将棋類/衝立将棋

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衝立将棋(ついたてしょうぎ)は、衝立を使い、相手の駒の動きが見えないようにして行う将棋です。

ルール[編集]

衝立将棋を行うには、駒は1セットで構いませんが将棋盤は2台用意する必要があります。また、審判も必要です。2台の将棋盤の間に衝立を設置し、その前にそれぞれの対局者が座ります。それぞれの将棋盤に自陣の分だけの駒を並べ、対局を開始します。審判は、反則に相当する手が行われた場合にその旨を告げますが、「反則」と言うだけです。何故反則なのかは言ってはいけません。反則が9回以上になった場合は負けとなります。この他、王手の場合は「王手」と告げますが、どの駒で王手したのか、その駒はどこにあるのかも告げてはいけません。駒を取った場合、審判は相手の駒台に駒を置きます。

戦術[編集]

衝立将棋では、反則をしてもすぐには負けとはなりませんので、敢えて反則になる可能性がある手を指して相手の駒がどこにあるかを推測するのも有効です。ただし、行いすぎると反則の回数が多くなり負けてしまう可能性がありますのでここぞという場面で使いましょう。基本的には、駒を動かして反則になったらその間に相手の駒があるものと考えてください。