚い洋書の生物学書などがあっても、そういう洋書は読まないほうが安全である。

以上、洋書を読まないほうがいい理由の、主な理由である。

以下の行は、補足説明である。

それに本が厚すぎると、問題練習をする時間も不足する。しかも、洋書を実際に読んでみると分かるのだが、練習問題のレベルが低かったり、雑多な知識を問うものも多い。

また、実際に500〜1000ページもある分厚い本を読んでみると分かるのだが、「何が重要事項であり、また、何が補足事項なのか」も、分かりづらいのである。しかし高校生は、重要事項を優先的に学習する必要があるのだ。だから、分厚すぎる専門書は、高校生にとっては逆効果である。

しかも洋書の場合、洋書では大学生用の本でも日本の中学高校レベルのことから書いてあったりする。なぜならアメリカの大学入試の「SAT」(という統一試験がある)では理科をあつかわないので、だから日本から見ると洋書の各部には高校教科書レベルの記述も多く、ハッキリいって日本の大学受験では、洋書は使い勝手が悪い。

ハッキリ言うと、どうやらアメリカの大学の学部(大学院を除く、大学1〜4年のこと)の理科教育は、ちょっと混乱をしているようだ。現代は科学技術がドンドンと発達してる時代なのに、いっぽうでアメリカは高校卒業までの教育レベルがかなり低いようで(どうも日本の中学〜高校1年レベルのようだ)、そのせいで、アメリカでは大学の教科書が、日本の高校1年レベルの知識もない人に、日本の大学レベルの例外事項を教えるという、なんだかオカシな状態になってるようだ、アメリカでは。

なので、せっかく読者の日本人が、分厚い洋書を読んでも、そういうアメリカでの教育問題の混乱に巻き込まれるだけなので、日本人高校生は、洋書の生物学書は読まないほうがいい。

もし教育職の大人が洋書を読むのなら、そのような書物(高校1年レベルの原則と大学レベルの例外知識がゴチャゴチャになってる書物)にも、反面教師や比較対象として、使い道があるだろう。しかし、日本人高校生は、教育者ではない。

日本人高校生は、まず、日本の大学受験参考書の生物学参考書のように、原則や基本事項が精選されて紹介されていて、しかも平易な言葉でありながら深く分析した生物学書を、高校生は優先的に読み込むべきである。

そもそも、アメリカ科学教育への、よくある批判として、よく言われるのは、アメリカの優秀な研究者というのは、アジア圏出身で留学生出身だったり、あるいは白人アメリカ人でも高齢の研究者だったりする(アメリカの高校教育が低レベルになる前の時代に高校生だった人達)。


大学用の教科書は、高校生物には、まったく役立たない[編集]

大学生用の生物学の教養課程(大学1年生ていど)の教科書は、まったく高校生には適していない。なぜなら高校の範囲の広さのほうが、大学の教養課程の生物学よりも広範な話題を扱っているからである。

高校の生物では、たとえば内臓など解剖学の基礎とか、さまざまな動植物の植物学・動物学の基礎など、純粋な生物学のほかにも関連する様々な分野を習っている。

大学の学科にもよるが、数学科や機械工学科などの生物以外の大学生のならう大学生物学の教科書1冊だと、たとえば解剖学やら動物学やらの関連分野は記述が少ないのである。大学生用の教養課程の生物学の教科書は、遺伝子や細胞の仕組みなど、微細な物の理論を基礎にして書いている書籍が多い。そのぶん内蔵などの解剖学やら、各種の動植物の植物学・動物学など、サイズの大きな物事の記述は弱い。


もし、1冊500ページ〜1000ページもあるような、とても分厚い、大学生物の専門書を買えば(たとえば洋書などで辞書みたいに分厚い本がある)、それら解剖学やら動物学など関連分野も書いてあるかもしれないが、しかし高校生の学習には厚すぎて適さない。

また、日本の医大生用の解剖学の本を読んでみると、もちろん医学生や看護学生などを対象に書かれており、とてもじゃないが高校生が活用できる内容ではない。また、医学書には、植物学とか動物学とかに関わるような内容は、ほとんど書かれていない。農学に関するような内容は、もちろん医学書には書かれていない。

とにかく解剖学・植物学・動物学など、分野によっては、レベルの高さは、高校生用の受験生物の参考書のほうが、大学用の教養課程よりも、レベルが高いのである。特に生物学は、遺伝子の分野などの急激な発展のため、生物学の進歩が早い分野なので、十数年前の大学生用の教養課程(大学1年)の教科書よりも、なんと現在の最新の高校参考書のほうが記述が詳しい場合もある。

もし物理学の場合なら、大学の教養課程の教科書の1冊か2冊ていどで、一通りの高校物理の内容を網羅しているという本もある。しかし、生物学では事情が違うのである。大学の教養課程の生物学は、高校生物を網羅できていません。

もし高校教員・塾講師などの教育者だったら、大学レベルの分子生物学の専門書、生化学の専門書、解剖学の専門書、植物学の専門書、動物学の専門書、・・・なども背景知識として読んで勉強しておく必要があるのかもしれないが、しかし高校生本人・浪人生本人には、そこまでの専門書は不要であろう。