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将棋類/5五将棋

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

5五将棋とは、通常の将棋盤より小さい5x5の盤で行う将棋です。

ルール

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5五将棋は右の図のように駒を並べます。自陣は一番手前の行だけです。それ以外のルールは本将棋と同じです。

戦術

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盤が小さいため、初手から大駒が動けるなど急戦に適したゲームです。そのため、玉を守ろうとするよりもどんどん攻めていくことが重要です。

初手

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初手は「5三歩」「4四玉」「4四金」「3四金」「3四銀」「4四銀」「2四銀」「1四角」「3四角」「4三角」「1四飛」「5二角」「1三飛」「1二飛」の14通りありますが、最後の三つは大駒をただで渡してしまうか、歩と交換する手なので悪手です。歩を突くのも取られてしまうだけなので避けた方が無難です。大駒を生かすことを考えるのであれば、1四飛と指すのが無難でしょう。玉がすぐに詰まされないように4四玉と指すのも良いでしょう。ただ、初心者は銀や金を動かしておくのが一番戦いやすいかもしれません。特に「4四銀」は相手の大駒に睨みを利かせることができるのでおすすめです。

悪い角交換

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対局開始から4四銀→3二角→4三角→同角→同銀で角交換が成り立ちます。しかし、ここで3三角と王手飛車取りをかけられてしまいますので、先手にとってはこの手は得策ではありません。

飛車を動かす

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対局開始から1四飛→2二銀→4四飛→5二角→同角→同飛→4一飛成とすれば角交換をした上で飛車を成らせることができます。後手は飛車を取られてはまずいので3三角と王手をかけるでしょうが、4四銀→同角→同金→5一銀→5二竜→同銀で、大駒4枚のうち飛車1枚と角2枚が先手のものになるので有利になります。先手は5一に飛車を打ち、4三銀→同金と銀も手に入れることができます。